あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul's Drag Race UK vs The World ep1 "Global Glamazons"感想

英世!!!!

(UK vs The Worldをどう呼んだものかなと悩んでたのだけど、英国対世界だからもう英世でいいじゃないかと思いついた昨晩の私)

 

 

 

 

I'm watching Global Glamazons on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/ukvsw-101

 

 

 

 

 

 

 


始まりました、新シリーズ。なぜUK中心みたいな感じのタイトルなんだ、インターナショナルオールスターズでええやないか、植民地主義かよ(ジュジュビーが突っ込んでて笑った)と思いつつ、まあBBC主催だから仕方ない。UKから3人、アメリカから2人、カナダから2人、オランダとタイから一人ずつ参加して9人で世界王者を決めようというコンセプトですが、わざわざ各国から渡航して集まってるのにBBCなので賞金はなく、優勝賞品がルポールとのデュエット曲リリースなので、なんとか視聴者から自動的にお布施を吸い上げるシステムを構築して出演者に還元できないものか…?と思っています。せめて往復便ファーストクラスにしてあげてね…


ところでUK vs The Worldっていうタイトルでファイナリストに誰もUKクイーンが残らなかったら面白いですね(性格が悪い!)とはいえUK勢バガチ・ブルー・シェリルと個性的で強い3人(シーズンの3〜5位までですし)が揃ってるので誰かしらは浮かんでくると思いますが。はてさてどうなることやら。


さて今回のシーズン私の推しは決まっております。タイランドからの刺客、パンジャイナ・ヒールズ様!!他の出演者とは異なり、コンテスタントとしてシリーズに出演していたのではなく、ドラァグレースタイランドのホスト、ジャッジとして番組を仕切っておりました。もう本当にね、カリスマ・ユニークネス・ナーヴ・タレントに溢れてるの。タイランド、wowからはs2のみ見られますが(私もs1は未聴)本当に面白いシーズンで、きっと皆様それぞれ推しができるかと思いますが、タイランドのいいところ、推しが脱落したとしてもパンジャイナ様が最初から最後までいてくれるところ。本当、美しさと厳しさと温かさにファンにならない人はいないのでは?

そんなパンジャイナ様が初回から大活躍で、わたくし大満足のエピソード1でございました。世界よパンジャイナ様を見よ!そしてDRタイランドも見よ!(デッデッデ♪デッデッデ♪ダイヴァーシティ…ビューティ…イクォリティ…フリーダム…)


今回のシーズン、UKとアメリカのクイーンを除いた4人はルポール御大がジャッジをしていない国から来ているので、この4人をどうルポール先生が見るかが大きな鍵になるなぁと思っておりましたが、案の定トップとボトムの4人がまさにこの4人!という感じで、ふむふむと思っています。既にルポール御大がジャッジしたことのある5人については、御大もある程度個性を既に分かっているし、あとは自分らしさを打ち出して「そうそうこんな子だった」って思い出させてかつ成長したところを見せれば第一関門クリアだよな、それ以外の4人については自己紹介を兼ねるから、5人以上に個性を打ち出すことが求められていて大変だよな、と思っていました。

パンジャイナ様の良かったところ、たくさんあるんですけど、やっぱりちょっとアメリカ本国版でよく見るようなダンスパフォーマンスと若干違うんですよね、動きが。流れがあって優雅な感じというよりは、勢いがあって力強い感じ。どうしてもタレントショーになるとオリジナルソングに乗せてのダンスパフォーマンスが主流になりがちですが、その中でも唯一無二の独自色を見せられて、ユーモアも混ぜ、大技も決めて、おそらくこの中で一人しかできないワッキングも入れて、全く非の打ち所がない、分かりやすく素晴らしい自己紹介になったと思います。世界よこれがパンジャイナ様だ!!

そしてもう一人のトップ、ジンボさんは…もう待ち時間に他の人を見てる瞬間のお姿だけで出オチ感というかなんというか…こういうシュールな笑いは本当ツボに入ると大勝利ですよね。でも食べ物で遊んじゃいけませんよ!!!!!(最近タレントショーで毎回言ってないか?)私はハムのくだりに入る前、タレントのカバンに何も入ってないあたりでもうノックアウトされました。

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(5分で描いたTwitterの新アイコン。怖いから多分すぐ変えます)

 

さて、ジェイニーさんは正直連続リビールだけで自己紹介感が薄かったので残念ながらボトムもやむなしかなと思います。もう少しジェイニーさん自身の個性が伝わってくる何かが欲しかったな。でももう一人のボトム、レモンちゃんは私とても良かったと思うので、こんなにキラキラしてたのにボトムになっちゃうんだって悲しかったです。誰かがボトムにならざるを得ないし、素晴らしい人たちが集まってるから仕方ないんだけど、でも私だったらレモンちゃんはセーフ抜けかな…と。レモンちゃんと、UK勢はきっちり自己紹介ソングで「私は前のシーズンでこんな感じだったけど覚えてる?私の個性を見て!!」ってのを打ち出せてるんですよね、みんな強い人ばかりのタレントショーだとやっぱり自分なりの独自性を見せることが必須条件だと思うので、それが弱かったのはアメリカの二人…歌は上手い、でもその人だけにしか歌えない、できないパフォーマンスかと言われると微妙なところであるモニークとジュジュビーだったかなと思うのですが、でもルポールにとってこの二人は「既に2,3回コンペティションの場で見たことがある」すでに個性をわざわざ売らなくても知っているような関係なので無罪放免となり、そこで初見のレモンちゃんが「初めて見たけど、なんか見たことある感じ」ってなって引っ掛かっちゃったのかな、と…うう、残念…。


今回のシリーズはエリミどうするのかなーと思っていたら、オルスタのリップスティック選択方式(しかも旧式)でしたね…この方式出演者にヘイトが行きがちだからしんどいです。実際今回もそういう動きがあるみたいで悲しい。タイランドを代表して一人で来ているパンジャイナ様は、やはりオランダから孤軍奮闘のジェイニーさんのほうを残すだろうな、となんとなく思っていたのですが。辛い決断お疲れ様です、ヘイトが飛んできたらあきづきカスタマーサービスがなんとかするのでいつでも内線飛ばしてください。


ところでジンボさんのランウェイルックというかメイク、これは大丈夫なのかどうなのか!?と背中を冷たいものが流れていくのを感じながら見ていましたが、やはりブラックフェイスかそうでないのかの議論が起こっているようで…黒人クイーンが二人、これはブラックフェイスではない、と発言していたので、そ、そうかそういうものか、と思うことにしましたが(私自身が黒人でない以上あれはどうなの?って議論をする立場ではないと思いますし)黒人を模する形の表現ではない、表現の中に黒人文化を意識させるものがない、だからこれはアート表現として許容される、も言われても、なかなかギリギリなのでは…と思いました。私だったら白黒反転するけど。でもジンボさんの表現って美と醜悪さとか、センスの良さと悪趣味とか、正気と狂気とか、娯楽と居心地の悪さとか、計算と天然とか、そういうののスレスレのところを通っていく感じだと思っているので、こういう議論が起こることも織り込み済みでやっているような気もしなくもありません。神保のみぞ知るですが…


さて次回はソーイングチャレンジ!これこそレモンちゃんの成長が見たかったな…とか考えてふと気づいた、次回結構波乱回なのでは…?ジンボさんはカナダの最初のソーイングチャレンジではトップになるものの2回目のファイナル直前のソーイングで脱落したので、吉と出るか凶と出るかという感じ。ジェイニーさんはオランダでソーイングチャレンジをやっていないので未知数、パンジャイナ様も同じく未知数、ジュジュビーは形にはできるけど決して裁縫名人ではない、モニークも自分のシーズンで縫い物ではなくグルーガンで処理してた気がする、UKクイーンたちは自シーズンで全員セーフだったけど、はっきり縫い物得意って感じの人が、いない、気がする…(強いて言うならブルーちゃん…?)こ、これは結構面白いことになるのでは…?


あとメラニーCは女神。Girl power!!!