あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race Philippines Season1 episode1 "Mabu-Heeey!"感想

始まりましたドラァグレースフィリピン!タイランドに続く、久々のアジアでのフランチャイズなのでとても楽しみにしてました。ブログはさらっと書く予定ですが初回は各人の印象を書くのでどうしても長くなってしまうよね…

 

 

 

 


I'm watching Mabu-Heeey! on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/drp-101

 

 

 

 

 

全体的になんというか彩りが多いというか、コンテスタントたちも賑やかだし、明るくギラギラな華やかさだなぁと思います。すでに因縁のあるコンテスタントがいたり、仲良さそうな人たちもいたり、人間模様も鍵になりそう。でも何よりも、今まで見たことのない新しいチャレンジや表現が出てくることを期待しています。ホストジャッジのパオロさんは少し怖いけど…そんなに靴のこと言わんでも…メインジャッジの一人であるジグリーがしっかり意見を言いつつもコンテスタントたちとの心の距離が近そうなので、このシーズンの癒しになりそうです。やっぱりジャッジ席に共感度の高い人が一人は必要…


ep1はエントランスで一衣装、ミニチャレンジのヒーローフォトシュートでもう一衣装、タレントショーでまたまた一衣装、最後にランウェイで一衣装…とかなり幅広いルックが見られて眼福でした。

ランウェイのテーマはフィリピンの民族衣装、「テルノ」。女性の正装で、ピニヤと言われるパイナップルの繊維などで作られており、フィリピニャーナとも言われるそうです。バタフライ・スリーブと呼ばれる高さのある盛り上がった袖が特徴的で、そのほかにパニュエロという正方形の布を三角形に折り畳んでショールのように肩にかけたりもするみたい。こういうフィリピンならでは!のテーマが最初に来るの、とても分かりやすくて嬉しい。華やかだし、面白いアプローチをしてくる人もいるし、タレントショー以上にランウェイが楽しかったです。っていうかタレントショー一人1分って短すぎるんじゃ、もっと見せてくれ…

 


さてここからはエントランス順に各コンテスタントの雑感です。

 


Corazon

オフドラァグバカリズムさんとエイジアオハランド先生を足したような雰囲気で、オンドラァグは少女時代のサニーちゃんにちょっと似てて、私の好きな人てんこ盛りやないかい、と思いました。羽を背負って出てくるパジェントクイーンはもれなく好きです。ミニチャレンジ、口元に殴られたかのようなメイクしてるのがディテール細かくてよかった。タレントショー、s13の曲(Tamisha Iman is coming for you!でお馴染み…)Phenomenonを使ったダンスがチアリーダー感あって明るくて楽しかったです。ランウェイもエレガントなガウンの人が多い中、迷彩柄とトレーン付きのミニスカートでキュートにまとめていてアイドルの衣装のようで良かった!


Eva Le Queen

最初コンフェッションの説明役の専任なのか!?ってくらい色々語って教えてくれて親切設計だな!と思いました。タレントショーの少しセクシーで切ないSpoken wordsは若干インパクトが弱いかな?と思いつつも合わせていた衣装が華やかでとても良かったのと、ランウェイの黄緑色のドレスのドラマチックに膨らんだ袖とウィッグのブルーとの色合わせが印象深くてとても良かったです。ルック・ウィッグ・メイクのトータルバランスを取るのがとても上手。


Turing

明るい笑顔が最高!コラソンちゃんが「チューリング見るためだけにイベントに行ったよ〜」というほどのファンとのことでパフォーマンス力に期待していたんですけど、タレントショーのコンテンポラリーダンス素晴らしかったですね〜!コロナで亡くした友人や家族に捧げるダンスということで、悲しみが伝わってくるかのような表現でした。ランウェイは酷評されてましたが、バタフライスリーブをアシンメトリーに使うアイディア自体は面白かったのでもう少し作りが良かったら…と惜しまれます。


Marina Summers

前のプリキュアの主人公の夏海まなつちゃんと大体同じ名前じゃん…?非常にトロピカってます。元ドラァグマザーのシルエットさん、そしてその娘のミンティちゃんと確執があるようで、ドラマの中心に据えられるのかな〜と思いきや本人は意外と飄々としているというかマイペースそうで良いです。ミニチャレンジは一番ポージングに意欲的で、体幹の強さを感じました。タレントショーのオリジナル曲でのリップシンクパフォーマンスも堂々たるダンスで、ミニ・メインダブルで掻っ攫うかな?と思ったのですが、惜しくも一歩届かず、でもep1からかなり印象残しに来てるな〜と感じました。

ランウェイも民族衣装をさらにドラァグアップした感じで、肩と袖にボリュームがある分下半身はレオタードですっきりとさせていてバランスが良かったです。「マリナ」ということでお魚モチーフなのもかわいい。


Lady Morgana

ミニチャレンジでは衣装のせいで関節が曲がらないのを逆に活かして空中でギコギコ走るのがとてもチャーミングでした。3言語によるニュースレポート、たしかに盛り上がりには欠けましたが、今まで見たことなかったアプローチなのでもったいなかったな〜と思います。レポートの中身にもう少しコメディ感を足してたら良かったのかな?ランウェイ、キラキラのグリーンの衣装に黒髪に白いメッシュの入ったウィッグで華やかで素敵でした。残念ながら初回リップシンクになってしまいましたが、表情豊かにパフォーマンスしているのが伝わってきて、カメラにも愛されてるなあ〜と思いました。


Precious Paula Nicole

ディズニーランド帰りみたいな髪飾り(例えが雑)が可愛い、あんまりキャンピィ路線のクイーンがいないのでポップなキュートさが際立っていました。飴ちゃん持ってくるクイーンに悪い人はいない。タレントショーの民族舞踊、女性パートを踊っていたそうですが、指先まで細やかに気を遣っているのが分かって良かったです。ランウェイもテルノにフィリピン山岳民族の衣装の要素を足していて、他の人と違うアプローチでフィリピンらしさを伝えようとしているのがとても良くて、かなり好感を持ちました。


Minty Fresh

ピンクのウィッグ、好きになっちゃうから困ります、やめてください、いややめないで好き…タレントショー、オリジナル曲に合わせてのパフォーマンスに加えて、照明の演出でドラマチックな効果が出ていて良かったと思います。ランウェイもエレガントで良かった〜!羽の素材でのテルノはAS5でオンジャイナが着ていたので懐かしいなぁと思いつつ、すっきりシャープにまとめているのが素晴らしいなぁと思いました。少しシャイなのかな?と思わせてがっつり決めてくるのが良かったです。初回ウィナーおめでとう〜!


Gigi Era

オーストラリアからの刺客!ダウンアンダーじゃなくてこっち出てくれて良かった、こっちのほうがたくさん友達できそうだよ、なんとなく…タレントショーは力強いダンスナンバーに加えて風の力も借りて迫力がありました。ダイナミックさが魅力。ランウェイは黄色い細かいビーズがミモザの花のようで素敵でした。色使いが大人っぽい。


Viñas Deluxe

バスタオルで来た!こうやって少し外したルックでやってくるクイーン、好きです。エントランスのど頭で響かせてた声が素敵だったので、お歌のチャレンジまで絶対残って欲しいなー。タレントショーは元気いっぱいにコミカルなパフォーマンスを見せてくれて、大きな笑顔が印象的でした。ひまわりたくさんのランウェイ衣装も本人のパーソナリティに合っていてとても良い。明るいキャラクターが魅力だなぁと思います。


Prince

黒一色でコーディネートしたクールなエントランスルックが素敵。タレントショーはセクシーなバーレスクか?と思いきやマジックショーだったので意外性が面白かったです。ランウェイ、現代的なスーツにアレンジするだけでなくさらに一歩進んで異色肌で未来感というか異星人感を出してるアプローチが面白かったです。インナーがだぶついてるとかそういうので引っかかっちゃうのもわかる、でもそんなに靴を責めんといて…!となりました。メイクの感じとか素敵だったので初回サシェイで残念、もっと前に出て踊ったら良かったのに…でもそういうシャイなところも可愛いよね。


Brigiding

明るくチャーミングなエントランスだったのですが、何人か「強えやつ来たぞ…(ゴクリ)」と一目置いているようだったので要チェックです。ミニチャレンジのフォトシュート、ワキを見せるポーズが他の人とちょっと違っててセクシーでよかった。タレントショーは正統派マジックで楽しく見られました、でもいつも思うんだけどこういうときの鳩の持ち込みって餌とかどうしてるんだろう…?ランウェイの衣装は一番好きでした、クリーム色に紫の刺繍がエレガントで美しい!ちょっとにしおかすみこさんに似てると思う。わたしもすみこに似てるって言われたことあるからもしかして私にも似てるのか…?


Xilhouet

黒天使ルックでラスボスのように登場したと思ったら、元・ドラァグドーターのマリナとの確執を強調するためにBGMもラスボス戦闘シーンのような曲になったので笑いました。クールなお姉様かと思いきやミニチャレンジの空中撮影でバランス崩してぐるんと回っちゃって慌てているの可愛かった。ミンティちゃんとドラァグ姿で並んでる時たまに松田聖子さんとYOSHIKIのような重鎮の風格があります。タレントショーはせっかくお絵描きパフォーマンスで視線を集めて期待感が高まっていたのだから、もう少しくっきりはっきり絵を見せて欲しかった!フィリピンで1970年代に活躍したドラァグパフォーマー集団のペーパードールズ(2006年にドキュメンタリー映画も公開)トリビュートするランウェイも素敵だったのですが全体的にちょっとルックがダークというかゴス風味というか、温かみにかける印象なので、ジャッジにも指摘されてましたがハートウォーミングなタレントショーの時くらい柔らかい服装でも良かったよなぁと感じました。

 

 

長くなってしまった!次回以降は絶対さらっと短く書く!っていうか明日ep3の更新が来てしまうのでその前にep2の感想をなんとか書かねば…うう…ハードスケジュール…untuckedはなんだか人間模様を垣間見られますが、あまりドラマは好まないので薄目で見ていますので悪しからず…