あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul's Drag Race UK vs The World ep2 "RuPaul Ball"感想

今週はソーイングチャレンジ…と次回予告から心の準備をしていたら、ボールでした。あら。それならいつもの表を作らないとねっ。

 

 

 

 

 

I'm watching RuPaul Ball on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/ukvsw-102

 

 

 

 

どーん!!

f:id:akzkiss:20220212012358j:image

 

前回の最後にソーイング得意なクイーンがジンボさんくらいしかいないのでは…?と懸念していた通り、レジェンド感のあるツヨツヨなメンバーなのに右往左往していたりしていてなかなか興味深かったです。それでもうまくヘルプを求めたり、助言したり手助けしたりしてそれぞれが形にできていてホッとしました。(今回金属を使えとかそういうのじゃなくて布地を与えてもらったから課題設定としてはちょっと甘めだったかもなと思います)


そんな中で、手助けをしてもらった方がなんだか高評価で、手助けをした方がなんだかうまく行かない、なんてことがあるあたり、これぞ人生だな〜とか思ったりしました。バガチとか、もうチャレンジを告げられた瞬間にやる気ゲージがマイナスでどうなることやらと思っていたらパンジャイナ先生の手助けのおかげかあっさりセーフ抜けして笑ってしまった(UKシーズン1のソーイングチャレンジの時もバガチとブルーちゃんがセーフ抜けだったので、デジャヴ!!ってなったりもしました。あの時もバガチは結構アレだった…w)個人的にはシルエットとか裾の真っ直ぐ感とかめっちゃ気になったし、何より自力以外のサポートの影響が大きかったと思うので、そんなバガチがセーフで抜けて、自分の力だけで頑張って試行錯誤したモニークがボトム3みたいな感じになるの、超気の毒だな…とか思いました。モニークはジェイニーさんにもアドバイスをしてて、その的確なアドバイスのおかげでジェイニーさんのほうがトップ入り、果てはウィナーになっていたので、なかなか報われないよなぁ、でも人生そういうこともあるよね…

私が選ぶなら表の通りで、パンジャイナ様が一番良かったと思っているんですが、まあ贔屓目が若干入ってるのは自覚しているのと、あと前回と全く同じ二人になってしまうのを展開的に好まなかったのかな、と。ジェイニーさんは裁縫が得意とは言えない中でよく健闘したと思いますし、前回ボトムだったところからの盛り返しと、何よりも選んだカラーパレットがルポール好みかなと思ったのでその点で評価されたのかなと思います。あとメイクまぶかった〜。

ボトムは個人的にはモニークとバガチが逆で、後の二人、シェリルとジュジュビーはボトムも致し方なしかな、と…シェリルはなんというかどうしてもエセックス節が出てしまうというか、それホンマにルポール着ると思ったんかい!むしろミシェルのほうが似合うんちゃうかい!という感じで、一周回って愛おしいです。ジュジュは選んだ色や布地は大正解だったんだと思うんですが、いかんせん目がお股に行ってしまい…(あと一つ目二つ目のルックが他の人に比べると弱いかなと思いました、でもあまり時期をずらさずQueen of the Universeにも出てるし予算的にもキツイよね…)


ところでリップシンクって難しいですね、改めて…なんていうか、やっぱり見栄えのいい技で魅せるとか、曲の情感を表情で伝えるとか、そういうことが求められているわけですが、その人のドラァグペルソナのキャラクターがやることがその二つの表現のどちらからも外れてる場合、評価し辛い…!

ジンボさんはジンボさんだから愛されているし、その魅力も技術も努力も得体のしれなさもジンボさんである故のもので、間違いなくそれがよいのだけど、リップシンクで「勝負」となるとなかなか歯痒いなぁ…と思います。本人勝ちたいのも悔しいのも分かるからこそこちらも苦しい…このシーズンリップシンクの神は微笑んでくれるのでしょうか。それこそそれ以外の要素は充分優勝に手が届く人の一人だと思うのですが…(でもオルスタシステムは一回のボトムが命取りなので…何があるか読めない…)


今回エリミのシェリル、成績からするとまぁ致し方なしかなとは思うのですが(ジュジュは色々出てるんだからチャンス譲ってあげても…と思う自分と、いやでもジュジュは残らないとコンフェッションとか面白くないでしょっていう自分がいます)シェリルのいいところは「今日も平凡なシェリルが通りますよ〜」とか「セーフ続きで一回も勝ったことないっすけど!」「今回もバッジ獲得ならず!」みたいに自虐を言っていてもまったく悲壮感なく、あっけらかんとしたポジティブさに溢れてるところだと思います。自分でも自分をネタにして笑い飛ばす感じというか、もちろん勝ちたいだろうし勝つつもりで来てるだろうけど、勝てなかったとしても私はスターだし素晴らしいから別に問題ないし!みたいな感じの明るさがね、救われますよね。もちろん国を背負ってるから負けるわけにはいかない、帰るわけにはいかない…みたいなシリアスなクイーンも応援したくなるんですけど、ワークルームの空気の良さにシェリルのポジティブバイブが寄与していたと思うので、出てくれてありがとう!という気持ちです。指の怪我はちゃんと労災申請してね!