*このブログは多大にネタバレを含んでいます。ネタバレしたくない方はここで引き返すか、以下WOW Presents Plusのリンクから本編を見てから読んでください*
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今週はガールズグループチャレンジ!
最初、チーム分けを決めるためのミニチャレンジの時にダウンアンダーに引き続き水着一枚のピットクルーたちがぞろぞろ入ってきたので、また際どい企画なのか…?って身構えてしまったのですが、今回は水着の中から布を出すだけだったのでそこまで拒否反応は出ませんでした(本人の意思無関係に脱がそうとする、というのが私の何かに触れるのかな…?ラウンドガールはOKだけど、野球拳は嫌、みたいな…)サヒタリアちゃんがお土産もらった〜って自分のイニシャルSの布をちゃっかりゲットしているの可愛かったです。
ミニチャレンジウィナーになったプピさんがリーダーで、インティ、アランチャ、ドヴィマ、ヴォルカノのチーム、そして先週のマキシチャレンジウィナーであるウガセオとカルメン、サヒタリア、キラークイーンのチーム…最後まで残ってしまったヴォルカノさんをどうして選ばなかったの?って聞かれて「だって同じ画面に収まらないから…」「同じ…他のメンバーが目立たなくなっちゃうし…」って答えててなんかちょっと微笑ましかったです。この後、ヴォルカノさんがチームを選ぶために喋ってドヴィマさんが「おどろき!ヴォルカノが喋った!」ってなってたのおかしかった。ヴォルカノさん、ドラァグでは一番派手で目立つのにオフドラァグのときは奥ゆかしいの、好きです。ちょっとはにかんだ笑顔が可愛い。
ウガセオさんが「歌…無理…」モードになっていたり、プピさんがキラークイーンさんのことを「向こうのチームにはキラークイーンいるから負けないよーだって音痴だもんー」って言っていたりしたのでどうなることやら?と思っていたのですが、全体的にパフォーマンス、可愛かった。歌もダンスも秀でて上手い人がいなかったかなとは思うんですが、みんな一所懸命で初々しさがたまらなかったです。ジャッジもスキルどうこうでなく、個性をちゃんと出せたかとか、エナジーが出てたかとかそういう基準だったので安心して見られました。
よかったのがキラークイーンさん、リズムがバッチリで、他の人が割とチルな感じの落ち着いた表現をしている中で熱く盛り上げていたので、個人的にはかなり高評価でした。ラップやSpoken wordみたいな形に近づけちゃえば音程も関係ないしね。プピさんはプピさんでスプリームさんのディレクションに従って、オーバーセクシーにやり切ってて最高でした。でもやっぱり何よりも、ど頭の「ア〜…ランチャ〜…カスティ〜リャラ〜マンチャ〜!」が最高すぎました。可愛い。インパクトでかい。美味しい。自分の名前だけで4小節。逆に「私の名前、覚えて、覚えて〜!!」って歌ってるのに名乗らないヴォルカノさん、なんなのかな?天然?好きです。最高。
ランウェイテーマはスペインで有名なトランスジェンダー女性のLa Veneno(ポイズンガール)ことCristina Ortiz Rodriguezさんをトリビュートするというもの。2016年に亡くなられたそうですが、去年からその生涯をドラマ化したものの監督をメインジャッジのハビエルさんとハビエルさんがやっているとのことでした。ここでランウェイテーマにトランスジェンダーアイコンの方を持ってくるあたりでもう一味違うぜ、ドラァグレースエスパーニャ!クリスティーナさんは元々タレントになる前はセックスワーカーだったそうなんですけど、みんな露出度が高いにせよ、品のあるルックが多くてリスペクトを感じてとても良かったです。セックスポジティブな人を表現する時にちょっと過剰にアバズレーションすぎること、たまにあると思うんですけど、そういうのはあまり感じなくてホッとしました。
圧倒的だったと思ったのはカルメンさん!リビールするぞ、っていうマントで出てくるとお手並み拝見させてもらいましょうか…とちょっと斜に構えて見てしまう私ですが、これぞドラァグ!という衣装で素晴らしかったです。そもそもクリスティーナさんの映像を見てみたのですが、元のお顔が大分似てるのですよね…
もう1人トップだったプピさん、出てきた時とチラリした時にドラが鳴るし、明らかに豹柄なのにハビエルさんがタイガークイーン!っていうから笑っちゃった。プピさん、ジャッジが喋ってる時も一個一個細かく反応して、それがまた全部面白いからいっぱい拾われるし、スクリーンタイムいっぱいだなーって思います。切れないの分かる。
今回はTOPで選ばれたのは二人でしたが、もう一人選ぶなら私だったら先述したパフォーマンスが良かったキラークイーンさんか、サヒタリアちゃんだなぁと思います。キラークイーンさんはルックの引き出しが多い!毎回イメージが変わるので見ていて楽しいです。サヒタリアちゃんは今回のランウェイルック、歴代ランウェイの中でも露出度上位なのでは…パフォーマンスに華があって、これがスタークォリティか!って思いました。
テーマと合っているかは微妙…みたいにも言われてましたが、クリスティーナさんは自分にとってのスーパーヒロインだからそれを表現したというウガセオさんのランウェイも本当に素晴らしかったですね。皆さまマジンガーZがスペインで80年代大人気で、驚異の最大視聴率80%をマークしたことがあるってご存知ですか?
今回はゲストの方がクリスティーナさんのお友達だったこともあって、ランウェイの配点比重がメインチャレンジよりも高かった気がします。この比重が違ってたらボトム2と3が入れ替わっていた気がするな…
ボトムはインティ、アランチャ、ヴォルカノさんの三人。インティはつけ胸をつけたのがトリガーになってしまったようで、自分の性別違和のことを思って泣いてしまって…見てて切なくなりましたが、さっと寄り添いにいくアランチャ、そして戻ってきた時に拍手で迎えて、温かい言葉をかける皆を見て、なんて幸せなワークルームなんだ…とこっちまで泣きそうになってしまいました。本当インティの言う通り、トランスジェンダーを定義するものはホルモン治療やお医者さんからの証明書なんかじゃない、そんなの必要ない。というメッセージ、私の心の教室の壁にデカデカと貼ろうと思います。アランチャも本編中では語っていなかったけれどインスタでこのランウェイ課題は自分としても葛藤のある課題だったと書いていて、だからこそインティのところにすぐ駆けつけたんだろうなぁ。
ヴォルカノさんは…ジャッジの言ってることも分かるんだけど、でもカナリア諸島のドラァグスタイルはああ言う感じで、シグネチャースタイルを曲げたくないっていうヴォルカノさんの気持ちも本当によく分かって。できればなんですけど、1回目はちがう事をやってみたら?っていう提案に留めて、その次の時に変えてなかったら注意する…くらいの感じでやって欲しいんですけど、でも全8エピソードのスピード感だとそれも難しいんですよね…変えて!って言われて自分のスタイルを曲げて変えたのに評判よくなくて帰る、みたいなケースも辛いし、今回みたいに直す間も無く帰るケースも辛いし、とにかく歯痒さが残ります。
ヴォルカノさん、オフドラァグの優しい穏やかな笑顔と、ドラァグのときのツヨツヨで自信に溢れた表情のギャップが魅力的で、もっと見たいと思っていたので悔しいなぁ。今回のパフォーマンス中、終始ニコォ!っとしてて可愛かったし、ランウェイも決して悪くなかったのに、難しいなぁと思います。
次回、なんかミニチャレンジでわちゃわちゃサッカーしてて可愛い!(体を張る系大好きです)アクティング楽しみ!とか思ってたらなんか不穏な予告でしたね…え、誰かリタイアしちゃったりするの…?やだやだ…ただでさえ普通にエリミがあるだけで胸が張り裂けそうなのに、悲しい展開にならなければいいなと祈るばかりです。