あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race España Season 1 episode 5"The Art of Drag"感想


*このブログは多大にネタバレを含んでいます。ネタバレしたくない方はここで引き返すか、以下WOW Presents Plusのリンクから本編を見てから読んでください*

 

 

 

 

 

I'm watching The Art of Drag on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/dresp-art-of-drag

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニチャレンジが楽しいと、なんか嬉しい(今日の格言)

このブログは私が書きたいと思ったことだけを書くので、ミニチャレンジなんかはわりとスルーしがちなんですけど、今回のミニチャレンジは新しかった!イヤリングのくじ引きによってペア分けして、二人でくそでかい樽の中に入ってフレッシュな葡萄を踏み潰して葡萄汁を抽出しろ!というもの。あ、新しい…!(始まる前につまみ食いしてるキラーさん、カルメン、サヒタリアもかわいいし、やだーばっちいって言ってるドヴィマもかわいい)

何がおかしいって、いつも本気な体育会系ソウルを持つカルメンさんが最初からやる気ムンムンだったこと。ウェイトで勝てるど!ってギラギラしてプピさんと本気でじるじる踏みまくり…カルメンさんは鍛えあげられた太ももの筋肉が素晴らしいので、かなりワークアウトしてるんだろうなぁと思っていたのですが、こんなところでその脚力が発揮されるとは…!ウェイト的に不利だと思われたサヒタリア&ドヴィマ分と、運動つらい…5年分の運動した…とヘロヘロのキラークイーン&ウガセオ分との両方の抽出量を合わせたよりもはるかに多い液体がカルメン&プピチームによって生み出されていて、その本気度に大笑いしました。他のチームがポタポタ…なのにジョバジョバ出てるんだもん。おかしい。カルメンさん、クールビューティに見えて熱いところ、本当好き。

…潰した後の葡萄と抽出された汁は、なにか有効活用してくれていたらいいな…食べ物粗末にするの、ダメ、絶対。なんならmerchにして売ろう、ドラァグクイーンの足踏みワイン…多分売れる…


今週のメインチャレンジはアクティングチャレンジ〜!メインジャッジのハビエルさん達は監督業で著名なので、その力を借りてどんな素敵な作品が出来上がるかな?と思っていたら、おっとどっこいこれテレビで放送しちゃっていいのか?という激しい作品が出来上がりましたとさ…

採点しながらエクスタシー感じちゃうプピさん、ビーズ入れながら登校するサヒタリアとそれに発情しちゃうウガセオ、ぬいぐるみの犬に狂気的な愛を表現するキラーさん、いつも通りしれっとしたドヴィマ、ぬっと現れてバナナをしゃぶって帰っていくゾンビカルメンさん…私たちの見たものはいったいなんだったんだ…?

とりあえずビーズを肩にかけたり舐めたりしてたので、それって衛生的にどうなの…?ってところが一番気になりました。サヒタリアちゃんはメイクで化けるな〜最初この子誰!?って思っちゃった。

ミニチャレンジの賞品で役を選べたプピさんとカルメンがそれぞれ狙い通りに大活躍でしたね。いつものエレガンスビューティを崩したカルメンさんも評価されて欲しかったですが(ハビエルさん達がカルメン出てくるとずっと笑っちゃってるの可愛かった)やっぱりここにきてやっと!みんな大好きプピさんがウィナーになったのが嬉しいです。すごくサービス精神のある人だからジャッジの演技要求にさっと応えられるところが素敵でした。


今回、ランウェイがスペインの名画モチーフで、最高でした!!こういうのもっとやってほしい。なるほど!と思うやつばかりで楽しかったです。ダリモチーフがドヴィマ、キラーさん、サヒタリアの3人と最多で、プピさんはベラスケス、ウガセオはリカルド・カヴォロという現代のグラフィックアーティスト(初めて知ったんですけど、ポップでかわいい!おめめがたくさんあるの!)カルメンさんはシュルレアリスムジョアン・ミロのモチーフ柄のスカートにアレクサンダー・マックイーンのランウェイ着想の服にペイントを行うパフォーマンス。アメリカ版だとランウェイを汚したり傷つけたりすると微妙に減点が入ることがあるので(気のせいかもしれませんが!)ちょっとヒヤヒヤしてました。

あっアランチャのインスタはみなさんご覧になりましたか?今回披露する予定だった衣装、大爆笑しました。天才!


みんな大好きエスパーニャですが、ここに来てみんな大嫌いなあの質問が…!これだけ人数が少なくなってくるともう仕方ないのかもしれないのですが、誰が帰るべきってみんなに聞いたところで結局ジャッジが決断するのだから、お互いに嫌な思いをするだけなような気がするのですよね…案の定ウガセオに集中していて、一緒にペア組んで演じたサヒタリアにまで指名されたのはショック、と…そりゃそうだ…キラーさんがここで「でもあなたのスタイルは素晴らしい、これからも絶対に変えないで」と語ってくれたことが救いでした。ジャッジもそうなのだけど、チャレンジの出来不出来はさておき、ドラァグスタイルについては(時に幅を広げるようには言われますが)否定されないのがとてもいいですよね…


今回エリミになったウガセオ、毎回のランウェイを楽しみにしていたので、いなくなってしまうと彩りが少なくなるなぁ…と本当に残念です。本当に毎回、独特のスタイルの華やかなドラァグを見せてくれて楽しかった!ドラァグクイーンというか、アーティストというか、とにかく今までなかったようなコンセプト重視のスタイルが大好きでした。ウガセオがこのシーズンに参加してくれたお陰でこのシリーズ全体のドラァグの幅が広がったのは間違いないですし、多大に貢献しているなぁと思います。なんていうのかな、ドラァグレースで勝ち残る中で、正多角形のように、能力的に色々できてバランスが取れた人の方が残りやすいシステムになってると思うんです。でも実は人が魅力を感じるのって、バランスの良い形でなく、すごく尖っていたりえぐれていたり、人より違う部分なのかなって。ウガセオの優れているアーティスティックな部分を愛する人が世界中に広がったから、もうある意味優勝ですよね…

f:id:akzkiss:20210703182605j:image

先週のアランチャに続き、ワークルームの癒しが減ってしまう…さみしい…あと3回で終わってしまう…さみしい…なんだか次回予告でジャッジたちも涙ぐんでいたので、いったい何が起こるんだろう…?こういう引きも上手いですよねエスパーニャ…