今週はボール回!!!ゲストにUKシーズン3出演のチョリーザが来てくれて嬉しい!フランチャイズを越えてつながるご縁!!
I'm watching Spanish Ball - 10th, 20th, and 30th Century on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/dresp-206
昨シーズンのエスパーニャは初回がデザインチャレンジだったので、随分待たされたなぁ、やっと来たか!という気持ちで迎えました。残念ながら一番こういうチャレンジで独創的な世界を自由に花開かせて欲しいな、と思っていたオニキスが先週帰ってしまったので悔しさに唇を噛んでしまいましたが、ひとまず怪我やトラブルなく終えられたので良かったなぁと思います。本当、提供される素材に金属があるとヒヤッとしてしまう…日常的に人間が着られる素材のみ出すようお願いしたい…
今回、ボールのテーマが10世紀、20世紀、30世紀と、時代を越えたスペインを表現するというもので面白かったです。各時代バラバラに表現するのでなく一貫したテーマを設定することで、お裁縫得意クイーンがおらずみんな四苦八苦しながら製作しながらも全体的によくまとまって見えていたことが印象的でした(ヴェネディータさんだけちょっと分からなかった…)
シャローン: 富(宝石→紙幣→金)
エストレジャ: 軍事力(傭兵→スペイン国の初代総統フランコ→サイバー戦士)
ヴェネディータ: ファッション(占星術士→ファーストレディ→未来のファッション)
ディアマンテ: 建築物(コルドバのメスキータ→ガウディ作のバルセロナのカサ・バトリョ→世紀末戦争で破壊されてシェルターになった建物)
セスラス: 情報伝達手段(文字→インターネット→口と手を使わなくなる新しい形)
マリナ: 花嫁(大地の花嫁→プラスチック素材の花嫁→アンチ・ブライド)
ジュリジ: 戦士(ジャンヌダルク→性解放闘争→サイバー戦士)
ボールということでいつもの表、作りました。ジャッジの意見とあまり相違なかったのでちょっとホッとしたりして。
ウィナーになったセスラスは形の面白さと、他の人たちが布地っぽいものを使ってる中一人で紙で作り上げたところが評価されたのかな、と思います。2つめの電脳ルックの色が落ち着いていたのが素敵。日本人的にはサイバーなアプローチだともうちょっと初音ミクちゃん的というか、もう少しポップな色使いを使いがちだと思うのですが、セスラスは今までのランウェイもそうですが色の選択が少し重めのトーンなのが面白いと思っています。
ジュリジちゃんも全体的に良かったですね。1つめのルックの羽のギミックも安っぽくなくスムーズに動いていたので素敵でしたし、2つめのルックのセクシーキュートなこと!3つ目は衣装としてのパンチは弱めだったかもしれませんが、ウィッグを含めてシルバーでまとめたことですごくクリーンな印象でした。
トップ3のもう一人ヴェネディータさんは3つめの自作ルックをどう評価するか…?というところだと思うんですけど、ちょっと盛りすぎてトゥーマッチかな?と思う自分と、でもそれ以上に色使いがとても素敵だなぁと思う自分がいたのでこの評価です。エストレジャが軍人ルックでフランコとして歩いた直後にヴェネさんがフランコは死んだ!ってやってたので笑ってしまった。あと3つ目のルックの講評でドヴィマが使いこなしてなかった緑のネットをうまく使ったわね、って言われててシーズンを超えたShade!ってまた笑いました。
一人セーフ抜けだったシャローンさん、全体的に悪くないんだけど(特にメイクを全部がらっと変えてきてたのがとても良かった)前回・前々回とマントを脱いだらボディースーツみたいな感じの衣装が続いていて、今回の1つめ、2つめも同じようなアプローチだったのでちょっと気になってしまったのでした…個々のルックは全部素晴らしいので似た印象になってしまうのが勿体無い…!
ボトム3人はやっぱり自作ルックの出来がちょっと見栄え的に苦しかったかなぁと思います。エストレジャは顔まわりのパーツはいっそ全部ないほうがすっきりして良かったんじゃないかなぁ、マリナもヘッドドレスなしでいつもみたいにミニマル&ハイファッション的アプローチにしたほうが良かったのではないかなぁ、と(マリナは相変わらずランウェイの見せ方が上手だな、毎回見入ってしまうプレゼンテーションだなぁと思います)ディアマンテも完成度として少し弱かった…でも本当、みんなお裁縫苦手と言いながらよくまとめ上げたと思います。
リップシンク、また色々脱ぎ捨てる系になってしまったりするのかな?とかビクビクしながら見ていましたが(自作ルックの時は強度的が弱いのか金がかかっていないから思い入れが少ないのか、別のシーズンでもビリビリにされることが少なくないので…)多少のビリリ!はあったものの、訴えかけるような素晴らしいリップシンクでした。エストレジャ、コメディ方面に振ってくるのかな?と思っていたらとても心のこもった、真摯な、いいリップシンクでしたね。ディアマンテも得意なダンスはあえて抑えて、同じ土俵に立って、歌詞を伝えて曲を表現することに徹していて、いい対戦だったなぁと思いました。
ディアマンテ、このフランチャイズ初めての黒人クイーンということで私も応援していたのですが、その分背負ってきたものも多かったのではと思います。自分の強みであるパフォーマンスを見せれば大丈夫、と自分を大きく見せすぎず、またできないことがあっても卑屈にならず、常に淡々と頑張るところが格好良かった。トップランナーではなかったかもしれないけれど、絶対離されることなく、自分のスタイルで走り続けることの素敵さを感じられるようなクイーンでした。
さてあと6人、ここからフィナーレまであと3チャレンジで半分の3人になるのか…!全然TOP3の予想ができないまま終盤戦に入ろうとしていますね…(一人ソツない人がいるのでその人は残るような気がしていますが…)
次回のミニチャレンジがなんだかとっても楽しそうなので予告だけ何度も繰り返し見ています。なんなんだあのモコモコ相撲。みんなでモコ!っとドヤ顔で立ってるのも可愛いし、その後に映る猛スピードで飛び掛かるヴェネディータさんも最高に面白すぎる。楽しみ!
今回の懺悔: エストレジャが感動的なお手紙をもらったカリカリファミリー、関係ない特定のクイーンの顔がチラついて大変でした。全部日本語字幕の迷翻訳が悪いんや…カリカリしたフガシアン…