あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race France Season1 episode3 "French Ball"感想

 


今週はボールチャレンジ!

 

 

 

 

I'm watching French Ball on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/drf-103

 

 

 

 


今までのエピソードのランウェイで、フランスはランウェイのレベルが高いな!と思っていたので、予想通り見応えのあるチャレンジでした。同時に、どれだけ絢爛な持ち込み衣装を用意できても、こういうチャレンジで浮き彫りになる裁縫の技術はやっぱり問われてしまうよなぁ…とも思ったのですが、でもファッションクイーンとして見られているようなクイーンがこういうデザインチャレンジで活躍してくれるのが嬉しい私です。もちろんセンスさえ良ければデザイナーさんに任せて作った服だけで最後まで勝っていけることもあるのですが、でもなんとなく自分で作れる人だと嬉しいんだよね、クリエイティビティも評価軸に入れて欲しいし、ルポールの金とコネ持ってるもん勝ちレースになって欲しくないからさ…そういうのはオルスタで見られるからいいの…


さていつもの表です。どのカテゴリも一つは三角をつけなきゃなぁ、と思いつつ、一つ目、二つ目のルックは三角がつけづらくて…(限りなく角の丸い三角を書いた)全体的に見応えがあったなぁと思います。一人ずつ感想を書いていきますね。

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パロマ…一人目で入ってきた時に、あ、気合い入ってる!勝ち狙ってるな!というのが伝わってきました。一つ目のロココ調感あるワインとチーズの盛り合わせルックが一番好きですが、二つ目のパンツスーツも良かったし、自作のピンクフラミンゴワンピースもうまく纏めていたと思います。全体的にルックの引き出しの多さが伝わってきて良かったです。


ロリータバナナ…二つ目の黄色いベスト運動ルック、ベストじゃないし、衣装自体の必然性は微妙かなと思ったのですが、プラカードのプレゼンテーションで意図がジャッジにすぐ伝わっていたのと、表情の素晴らしさが良かったです。ちょっとプリプリ怒ってるギャルってなんでこんなにかわいいんでしょうか?自作ルック、二つ目のルックと続けて黄色を使っていたので印象が似てしまって損だな、と思いつつ、エメラルドグリーンとの組み合わせが映えて私は好きでした。講評の時に立ってる時にスカートの造形が微妙かも…と思ったのですが、ランウェイを歩いてる時は風を含ませて広げて見せることでそこまで気にならなかったので、プレゼンテーション強者だな〜と感心しました。


グランダム…この人も勝ちを狙ってるな、という印象。197cmの長身にヒールを履いた時点で2mを軽く越えてるわけで、そんな彼女が高さのあるヘッドピースをつけたらそりゃかがまないとエントランスから入れませんよね…一つ目の衣装、ドラァグレースの歴史上一番高さのある衣装だったのではないでしょうか。二つ目の白フリルアントワネットもスーパーモデル感あって良かった、ブーツの故障もまったく問題なかった。自作ルックは最初ちょっとシンプルすぎるかな…?と思ったら振り返った後ろの作りが素晴らしかったので一瞬で手のひらを返しました。下乳も加点要素です。ウィナーに手が届く位置にいたと思います。


エリプス…このチャレンジに並々ならぬやる気を見せていたので、本人的に不本意な出来になってしまい残念でした…ルックとしてはそんなに悪くないと思うのですが(服として成り立っているし)ちょっとリアルクローズすぎるというか、カンヌというテーマに合わなかったかな、もう少し肌を見せるとか抜け感があったら違ったのかもしれません。ただ、引き算の美学というか、ちょっと違うから何か足そう!という発想にならないでミニマルなまま纏めるところは私は良かったと思います。一つ目のルックは個人的な思い入れは伝わりますが、少しフランス感が薄かったかな…?しかし最近エリプスのランウェイでニコリともしないクールな感じと、ミニチャレンジやワークルームで無邪気に笑って楽しんでるところのギャップに結構やられてます。かわいい…


ブリオッシュ…一つ目のルックは清楚に決めて、二つ目のルックはキャンピィに決めて、三つ目のルックもかわい…と思ったらカメラが裾にクローズアップしたところであちゃぁ〜…となりました。そ、その布地はほつれどめ大変そうだね…シワも寄りやすそうだし大変だったね…ハンドバッグが謎に蟹だったのがかわいかったです。


ソア…一つ目のルックがアクティブな感じで印象が良く(これもまたヘッドピースによって高さ増し増しでしたね)、二つ目は衣装的には地味かなと思いきやwowがあり、自作衣装は…うん、布、かな…。ソアさんみたいに美しい骨格、美しい造作、美しい佇まいの人はそれこそ薄布一枚でもスーパーモデル級に着こなせてしまってハイファッションに見えるのですが、デザイン力を問われるソーイングチャレンジ的には見逃されないのも仕方ないかなぁと思いました。


カム…カムちゃんかわいいよカムちゃん。一つ目の鳩ルックはキャンピィに転びそうなところをシックに決めて、逆に二つ目のクロワッサンルックはアイドル級可愛さのキャンピィ路線、そして自作衣装はクマノミの浮き輪をゲットした時からどうなるか興味津々でしたが、ポップなドレスに仕上げていてよかったと思います。個人的には肩のパーツのせいでちょっと安っぽく見えてしまうかも…と思いつつ、でもそこの部分が面白味を出していたり、ウィッグとのバランスを取ってるのかな、とも思い。グランダムさんの方が私はカンヌ感は出てたかな、と思いますが、でも3ルック全てよかったので、ウィナーも納得の結果だと思います。カムちゃんみたいなベビーフェイスのファッションクイーンは私が応援しなくても人気でるから大丈夫〜みたいな感じで半目で見がちな私なのですが(ごめんよ)ここで実力をビシッと見せてくれてだいぶハート指数急上昇しました。カムちゃんかわいいよカムちゃん。


ビッグベルタ…なんかすごいの出た!!!一つ目の噴水ルックはこれを見せないで帰ってたら一生根に持つだろうな、という感じのルックで、披露できて良かったねぇという気持ちと、これだけの物を出してきたらちょっと気概を買ってセーフ抜けさせちゃうのも分かるわぁ、という気持ちです。ドラァグレースの歴史の中で今までやってないものを持ち込んで爪痕を残すことって誰にでもできることではないので「あの水芸ルックすごかったよね!」「あーフランスの!」って今後も話題になりそう、というだけで大加点な気がします。ルックそのものはあんまり好みではないんですが、あのギミックと40kgの衣装と9kgのウィッグには敬意を表さなければならない。ちなみにその一つ目のルックがなかったら間違いなくリップシンクだっただろうなぁと思いますが…


というわけでソアさんとブリオッシュちゃんがリップシンクして、ブリオッシュちゃんが帰ることになりました。やだーさみしい!!今回リップシンクが本当に接戦だったと思うので、本当に惜しいなあ…と思います。初回勝ってるソアさんがまた波に乗るところも見たいけど、ブリオッシュちゃんのいいところももっともっと見たかった…特に歌チャレンジとか…ドラァグレースではわりと珍しいタイプの、ふわっとした優しい雰囲気の素朴な感じがとてもチャーミングだったので、居なくなると癒しが減るなぁ、残念だなぁという気持ちです。


でも本当フランス、雰囲気が良くて見てて楽しい。縫い物で困ってる人たちを助けるエリプスもいい子やなぁと思って見てたけど、そのエリプスが講評で打ちのめされてる時に横から「でもめっちゃ手伝ってくれて…」「私も助けてもらったん…」って審査員にフォローを入れるロリータちゃんもブリオッシュちゃんもいい子や…ってなりました(手伝った人が切ない思いをするs10を最近見返してたのでなおさら…)アンタックドでも、とにかくみんな頑張ったよね!みたいな雰囲気になってたりとか、なんていうかあんまり「私こそが勝つ!」みたいにガツガツしてる感じがなくて、皆それぞれ頑張ろうね、みたいな連帯感が感じられて、とても見やすくてありがたいです…ミニチャレンジの二人羽織のために2人組に分かれるのがスムーズに決まるのが見てて気持ちよくて無意味に何度も見返してる私でした。目を合わせてハグするカムちゃんとパロマも可愛いし、すすっと仲良し組で集まるソアとベルタさんも可愛いし、ニコニコ寄り添うブリオッシュちゃんとエリプスも可愛いし、でっかいちっちゃいコンビのグランダムとロリータちゃんは…もう…もう…(身長差にグッと来てしまうタイプ)かわいい!!!みんなかわいいよ!!!