あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race Holland Season2 episode6 感想〜

やっぱりオランダはランウェイが強い〜!!今回のランウェイは二面性を表せ、というもので、画面合成を使った手の込んだものでした。結婚式からお葬式まで、を表現したタビサさん、衣装は大人しめなのだけれど、ジャッジが指摘した通りこのコンペ中にメイクがどんどん柔らかくよくなってる。生と死を表したヴァネッサは、特に生の部分の赤い薔薇の表現が印象的で素敵でした。ヴィヴァルディはキューピッドとキューピ"don't"、まずこの言葉遊びの時点でとてもいいし、ルックはやっぱりいつもピカイチ。ケタさんは陰と陽という黒と白のルックで出てきたと思ったらそれを反転させるリヴィールを両方に仕込んでいて、見応えがあって最高だった。プニーさんの愛と憎しみルックも、最後に愛が勝つ感じになるのもとてもいいし、憎しみの黒ルックの靴の踵のところと、ナイフについた血の色でちょっと愛の色である赤が含まれてるのもよかった。ランウェイ素敵〜!二つのルックを見せるために合成したスタッフも大変だっただろうけど楽しかっただろうな!!


メインチャレンジは言語の壁であんまりよく分からなかったけど、生放送の体で、その瞬間に出てるカンペを読み上げて対応しつつ番組を作り上げろ!というもので、なかなか大変そうでしたが、司会者二人はもともと縁の深いケタさんとプニさんで、絶妙に息があっていて、見ていてめちゃめちゃ安心感がありました。タビサとヴィヴァルディも意外にもいいケミストリーだったのだけど、やっぱり今まで唯一勝ち星をあげていなくて、コメディが強いと目されていたタビサにはここで、ランウェイが引っかかってくるだろうことは予想されたのもあり、もっと強烈に頑張って欲しかったな〜。ヴァネッサはターバンが落ちてしまうトラブルで動揺してしまったのが不運でしたね、それがなくても演技はあまり得意ではないのかな、とも思いましたが…


ランウェイとミニチャレンジの両方を加味して、ケタさんの勝利は納得だな、と思います。ケタさんは本当にバランスがいいオールラウンダーだなー!!


ミニチャレンジは私はそんなに好みではないですが、セクシーなお尻満載でしたね。シーズン終盤疲れてきてるコンテスタントたちにもしかしたらちょっと息抜きになってるのかもしれないな、そうだったらいいなと思います。


来週の放送でファイナリストが決まるよ!またアクティングチャレンジっぽいけどみんな頑張れ〜!!以上、今週のドラァグレースオランダの感想でした!バイバーイ!!!

 

 

 

 

 

 

 


…とまずはここまで良かったことを中心に平和に書いてみました。今週のエピソードまだ見ていらっしゃらなくて、このブログを読んでからどうするか決めよう〜みたいな奇特な方もいらっしゃるかと思うんですが、もし楽しく見たいのであればランウェイだけ見るので充分だと思います、ランウェイ見てもうちょっと、って思ったらメインチャレンジのチャレンジ中だけ見る…くらいでいいんじゃないかしら。ミニチャレンジは本当お好みで。それ以外は結構だいぶしんどいです、元気で精神に余裕のある時に見てください。このブログもここまでで回れ右していいのよ。


まず第一前提として、ランウェイだけ見ていたとしてもお気づきかもしれませんが、音声が妙にしんどい。なんか反響しているかのような気持ち悪さもあり、小さい音を頑張って拾っているからかなのか、大小の幅がめちゃめちゃあって、小さい音を聞こうと音を上げていると突然の爆音にビクッとなります。イヤホンで聞いてる人とか特に気をつけてください。オランダ語聞いてもあんまり分からないだろうからなんなら音声下げまくってもいいくらいよ。ご無理なさらず。


そして超ドラマ回でしたね…メインチャレンジ中にトラブルでヴァネッサのターバンが取れてしまって、生え際に傷?があるヴァネッサはそれが原因で落ち着かなくなってしまって収録後に周りに話しかけまくる、それを見たヴィヴァルディが不快を隠さない態度を取る、それに対してヴァネッサがその態度なんなの!?と切れる…その時点だけだと、ヴァネッサも大人気ないな、という思いだったのですが、このヴァネッサがブチ切れた根底にはヴィヴァルディがこの番組に出演する大前提条件である契約の「携帯電話を持ち込まない」というルールを破っていることを知っていた、ということが分かり…


喧嘩そのものの原因になった部分についてはヴィヴァルディがヴァネッサの頭の傷のことを知らなくて、それが理由であれだけ落ち着かなくなったということも想像だにしていなかったということで、それに対して知らなかった申し訳ないと謝罪しようとしていたヴィヴァルディの話を遮って聞く耳を持たないヴァネッサを見ていてしんどかったです。「みんな貴方を無礼だと思ってる!私だけじゃない!」って「みんな」を盾にして責める人、ちょっと苦手。でもその前にある、番組としてのルールを破った人間と接しているという状況だと、ブチ切れても仕方ないのかもしれないなぁ、ヴァネッサも怒って当然だよなぁと思ってしまう…


こうしてカメラの前で契約違反が明らかになったことで、ランウェイでも当然話題に上がり。フレッドさん、ただでさえジャッジング打ち切る時の「Silence!!」の声がクソ馬鹿でかいのに、ブチ切れてると声も割れんばかりだしテーブルも叩いて割らんばかりだし、怒ってる人見るのしんどい勢としてはとても辛かったです。H&Mの衣装見た時のルーと同じレベルで、ダウンアンダーであるクイーンが人種差別的パフォーマンスをしていたことがわかった時のルーの10倍くらいキレてましたね…うう…


ここで他のコンテスタントたちに「貴方たちはどう思う?」って聞いて、4人中3人が失格にすればいいというような回答をしている中、「どうしてそんなことしてしまったの?」と対話しようとするケタさんが癒しでした。(またそれもヴァネッサが間に入って嘘だ嘘じゃないの話になってしまってしんどみだったのですが…ヴァネッサはまず話をさせてあげて…話が一通り終わった後で自分の意見を言って…言い訳だったとしてもヴィヴァルディの言い分を聞きたかったな…)


で、結果として、番組として選んだ結論が、「失格にはしない、でも悪い事をした罰はうけないといけないし、残りたい意思をリップシンクで示して!」というもの。ええーーーーーーー

それでいいのか。本国s4でよく原因がわからないまま(その後リユニオンで外部とコンタクトを取ったのが原因と語ってたけど)失格になったあの人のことはどうなるの?thailand s2で最初に持ってきた荷物以外のもので小道具を作って失格になったあの人は?私はやっぱり、ルールとして示されていたものを破ったのであれば、すっぱり失格にするほうが全体の公平性を守るためによいのではないかと思ったのだけれど…

ここでリップシンクをして、帰ることになったタビサ、正直可哀想だなぁと思います。番組としてね、この時点で何もトラブルのないイーブンな状態で、どっちがドラァグスーパースターに近い?って聞かれて、ヴィヴァルディを選ぶのだとしたらまあわかるんですよ。でも、やっぱり根底となるルールを破っていて、その時点でイーブンであることはあり得なくて、その人をここで残す判断をすることは本当にしんどいなぁと思います。タビサよ〜私はヴァネッサを尊重して理解しつつ、でもヴィヴァルディの前では嫌な態度を取らずに支えて励まして、全体の雰囲気を明るくするために揉め事は置いといて準備しよう!って流そうとしてくれてるところありがたかったよ!!!

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私は基本的にジャッジもある程度は傀儡だと思ってるので、フレッドの判断ではなく、それより上の大いなる制作側の力でのこの決断なんだとは思うんです。でも、2個前のエピソードで明らかにリップシンクで勝ってるのでは?と思われる方を「3回目のボトムだし総合的に見て…」って帰していたり、今回脱落相当のルール違反をしてる人を残していたりと、この判断は番組全体から見て、傷になるんじゃないかなあと心配しています。ある程度ストーリーラインが決まっているのだろうなぁ、とは思っているのですが、そしてそれに沿わないイレギュラーな事件が起こってしまうと辻褄合わせが大変なんだろうなぁと推測はするのですが、原則としてのルールが存在する以上、フランチャイズとしては、本国と同じレベルでそれを遵守して欲しいなぁ…


あまり纏まっていないのですが、感想をまとめないまま夜を跨ぎたくなかったので一旦ここまで書かせていただきました。ルールがあるならそれを守ろう、しんどいことはできるだけ避けよう、夜はなるべく寝よう!!!