あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

これも見てたよ: RuPaul's Secret Celebrity Drag Race s2

シリーズこれも見ていたよ: ルポールのシークレットセレブリティドラァグレースs2!ネタバレにならない程度にフワッと全体の感想です。

 

 

 

 

I'm watching RuPaul's Secret Celebrity Drag Race on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/celebrity-drag-race

 

 

 

 


セレブリティドラァグレースのs1は「セレブが各回3人やってきて、それぞれにメンターがついてドラァグアップして、リップシンク勝負して一番の人がその人の名前で好きなチャリティプロジェクトに賞金を寄付できる・負けた人も金額は劣るけどやはり賞金を寄付できる」という別のフォーマットでやっていたのですが、メンターのドラァグクイーンたちを見るのは毎回眼福だし変身するところは見ていて楽しいけど、セレブに詳しくないから別に誰が勝ってもあんまり感動ないじゃん…とか、メイク担当のクイーン(シャネル、メイヘム、レイラ)に至ってはスクリーンタイムももらえないのおかしいじゃん…みたいな感じで、完全に流し見で終わってしまっていたのですが、いやーこのシーズンでがらっとフォーマットを変えてきて一気に面白くなりましたね。

日本では最近マスクドシンガーで取り入れていたフォーマットですが(マスクドシンガーもs2の優勝者のネタバレを見て俄然見たいと思っているのですが〜!!)正体を隠した形でパフォーマンスして、その回のボトム2が番組に残れるかと正体を賭けてリップシンクして、負けた時に誰だったか明かして帰っていくというパターンで、セレブリティに詳しくないにしろ、この人本業は何でどんな人なんだろう?みたいなワクワクがあって非常に良かったです。


今回優勝したクイーンは、開始時点で一人だけ「これってあの人じゃない…?」みたいに話題に上がってて、膨大にいるその人のファンの中から「あー一時期トレードマークの〇〇を〇〇〇いたけどそう言うことだったのね!」みたいな声が聞こえていて、ショービズに疎い私でさえ分かるほどの超・大物だったのですが、ep1、2時点でちょっとパフォーマンスが圧倒的すぎてさすがだなぁ!と思いました。ep2のパフォーマンスが一番好きかなぁ、すごく観客に魅せるのが上手で、パワフルに場を掌握していて、素晴らしかったです。

あとミスコンジニアリティを獲ったクイーンが私の一番のお気に入りの人だったので嬉しかった!なんというかすごくもっと見たいと思わせるような、ハートに訴えるような温かみのあるパフォーマンスができる人で、とても好きになりました。


トップ5が決まったタイミングでちょっとひと捻り入るのだけど、その辺りまでくるともはや全員好きで最高だったなぁ〜。特にセミファイナルでリップシンクの結果帰ってしまったクイーンは勿体無くて!優勝候補だと思っていたし、実質決勝戦のようなバトルだったなぁと思いました。茶目っ気溢れる動きが可愛かったんだよなぁ…でもその人を抑えてダークホース的にファイナル進出を決めた、セミファイナルのイレギュラーなチャレンジで大活躍したクイーンの覚醒ぶりも素晴らしかったです。総じてみんなよかった、みんな頑張った。


一番見応えがあったのがドラァグレース出場クイーンたちが登場してデュオでパフォーマンスする回で、チャチキ様とかこういうのに出てくれるんだ!?相手に合わせるとかしてくれなさそうなタイプとか思ってたんだけど!?と思っていたらチャチキ節全開かつ最高のパフォーマンスで痺れました。もちろん全クイーン素晴らしかったんですけど…もし1epくらいお試しで見てみようかな〜と思っている方がいらしたら、このep4を見るのをお勧めします。

そうそう、出場するセレブをシーズン通して支えるメンターのクイーンも、モネ、ブルックリン、ジュジュビーと良いクイーンを揃えていて素晴らしかった!コンテスタントのクイーンに寄り添って支えてくれて、頼もしいところを見せてくれました。これ、3人だけじゃなくて人数分メンター揃えて、メンターのクイーンの威信も賭けて争うようにしても面白いかも。最後のリップシンクで親玉が勝負するとかさ。単に私がたくさんクイーンを見たいだけですが。


新しいフランチャイズが告知されてどんどんワールドワイドに広がっていくのを見るたびに、もしや近い未来にドラァグレースジャパンが来てしまったりするのか…!?なんてビクビクしてるのですが、もしかすると日本でやるのならばこういうフォーマットのほうが向いているのかなぁ?とか思ったりしました。マスクドシンガーで実績があるし、一般視聴者としてまったく未知のドラァグクイーンが勝負する番組よりも、知ってる芸能人がドラァグアップして勝負する番組の方が親しみやすいものとして受け入れやすいんじゃないかな…とか。でもアメリカでも14シーズンもドラァグレースをやって、ドラァグというものが大衆に受け入れられる基盤が出来上がった上でやっとこれが出来たのだし、その基盤なしにただ著名人がドラァグするだけの番組をやるとするとそれってある種の「文化の盗用」だよなぁ、と思い…すごく魅力的なフォーマットだなぁと思うと同時に、まずはドラァグ文化を受け入れ尊重する土壌を作るところからだよなぁ、と思い直しました。日本はまだまだこれからだ〜。


とにかく全8ep、リップシンクパフォーマンスがメインなので華やかで楽しめました。一個気になってるのが、基本的に帰る時点でその人がチャリティー先に選んだ団体にいくらか寄付するど〜みたいな残念賞があるのですが、Runner upのクイーンのチャリティー先にはお金は渡っているのだろうか…明言がなかったので…それ以外は本当に楽しい、ゆるく楽しめるシーズンでした。