あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul’s Drag Race Season14 ep4 "She’s a Super Tease"感想

先週ついに「本当のエリミ」が出てしまって、この平和なワークルームからこれから少しずつ人数が減っていくと思うと寂しいな…なんて思っていたら、若干の平和の崩壊の気配が…?

 

 

 

 

 

I'm watching She’s a Super Tease on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdr14-super-tease

 

 

 

 

 

 

話が長く、どうしても自分の話に持っていってしまうジャスミンに対して、コーンブレッドが「会話ならいいけど、一人で喋り続けるのやめい!」とおかんむりに…正直両方の気持ちが分からなくもない、でも全員の前で指摘するのはちょっとかわいそうかな、でも確かにジャスミンが話すことで他の人の話す機会を潰すことになるからみんなのために言ってる部分もあるよな、とにかく大爆発まではしないでくれよ…とハラハラ見ていましたが、なんとここでジャスミン、チャレンジのグループ分けの際に両グループからなんとなく避けられたのか選ばれず最後になってしまったのを逆手にとって、自ら揉め事の火種であるコーンブレッドのいるほうのチームを選ぶという勇気のある選択を…!正直自分のことを苦手だと思っている人と一緒に働くより、その環境から逃がれた方が楽だし、のびのびできるような気がするじゃないですか。でも逃げずに飛び込んで、自分の課題と向き合って改善しようとする姿勢を見せること、本当に勇気と努力が必要だし、えらいなぁと思いました。そして一緒に働いたことによってコーンブレッドもジャスミンとの距離の取り方と取り扱い方が分かったのか、険悪な雰囲気が解消されたので本当に良かった。揉め事を引きずらずに一エピソードで解決するの、本当ありがたい…(Twitterでコーンブレッドに嫌なリプライ飛ばしてる人に直接リプライしてそれはちがうよって言いにいったりしてるのも見て、本当ジャスミンええこやなぁと思います…)


そんな中で今回のチャレンジはアクティングチャレンジ!自分達で脚本を書いて、s14の架空のアイコニックモーメントをたくさん演じて、あとは編集していい感じにティーザーに仕上げるよ!というもの。正直最近のアクティングチャレンジの脚本の出来不出来はちょっと博打感があるので、自分達で脚本を作るというのは(もちろんこれも不発に終わるパターンもあるんですけど…!)とても良かったと思うんです。もうとにかく、ブレインストーミングの段階でマディの面白さがギラギラに光ってたんですよ…!meaty tuckを以前のアイコニックモーメントとかけて笑いにしたりとか、自分一人がストレートであることを逆手にしたユーモアにしたりとか、とにかくここで笑わせたいんだなってのが伝わる分かりやすいネタ出しで、ワークルームや収録の時点でめっちゃ面白かったので、編集の結果か最終的にはマディ自身が目立たなくなっていたのが本当に口惜しかったです。本人がuntuckedで全員がちゃんとスポットライト浴びられる瞬間を作ったつもり、とも言っていたので、ある意味それによって演技が輝いたデジャさんとアンジェリアがトップ入りしたことは良かったのかもしれないですが、マディもチームキャプテンとブレーンとしての働きをもっと褒められて欲しかったなぁ。untuckedでセーフ組の人たちが賞賛していてくれたので救われましたが、やっぱり編集をプロダクション側に委ねるって難しい部分もあるよなって思いました。いやしかしマディ、私ちょっぴり番組の話題作りのためだけのストレート男性起用なんじゃないかって思ってしまってる節があったんですけど、マディがマディであるがゆえに選ばれたんだな、マディ本人のタレントが伝わるよいチャレンジだったなって、自分の穿った目を反省しました。ごめんよマディ、あんたサイコーだよ…!


もう一方のウィロウチームも善戦してて、両チームとも賑やかで面白いティーザーに仕上がっていたので、そしてランウェイもみんなそれぞれ素晴らしかったので(1000人の…シリーズの時はとにかくネタが被りませんように…!と震えながら見ています…No more KIMONO she betta don't…)こりゃ〜難しいな〜と思っていたらジャッジにとっても難しかったのかなかなか難しいジャッジングだったので難しいなぁと思いました(語彙力)ところで演技パートの指導にカーソンが入ったならそのままジャッジもロスじゃなくてカーソンがすればええやんけ、そこ人変えるとブレるやんけ、って思ったのは私だけでしょうか。


トップ組はわかるの、それぞれの組で光っていた一人ずつともう一人という感じかなと納得できましたが(前述の通りここにマディが入っていてもいいんじゃないかと思いつつ)ボトムは印象に残らなかった人を選んだというよりは、悪目立ちしてしまった人を選んだ…みたいな感じに見えました。個人的にはコーンブレッドちゃんとかは一辺倒だったかもしれないけどチームの中では良かった方だと思っていたので、ボトム入りは意外だったのですが…でも批評の時の「食べ物ジョークに頼らないで、もっと自分なりの面白さがあるはずだよ」とか「自分を出すことを恐れずに、流れるに任せて」みたいな講評は、もうシンプルにコーンブレッドちゃんとお話しする機会が欲しかったんだけじゃないの?とか思ってしまったりしました。そしてケリーとアリッサは演技は確かにマイナス点があったなぁと思ったのですが、二人ともランウェイがかなり良くて、他の人よりもJ.Lo感が伝わってくるのではというわかりやすくかつ美しいランウェイだったので、結構ボトム3人のセレクトにびっくりしました。いや〜でも本当に全体的にレベルが高い、ちょっとのことでもボトムになってしまうし、そのささいなことが挽回できるほどのプラスを得て再浮上するのが難しい…!


そしてリップシンクですが、私はアリッサの勝ちだと思ったんだよな〜…衣装を絶対破けない、借り物のヴェルサーチ破ったら生きて帰れない!って挑んだケリーは上半身メインのパフォーマンスというか、やっぱり動き回ることに少し躊躇いが見えたような気がして、残りたいっていう意志が伝わるかのように見せ場をたくさん入れてきたアリッサのほうが華やかでいいパフォーマンスだったのではと感じたのですが、マネーガンの故障が響いたのでしょうか…なんか前回のジューンちゃんの時のウィッグリビールや靴を脱いじゃうところとか、ステージでがむしゃらになることによって余計なミスを生んでしまうというか、そういう「やりすぎ」に対して評価が辛いシーズンな気がします。でも中庸で印象に残らず終わるよりも、私はガンガン爪痕残してくれた方がいいと思う、ジャッジングで是とされなかったとしても、私は好きだし、よくやった!って拍手を送りたいです。アリッサ・ハンター…いやさアリッサはん、わたしゃ格好良かったと思うよ…!言葉の壁があるから、っていうクイーンに対して「いやーそんなことないよ、貴方の言ってること全部わかるし英語できてるじゃん、貴方が勝手に思ってるだけだよ、関係ないじゃん」みたいに渋くジャッジされること、少なくないのですが、いやいや母語じゃない言葉に脳みそを切り替えるのって本当大変だよ、その苦労だけでも受け止めて、労って、支えてほしいなぁって毎回思うのでした…アリッサはんは頑張った!!コーンブレッドとジャスミンが揉めてる時に「テーブルあちちなんだけど!」って空気を和らげたりとか、ジャスミンがどっちのチームに行こうか考えてる時にこっちこっち!ってアピールしたりとか、とっても仲間を大切にしてる良い子でした…

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さて次回は素敵なゲストが来てくれるのでとても楽しみです!過去のシーズンで最初に脱落したクイーンの3人、テンペスト、ジェイムズ、カモラ!全員大好き!こうやって出番が少なくてあまり爪痕を残せなかったクイーンが後々出番をもらえるの、大好きです。

 

 

毎回話題に出せなかったりする人がいるので、一言ずつ書くコーナー

アンジェリア…捨て身でお笑いもできるの本当強いわ…死角が見当たらない…

デジャ…評価されて嬉しい〜!褒められるデジャさんをもっと見たい!

ウィロウ…Bitchelorじゃないの!?ってやつ面白かった。ビーサンずるい

ボスコ…顔が良すぎて見失った。

ダヤ…メインチャレンジでめっちゃいい顔芸してたし、ランウェイも良かったし、トップ入りでも納得した。脚の長さだけで2mある

ジャスミン…揉めたことを笑いのネタにできるの、えらいし強い

ジョージャス…ランウェイぴょこぴょこしててかわいい

カムデン婦人…ミスコンジニアリティ有力候補では?自分は自分で不安を抱えてるのに人には率先して優しい言葉をかけられるの、本当好き

マディ…ドラァグしてる時東尾理子さんに似てません??

オライオン…untuckedでジョージャスちゃんとぴっとりしてるの可愛かった

コーンブレッド…ボトムに入ったのが意外だし、絶対リップシンクはないなと思ってた。ルポールが一番欲しがっているvurnelabiltyの塊なのでよっぽどしくじらない限りはしばらく大丈夫だと思ってる

ケリー…今回の指摘を活かせるかどうかが今後の運命を決めると思ってるので、ぜひ頑張ってほしい

アリッサ…untuckedでもらったお手紙に感謝した後、雑にバサーってスーツケースに投げ入れるの最高だった