あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul's Drag Race: All Stars Season7 episode1 "Legends"感想

オルスタ7、オルスタと言っても今までとはまた一味違うぞ、なんてったって神々の遊びなのだから…!

(初回のみep1とep2の二本同時公開なのですが、私の脳みそがところてん式なもので、キャパシティの都合上ep2を見る前にep1の感想を書いております。何かep2で既にひっくり返されてる部分とかあったらほくそ笑みながら読んでやってくださいませ…)

 

 

 

 

 

I'm watching Legends on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/ras-701

 

 

 

 

 

 

 

というわけで始まりましたオルスタ7。去年くらいにどうやら優勝者だけを集めたシーズンをやるらしいという噂が聞こえてきて、最初は既存のオルスタとは別の枠で新シリーズとしてやるのかな〜と思っていたのですが、でもここのところ毎年オルスタをやっていることで若干マンネリ化というか、出演シーズンから間を置かず出演するようなクイーンが増えてきてることでもう少し熟成させても良いのでは…?と思っていたタイミングだったので、ここでオルスタの歴史に新しいパターンを加えるのはとてもよい試みだと思います。そして全員が当然のように強いクイーンが揃い踏みする中で、今回は脱落者なしということが判明し、最初から最後までこの8人を見続けられるというのが本当に嬉しい…!今までの勝者が脱落者を選ぶというオルスタルールだと、どうしても途中で実力勝負とは違うような脱落の仕方をするクイーンが出たりもするじゃないですか。それが今回はなくて(ブロック制度が最終的にどう効いてくるか分からないけれど…)純粋に強いクイーンが決勝に残るのが見られる、本当の頂上決戦になりそうで、楽しみにしています。何よりも、全員が超超超超人気者のクイーンたちの出演なので、誰かが先に帰ってファンが阿鼻叫喚するとか、誰かが誰かを帰らせて揉めたり炎上したりなんてことがなくて本当に良かった…。


4人がファイナル進出、ということは半分に絞る感じかぁ。今からどの4人が残るのかなぁなんて楽しみにしています。みんなそれぞれが違う持ち味、違う得意分野で最高だもんね。今回は特にチームを決めてはいないのですが(だってみんな素晴らしくてみんな好きだから)s12というコロナ禍の厳しいシーズンの王者のジェイダと、わざわざ海を渡って来てくれたヴィヴィアンには特にいい思いをして欲しいなぁ、たくさんファンの増えるシーズンになりますようにと思っています。特にヴィヴィアンは賞金のでないUKシリーズから来てるので、ちょっと稼いで帰って欲しい!もうバッジはたくさんもらってるもんね!


エントランスから全員当然良くて、ミニチャレンジのリーディングもみんな上手くチクリチクリと刺していて、メインチャレンジの歌詞作成&全員でのリップシンクパフォーマンスもばっちりで、ランウェイもそれぞれ力(と財力)がこもっていて…これが勝者の余裕なのか?という感じで、本当悪いところを探すのが難しい感じでしたね。通常シーズンみたいにルポール御大がボトム2を決めないといけなかったりしたら絶対決断までに日が暮れていた。

皆様だったら誰をTOP2に選びましたか?私はシェイは絶対選ばれるな、ってパフォーマンスで確信して、もう一人はバックダンサーとの絡みをうまく生かしたトリニティ、同じくみずみずしく弾けるようなパフォーマンスが良かったモネ、ド派手なムーブが目を引いたイヴィあたりが有力かな〜くらいの感じで見ていました。いやでもやっぱり選べない…韻を踏んだ歌詞が最高なジンクスも良かったし、一番手でがっちり心を掴んだラジャ様も良かったし、歌が得意でないところも逆手にとって活かしたジェイダも良かったし、歌声の響きの素晴らしさでヴィヴィアンも良かったし…ランウェイは当然全員良かったし…選ぶの大変…!!


でもリップシンクが最高すぎて、シェイとモネの二人でよかった〜!!!と心から思いました(旦那氏はこの曲だったらジンクスも上手く料理しそうじゃない?見てみたかったな〜と言っていました。わかってやがるじゃないか…)超絶技巧のスキャットを何でもないことかのように聴かせてくるジャズボーカルの最高峰、エラ・フィッツジェラルド。曲が始まった瞬間「えっこの曲でやるの!?」って思った人も少なくないんじゃないでしょうか、今までリップシンクで取り扱われた曲の中でもE難度、いや、E-I-E-I-O難度の曲だと思います。始まりはどうなるのかな?なんてどきどきしましたが、さすが二人ともプロフェッショナルなエンターテイナー、すぐに安心に変わって楽しく見ることができました。二人ともコミカルで、明るいパッションが伝わる表現で、最高。


より場を掌握した感があったシェイが勝利し、次回の勝ち星ゲットをお邪魔するブロッカーの権利を誰に使うか選ぶために他のクイーンたちの後ろをトイレのスッポンを持ってうろうろする姿を見て、これゴチバトルでよく見るやつじゃん…と感じたところTwitterのお友達も口々に言っていたので笑ってしまいました。それぞれ命乞いというか、自分のところにスッポンが来ないようにシェイに懇願するのが可愛い。結局トリニティのところにスッポンがやってきましたが、まだシーズンが始まったところなので初手の選択として気心知れてる同期のクイーンに渡すのは一番安定した選択だと思います。次回以降勝ち数とかそういう戦略的なところが出てきてまた面白くなるんだろうな、今シーズンの新システムですが、楽しみにしています。多分後半戦でバッジ倍チャンスだドンみたいな展開になる、このカシオミニを賭けてもいい。


全員が素晴らしいことが最初からわかっているシーズンなので、当たり前のようにハイレベルで見応えがあったのですが、スーパースターの皆さんが見せる人間味みたいな部分がとても良かったです。私ももしかしたら妖怪vurnelabiltyほしがりの仲間になってしまったのかも知れない…憧れの「ナオミよ」ことナオミ ・キャンベルにランウェイを見てもらって感極まって言葉に詰まるシェイとか(ナオミを見るたびに頭の中で久保田利伸が歌い出すので困りました)パンデミックの中での戴冠だったので他の人と違ってツアーなどで回ることもできなくて実感が薄かったので不安だったけど、ここでみんなと肩を並べられて嬉しい…と涙するジェイダとそれを見てすぐにもらい泣きしてしまうイヴィ、一人だけアウトサイダーだから、って少し不安そうな姿のヴィヴィアン、同盟組んじゃう?ってこそこそほくそ笑むモネとトリニティ、それをめざとく見つけてつつきにいくジンクス、一番コンペティションの場からのブランクがあるのに気にするどころかとにかく終始楽しそうで生き生きしているラジャ様、完全にファン目線でキャピキャピしているキャメロン・ディアス、みんな最高ではないか…!!!(最後の人はクイーンではない)


とにかく、誰も帰らないし、ジャッジもトップを決めるだけでいいから基本的に褒め言葉が多いし、何よりクイーンたちが最高のものを見せてくれるので、毎週金曜の夜に美味しくお酒が飲めそうです。一個気になっているのが、自分がトップかも知れない、リップシンクをするかもしれないと思ったクイーンがTOP発表前にuntuckedでランウェイ衣装から動きやすい衣装に着替えてから戻っているのですが、これ結局リップシンクにならなかった場合手持ちの衣装を見せてしまったから同じの着られなーいみたいになって、衣装足りなくなっちゃったりしませんかね…?まあ皆稼いでるし衣装もたくさん持って来てるだろうし、大丈夫なのかな…別に同じ衣装何回着てもいいよ…みんながんばれ…!