あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul’s Drag Race Season14 ep8 "60s Girl Groups"感想

サムネの時点で絶対今回楽しい回じゃん!と確信した。そんなガールグループチャレンジ回です。

 

 

 

 

 

 

I'm watching 60s Girl Groups on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdr14-60s-girl-groups

 

 

 

 

 

 

 

歌って踊るチャレンジは毎回楽しみにしていて、しかも今回は60年代ガールグループがテーマということで、大学時代にちょっと70年代楽曲のコピーバンドをやっていたこともあってウキウキでした。予告時点ではジョージャスとかジャスミンとかカムデン婦人とかの踊れるクイーンがどう活躍してくれるかとか考えていたのですが、この年代の楽曲ってゴリゴリ踊らないじゃん、と気づいてしまった…そうだった…

 

曲選びの時点で一番人気だった一番手グループ、ダヤ・ボスコ・ウィロウのThe Shang-Ru-Lasが個人的には一番良かったです。みんなそれぞれ自分のソロでは前に出て、逆にバックコーラスに回るところでは少し控えつつ表情はバッチリ決めて、グループ全体としてのまとまりが他のグループよりあったと思います。歌詞はちょっとひどかったけど!後述しますがランウェイも3人とも花丸だったので、私だったら個別評価にせずにこのグループの3人をトップにして、その中からウィナーを選ぶかな〜と思いました。ダヤちゃんがウィナーなのはめでたいけど、他の二人もセーフ抜けじゃなくてちゃんと褒められて欲しかった。uk版だったら3人ともバッジもらえる展開なのにな!えっ、別にバッジはいらない?そっか。

というわけで今回は各グループから一番良かった人を選んで、その人たちがTOP3だったのかな?と解釈しています。デジャさんは希望グループを譲っての活躍だったので褒められて嬉しかったし、歌声に可憐さがあってスウィートで良かったです。The Ru-Nettesはジョージャスちゃんがレコーディングで苦戦していたのでどうなることかと不安になったのですが、ミシェルの「ここは語りにしようか!」という鶴の一声が本当に功を奏した。ああいう感じの語りが入る曲、あるある〜!!瓢箪から出た駒かのように大正解を出されてしまって、ずるい!可愛い!最高!と足をバタバタさせてしまいました。ジャスミンはお歌があまり得意じゃなさそうだったのと、パフォーマンスも、自分の得意分野とかけ離れてたのが難しかったのかな、あとジョージャス・ジャスミンは若いので、もしかしたらあんまり60年代バイヴスに明るくなかったのかもな、とも思います。

The Ru-Premesはルーの一番好きなスプリームスがモチーフだったので見る目を厳しくされそう〜と予想していた人がいた通り、アンジェリア一人トップ、カムデン婦人とケリーの二人がボトムと明暗別れる形になってしまいましたね…スプリームスといえばダイアナ・ロスがどんどん目立つようになってフローレンスが不満を募らせ…という逸話がドリームガールズという作品を産んだくらい有名なので、一人「この人がダイアナロスなんや」と見られるポジションだと感じさせてしまうと、それ以外の二人が「ダイアナロスじゃないんや」って見られてしまって、先入観でちょっと損をしてしまうよな〜と思いました。個人的にはカムデン婦人がボトムなのは少し厳しい評価では?と思います。あのはにかんだ少し控えめな可憐さが良いんじゃないか!優雅で最高じゃないか!ケリーちゃんは頑張ってたのが大袈裟すぎるって評価に繋がってしまったのが切ないな〜と思います。いやでも全体的にハッピーないいパフォーマンスだったと思います、全員。それぞれのグループがバラバラに撮影するんじゃなくて、メインのグループがやってる後ろでほかのグループがバックダンサーしてるのが可愛くて可愛くて、本当に見ててハッピー感のある(The Shang-Ru-Lasの歌詞以外は)チャレンジでした。


ランウェイも良かった〜…春テーマのランウェイの時もこういう自由に発想できるテーマだとそれぞれの違うアイディアが見られていいよね、と書きましたが、今回も楽しかったです。もうとにかく一番手のウィロウちゃんが素晴らしかった。著名なデザイナーによる豪華絢爛なドレスを着こなして歩くクイーンの良さも否定しないけれど、あんまりルポールの金とコネ持ってるもの勝ちレースにはなってほしくないとも思っていて、なのでこうやってウィロウちゃんのように最初は誰でも思いつきうるアイディアをさらに拡大してから形に落とし込んで、ファッションとしてまとめると同時にユーモアたっぷりに表現してくるのを見ると、やられた!!って唸っちゃいますね…お金以上にセンスなんだって感じさせてくれるルック、最高に好きです。天才。

そしてダヤちゃんもプロモで見せてくれていたようなパンクテイストの真骨頂という感じでとても良く、クリーンなまとめ方かつセクシーびっくりモーメントもあるボスコもとても良く(眉毛がサンジみたいなくるくるでかわいい、唇のところもくるくるでかわいい)やっぱりこの3人が私の中で今回はトップかなぁと思います。私はデジャさんの愛の戦士セーラーVちゃん感のあるルックも本人は一番気に入ってないって言ってるけどキュートで好きだったな〜。コツコツ頑張るデジャさんをもっと褒めてくれっていつも思っているので、今回のトップめちゃめちゃ嬉しかったです。


リップシンク、以前オライオンちゃんの靴が脱げちゃった時に「ジューンがもうやったやろ!リップシンクのとき靴脱ぐのあかん!」ってツッコミをコンフェッションで入れていたジャスミンの靴が脱げてしまうのが皮肉だな〜と思いましたし、もう片方を意地でも脱がずにパフォーマンスをするのがプロの矜持だなと感じました。私はどっちも良かったと思うし、特にケリーちゃんが前回のリップシンクよりずっと良かったので、どっちが残ってもおかしくないな〜と見てました。ケリーちゃんの脱落が告げられて、実はコーンブレッドちゃんが帰った後、私の「ゴールデンバー持っている人予想第一位」がケリーちゃんに切り替わっていたので、ちょっと期待をしていたのですが…リップシンクで戦ったジャスミンも祈っていたのがなんだか切なかったですね…

いやケリーちゃん、本当に最後まで誇り高くて格好良かった。人って多かれ少なかれ、ピンチの時になると人にマイナスな感情を振りまいてしまったりすることもあるじゃないですか、人を責めてしまったりとか、逆に人から責められてるように感じて自己防衛してしまったりとか。でもケリーちゃんはどこか達観してるというか、余裕さえ感じられるような立ち振る舞いで、人との戦いじゃなく自分との戦いの場なんだっていうように常に凛としていて。本当に素敵で、みんなが憧れるのが本当に分かります。自分がまっすぐに頑張ることが誰かの希望になると分かっている人ってなんて美しいんだろうか!

f:id:akzkiss:20220305004459j:image


次回はディスカッション系の課題のようで…あれっスナッチゲームマダー?待ってるわけではないんですが、8人でやるという印象があって…そっか、来週じゃないんだね…

月末になると翌月の放映予定のあらすじがまとめてアップされるらしく、おなじみdragrace wikiで3月末までの予定が見られるので、ネタバレ大丈夫な方はチェックしてみてください。私は3月最終週に最高のチャレンジが来そうなので俄然ウキウキしてまいりました!

 

 

…このブログはできるだけ淡々とドラァグレースの話だけするようにしていますが、あまりにも世界がしんどいことになっているので。一個人としてできることはあまりにも小さいかもしれないけれど、とにかく戦争反対を呼びかけることと、平和を祈ることと、ウクライナに支援を送るなど微力でも具体的なサポートをすることと、自分の今の生活を守ることを優先しようと思うので、ちょっと文章をまとめたり絵を描いたりするのにいつもより時間がかかったりすることもあると思いますが、ご理解ください。生きることを、生かすことを、頑張りましょう…