あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul’s Drag Race Season14 ep14"Catwalk"感想

ファイナルチャレンジ、みんな大好きMV撮影。今回も最高でした…まず曲がいいんですよね、曲が。その時点で勝利は約束されていたのだ。

 

 

 

 

 

 

I'm watching Catwalk on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdr14-catwalk

 

 

 

 

 

 

このシーズンのランウェイ曲であるCatwalkが今回の課題曲だったわけなのですが、Fmaj7とAmaj7のループが最高にチル&クールでいい曲だなと毎回思っていたので嬉しい。今まではどちらかと言うとポップで華やかな曲のほうがMV映えするよな〜なんて思っていたのですが、今回のトップ5は燃え盛る赤い炎というよりは、さらに熱いけど安定した青い炎という印象だったので、こっちの曲調の方が合ってるよな、と納得しました。


MV撮影の衣装、自分達でデザインした衣装を作ってもらえるのいい!ここまで来るともう手持ちの衣装もごくわずかだと思うし、もしかしたらあんまりいいの残ってないかもしれないので、同じゼロベースから衣装を用意してもらえること、とってもいいですよね。おそらく1日とかで作ってくれた衣装班の方に敬礼です(いつもルージカルの時とか衣装サイズ的に役が事前に決まってるんじゃないの〜とか疑ってたんですけど、これだけのスピードでどうにかできる衣装班がいるならなんとかなるね…疑ってごめんね…)みんな自分に似合うデザインがよく分かってるなぁと感心しきりです。


ダンスレッスン、この5人の中ではダンスが得意な方ではない(それでも充分すぎるくらいのスキルを持ってると思うのですが!)アンジェリアが振り付けを捉えるのに苦心してて、練習から間を開けず本番を撮ることが発表されて表情がこわばるのが見てて辛かったです〜アンジェリアはこの後少しは休憩時間が挟まるだろうからそこでガシガシ練習しまくって自分が納得できるところまで持って行った上で本番を撮る、という想定でいたんじゃないかと思うんですよね、完璧主義者だし頑張り屋だし、そうしてたらきっと落ち着いて撮影に臨めたんだろうなぁと思うと、スパルタだなぁと思います(シーズンによっては生パフォーマンスさせられたり、一発撮りを要求されたりするので、今回だけ特別にハードというわけではないのですが…)

撮影中も「これはヒントだけど、這いつくばって歩いたりするのもありだからね!」というミシェルからの言葉をうまく取り入れられなかったの勿体なかった…とは言え、ミシェルからそう言われている現場を見ずにMVだけ見ていたらアンジー決まってるなカッコいい!で終わるレベルの高さなのですが。アンジーが言われたことをやらなかったのを見て、じゃあオイラがいただきますわ、ってすかさずやってくるダヤのハングリー精神、最高に好きです。


一人特にもがいていそうに見えたアンジーも含め、完成品のMVはみんなが良かった、本当に良かった…カムデン婦人がウィナーになるのも、アンジーとウィロウがボトムになるのも、まぁ妥当なところかなとは思うのですが、でも本当に全員が良くてほんの僅差で決まったことだろうなって思いました。ここまでステージでやってきたパフォーマンスに比べてMV撮影でアドバンテージがあることって、カメラワークに制限がないことだと思うんですよね。なので寝転がって上から映すようなアングルを入れたカムデン婦人だったり、這いつくばって歩いたダヤだったりと、ダイナミックな動きを入れた人の見栄えがよくて評価が上がっていたように感じます。でも出だしの歌詞から最高に心を掴んでくるボスコだったり、アンジーの射抜くような目線だったり、ウィロウのがっつり韻を踏んだラップから低音でメロディを歌うところの音楽的深みだったり、本当それぞれたくさんいいところありましたよね…


ファイナルランウェイも5人が5人とも自分らしさを打ち出したルックでよかったです。ボスコはep1でやっていた薔薇のバーレスクの時と同じウィッグだったのかな、あの時のイメージと同じく、ヌーディだけど上品で優雅で素敵でした。アンジーはあえてこの最終ランウェイでパジェントクイーンらしいスパンコールキラキラの素材でなく黒一色のドレスを選ぶところ、自分に自信がある人じゃないとできない選択だなって惚れ惚れします。ダヤのエレガントなガウンに焼け焦げて破れたバッスルを組み合わせたスタイルも、ロック魂感じて痺れる!カムデン婦人は正統派エレガントスタイルで、ヘッドピースやメイクを含めて本当に綺麗に纏めていて、今回一番私好みでした。そしてウィロウ。ここに来て異色肌、ネズミのプリンセス。もう可愛くて可愛くて…ウィロウのドラァグファミリーであるイヴィが、ゴミやガラクタに美を見出してドラァグに昇華する人だったので、人によっては汚いと蔑むようなネズミという動物を愛でるのもどこか通じるところがあるな、ファミリー感あるなと納得しました。


さてボトム発表、アンジーとウィロウというこの5人の中でも特に絆の深い二人の対戦ということが決まり(まぁそうなるよね〜とも思いました、リップシンクで負けて帰りそうになったところをゴールデンバーで救ったボスコをここまで来てまたリップシンクの場に捧げるとは思わなかったので)序盤からずっとフロントランナーとして牽引してきたこの二人のうちどちらかを落とすことなんてできないやろ!このシーズン甘々やもん!今シーズンのジャッジにそんな大胆な決断はでっきませ〜ん!とか舐めてかかりつつも多少ビクビクしながら見てました。二人とも衣装的に制限があったかもしれないけれど最大限動いていて、かつパッションが溢れるいいリップシンクでした。私もこれはどちらも選べないな…と思ってたらやっぱりダブルステイだった。よかったよかった。4人の方がリップシンクスマックダウンが準決勝・決勝という感じで分かりやすくできるけど、この5人は本当に甲乙付け難くてみんな違った要素で良くて、全員がファイナルに進むのにふさわしいと思います。


そんなこんなで5人ともみんな良くて誰が優勝してもおかしくないし、teamも選べな〜い!!わりとs9と印象が近くて、全員違ったタイプでそれぞれの強みがあるので、あとはどれだけファイナル回でwowと思わせてこの人こそが優勝にふさわしいと納得させることが出来るかだと思うのですよね…一番手の内を明かしきってない、一番びっくりするような意外性のあることをやってきそうだなと思うのがウィロウなので、優勝最有力だと思ってますがいかがでしょうか。

本当は5人それぞれへの思いの丈も書きたいのですがまだちょっとまとまってないのと、時間が足りないのと、あと多分次回リユニオンはそんなに書けることがないと思うので、team決めと共に一週間宿題にさせてください。いや〜でも本当いいシーズン、誰が優勝しても祝福できるって思えるシーズンほど楽しいものはないです。このままリユニオン、フィナーレも最高のものを見せてもらえますように!!

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(今回絵がいつもの半分サイズですみません、上半分はMVの絵を描いてて色塗りのレイヤー切りまではできてるのですが終わらなかったので…アレの時にアレします…)