あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Canada's Drag Race Season3 episode3 "Ruets"感想

前回の次回予告時点ではバンジーが来ることしか印象に残ってなくてすんまへんでした…ちゃんと楽しいパフォーマンスの回でした。

 

 

 

 

 

I'm watching Ruets on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/cdr-303

 

 

 

 

 

 

 

今回はペアを組んでリップシンクパフォーマンスをするというチャレンジでした。リップシンク〜?わざわざチャレンジとしてやらんでもどうせ番組の最後に命をかけてやるやつを毎週見てるでしょ〜?なんて思ったんですが、いやはや自分たちで事前に振り付けしてパフォーマンスするのだとやっぱり違うなぁ、と思った次第でした。面白かったです。

今回も(も。)曲キメのタイミングでフィアサリシャスちゃんが超ご立腹…!アップテンポの曲が欲しかったのに、一番全員が忌避していたミディアムバラードを振られてあからさまに態度に出るくらいガチギレしており、あなた毎回嵐を呼ぶわね〜!!とのけぞってしまいました。いや〜でもあれは一曲だけ明らかに他よりやりづらいだろうよ、曲の割り振りを決めなきゃいけなかったミニチャレンジ勝者のヴィヴィアンでなく、制作側のいけずだよ、ヴィヴィアンはせっかくのミニチャレンジ勝利がボーナス的にならずこういう苦労を背負わせてしまってすまないねぇ…という気持ちになりました。(勘違いイケおじチャレンジ、超かわいかった)ちなみに私だったらep1勝者のブンブンちゃんとep2勝者のキミーが組んでるから「貴方達ちょー強いから悪いけどちょっとハンデつけさせてもらうわ」ってそこのペアに難しい曲振るような気がします。それはそれで炎上しそうな気がするけど…


そして予告通りヴァネッサ・ヴァンジー・マテオakaバンちゃんの登場。ちょっとだけ振り付けの中の動きの見本を見せてあげなよ!と言われステージに上がってほんの数秒動いただけで分かるスーパースターのオーラ。おみそれしました…最初s10で見た時は退場の後ろ歩き(ミス、ヴァーンジー…)はとてもインパクトがあったものの実はそこまでダンシングクイーンだと言う印象はなかったのですが、s11でカムバックして、リップシンクを重ねるごとに踊る時に出る火の玉のようなエネルギーに息を飲みましたが、いやーほんとこの人が初戦脱落で終わらず大スターになったのには理由があるし、ポークチョップのまま放置されて腐らない世界線でよかったなぁ…としみじみしました。恋愛リアリティ番組のほうではお疲れ様でしたおめでとう…(wowでバチェラーのような番組をやってたのです、結構面白かった)

ところで今回のバンちゃん、リハーサル見学の時ドラァグしてて、ゲストジャッジの時にオフドラァグ姿なの結構面白かった。ブルックリンがリハの時はオフドラァグでジャッジングのときはドラァグするからそれぞれ被らないようにしたのかしら?


さてペアダンスチャレンジの感想を順番に。

カオス&シェラゾンペア…二人とも頑張りが見えて、特にダンスは不得手そうに見えたシェラゾンは相当チャレンジングだったのではないかと思うのですが、お互いのソロから始まり、そのあとのユニゾンはそれぞれなりに体を動かしていたと思いつつ…同じ振り付けをしているものの、ジャッジの言う通り「二人が組むことによって出てくるケミストリー」みたいなのがあまり出ていなくて、同じ場で踊っている人が二人いる、みたいな感じになってしまったのが勿体無かったです。曲もアドレナリンだしね、もう少しエネルギーの放出が見られるようなパワフルさがあっても良かったなぁと思います。

ブンブン&キミーペア…曲はFeel like dancin'を貰った踊れる二人、リハーサルの時からいい感じだったので期待をしていましたが、これぞショー!って感じで華やかで、二人で揃えた振り付けはキャッチーだし、それぞれのソロも切れ味良いし、大技も入るし、見栄えのいいまとまりのあるパフォーマンスに仕上がっていたと思います。片方がソロやってる時にもう一人が「あっちを見てね!」って指で矢印作ってアピールできてるのも上手でした。ゴリゴリに踊った挙句の最後のポーズがピースなの、ギャルすぎて最高。

フィアサリシャス&ボンベイペア…いや〜このLet the music playという曲でパフォーマンスするの、難しいわ…派手な動きを入れづらいミディアムバラードですが、でもコメディ要素を入れてキャッチーにしようと頑張っていたと思います。二人で同じような決めポーズをして、ちょっと間違えてるんだけど!と相手を修正しようとするところとか面白かわいくて良かったし、表情作りも頑張ってたと思うのですが、ニコニコユニゾンしてる時と対抗心をあらわにしてバラバラな時ともう少しメリハリをつけて表現してたらもう少しまとまりが出たんじゃないかなぁと思いました。

ジェイダ&アルマペア…一番人気のピナバタをゲットしたものの当初は「この曲はトゥワークが命の曲だけど、ワイ白人だし上手くできん、どうしよう…」とアルマが不安げにしていましたが、その踊れなさを生かして、プリプリにケツを揺らすジェイダと対比させるのをパフォーマンスの肝にしよう!と決め、コミカルにまとめていてとても良かったです。っていうかピナバタという曲のインパクトが強すぎる、最近別シーズンでもピナバタを使って勝ててたし、今後もピナバタを制するものはチャレンジを制するみたいなことになるのではないだろうか…トゥワークに自信のある強ギャル感あるジェイダも良かったし、入退場時点でぎこちなさを存分にアピールできてたアルマもとても可愛かったです。

ジゼル&ヴィヴィアンペア…私の中ではThrow Ya heads upという曲だけでディスコ加点3万点でこのペアが優勝なんですけどね!明快でわかりやすいダンス、ふんだんに入れたディスコムーブ、何よりもペアを組んだ二人が楽しそうに溌剌と動いていたのがとても良かったです。ペアを組んだことによるいいケミストリーを感じていたので、ボトム3組としてステージに残されてマジでこのシーズンのジャッジちょっとおかしいのではないか…?と思ったけど割とぬるっと終わったので拍子抜けしました。だったらセーフで抜けさせてもよかったんじゃないか…?おてての可愛さをいじりたかっただけなのでは…?


ランウェイのお袖テーマは最後に出てきたブンブンちゃんがダントツで好きでした。どこまでもどこまでも続く袖…!ちょっとストリート感のある衣装は毎回私はツボなんですけど、どうしても「通行人感ある〜」とか「ランウェイには相応しくない〜」みたいな評価を受けたりすることある中、今回みたいな超オーバーな表現が出てくると、これぞドラァグ〜!!!って嬉しくなっちゃいます。こういう思いつきそうだけど実際に実現しようとはなかなか考えないアイディア大好き!あとはヴィヴィアンとジゼルの袖長コンビも良かった…この二人に関してはランウェイが良かったのを超えて、ジャッジングの時にハリウッドジェイド(好き)にコンパクト貸して〜って言われてポーチを開けようと二人で四苦八苦してるところとか、untuckedで片側が緊迫した雰囲気なのにもう片側でキャッキャキャッキャアルプス一万尺したりして遊んでるのが最高すぎたんですが…ニコニコ横で眺めてるアルマさんもいるし、セサミストリートみたいなヴィヴィアン&アルマというご機嫌仲間に追加メンバー・ジゼルが増えました…可愛すぎる…


ボトムになってしまったフィアサリシャスちゃんが、ジャッジングの後untuckedでは誰のことを責めるわけでもなく、かなぴー!くらいの感じで受け入れていたのが意外で、もっと他責的になるかと思ったのでちょっと感心しました。カッとなると激しいけど火元から離れるとケロッとしてるの面白い。シェラゾンちゃんはダンスにちょっと躊躇いがあったのでボトムも仕方ないかなと思ったんですが、でもカナダのs1のep3の歌と踊りチャレンジとか見に行ってごらん、もっと踊れてない子いっぱいおるよ…!(Shade!)シェラゾンちゃん、なんというか外見含めてクラスメートにいそうな感じの親しみやすく素朴なキャラクターが可愛くて好きだったので、いなくなるのが残念です。あとせっかくわりと大人しめなカオスが今回ペアになったこときっかけに自分の先住民族のバックグラウンドの話をやっとできるようになったりしてガードが緩んできてるのに、仲良くなったシェラゾンちゃんがいなくなるの、寂しいな。もっと先住民族ルーツのお話聞きたかったし、ランウェイも見たかった。オフドラァグの髪型も最近私わりとあんな感じなんで、しばらくは鏡を見るたびにシェラゾンちゃんのこと思い出しそう…


ところで、ep1でデザインチャレンジ(材料は持参衣装+α)、ep2で架空授賞式、ep3でペアリップシンクときて、ep4でまたもデザインチャレンジ(箱割り振り系)が来るみたいな感じなんですけど…もしかして、今シーズンちょっと予算ないのかな?なんて思ってます。昨シーズンはep2からルージカルで曲の制作、歌の録音、振り付けや大道具小道具などに予算をかけていたり、ep3もアクティングチャレンジで脚本を用意したり短時間での編集の手間をかけていたことを考えると、今シーズンはだいぶクイーンの持ってきたものだけでその場でなんとかなるようなチャレンジが続いてるな…と思い。昨シーズンからあんまり間も空いてないし色々あるんだろうけど…ゲストジャッジにバンジーやジンボさんが来るのもお友達価格だったりするのかな、とか、だからアマンダさんいなくなったのかな、とか、今年カナダvs the Worldも年末にやるからその予算と折半になったりしたのかな…とか、大人の事情を色々考えてしまってます。いかんぞ、素晴らしいクイーンたちの戦いだけに集中しよう…!