あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race España Season 1 episode 6"Drags de la Comedia"感想

*このブログは多大にネタバレを含んでいます。ネタバレしたくない方はここで引き返すか、以下WOW Presents Plusのリンクから本編を見てから読んでください*

 

 

 

 

 

 

 

 

I'm watching Drags de la Comedia on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/dresp-drags-comedia

 

 

 

 

 

 

 


今週はミニチャレンジのパペットチャレンジからのメインチャレンジのローストという、なかなか皮肉を笑いに変えないといけないチャレンジ尽くしの難しい週だったのではないでしょうか?エスパーニャのメンバーはみんな仲良しで穏やかな性格の人が多いので、苦手な課題だ〜と思ってそうな人も多かったですね…笑って終われるミニチャレンジはまだ平和でしたが、それでも緊張してドヴィマもサヒタリアも様子がおかしかったり、なんだかその後の展開を占うような導入でした…(私はキラーさんがカルメン人形の頭ぶっ飛ばしたところで大笑いしてしまいました。ひどい!)


メインチャレンジ、真ん中あたりを希望するも、いきなり一番手に指名されたキラーさんは、強気の裁判官のようなキャラ作りでうまく持っていきましたね。自分がいつも太っていることやゲイであることでいじられてたので、人を傷つけるようなラインを踏んでしまわないか怖かった…と語っていましたが、トップバッターとして申し分ない活躍だったと思います。最初は一番手やったるわ!って息巻いてたもののジャッジに「一番手キツイよ、選べるんだからやめときな!」と助言され二番手に回ったカルメンもブラ紐が気になりつつも大人の余裕でそつなくこなし。問題は三番手のサヒタリア、ネタ出しの時点で顔色が悪かったですが、やっぱり難しかったようで、ネタは悪くないものの緊張で言葉に詰まる場面あり…四番手ドヴィマはいきなり日記を書いている風に始めて掴みはバッチリだったので、ウィッグに気を取られてそのあと苦戦してしまったのが、ネタ自体は悪くなかったと思うので惜しかったです。リーディングの時に使ってた眼鏡が出てきてちょっと嬉しかった。

こういう課題はコメディ得意なプピさんの独壇場かなと思いきや、意外にも「意地悪を面白く笑ってもらえるレベルに止めるのと、それを越えてただの意地悪になっちゃうのとの、ラインが難しいんだよね…」とうまくいかず。そう、ローストの難しさはそこなんですよね…ただの悪口や意地悪になっちゃダメで、ちくりと皮肉で刺すくらいじゃないといけなくて。コメディ得意だと期待されていた分、結果が出せないのは本人も悔しかっただろうなぁと思います。


今回ランウェイはスペインのシンガーソングライター、ロザリアにインスパイアされた衣装がテーマ。みんな素敵だったんだけど(私はサヒタリアのが一番好きでした)なんとここでカルメンが爆弾発言を。前日、ドヴィマの用意していたルックとカルメンのルックが被ったことが分かるや、「いいよ別の作るから!」とワークルームにあるもので自分の衣装を作ったと言うことを明らかに…!メインチャレンジの準備もあったのに!!超人!?しかもドヴィマに小物を貸してあげたり、衣装の仕上げで手こずってるのを見て、使わないから自分の使ってもいいよ!とまで言ってくれたことがドヴィマの証言で明らかになり…。カルメン、聖母!?超人聖母!?


ドヴィマは孤高のクールビューティキャラっぽいのに、なんだかカルメンには懐いているなぁ、美を追求するドラァグスタイル的に共感があるのかな?と思っていたのですが、ここまで優しくされちゃうともう、なんていうか、この人には勝てない、この人とは勝負したくない、って気持ちになってしまうの、仕方ないよなぁ…。

ドヴィマから見るとサヒタリアもおそらく同様で、エントランスの時は前ルームメイトだったけど男のことで揉めたとか揉めないとかで解消したと語ってそれこそちょっと微妙な表情だったけど、ワークルームでの二人は険悪どころかとても親密な仲で。もしかしたら最初の反応は、家族みたいに思うようになってしまった仲の相手が、ライバルとして競う中にいるなんてやりにくい、という反応だったのかな、と今となると思います。この人とは戦いたくない、そう思う相手がリップシンクの相手になってしまうのは、もうなんというかドラマだなぁと思うのですが…


正直私、ドヴィマがここまで残ると思っていなかったんですよね。ep1からボトムになってリップシンクして、あの時もマカレナのウィッグが外れてなければ勝負はどうなっていたかわからないと思ったし、ep3ではインティの棄権によって一人リップシンクになったけれど、あの時もインティが戦う気になっていたらドヴィマが勝つのは厳しかったかなと思ってました。それでも自分のできることをチャレンジの度にきちんと出して(時には自分のキャラを崩してまで)よくここまで頑張ったな、と思うし、他の人が勝ち星を取っていく中、少しずつ自分の引き際がそろそろ来ることを悟って、どうすれば自分らしく幕を引けるか考えた結果が、今回の「リップシンクしない」という選択だったのかなと思います。きっと仲の良いサヒタリアだから「相手が勝つことに疑念の余地を挟みたくない」とそういう選択になったけど、相手が敬愛するカルメンでもきっと同じだったと思う。プピさんやキラーさんだったらどうだったのかな、戦ったのかな、やっぱり引き際をわきまえて去っていったのかな…直前のuntuckedでの邪気の抜けた、赤ちゃんみたいなふわっとした、達観した表情からすると、その時からもう全部決めていたような気もします、本人にしか分からないけれど。一人リップシンクをすることになったサヒタリアは精神的にキツかったよなぁと思いますが、よくやってましたね…(先に一人リップシンクをやったドヴィマがそれをサヒタリアに強いたのは皮肉なことだと思いますが)途中でサヒタリアが頬にキスしにいったときに、それまで貫いてたポーカーフェイスが崩れてふにゃっと笑っちゃうの、ズルいなぁ、泣いちゃいましたよ…

ヴィランをやるつもりで来たのに、こんなにスウィートなところを見せて去っていくドヴィマ、憎めないなぁと思います。誤解されてもいい、自分は自分の信念を貫く、という姿勢が終始一貫しているのが魅力の一つだと思うけど、人の意見も取り入れ、柔軟に学んで、より人間として成熟して欲しいな、と思っています。素敵な仲間ができたから、きっと成長できると信じてます。


ところで、自分を慕ってくれて仲良くしている弟分二人のリップシンクになり、始まる前からもう表情が崩れてて、後ろからパフォーマンスを見ながらしゃがんで泣いてしまうカルメンさんがね…抱きしめたくなってまうやろ!!!惚れてまうやろ!!!もう本当、コンテストに全力で取り組むその完璧主義者の魂と、こういうときに見せる人間味とのギャップ、好きになってしまうやろ…ずるーい!!ハイ好きです!!!

f:id:akzkiss:20210710142313j:image
さて次回みんな大好きメイクオーバー!DUに続きラガーマンが来る予感ですが、なんでラガーマンが重用されているのかは誰も分からない。フットボールだとファンダムを含めマッチョすぎるのかしら。ところでチャレンジ以上に次回のゲストジャッジのお方のお顔が見たことあるお顔で、それに私興奮しております。もしやあなた、その美しいお顔はDrag race Hollandの覇者の方では…?きゃー楽しみ!!!


(そんな中スペインで、ゲイの男性が同性愛嫌悪者からのヘイトクライムで殺された、というニュースがあり、コンテスタントたちが怒りを表明しています。こんなに素晴らしい番組を作り放送できる土壌のある国でもまだそんなことが起こるんだ、と驚きと絶望がありますが、残念ながら世界中どこでも、まだまだ、こういう性的指向を理由とした差別、犯罪が起こっているんですよね…変えていかないといけない、と強く思います。こういうことが起きるたび、自分には何ができるのか?と問いかけることからしかできていないのがまた歯痒いのですが…)

オルスタ6のep3のざっくりした感想〜

オルスタた〜のし〜い!!!


今回メインチャレンジはCMを作るアクティングチャレンジ。自分たちで構成や演出を考えて、それに沿って演技して、時間管理もして…となかなか難易度が高いチャレンジのはずなんだけど、いやはや全部とても面白くて良かった。危なげない。さすが百戦錬磨のオルスタクイーンたちです。


一番CMとしてまとまっていたのがジャッジがトップに選んだFix Itチームで、準備段階ではジャラがマイペースすぎるわ(可愛い)トリニティがナーバスになっているわ(可愛い)でちょっと不安もありつつ、私ロチェスターのローカルTVのためにプロモやCM作ってるプロだし!!とパンドラがうまく引っ張ってくれて、とってもテンポのいいCMらしいCMになっていたと思います。余談ですが、私小学校低学年の2年間ロチェスター近辺に住んでいたことがあって(私の英語力は大体そのときの貯金で賄っています)ロチェスタークイーンは無条件で応援してます。フィクサーに直してもらって無邪気に喜んでるジャラと、この直し方いけてなくない?って突っ込みを入れるトリニティ、展開を引っ張るラジャとパンドラのバランスがとても良くて、本当にうまくまとめたなぁと思います。ラジャっち衣装がs11のプロモの色違いっぽくて好き。


他の2チームも決して悪くはなかったんですよね!Exor-sizeチームもユリーカのベッドを壊す怪演もあり、十字架でダンベル体操させる除霊パートとかそこはかとなく面白かった。最後のwork-it-out!って決めポーズするのかわいいし最後だけスカーレットがちょっと違うのもかわいい。ユリーカが巨体をバタバタさせるの、いつ見ても痛快に面白いし、カイリーとスカーレットもダーティペアとかキャッツアイを彷彿させる可愛さでした。でもuntuckedで話題になってた通り、CMというよりドラマの1場面みたいになっちゃってたかも(逆にいうとドラマのプロット版を作るチャレンジだったら満点ってことか…?)


レンタルドラァグクイーンチームも頑張ってた。ただこのチーム、他のチームよりも服やメイクの変更が大掛かりだったんですよね…その辺りに時間を取られてしまって、一つの場面を練り上げる時間がちょっと足りなかったのかもなぁと思いました。でもオフドラァグのジンジャーによるリチャード・シモンズ(ティナがs13スナッチゲームでやってましたね)ならぬリチャード・スリモンズ、最高にいい。ジャンのオフドラァグはなんかかわいいからちょっとずるい。すやすや寝てるシルキー可愛かった。私はちょっとエッチなアケリアさんが最高に好きなのであそこだけでビールおかわりしちゃいます。


今回ランウェイが、過去の自分のランウェイの進化版を見せろ、というもので最高でしたね!!皆なるほど進化してる!!というのが伝わる素晴らしいランウェイだったと思います。こういうテーマ大好きー!

特にお気に入りは、ビーナスの再誕スカーレットと、元ネタから大好きだったラジャの樹木風ルックと、アケリアさんの今度こそカフタンルック(アケリアさんはロイヤルブルー得意ですね、s11リユニオンの時もあの色着てて最高だった)…s11ばっかやな。あとカイリーのガガ様ルックも、ピンクパンサーの群れを狩って尻尾いっぱいくっつけた感じで可愛かったです。

個人的にはユリーカのs9当時のヒールレスラー風の強めのメイクが好きだったので、今回メイクが控え目だったのがちょっと寂しかったな。あと、ジンジャーの下半身が微妙というのはジャッジに同意。他の人が色や形で前のものを連想させることができていたのに、シルキーは色も形も変えてディスコテイストだけ残してる感じだったので、それも惜しいなと思いました(とはいえ、同じ課題を前にやっていたAS3 ep2の時はみんなだいぶガラッと違うテイクにしていたし、不正解ではないんですが…あの時より今回の方が全体的に伝わりやすい表現で私は好きだったな…)


次回予告の時にアサシンが…いない?みたいな感じで、果たして誰がどうやってくるのだろうか?と思っていたのですが(お友達の予想の中で一番最高だったのが、にゅっと袖からPurseが伸びてきて…というもの。アサシンかどうかは置いておいてそんな登場するボブドラさん見たすぎる!!!)誰もが待っていた、みんなが嬉しい、ラガンジャエストランジャさんが来てくださいました〜!!!もう、見る前からTLで(私のTLはよく訓練された天使ばかりでできているので、直接的なネタバレは更新後しばらくは見かけない)「アサシン待ってた!!」「最高!!」「リップシンク素晴らしい!!」みたいな大絶賛を見ていたので誰かな〜と思ってたんですが、マジで待ってたし最高だしリップシンク素晴らしかったです…"C'mon All stars 6, let’s get sickening!!!" ほどこのシーズンに聞きたかったキャッチフレーズはなかったよ!!!

アサシンとして見たいリストの上位には常に入っていたのですが、シーズン6中のRPDRでの扱われ方は決して良いものではなかったし、本人がASへの出演を断った?的な噂的な話もあったので、本人的に出たくないのかもしれないな、と思って、あんまり過剰には期待しないようにしていたんです。それが、こんな美しく、強く、最高に仕上がった状態で、のびのびとリップシンクでみんなを沸かせてくれるなんて…!!ありがとう…

対抗するは今回念願の、シーズン6を含めての初めてのチャレンジ勝利を飾ったトリニティ。私トリニティもAS5の時にアサシンとしてなんで呼ばないんや!って憤慨していたのですが、アサシンの名に恥じない名リップシンクだったと思います。トリニティのいいところはサビに入る前に、静のじっくり聞かせるパートをすごく心込めてやるところなのですよね、今回も説得力のあるいいリップシンクからサビで踊り出す、という緩急の効いた構成が本当に気持ちよかったです。あ〜今回もダブルウィンにして欲しかったな(もしくはダブルウィンという存在を廃止してほしいな!白黒つけよ!)負けてはしまったけど、シーズン終わった後も繰り返し見られるリップシンクになったよ、間違いないよ、と称えたい気持ちでいっぱいです。


トリニティ、今回チャレンジウィナーになって、チャレンジもチームの中でうまくやってたしランウェイも良かった、でも果たしてウィナーになる決め手はなんだったんだろう、s6のアクティングチャレンジの時からの成長ぶりを評価されたのかな?でも今チャレンジは脚本的にパンドラの方が貢献度高かったのでは…?と思い、やっぱりアサシンとの対決を熱くさせるための若干の筋書きの匂いを感じたりしたり、感じないようなふりをしたりしているのですが、まぁでも面白ければなんでも許せる私です。前回epの次回予告で、アサシン登場の幕が上がるときに引きでちょっとウィナーが映っちゃってて、肌の色と体型からトリニティかアケリアさんの二択だな…服の趣味的にアケリアさんじゃないかも…と思っていたのですが、念願の勝利!トリニティがオルスタに出ると決まって、まずは一勝!まず一勝してリップシンクで爪痕残しまくろう!と思っていたあきづき監督、嬉しいです。(誰だよ)

シーズン6では最初ちょっと殻にこもっているというか、人との関係に若干壁のようなものが最初はあって、シーズン中に人と関わりあうことで乗り越えることを学んで、壁を打ち破って生き生きと輝いたことが愛された理由の一つかな、と思っていて。ep1でも「おともだちいないし…」と若干その殻を感じて、おっまたそこからのスタートなのか!?一からか!?と思っていたんですが、他のクイーンたちはトリニティを(直接交流があった人と、番組で見ただけの人がいると思いますが)「あ、あなたそういう人だったよね知ってる知ってる、大丈夫大丈夫」というように、ライバルではなく同僚として迎えてくれて、スッとリラックスして過ごせるようになってるのが、すごいことだなぁと思います。こんなグループチャレンジでのびのびと楽しめるトリニティが見られるの嬉しすぎる。今回ウィナーになって、ボトムになった人たちに「ボトムになったとしてもあなたのドラァグが不十分というわけじゃないし、あなたが素晴らしくないということでもない!このコンペのリザルトだけで折れちゃダメ!」と熱く語りかけ、一人一人との面談の時も「あなたは素晴らしかった」と伝える、こんな暖かい、母性的なトリニティを見られると思ってなかった!(もしかしたらトリニティが自分がして欲しかったことをしてるのかもしれない…?)初めてのウィナーなんだから祝福してくれてもよくない?ってちょっと膨れるところもかわいいよ…


ガンジャとトリニティの話だけでえらい長くなってしまった。私初めて見たシーズンが6なので(見始めた当時それより前のシーズンがNetflixにいない時期だった)シーズン6がお母さんだし、s6クイーンに対してはちょっと他のシーズンのクイーン以上に思い入れがあるんですよね…


そして私のもう一つの母、初めてリアルタイムで見始めた本シーズンことs11。これもちょっとだいぶ思い入れがありまして…

今回ボトムがジンジャー、ジャン、アケリア、シルキーのチーム全員だったわけなんですが、そこでアケリアさんが「実質、ボトム2は私とシルキーだと思う」って言い出して。untuckedでラジャとスカーレットも「ああ言われなかったら2人以外を選んでたのに、s11シスターの中から選ばないといけないのキツい…」ってなってましたが、まさにあの一言が全体の投票を実質二択にする分水嶺になったと思います。アケリアさんのそういう、思ってしまったら言わずにいられないところ大好きだし、その結果シルキーとアケリアさんが、お互い相手を落としたくはないけど、でもそれ以上に自分が残りたいっていう意志でお互いに投票するところも、もうめちゃめちゃそれぞれの正義だしドラマだ〜〜って感じで熱かったです。下衆なんですけど、投票しているときのみんなの表情見るの好きなんですよ、迷いだったり、仕方ないという諦めだったり、強い決意が見えたりして。シルキーの口紅を選んで入れる時のアケリアさんの美しかったことよ…ここでアケリアさん帰っちゃったらまじどうしよう、もう「今週のアケリアさんコーナー」を妄想でカバーしなきゃいけないのか…ってちょっとハラハラしたんですけど…よかった残って…(っていうかさ、いつも思うんだけど練習の時結構とちってても完成品のアウトプットがよかったらそこ褒めてくれない????)


シルキー、シーズン中に愛されなかったから、同じように振る舞ってまた嫌われるのが怖い、と言ってずっとしょんぼりしていて。なんだろうね、s11の時のシルキーの振る舞いは確かに過剰だったと思っていたけど、もしかしたら製作側が面白いからってスクリーンタイムを多めにした結果、私にとってはToo muchだったというだけなのかもしれない。いいところもたくさんあったけど、でもそういうところよりもうるさいところばっかり放送されてしまったのかもしれない。衣装からアンダーガーメント見えちゃってること多いけど、自分では気づけない角度なのかもしれない(誰か教えて両面テープで止めてあげて!)Hayaku Hayaku事件やそれに対してのTwitterでの振る舞いも…いや、あれは嫌だったしそこは変わらないな。でも私はヘイトを送っていないけれど、直接いっぱいヘイトが飛んでいただろうことは想像に易いし、それがどんなにひどいものか、どれだけ傷つけるかどうかは想像すらできなくて。前と同じようにやると嫌われるって萎縮して、普通にリラックスしてのびのびとオールスターズに取り組むこともできないくらい心が弱ってしまっているのは、素直に見ていて辛いなぁと思いました。(ブッキングもキャンセルになったって言ってたけど、2019年末に中止になった来日イベントも、運営サイドからのキャンセルなのかシルキーサイドからのキャンセルなのかはわからないけど、きっと含まれているんだろうなぁ)メインチャレンジで絶対に失われない個性、今回めちゃめちゃ可愛くて良かったです。もっとのびのびできるとよかったね…


スカーレットとラジャもuntuckedでs11の時のわだかまり清算ができて、穏やかに話し合えて…本当に今回のASはやり残した心残りを晴らすような作りになっていて、そうそうこういうのを見たかったのよ、って思いながら毎回見ています。もちろん毎回脱落していくクイーンがいて、その人は膿を出しきれないこともあって、その無念さというのはどのシーズンでも心が痛むのですが…このシーズンは脱落クイーンにももう一チャンスあるっぽい気配をすでに出しているので、そこで心残りなくやってくれればいいなぁと思います。

 

次回ダンスチャレンジ!ダンスが得意な人も何人か知ってるし、ダンスはいけるけど振り付けが不得意な人も知ってるし、ダンスそのものが苦手な人も知ってるし、どうなるのか楽しみです!

 

今週のアケリアさんコーナー

f:id:akzkiss:20210707193308p:image

Drag Race España Season 1 episode 5"The Art of Drag"感想


*このブログは多大にネタバレを含んでいます。ネタバレしたくない方はここで引き返すか、以下WOW Presents Plusのリンクから本編を見てから読んでください*

 

 

 

 

 

I'm watching The Art of Drag on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/dresp-art-of-drag

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニチャレンジが楽しいと、なんか嬉しい(今日の格言)

このブログは私が書きたいと思ったことだけを書くので、ミニチャレンジなんかはわりとスルーしがちなんですけど、今回のミニチャレンジは新しかった!イヤリングのくじ引きによってペア分けして、二人でくそでかい樽の中に入ってフレッシュな葡萄を踏み潰して葡萄汁を抽出しろ!というもの。あ、新しい…!(始まる前につまみ食いしてるキラーさん、カルメン、サヒタリアもかわいいし、やだーばっちいって言ってるドヴィマもかわいい)

何がおかしいって、いつも本気な体育会系ソウルを持つカルメンさんが最初からやる気ムンムンだったこと。ウェイトで勝てるど!ってギラギラしてプピさんと本気でじるじる踏みまくり…カルメンさんは鍛えあげられた太ももの筋肉が素晴らしいので、かなりワークアウトしてるんだろうなぁと思っていたのですが、こんなところでその脚力が発揮されるとは…!ウェイト的に不利だと思われたサヒタリア&ドヴィマ分と、運動つらい…5年分の運動した…とヘロヘロのキラークイーン&ウガセオ分との両方の抽出量を合わせたよりもはるかに多い液体がカルメン&プピチームによって生み出されていて、その本気度に大笑いしました。他のチームがポタポタ…なのにジョバジョバ出てるんだもん。おかしい。カルメンさん、クールビューティに見えて熱いところ、本当好き。

…潰した後の葡萄と抽出された汁は、なにか有効活用してくれていたらいいな…食べ物粗末にするの、ダメ、絶対。なんならmerchにして売ろう、ドラァグクイーンの足踏みワイン…多分売れる…


今週のメインチャレンジはアクティングチャレンジ〜!メインジャッジのハビエルさん達は監督業で著名なので、その力を借りてどんな素敵な作品が出来上がるかな?と思っていたら、おっとどっこいこれテレビで放送しちゃっていいのか?という激しい作品が出来上がりましたとさ…

採点しながらエクスタシー感じちゃうプピさん、ビーズ入れながら登校するサヒタリアとそれに発情しちゃうウガセオ、ぬいぐるみの犬に狂気的な愛を表現するキラーさん、いつも通りしれっとしたドヴィマ、ぬっと現れてバナナをしゃぶって帰っていくゾンビカルメンさん…私たちの見たものはいったいなんだったんだ…?

とりあえずビーズを肩にかけたり舐めたりしてたので、それって衛生的にどうなの…?ってところが一番気になりました。サヒタリアちゃんはメイクで化けるな〜最初この子誰!?って思っちゃった。

ミニチャレンジの賞品で役を選べたプピさんとカルメンがそれぞれ狙い通りに大活躍でしたね。いつものエレガンスビューティを崩したカルメンさんも評価されて欲しかったですが(ハビエルさん達がカルメン出てくるとずっと笑っちゃってるの可愛かった)やっぱりここにきてやっと!みんな大好きプピさんがウィナーになったのが嬉しいです。すごくサービス精神のある人だからジャッジの演技要求にさっと応えられるところが素敵でした。


今回、ランウェイがスペインの名画モチーフで、最高でした!!こういうのもっとやってほしい。なるほど!と思うやつばかりで楽しかったです。ダリモチーフがドヴィマ、キラーさん、サヒタリアの3人と最多で、プピさんはベラスケス、ウガセオはリカルド・カヴォロという現代のグラフィックアーティスト(初めて知ったんですけど、ポップでかわいい!おめめがたくさんあるの!)カルメンさんはシュルレアリスムジョアン・ミロのモチーフ柄のスカートにアレクサンダー・マックイーンのランウェイ着想の服にペイントを行うパフォーマンス。アメリカ版だとランウェイを汚したり傷つけたりすると微妙に減点が入ることがあるので(気のせいかもしれませんが!)ちょっとヒヤヒヤしてました。

あっアランチャのインスタはみなさんご覧になりましたか?今回披露する予定だった衣装、大爆笑しました。天才!


みんな大好きエスパーニャですが、ここに来てみんな大嫌いなあの質問が…!これだけ人数が少なくなってくるともう仕方ないのかもしれないのですが、誰が帰るべきってみんなに聞いたところで結局ジャッジが決断するのだから、お互いに嫌な思いをするだけなような気がするのですよね…案の定ウガセオに集中していて、一緒にペア組んで演じたサヒタリアにまで指名されたのはショック、と…そりゃそうだ…キラーさんがここで「でもあなたのスタイルは素晴らしい、これからも絶対に変えないで」と語ってくれたことが救いでした。ジャッジもそうなのだけど、チャレンジの出来不出来はさておき、ドラァグスタイルについては(時に幅を広げるようには言われますが)否定されないのがとてもいいですよね…


今回エリミになったウガセオ、毎回のランウェイを楽しみにしていたので、いなくなってしまうと彩りが少なくなるなぁ…と本当に残念です。本当に毎回、独特のスタイルの華やかなドラァグを見せてくれて楽しかった!ドラァグクイーンというか、アーティストというか、とにかく今までなかったようなコンセプト重視のスタイルが大好きでした。ウガセオがこのシーズンに参加してくれたお陰でこのシリーズ全体のドラァグの幅が広がったのは間違いないですし、多大に貢献しているなぁと思います。なんていうのかな、ドラァグレースで勝ち残る中で、正多角形のように、能力的に色々できてバランスが取れた人の方が残りやすいシステムになってると思うんです。でも実は人が魅力を感じるのって、バランスの良い形でなく、すごく尖っていたりえぐれていたり、人より違う部分なのかなって。ウガセオの優れているアーティスティックな部分を愛する人が世界中に広がったから、もうある意味優勝ですよね…

f:id:akzkiss:20210703182605j:image

先週のアランチャに続き、ワークルームの癒しが減ってしまう…さみしい…あと3回で終わってしまう…さみしい…なんだか次回予告でジャッジたちも涙ぐんでいたので、いったい何が起こるんだろう…?こういう引きも上手いですよねエスパーニャ…

 

 

 

オルスタ6のep2のざっくりした感想ですよ

いつも通りネタバレがありますので、wow presents plusなどで見てから見てね!!Netflixには秋くらいにきてくれるといいね…!

 

 

 

 

 


ep2めっちゃ楽しかった〜!!ボール回、3ルックも見るので12人もいると36ルック、あわわわわ…ってなりがちです。そんなときには勝手に自分もジャッジになって採点コーナー!各ルックに二重丸3人、三角3人を必ず選ぶことをルールにして、最終的に総合評価でトップ3人、ボトム3人を選ぶというそれだけなんですけど…

今回私はこんな感じです。ドーン!(悪筆すみません)みんなレベル高くて二重丸を絞るのも三角つけるのも大変だった!!苦渋の選択すぎた!!!

f:id:akzkiss:20210626223516j:image
まずトップは文句なしでラジャだったと思います。ジャッジに同意!最後の衣装も二重丸の3人には入れてないんですけど、上位相当だと思うし、全ルックのレベルが高かったし3つのバランスがとても良かった!s11の時のボールではボトムになってしまっていたラジャなんですけど、私はあのときの木の幹のビスチェとか緑色の三つ編みのヘッドピースとかまつげが芽吹いてるところとか、超好きだったんですよね…評価されて嬉しいです。

あと二人トップは私ならジャンとアケリアさんかなと。ジャンは三つのルックのテイストが違っていたことと、最後のルックで自分のシーズンでやったことのレベルアップしたものを見せてくれたことが高評価でした。アケリアさんは、二つ目のルックがダントツに良くて、私は三つ目のルックも良かったと思う(もう少し砂時計形のほうが良さが見えたかも知れないけど)ガラクタ寄せ集めの中から衣装を作るチャレンジの時、私はガラクタの素性がわかるようなアプローチの方が断然好きです。だって布地がついてるものをゲットして、布地部分を加工しても(縫いやすい素材ばかりでもないし、デザインして自分にフィットさせる技術力はもちろん必要だと思いますが)あんまり面白くなくないですか…?ルポールの布地ゲットしたもん勝ちレースになってしまうし。何を使って作った衣装か分かるもののほうが個人的には評価が高いので、ジャッジがアケリアさんボトムに入れてるのに若干しゃくれ顔になってしまいました。

三つの雰囲気が似てしまっていたのが惜しいけどカイリーも全部良かったです。あれになりたい…私は貝になりたいならぬ、わたしはカイリーになりたい…。あとは最初のが個人的にあんまり好みじゃなかったけど(あれがいいっていう人もいるの知ってる!!!)スカーレットと、最初の二つはピンと来なかったけどトリニティ、この二人は最後のルックがダントツに良くて、私がガウンやドレスに目がないのを差し引いても、最後のルックに自作加点をして評価するのであればこの二人ももっと褒められてしかるべきでは、と思いました。特にトリニティは最後の出番で、シンデレラの靴を置いていく演出、あれ本当しびれました。パジェント魂〜!!!

 

ボトム3人は、ジグリー、シルキー、ジャラかなぁと…。ジグリーは頑張っていたけど3つとも印象が弱くて。シルキーは最初のがめちゃめちゃ良かったと思うんだけど、二つ目がいまいち、最後のルックはちょっとごちゃごちゃしすぎてたと思います。特に服についてた白いモケモケ?みたいなやつは蛇足かなと。ジャラは最初のルックがブルーワーカー的な感じが薄かったのがやはり痛かったかなと。残り二つは悪くなかったんですが…


ジャッジ判断はジャラとジグリーがボトムで、もうuntuckedのジグリーが見ていて辛くて…!残るためならなんでもしたいのに、自分自身でリップシンクでそれを訴えることも出来ず、同僚たちの沙汰を待つだけという…チャレンジの出来も頑張ったけど力及ばずで、しかも今回一緒にボトムに入ったジャラが前回のウィナーだったので、成績を考慮に入れて普通に選ぶのであれば自分が落とされる可能性が高い、それなのに何もできないという悲壮感が見てて苦しかったです。自分の出演したシーズンから時間を重ねてから出演するクイーンほど、このチャンスを掴みたいという気持ちが強いような気がして、本当「頑張ってるの分かってるよ、魅力伝わってるよ…!」と叫びたい気持ちでした。

 

いやーでもep2のハイライトはなんといってもリップシンクですよ。オルスタ始まる前に予想を書いたんですけど見事に外しまくってて、でも一個当たったのでニヤリとしました。来てくださいました北の女王ことブルックリンハイツ先輩!!!やったー!!!

s11のメンツが一番嫌がる相手、誰だろうと思ったときにブルックリン先輩しか浮かばなかったんですよね。出てきたときにラジャが「こいつか…」って若干うんざりしたような顔になっていて最高でした。

ep1で来てくれたココは、それこそリップシンクが強くて勝ち残っていた、対戦相手を倒しまくって名付けられた生粋のアサシンなんですけど、ブルックリン先輩はなんか必殺仕事人感がありますよね…報酬が出るなら口元だけ笑みを浮かべてアサシネイトしそうな…なんか例えば自分のリップシンクによって自分の親友に引導を渡すみたいなことになることもあるじゃないですか、昨シーズンのモーガンみたいに。ブルックリン先輩はそういうときでも顔色ひとつ変えなさそうなイメージがある。はぁ最高…

ブルックリン先輩はバレエダンサーなので、フィジカルがめちゃめちゃ強いんですけど、大技の決め所が音にしっかりあっていて技に説得力があるのが最高にいいんですよね。そしてラジャ。私はs11のリップシンクベストバウトを上げるなら、あのアイコニックなスナッチゲーム回のブルックリン先輩とイヴィのやつじゃなくて、スカーレットvsラジャなんですよ。ラジャはリズム感が良くて、フィジカルも強いし、エモーションを伝えるのがとっても上手なので、もうこれは絶対いい勝負になるぞ!と思ったのですが、いやはや本当に何度も見返すリップシンクになりそうです。楽しい!!オルスタではこれが見たいんや!!!この強い人と強い人がガチでぶつかるのが目玉なんや!!!

 

はーオルスタたーのしい!!でもただでさえエスパーニャと被っててしんどいのに一挙二話(アンタックドも)とか本当きっついので、ぜひもう二話同時はやめてほしいっす…のんびりでいいのよ…

 

今週のアケリアさんコーナー

f:id:akzkiss:20210630165510p:image

オルスタ6のep1のざっくりした感想ですよ

いつも通りネタバレがありますので、wow presents plusなどで見てから見てね!!Netflixには秋くらいにきてくれるといいね…!

 

 

楽しいんだけど初回大盤振る舞いの2エピソード同時公開はキツい…でも楽しい…でもuntuckedもあるから全部で4つはキツい…でも楽しい…


ep1のざっくりとした感想です。いつも以上ににラフに行きますよ〜


タレントショー大好き!!なんだけど13人もいるから一人一人の尺が短過ぎるよ〜個人的には10人が一番バランスいいと思うんよ…

おそらく一人1〜2分程度、というオーダーだったのだと思うけれど、それを逆手に取って1分以内にドレス作ります!ってやったラジャオさん天才。みんなどうなるん?って1分目を離せなかったと思う。

正直オリジナルソングに合わせてリップシンクパフォーマンス!みたいな感じなのはもう皆がやるから、その中で自分だけの特技だったり自分らしい個性だったりを出せないと埋没しちゃうよなぁ…と思った。こういうパフォーマンスこそがドラァグクイーンの華でこういうのが見たいんだけど、だからこその歯痒さがあるよなぁ…という…。私はこのジャンルの人たちから選ぶんだったらジャンかアケリアさんかなぁと。あっでもカイリーも最高に良かったな…

あとは個人的にスカーレットがめちゃめちゃ好きでした。s11ep2でシャボン玉をランウェイに持ち込んだ時点で天才!と思ってたけど、それを自分のトレードマークみたいに扱って、ちょっとセクシーなムーブも入れつつのシャボン玉ショーストリップティーズ、とても良かったです。

トリニティはタレントショーの鬼門と言われるスタンダップコメディにチャレンジした気概が良かった〜いっぱいいっぱいになっちゃったりと大変そうだったけど、コメディが受ける受けない以上に、髪型で目元が隠れちゃってジャッジとアイコンタクトできないのがとっても勿体無かったと思う。あとから前髪分けてくれた時のお顔が可愛かったことよ…


ボトムはトリニティと、そのウィッグ小道具として活かしたら良かったやん!って感じのセレーナと、ピアノ弾き語りで手拍子で合わせづらかったシルキーというのはまあわかる(個人的にはシルキーはそんなに悪くなかったと思うし、人がやってない生歌弾き語りをやってることでセーフでも良かったと思うけど)トップ3が結構ジャッジと意見が合わなくて〜…今回ジャッジ的には「wowがあって笑える」というのが判断基準だったのかなと思うし、多分ルーにとってドラァグは笑い飛ばせるもの、というのが大事な要素なんだと思うんだけど、ジャラのパフォーマンスがTOP3どころかウィナーになるとはまさか思っておりませんでした(パンドラの最後のおっぱいクラッカーは最高だった、でもこれもTOPか?と言われると多少迷っちゃうところはあるんだけど)

私は割とポロリ系は好きなんですよ。日本で女として生きていくと、やれ座るときに足を開くなとか、露出の高い服を着ると誘ってるのかとか言われたり歳を考えろと言われたり、そういうのうるせー!!!って思ってる中でドラァグクイーンがあっけらかんと胸やお尻を放り出してると、そうだ勝手にいやらしいと思う奴こそがいやらしいんだ、どんどん放り出していこ!!って元気もらうんです。でもやっぱり、自分にあるパーツを、そのパーツを持ってない人が、おもちゃのようにプルンプルンさせてると、ちょっと気持ちは複雑ですよね…ドラァグだし、誇張性はどうしてもあると思うんですけど、女体って別に面白くないぞ、おもちゃじゃなくてリアルなパーツとして持ってる人がいるんだぞ、と。でもルーはこういう馬鹿馬鹿しい感じのドラァグが好きなんやろうな…とも。私は、もう2021年だし、updateしていくべき部類のことだと思うけど、どうなんでしょう。

(余談、fishyって言葉使わないようにしていこう〜みたいなupdateの流れも昨今感じていたのですが、今回ちょこちょこ聞いたので複雑でした。トランス女性であるカイリーが自分のことをそう語っていて、自虐の雰囲気もなかったですし、全然普通に使うよ!みたいな人もまだまだいるんでしょうね)


まあそれはさておきリップシンクが楽しかったから良いのです。ココちゃん待ってたよー!!昨シーズンからこのリップシンクアサシン制度が始まって、アサシンといえば!!って出演を待っていたので、満を辞しての登場です。シーズン中に自分の脱落をかけてリップシンクをしてるときみたいな悲壮感、崖っぷちの捨て身感みたいのはなくて、余裕の表情でまた良かったですね。ジャラも良かったと思うのですが、タレントショーと同じようなアプローチになってしまったのがもったいなかったかも。


脱落はリップスティック投票で選ばれたセレーナ。まあ、シーズン中の活躍とか、あとおそらく好感度的なものも含めて、納得いく選択だと思います…個人的にはシーズン始まる前から「初回サシェイはセレーナじゃない?」みたいな意見をちょこちょこ見て(私のTLは天使で構成されてるので、わざわざ地獄の釜を覗きにいってます)そんなん分からんじゃん、めちゃ成長して帰ってくるかもじゃん、見る前から決めつけんといて!って思ってたのですが…うう…でもシーズン中より成長したところを見せられたとは思います。(アケリアさんのウィッグについてはちゃんとよろしくねとも思っています)


ところで今回ワークルームでhayaku hayaku事件があって〜〜〜…今回はもしかしたら文脈的には別に他意があったわけじゃないかもしれないとも思うんですよ、「うちらのs11はキャンプファイヤーでクンバヤ歌うみたいなピースフルな雰囲気じゃなかったよね」「代わりにあんときさ、hayaku hayakuだったよね」って言ってたので、s11の時にベトナム人のプラスティークを日本語でディスったというあの時そのもののことを指してるのではないのかなとも思うんですよ、もしかしたら。でも私の周りの日本の仲間達で、s11のアレのせいでシルキーを決定的に嫌いになってしまったり、s11自体を見るのをやめてしまったり繰り返し見ようは思わないと言うようになってしまった人が少なからずいたので…あの瞬間をフラッシュバックさせるようなことを、笑い話的に持ち出すのは、ちょっとないなぁと思いました。制作側あのとき軽く炎上してたのとか気にも留めなかったのかなぁ、アジアのことどうでもいいと思ってることがそういうところで見えちゃうのやだなぁ…みたいに思ってます。


簡単に書くんじゃなかったんかい!!!長いわ!!!ep2はまた明日!!!!

 

今週のアケリアさんコーナー

f:id:akzkiss:20210630165424p:image

オルスタ6がはじまるよ〜!

 


オルスタ6が来るぞー!!新たにパラマウントに加入させた上で現地朝3時公開という鬼スケジュールだそうで…サブスクに来るのは現地20時らしく、日本でwowから見られるのはどっちの時間なの?今日の夜なの、明日の朝なの??とはてないっぱいになっています。と、とりあえず時が過ぎるのを待とう…


お友達とのスペースとかで(話してくれるお友達も聞いてくれるお友達もありがとう)ちょこちょこ話してはいたのですが、オルスタどうなるかなー?みたいな事前予想を軽く残しておこうと思います。リーク情報などはあまり見ないようにしているので重いネタバレはないと思いますが、軽いネタバレとメタ予想注意です。


リップシンクアサシンについて

前回AS5の時の一番手が直近シーズンウィナーのイヴィだったので、今回もs12ジェイダさんを持ってくるんじゃないかな?と思ってます(AS6撮影時点ではs13はウィナー決まってない)

他には誰が来るかなぁ?前回もAS4覇者のモネが来ているので、今回もタック先輩だったりシェイだったりを呼ぶのかも。タック先輩とアケリアさんの尻振り対決見たすぎる。

あとは、AS5の時にアレクシスに悲しい顔をさせるドラマを作るためにヴァンジーを投入したのでは?と思う節があったので、縁が深いクイーンが呼ばれるなんてこともあるのかなぁと思います。s11クイーンが多いのでs11からワンチャンあるかも…と思いつつ、イヴィとヴァンジーが出ちゃってるので、あと出た瞬間にみんなが白目剥きそうなのはブルックリン先輩くらいなんですけど…

個人的に出てくれ〜!見たーい!って思ってるのは、デト様、シャンジェラ、ラガンジャ


・アケリアさんいいとこ行くんじゃあるまいか?

私は本命アケリアさん、対抗ユリーカ、単穴ジャン、大穴トリニティみたいな予想をしているのですが(競馬かよ)、すでに公開されてるエントランス、まだじっくりは見られてないんですが、アケリアさんが一番手入場なんですよ。

最近「一番手入場は実力者、もしくはコンフェッションがチャーミングな愛されクイーン」が多いことが独自の研究によってわかってきました。なんと、一番手入場クイーンがファイナルまで残る確率が55%。2016年以降のシーズンに絞ると68%。さらにオルスタはs1以外は全部、エントランスの最初を飾ったクイーンがファイナルに残っているのです…!!アケリアさん、これは番組的にも期待されてる位置なのでは???頑張ってくれー!!!(実力の心配はわりとしてないのですが、いけずして他のクイーンに恨まれて落とされるみたいなことは結構心配してます…炎上しないでアケリアさん…)


・その他

なんか一挙に2ep公開?とか、公式がつぶやいたミュート推奨ワードの中に気になる単語があったりとか、とにかくまた謎の捻りを入れてくる予感です…個人的にはオルスタはep1の全員揃ってのタレントショーが至高!と思っているので、13人?もいるから一人一人の尺が短くなっちゃう…って心配してたのですが、2epに分けるのであればep1でみっちりタレントショー、ep2で脱落がらみの話し合いだったりアサシンとのリップシンク…みたいな感じで分かれていたらいいなぁ…と思ってます。1日で二人帰っちゃうのも耐えられないしさ…


今回、さすがに2シーズン並行して書くのに疲れてきたので、ちょっとブログや絵の濃度を下げようと思ってます…13人?スタートなので全員描こうとするとキツいし…「今週のアケリア通信」みたいになってるかもしれませんが、よろしくお願いします。いやトリニティも描きたいな…あっジャンとかスカーレットとかも…ラジャオさんも好きなんだよな…ジグリー…あっあっ…

いずれにせよ私のブログはさておき、みんながさらに魅力を見せられるようなシーズンになることを祈ってます!

Drag Race España Season 1 episode 4"Snatch Game"感想

*このブログは多大にネタバレを含んでいます。ネタバレしたくない方はここで引き返すか、以下WOW Presents Plusのリンクから本編を見てから読んでください*

 

 

 

 

 

 

 

I'm watching Snatch Game on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/dresp-snatch-game

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、盛り盛りの展開ですごかったですね…ミニチャレンジがリーディング、メインチャレンジがスナッチゲーム、ランウェイがボール!!ドラァグレースの定番中の定番ばかりで、盆と正月がいっぺんに来てさらにgwも来たよ!くらいの盛り沢山さでしたね。エスパーニャさんのサービス精神は分かっているつもりでしたが、おなかいっぱいだよ…


リーディング、子どもの遊び用のファンシーメガネだと思うのですが、いちいちみんな可愛かったですね…!プピさんはまあ年齢でいじられるのですが、横でシュプリームさんが「こっちにも歳の話振るならおケツ蹴るよ〜」とか「そうやって言う年齢まで健康に生きていられるといいね〜」とかチクチク突っ込みを入れてて、いいなぁと思いました。年寄り笑うな行く道だ!こういう課題は断然プピさんが得意そうだなと思ってましたが、もう振る舞いから喋ってる途中で自分でウケて笑っちゃうところまで最高でしたね。そしてウガセオ氏はなんだかこの時点からちょっと黄信号が出ているのを感じておりました…


スナッチゲームは最初ドヴィマとキラークイーンのやりたい人が被ったりしてワークルームが若干不穏になりかけたのですが、そこもプピさんが「私もやる!」と言い出して「私も!」「私も!」とダチョウ倶楽部的な流れにしてちょっと雰囲気が明るくなったのがありがたかったです。

さすがスペイン、スナッチゲームのチョイスが分からない人だらけ!と思いつつ、でも地元に愛される番組になるためにはその方が絶対いいはずなので、ちょっと嬉しかったです。あとまさか「マリエ・コンドー」の名前をここで聞くと思わなかった!

ここで簡単に、誰が何をやったのかとそれぞれへの雑感をざっくりと書いておきますね。私調べなのでだいぶリサーチ甘いと思いますのでのちのち補足したいです。


カルメン…人気リアリティショーであるサバイバーズのスペイン版などに出演したタレントである(追記:これ違うような気がしてきた!)ダコタ。大味で怒りっぽい感じの人なのかな?


プピ…カリナという1960〜70年代に特に活躍したスペインの歌手。普段からなんですけど、プピさんは三遊間の球を積極的に拾いにいくタイプで、他の人が滑った時にも面白いこと挟んでアピールして空気を寒くさせないのがすごいなぁ!と思いました。前回も惜しくもウィナーを逃し、今回こそは…!と期待していたので、勝たせてあげたかったです〜ダブルウィンじゃあかんかったんか…?


ウガセオ…ご存知、レオナルドダヴィンチのモナリザという絵画のモデル、リザ・デル・ジョコンド。これすごい出オチ感あって最初見た時に大笑いしちゃった。のだけど、やっぱりリーディングの時の面白いこと言えない不発感がそのまま出ちゃった感じが…。


ドヴィマ…キラークイーンと争って譲らなかった、スペインの貴族、第18代アルバ公爵カイエターナ・フィツ=ハメス・ストゥアルト。貴族称号を世界で最も数多く有した人物としてギネス世界記録に認定されているとのこと。普段のキャラと違うコミカルな一面を見せられたことが評価されたのかな?


アランチャ…スペインの国民的タレント、ベレンエステバン。なんやハンナ・モンタナやるんじゃなかったんかい。選んだ人が強烈なキャラだったからもっとできたんじゃないか?という評価。


キラークイーンマドリード州首相を務める国民党の政治家、イサベル・ディアス・アジュソ。第一希望をドヴィマに譲りながらもよくやり遂げていたと思う!ep2くらいから振り幅の広さをもっと評価されて欲しい〜!とずっと思っていたので、ここでの勝利が本当に嬉しいです。努力家なのが伝わってくる人が報われる瞬間ってドラァグレースの中でも幸せ度高い場面だなぁ…喜んでる時の表情の美しさ、何度でも見たい。


サヒタリア…エンカルニータ・ロハスというローマの洗礼堂を受け継いだ宗教家。キリスト教ネタをうまく盛り込んで笑いにつなげていたと思う。


ランウェイは前述の通り、ボールという3つのカテゴリーの衣装を披露しろというもの…結構ソーイングチャレンジと組み合わされることも多くて最後の一つは自作衣装を求められたりもするのですが、今回は三つとも既製品でしたね。

一つ目がギャル(私、前回から気になってたChungaの訳、しっくりくるの思いつきました!!バッドガール!!!(日本語じゃないじゃん!))二つ目がビジネスウーマン、三つ目がバカンスウェア…という感じでしたが、私はこういう課題の時は三つの振り幅の広さがとても大事だと思うので、カルメンさんは(人によっては綺麗にまとめすぎと思うかもしれませんが)上手く自分の世界観の中でパッケージングしているな〜と思いました。ウガセオ氏はあとからインスタで見た時に三つのルックを同時に見るとマゼンタ・シアン・イエローの三原色になってるのがとても良かった!(余談ですが、インスタといえばエスパーニャのすでに離脱してるコンテスタントたちも毎回ランウェイ課題のルックを見せてくれているので最高に楽しいです…今回ヴルカノさんのギャルルックが2000年代の渋谷の厚底ギャルみたいでとても良かった…)一人の人間の物語のように見せたキラークイーンの解釈もとても良かったと思います。アランチャはベイビースパイス加点10点、怖いぬいぐるみ加点10点、日焼け止め塗ったかと思ったらニベアだった…っていうストーリー加点10点で満点を超えました。ウガセオ氏もアランチャも、日焼けって黒くなるタイプだけでなくて赤くなるタイプもいるよねぇ!って感じでとても愛おしかったです。


そんな私のランウェイお気に入りに入った三人がボトム3ですよ。というか、みんな大好きなエスパーニャですが、好きな人三人を頑張って選べって言われたらこの三人ですよ。何事…?ウガセオ氏はスナッチゲームの時点でちょっとこれはボトムだろうなぁって覚悟してたんですが、アランチャとカルメンはセーフになったドヴィマとスナッチゲームとランウェイを合わせるとどっこいどっこいだと思っていたので、誰が抜けるかなぁ…という中でのこの展開でした。まぁドヴィマがsitting alone in the untucked状態で「先週の一人リップシンクに続いて今度は一人untucked、いじめかい!?」ってなってるの可愛かったんですけど…

もうこの三人の中の誰が帰るのでもしんどい中、下された審判はアランチャvsウガセオ氏。仲良しコンビじゃん!キキとララじゃん!つらぁ!二人ともリップシンク良かったんですけど、ここでお尻を出した子一等賞の法則が発動してウガセオ氏の勝利となりました…。


ア〜〜〜ラ〜〜〜ンチャ〜〜〜カスティ〜リャ〜ラ〜マンチャ〜…(たっぷり4小節使って)


ワークルームの雰囲気の良さに最も寄与していたのが、アランチャの屈託のない笑顔や、温かくフレンドリーな態度や、優しく穏やかに寄り添う姿だと思っていたので、ここでの離脱が本当〜に寂しいです。スプリームさんもそりゃ悲しい笑顔になるわ。こんなにキュートでチャーミングな子、嫌いになる人なんていないんじゃない?って初回からずっと思っていたのですがまさかの放映前からヘイトが飛んでいたらしいと言う話で、この世は魑魅魍魎ばかりか!?とびっくりしていたのですが…わからん…好きになるポイントしかなかったんだが…好きにならないのはそれはそれでChoiceだけどヘイト送ったらダメ絶対…

本当、自然体で過ごして、どの場面でも楽しんでる姿を見るのがとても楽しかったです。老若問わず幅広い年代、お茶の間に愛される明るいキャラクターだと思うので、これからもたくさん活躍の機会がありますように!と思うばかりです。もし私がテレビ番組のプロデューサーだったらフレンドパークとか帰りま10とか逃走中とかそういう一生懸命がんばるタイプのバラエティ番組のオファーを送るのに…パージェーロ!パージェーロ!って応援したい…スペインのプロデューサーよろしくね…

f:id:akzkiss:20210627165101j:image
さてこのエピソードでもう折り返し地点です。え〜やだ〜短すぎる!ウガセオ氏、カルメン、サヒタリア、キラークイーンの1勝組、プピとドヴィマの勝ち星なし組…という感じですがこの後どうなりますかね…開始前に展開予想した時にメモで「カルメンさんはスナッチゲーム超えられるかが肝」って書いていたので、そのまま山を越えてフィナーレまで行ってくれるといいなぁと思います。もう一人、サヒタリアはファッションクイーンが苦手だと見られがちなコメディとスナッチゲームを上手く回しているので、この調子でTOP3まで残りそうな気がする。あと一人は…っていうかこの後3人も落ちるの?えっ無理じゃない?ハートが保たないよ??という気持ちです…本当みんな好きだからこのまま初代ネクスドラァグスーパースター、初代ネクスドラァグスーパースターR、初代ネクスドラァグスーパースターS、初代ネクスドラァグスーパースターSSみたいにこのメンバーで何戦もやりませんか…?(無理)