あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul’s Drag Race Season13 ep6"Disco-Mentary"感想

*このブログは多大にネタバレを含んでいます。ネタバレしたくない方はここで引き返すか、以下WOW Presents Plusのリンクから本編を見てから読んでください*

 

 

 

I'm watching Disco-Mentary on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/disco-mentary

 

 

 

 

 

 

今回メインチャレンジがディスコダンスチャレンジということで、前回予告で告知された時点からとても楽しみにしておりました!個人的な話ですが、私、ダンスクラシックスと言われるようなディスコ楽曲のカバーバンドに長く在籍しており(メンバーの慶弔様々な理由で休止中)今回のチャレンジは楽曲も、パフォーマンスも、衣装も全部どストライクでした。ドラァグレースにおけるディスコってなんだか不運というか、s11もs12もメイクオーバーチャレンジでディスコ風の衣裳と演出にした人がボトムになってしまうというなんだか悪いジンクスがついてしまっていたのですが、今回のチャレンジがちょっと復権というかディスコってなんかいいじゃん、楽しそう!と思うきっかけになってくれていたらいいなぁ。

私自身もディスコ世代からは少し外れているのですが(私の親の青春時代くらいが黄金期かな?)こういうポップカルチャーを次の世代に伝承していくことってとても意味があることだと思うので、関心を持ったり学びを深めるきっかけをドラァグレースが担ってくれるのってとってもいいことだよなぁと思います。ただルポール先生ちょっと思い入れがありすぎて「知ってて当然でしょ?」みたいな圧をかけてくるのがちょっと良くないですよね。もちろんレジェンドはいるし、アンセムもあるけど、若い人はそりゃなんとなくでしか知らないだろうよ、知らないもんは知らないもんで仕方ないじゃん、そんな責めなくても…って毎回思います。別にシェールを知らなくてもマライアを聞いたことなくてもいいじゃん…(違う話)


さて今回、たまにあるジャッジと気が合わない回でどうしようかと思いました。オリヴィアはよかった。オリヴィアちゃんの笑顔は世界を浄化する。天使。なのでウィナーについては異論がないのですが、ディスコパートでパフォーマンスが良かったと思ったのが、ロゼ・デナリ組とララリ・シモーン組だったのですよね。この組は振り付けの難易度も高かったのではと思いますが、どちらもとても格好良かったのでこの4人が全員セーフで呼ばれてとてもびっくりしました。そしてゴットミクはダンスが結構危うかったのでボトムになるかな…?とも思ってたので、この5人の名前が呼ばれた時、あれトップとボトムが呼ばれたんじゃないの?セーフで呼ばれたの?本当に?ってオロオロしちゃいました。

今回、ランウェイがリトルブラックドレスということで、あんまり盛った表現は難しいだろうし、黒じゃないといけないし、他との差別化が難しかったと思うのですよね。捻った解釈かつ自分自身のジェンダーアイデンティティを賛美するメッセージ性を込めたゴットミクがランウェイ加点を受けてセーフ抜けしたとしたら理解できるし、スカート丈がギリギリすぎて歩くと上がってきちゃってたララがちょっと減点されてトップからセーフに落ちたとしても納得するけど、でもシモーンはランウェイ加点入れていいだろうし(ドレスがミニマルだから髪の毛で盛るの、本当にクレバーだと思います)ロゼもデナリもランウェイ悪くなかったどころか良かったので、あれ???セーフ?????って今もちょっと思ってます。特にロゼとデナリの二人はここでトップ取る!って気合も入ってたし、見応えあるパフォーマンスだったし、セーフって言われて厳しい表情になってるの見てて辛かったなぁ。

とはいえティナもエリオットもいいパフォーマンスをしていたので、本当にわずかな差で決まったんだろうなぁと思います。私ちょっとティナが赤オレンジ黄色縛りしてるのに若干食傷気味で…こだわりは必要だとも思うし、自分のシグネチャーカラーを大事にすることも尊重するけど、ワークルームもコンフェッションもこの色味だし、インパクトの強い色なので一辺倒に感じてしまって。この色をこう使うのか〜!みたいなwowが見たいなぁという気持ちです。普段、ジャッジの言うことなんて気にせずそのままの貴方でいて!みたいに思ってるのに矛盾してるなぁとも思うのですが…もうちょっとどんなのが出てくるのかなってワクワクしたい…


ボトムは、んん〜言われてることは分かるんだけど〜…という感じでした。もう前回からドラマを作ってそれを活かしたい感じが透けて見える気がして…!どうせキャンディとタミーシャの二人でリップシンクさせたいんだろう!?って思っちゃうとちょっと斜に構えてしまうし、でもあんなに素敵なランウェイだったユーティカがリップシンクになったら私暴れるぞ、みたいな感じで見てました。っていうかもういいチャレンジいいパフォーマンスだったからみんな残るんでよくない?(本末転倒)

なんだか結構しんどい展開ですよね。以前からドラァグレースの過激なファン(ファンと呼びたくもない)が気に入らないクイーンに直接ヘイトメッセージを送ったりすることが問題になっていますが、今シーズンも、前回の争いを受けてキャンディにヘイトが集まっていて。今回のuntuckedで仲直り、ということで平和的に解決した…のですが、それでも結果的にリップシンクでキャンディがタミーシャを帰らせる形になったことで、今週も心のない人からの非難がキャンディに向かっているのではないかと心配しています。リップシンクは二人とも良かったので、そして番組の求めるネクスドラァグスーパースター像により近かったのがキャンディだったということで(あと制作側はドラマ要員になるキャラクターの人はテレビ的に残したがるので…)結果としては納得しているのですが、なんとも後味のよくない感じです。番組は明確に「ヘイト送るな!送った場合は法的措置も辞さないぞ!制作側は全力でクイーンを守ります!」みたいなメッセージを冒頭で流すくらいはしてほしい!!!


タミーシャがすっきりとやり遂げた顔をしていたのが何よりも救いだなぁと思います。本当、どれだけの人が励まされたことか!私自身自分より年下のクイーンばかりの中、自分より歳上のクイーンが出てくると「自分がこの歳になった時にこんな風になっていたいなぁ」とメンターのように感じて応援したくなるのですが、年齢なんて関係ない、例え病気になったとしてもそれを克服して輝かしい姿を見せられるということを全力で示してくれたこと、本当にありがたいと思います。加齢による体力の低下もあるだろうし、何よりステージ3の大腸ガン寛解から1年も経ってないわけで、しかも今回ストーマ器具をつけての出演だったことを明らかにしていて、本当に頭が下がります…本当、このシーズンに出てくれて良かった。オールスターに対しても乗り気でいてくれているみたいですが、オールスターに留まらず、なんならTamisha's Drag Raceをやって欲しい。見ます。イマン王朝に栄光あれ。

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今週はどうしてもオリヴィアをたくさん描きたくていつもより爆速で絵を仕上げた。がんばった!


次回、スナッチゲームかななんて予想していたのですが、即興コメディチャレンジみたいですね。前回のアクティングが台本ありのものだったので、台本のないタイプだとどんなケミストリーが生まれるか、楽しみにしています。個人的にはここいらでティナに頭角を現して欲しい!あとそろそろロゼが評価されて欲しい!そしてここまで三週間、ep1のリップシンク組み分けで敗れたチームが帰ってしまってるので、そのジンクスも覆って欲しいなぁと思ってます(勝ちチームを応援してないわけではないですが)


ところでミニチャレンジの寿司壁紙…なんだったんだ?あれ現実世界で壁紙として貼る人、居るの?