あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul’s Drag Race Season13 ep9"Snatch Game"感想

*このブログは多大にネタバレを含んでいます。ネタバレしたくない方はここで引き返すか、以下WOW Presents Plusのリンクから本編を見てから読んでください*

 

 

 

 

 

 

I'm watching Snatch Game on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdr13-snatch-game

 

 

 

 

 

 

 

 

今週はみんな大好きスナッチゲームだよー!!…私自身はそんなに海外セレブ詳しくないしぃ、共感性羞恥もキツいしぃ、そんなに好きなチャレンジというわけじゃないんだけどぉ、といいつつ、一週間本エピソードがお預けだったのでめちゃめちゃ楽しみにしてました。べ、別に悔しくなんてないんだからね!


そして事実楽しかったです〜!ざっくりと私がもしジャッジだったらこういう評価だなぁというのを先に書きますが、デナリ=ゴットミク>シモーン=ロゼ>ティナ>キャンディ>オリヴィア=ユーティカ=エリオット、という印象でした。ジャッジとあまり意見変わらずですね。

デナリのジョナサンはお目目キラキラ☆キューティクルつやつやのプリチーさそのまんまだったし、ゴットミクのパリスヒルトンはカメラ回ってるの確認してから声が変わるところとか面白すぎて最高だった!2人とも本当に似てたし面白かった。winnerかどうかの運命を分けたのがランウェイだと思っているのですが、デナリのローラースケートウェイトレスさんも可愛かったので勝たせてあげたかった〜!(セーフが続いていた時に比べて二週連続TOPになっている分表情が明るいのが救いですが…)でもゴットミクのパンクスタイル、黒髪で白粉ぬったお顔で肩が出てて、どことなーくいわゆる「花魁風」のような気配も若干感じられて(そんなことない?)スタイリッシュで格好いい中に親しみやすさもあって、素敵でした。

そして、シモーンとロゼも2人ともメインチャレンジがよかったので僅差だったと思いますが、ランウェイのメッセージ性を加味して私だったらシモーンをTOPにしたかなぁと思います。シモーン、前回のコロナドキュメンタリーでこのプラットフォームを人々にメッセージを伝えるために使いたい、と言っていたのを、今回スナッチゲームでの人選とランウェイの両方で存分に発揮していて素晴らしかった。セーフだったけど、ステージからはける前にちゃんと賞賛してもらえて良かったです。この国だと「アートに政治を持ち込むな」とか言われがちなので、政治的(というよりは人権の話ですが)なメッセージを盛り込むことを肯定して受け入れてもらえる番組でいいなぁ…。セレブではなく偉人に相当するような著名人をやるのって結構デリケートで勇気いるよなぁと思うんですが、面白かったし、勉強する機会をくれてありがとうという思いです。ロゼも面白かった!UKを同時に見ているおかげでスコットランドなまりもなんとなく前より聞き取れるようになっている気がしましたw ランウェイも今までの中で一番好みだったなぁ。花びらモチーフはいつでも私は大好物です。


ティナはよくやっていたけどUKで二週間前に同じギミックを使っている人がいたのでもったいなかった!キャンディは面白かったけど、元ネタがわからなかったのもあって、これは真似できてるのか…?それともキャンディそのままなのか…?という感じでした。


ボトム組3人は…んーーーそれぞれ大変でしたね。オリヴィアは小道具の果物が周りの人たちを活かすのに使われていて、ネタはどうあれ、ある意味いい仕事をしていたと思います。オリヴィアがボトム3の中でセーフで抜ける前後、ゴットミクが「セーフであって!」って祈ってたりとかロゼが「こっちにおいで」って笑顔で手を引いてあげてたりとか、オリヴィアが可愛がられてるのが伝わってきて皆との関係が愛おしいですね…。

エリオットはキャラ選択でリスクをとって頑張ったね…前にルー・マクラナハンはUKのs1でクリスタルがやっていてその時も厳しい結果で、AS5の時にゴールデンガールズモチーフの部屋が酷評されていたりもしたので、「ゴールデンガールズは要注意」というジンクスが生まれつつあるなぁと感じます(ディスコに注意、くらいのレベルで)ユーティカは…個人的にはあのリスのぬいぐるみのアフロだけで100点満点なんですけど…!(ひいき)ちょっと変わったファニーさが売り、という感じの立ち位置だと思うんですが、なかなかユーモアセンスが他の人に噛み合わない感じで辛い…ファッションセンスも私の心にジャストミートしてるほどジャッジに刺さっていない気がしてちょっと歯痒いです。あのちょいちょい眼鏡っ子入れてくるの最高でもっと褒めて欲しいんだけど!!


今回はuntuckedもユーティカに辛い展開でしたね。カメラのあるところ・ないところで態度が違うって言われて、でもそれはカメラのないところではより皆と壁を無くしたいと思ってあえて突っ込んでいっていて、本人は仲良くしたくての行動なのに結果としてそれを言うのはなくない?って思われちゃったりして…オリヴィアの件も、本人目の前にしたらそりゃ「よくやったよ、面白かったよ」って言葉の方が「みんなと比較したらちょっとヤバいかもよ」みたいな言葉よりも直接伝えるにはふさわしいと思うと思うだろうし、口から出るじゃないですか。それは両方真実で、優しいからそうなっちゃうんだと思って。本人悪気があって二枚舌使っているわけでも、番組的にうまく立ち回るためにカメレオンのように立場を変えているわけでもないんだと思うんですよね。それでうまくいかないの、本当につらい…私も良かれと思っていらんこと言ったり、親しみのつもりで配慮のない態度を取って相手を傷つけてしまって、傷つけた自分が一番悪いのも分かるんだけどでも私も苦しい、でも自分のせいだ…みたいに堂々巡りで傷痕を膿ませてしまっていて、共感してしまったところもあり、胸がジクジクと痛みます。ドラァグレース、コンテスタントたちの戦いを見ているだけでなく、こうやってたまに自分と向き合う戦いになるから本当に精神的にキツい…今回はみんな感情的にならずに、落ち着いてそれぞれの気持ちを言っていたので、とてもとても考えさせられました。


リップシンクは2人とも良かったと思います。エリオットは若干衣装のせいか踊りづらそうだったな。エリオットはep1からポークチョップチームに入れられて、投票(しかも2回)で離脱させられて…と、このシーズン特有の捻りによって一番感情が振り回された人だったと思うので、よくぞ腐らずに頑張った!と思います。人間関係でうまく輪に入れない、と感じるところがあったり、噛み合わず悩んだこともあったと思いますが、結局ただ自分で居続けるしかない、と自分のペースを取り戻せる人だったから、ここまで来られたのだなぁと感じています。私もともとラスベガスのショーガール!って言われると「おっ!」て期待してしまう感じで、キラキラ派手なパフォーマーを贔屓してしまうタイプなのですが、エリオットは今までにないモダンな感覚があって、見てて楽しかったです。もうちょっとバレエの要素、見てみたかったなぁ〜。

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ところで、rpdrにおいていくつか定番チャレンジがあったり、優勝するためにはここはぜひ獲りたいぞというチャレンジがあったりすると思うのですが(初回エピ、スナッチゲーム、ルージカル、ボールチャレンジ、メイクオーバーあたりかなと私は思ってます)ゴットミクがその中から二つ目のウィンを取りましたね…!まだまだTOP4がどうなるか全然読めないですが、シモーン、オリヴィアに並んで二つ目のウィンをここで取ったことは大きいなぁと思います。ゴットミクとシモーンは特にランウェイに関しては今後も外さなさそうだと思うので、つよいぞぉ…


次回はコンテスタント同士のメイクオーバー!?外から人を呼びにくいのでメイクオーバーはなしかな、UKはないみたいだしアメリカもそうなるかな寂しいな、と思ってたので、意外な喜びでした。どうやって見せるんだろう??予告編の時に隣り合ってる人同士(デナリ-オリヴィア、ユーティカ-シモーン、キャンディ-ゴットミク、ティナ-ロゼ)ペアなのだとすると、結構面白いことになりそうだぞ!?今までになかったチャレンジなのでとても楽しみです!