あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race España Season2 episode7 "Come to Spain!"感想

ミニチャレンジの予告を見て書いた前回のブログ:なんなんだあのモコモコ相撲

実際のミニチャレンジを見て:え、マジで相撲なの!?

 

 

 

 

 

 

I'm watching Come to Spain! on WOW Presents Plus

http://www.wowpresentsplus.com/videos/dresp-207

 

 

 

 

 

 

 

というわけで愉快なミニチャレンジから今週は始まりました。こういう体を張ったお遊び、安全性に問題なければ大好き。でもまさか取り上げられているのが我が国日本の文化だとは思ってませんでした…相撲ってそんな感じだっけ…?自国文化が誤解されて伝わってる部分があるのではないかと不安に思いつつ、まぁBukkakeみたいな単語が日本語源として広まってる恥ずかしい現実よりは全然いいか…と納得することにしました。みんなモコモコで可愛かったし、格闘ゲームみたいな演出が本当に良かったです。決勝戦、撹乱するためにマリナがぐるぐる回ってるところとかまさに格闘ゲームって感じで大笑いしました。はーかわいい、あのモコモコスーツ着てるみんなのこと考えるだけで楽しい気持ちになれます。テレタビーズの仲間に入れてあげて欲しい。


今週のメインチャレンジは2人ずつ3チームに分かれてのCM制作で、スペインに来たくなるようなコマーシャルを制作しろ!というもの。エスパーニャはアダルト方面に突き抜けることが結構あるので始まる前から危惧していましたが、予想通り3チームとも下ネタど直球でございました。見てる時ちょうどハウスクリーニング屋さんが台所のお掃除をしてくれていたので超気まずかった…絶対この人朝から何見てるんじゃって思われた…そして大抵通勤電車やバスで見返してるので、それもまたいたたまれなかったです。

全てがソツないシャローンと、コメディならお手のもののエストレジャペアは流石の安定感でしたね。この二人が一緒にやるのはコメディートークショーの玉ねぎおばあちゃんズ、ルージカルの尼さんペアに続いて今回が3回目だったのですが、安定感のある名コンビだなぁ〜と思います。無難なチョイス、冒険してない、とか言われるかもしれないけど私でもシャローンさんを選ぶよエストレジャちゃん…CMで大事なことの一つは印象に残るキャッチフレーズやシーンを作れるかどうかだと思うので、グローリーホールズ…を繰り返して(俗に言う天丼)いたのは本当に賢い。ハビエルアンブロッシがここ来るぞ!って感じで声を合わせてグローリーホールズ!って言った瞬間に勝ったな、と思いました。副賞が撮影に使われてたアダルトなチョコレートなのも笑った。なんだあの精巧な形。ナイトクラブとかで売ってるのだろうか、それともおっぱいプリンみたいにお土産枠なのだろうか。

マリナとセスラス組はジャッジの言っていた通り、ちょっとコントロール外に行ってしまったかな、と。最後の泡のぷわぷわ大暴走の部分はなくても良かったのかなぁとか、スペインに行こう!って気にさせるみたいな部分が薄かった気がしました(まあ言っちゃえばその点は3つとも微妙だったのですが…)ジュリジとヴェネディタ組は終始楽しんでいるように見えたのが好印象だったのと、本人たちが説明してる横でピットクルーがちらっと励んでるのが映る、みたいな構造が面白かったです。

ちなみに全体で一番笑ったのは、ジュリジペアのCMでカモメのフンがお顔にかかった後に一瞬だけカモメ人形を二人にけしかけているシュプリンが映ったところでした。かわいい、いつもお疲れ様…


ランウェイとリップシンクは2021年7月に亡くなったイタリアの歌手、ラファエラ・カラをトリビュートしたもので、こういう実在の人物を題材にしたものはどれだけその人のエッセンスを入れられるかどうかが勝負だと思うのですが、いやーマリナが素晴らしかった。毎回のようにマリナのランウェイプレゼンテーションが素晴らしいことを書いている気がするのですが、どちらかというとクールで、初期には「ネガティブな感じがちょっと…」みたいなことをコンテスタントにも言われていて本人どちらかと言うとあんまり明るいキャラクターではないと思うのですが、いやーアクティブで溌剌としたいいランウェイ、いいリップシンクでした。弾けるようなエネルギーに溢れていて素敵だった…マリナは憑依型というか、見せたいものに合わせて表現を変えられるところがアーティストとして素晴らしい魅力だなぁと思います。


しかしエリミ…セスラス!セスラス!!私あなたもフィナーレに行く子だと思っていたよ!?ep5入るくらいまでフィナーレはシャローン、オニキス、セスラスかな〜なんて思っていたので、結構衝撃でした。でも今回はランウェイのメイクがラファエラに寄せるというよりいつものセスラスメイクだったのがどっちつかずに感じられた、みたいなジャッジの評価も理解できるし、そしてリップシンクもランウェイと同じく、よりラファエラらしい表現をしたほうが評価されたのだろうなぁと思います。理解も納得もできるのですが、でもシーズンが始まる前からパフォーマンスの素晴らしさを見て「リップシンクアサシンになるかもしれないな、少なくとも1回目のリップシンクでは落ちないだろう」って思ってた人なので、ここでのサシェイにびっくりしました。悔し涙でぐしゃぐしゃになった顔も愛おしい、あなたは頑張った、ドラァグ姿は常に格好良かったし、言動がチャーミングでコンフェッションの癒しだったよ…あの明るい特徴的な声が聞けなくなると思うと寂しいです。


次回はロースト回!何度か書いている通り共感性羞恥であまり得意でないチャレンジなのですが、でもローストされにやってくるゲストがs1のメンバーなのでとてもとても楽しみにしています…なんでこの人選なんだろう?って思ったらs2のトップ5に対してs1のトップ5ぶつけてるのね、なるほど。ロースト、リーディングと性質が同じなので、ミニチャレンジの時に勝っていたシャローンさんは(また)ソツなくこなしてくれるかな、苦手そうにしていたマリナが心配だな…という感じです。あと「誰が帰るべき?」っていう質問のせいで初めてワークルームがギスギスして、マジで終盤だな〜!って感じてます…あれは気合を入れさせなおすためのジャッジからの発破だと解釈しているのですが…がんばれみんな、がんばれ…


今週の懺悔: 次回予告でミニチャレンジのパペットチャレンジがうつった時、パペットを取り出すための壁の穴を見た瞬間に「グローリーホールズ…」って言ってしまいました。毒されてる。