あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

【UK】RuPaul’s Drag Race UK Season2 ep5"The RuRuvision Song Contest"感想

今回新着、新エピソードとロックダウン特別編の二本立てですよ!ちゃんと2つとも見ましたか??私は夜になってからふたつ目に気づきました、あぶないあぶない。相変わらずネタバレ満載のブログですので、どうかお見逃しなく…

 

 

 

I'm watching The RuRuvision Song Contest on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/rupaul-s-drag-race-uk/season:2/videos/ruruvision-song-contest

 

 

 

I'm watching Queens on Lockdown on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/queens-on-lockdown

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のショッキングなジニーのセルフエリミネーションを経て、Covid-19影響でのロックダウンに伴う撮影の中断…予告編でも見ていましたが、外界から隔離されて完全に別世界で行われているような、視聴者からはどこでいつやっているのかなんとなく想像することしかできない桃源郷ドラァグレースの撮影が、実際は自分の生活と完全に地続きのものであることを実感しました。ロックダウン特別編では、みんなそれぞれのおうちでの過ごし方、にゃんにゃんやわんわんが見られて嬉しかったけど、それ以上にそれぞれしんどい時間を乗り越えているんだってことが伝わってきて、この未曾有のウィルスと自分と同じように戦ってきたんだな、って。

久しぶりの再会の際のハイタッチが手ではなく肘だったり、少し会わない間になんだかお直ししている人がいたり(自粛生活とマスク常用化のおかげでダウンタイムが必要な施術が受けやすくなったって何かで読みました)、その間に仕事がなくて稼げなくなった人がいたり、家を探さないといなかった人がいたり、精神的に参る人がいたり、私たちと変わらないじゃん、夢のような世界だと思って見ているドラァグレースの世界も同じように苦しんでるじゃん、って今まで以上に身近に感じた気がします。逆に、私自身は生活にそこまで困る事態にはなっていないので、クイーンたちをよりサポートしていきたいなぁと改めて思ったり。


何よりもショックだったのが、ヴェロニカが検査で陽性になってしまって撮影に復帰できなかったこと!前回、あまり私を見くびらないで、と闘志を燃やしていたので、これからの展開でどれだけ活躍してくれるかと期待していたので本当に残念でした。こんな形での離脱があるなんて…ロックダウン編の中で、最初抜け殻のようになって12週間もほぼベッドで過ごしていたのをフィアンセが朝コーヒーを持ってきて起こしてお散歩に連れて行ってくれて(私も双極性障害寛解者なので、どれだけ生活リズムを整えるサポートをしてくれる身近な人がかけがえのないものかはよくわかるつもりですし、とても胸を打たれます)そうして生活を立て直して準備したのに陽性判定で出られなくなってしまうなんて、どれだけ辛かったことだろうと思います。来られないってわかった時のみんなの表情も辛かった(テイスはちょっとふざけてた)。幸い次のシーズンへのパスを用意するとのことだったので、現場で体で学んだことを生かして、より準備できた状態で次シーズンに参加してくれることを楽しみにしています。s3に応募しようと思ってた人には驚異だろうなぁ!

逆に嬉しかったのが、ジョー・ブラックの復帰!!チェリーとアスティーナと3人呼んで、3人が見ている前で投票で選ぶという形はエグいな〜と渋い顔になってしまったのですが、ともあれもっと見たいと思ってたよ、おかえり!チェリーとアスティーナの二人は残念だったけどタダでは返されずちゃんと特典がもらえたのでそれは安心しました。特典のホテルステイでちょっとゆっくりリフレッシュできたといいな…。


さてジョーも戻ってきて、今回のチャレンジは楽しい楽しいガールズグループチャレンジ。昨シーズン、フロックデストロイヤーズという奇跡のグループを産んでいたので期待大でしたがやっぱり楽しかった〜!!私、NMEKさんが可愛くて仕方ないんですよね…今回もほんとかわいかった。下品な言葉がコンテスタントから出ちゃった時に「やだ…」って真顔で胸元に手を置くしぐさ、好きです。あと本番の時のおだんご本当に可愛い。好き。


最初に書くけど、各チームのパフォーマンス中にジャッジの表情挟むのやめてほしい!変なバイアスになってやだな〜。ルーの引きつった顔見るのつらいです…


先行のユナイテッド・キングドールズチーム、前回ウィナーになったローレンスにチームを選ぶ権利があって、運を持ってるぅ!と思いました。録音のときも最初あまり自信のない感じで、ダンスも不得手で…という中でも、ビミニ、テイス、アホラというつよつよパフォーマーのチームで引き上げてもらえてよかった。ローレンスのいいところはその中でもパフォーマンスで埋もれなかったことだなぁと思います。4人の中で一番できていなかったのは誰かって言ったらそりゃローレンスになっちゃうかもしれないけど、決して誰かの影に隠れることなく、堂々のローレンスらしさの出た良いパフォーマンスでした。本番に強いクイーン、好きです。ちなみに、仮にチーム別でなく評価されたとしてもローレンスはランウェイがとても良かったので、ボトムは免れたんじゃないかと思います。ほんとボディラインの作りと、モチーフに対する素材の選択が毎回よいですよね、他シーズンのビッグガール枠と言われている人の中でも上位に入るようなファッション感覚を持っているなぁと私は思ってます。

私は一人MVPをあげるならビミニちゃん!ビミニちゃん最高!おもむろに出てくる椅子最高!ランウェイも最高!という感じなのですが、ビミニちゃんだけにバッジあげてよ〜!ってなっちゃうモンスター+ペアレントマッシュアップ状態から解放されてないのもまずいので、みんなにバッジ、ビミニちゃんもバッジ、いっぱいバッジ、おそろいで嬉しいね!と満足することにしました。みんなよかったね!(でも4人にバッジあげるのはさすがに大盤振る舞いすぎでは…?)


後攻のチーム・バナナドラマはなんだろう、若干インパクト不足というか、ちょっとギラギラした感じが薄かったような気がします。前チームはローレンスがダンスが不得手でも、ついて来い!って手加減せずに振り付けしてたのに対して、こっちのチームは振り付けの時点で難易度を落としてしまったのがよくなかったのかな。しかし批評の時のルーのご機嫌がよろしくなかったこと…!パワハラ会議…!色々虫の居所が良くなかったというのもあるんだと思うんですが、UKは人間関係が平和でコンテスタント同士のドラマが少なめなので、ルーが雷を落として番組にメリハリを付けてるのかなぁなんて少し感じました。その中で笑いをとって空気を柔らかくするティアはすごい。そのゴージャスな脚!って言われた瞬間に脚をチャキ!ってアピールするあたりでルーの不機嫌が溶けて空気の完全に変わった感じ、ほんとすごかったです。その後でジョーさんが、多分笑い飛ばしてもらうつもりも少しあって「H&Mよ」なんて言ったのがガチギレで返されてちょっと可哀想だったな…

今回はパフォーマンスで一番遅れをとったジョー、ランウェイで一番遅れを取ったティアでのリップシンクだったのかな、という印象だったのですが、いいリップシンクでした。前回ちょっとジョーが途中で諦めちゃったように感じたこともなく、ティアも自分の出来ること全部やるぞ!たとえそれがでんぐり返しでも!パンツ見えるのも気にしない!って感じでとても良かったです。曲が終わった後にダメ押しで、ディップ!ってちょっと雑にやるのも最高。


ジョーさんは…うーん、チャレンジ運がちょっと悪かった!私実は脱落した人がカムバックすることに対しては少し懐疑的なのですが(どうしてその人にだけチャンスをあげるの?なんでその人を選んだの?って気持ちになってしまうので)今回はコンテスタントに選ばせるという展開、かつ、やっぱり一番パフォーマンスを見せられていなかったジョーさんが戻ってきてくれて、また見られた満足度の方が高かったです。たとえ自分が普段やっているシック&クラッシィなパフォーマンスと真逆のポップ&キュートなパフォーマンスで、自分の良さを出しきれなかったとしても、みんなとマッチするようなピンクの衣装がH&Mのものしかなくて怒られたとしても、自分のコンフォートゾーンから抜け出してチャレンジすることができたことはとても価値のあることだと思います。あとあんまり褒められてなかったけどランウェイの衣装好きだった!!風が吹いてる感じのプレゼンテーション、DRオランダを少し思い出しちゃった。

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次回は乗るか反るか、受けるか滑るか、Do or dieの中盤戦重要課題であるスナッチゲーム!!なんとゲストジャッジがジェマ・コリンズと、昨シーズンでシェリルがスナッチゲームで真似していた人なので、一年越しに答え合わせができるようでいい采配だなぁと思います。楽しみ!