あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul's Drag Race UK season4 episode3 "Naff-ta Awards"感想

今週はデザインチャレンジ!しかもペアでやるやつ!!

 

 

 

 

I'm watching Naff-ta Awards on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdruk-403

 

 

 

 

布が出てくるデザインチャレンジと言えば私の大好物なんですけど、さらにペアでやるということでウキウキ最高潮でした。s2でもやってて楽しかったよね、あの時は途中までは和やかにペアで制作してたのに、後出しで突然二人の衣装で競わせてトップ組とボトム組みに分けるから…みたいな感じだったんだよね…なんだったんだ本当…(メンツが穏やかだったのでまっっったく揉めませんでしたが…)

今回は最初から最後まで協力体制でいけたので、一緒に制作して絆を深めていくところを本当に楽しく眺めることができました。ペア組はくじ引きで分けていたけど全く揉めず不満も出ず良かったです…みんないい子だ…


それぞれの衣装について思ったところなど。


青の衣装のルフィル&スミンティ組

いい出来〜!!すごく細かいディテールまで丁寧に作られていたと思います。ルフィルちゃんのほうはとにかくドレープが美しく、パワーショルダーのドラマチックな形も素晴らしい。スミンティちゃんのほうはただの水着と言われないようなこだわりのあるカッティングが美しいのと、フードの部分がファッショナブル。(布の上にゴロン…と横たわった時、やる気なさすぎて不貞腐れてるのか!?と思ったらフードの型を直接取ってて笑った)何よりも二人の素晴らしい腹筋を引き立てるような大胆なデザインと、端の始末など細部までこだわって作っているのが素晴らしいと思いました。最初いい布が入っていなくてテンションダダ下がりだったスミンティちゃんを明るくポジティブに盛り上げて持ち直させたルフィルちゃんの素晴らしさを、ジャッジはもっと褒めてください!


緑の衣装のペッパ&ジョンバーズ組

布地を細く切ったものを編み合わせて作ろう、というアイディアは素晴らしかった、デザイン自体は素敵だった、でもとことん時間が足りなかった…!他の組はどれも仕上がっていたということもあり、ボトム入りも仕方ない。布地を均等に測って切っていく作業がとにかく時間のロスだったと思うので、もし箱の中に長いリボンのような素材が大量に入っていたとしたら、時間内の完成も夢じゃなかったかもしれないし、もしかしたら勝利する未来もあったかも…?未完成度はペッパちゃんのほうが上でしたが(スカートも落ちてきちゃってジッパーが前に回ってきちゃうし…)デザイン的にはそのペッパちゃんのものの方が好きでした。ジョンバーズさんはスカートがちょっとシンプル過ぎたかなぁ。あと私は暗めの髪色の方がいいというのには異を唱えます。ブロンドとミントグリーンの組み合わせ最高やんか!


紫の衣装のピクシー&ダニー組

ごめんよ、あっさりセーフ抜けするのを見て「えっセーフなの!?」と驚いてしまいました…ごめんよ…だって面白くなかったんだもん…デザイン画の時点でなんだか地味になりそうだな…とか思っていて(ごめん)出来上がりもリアルクローズ寄りで全体的に無難というか面白みに欠けて(ごめん)二人の滲み出るパーソナリティが買われた結果のセーフなんだろうけど、私は「ドラァグの一番の罪ってなんだと思う?それはつまらないことだよ」って誰かが前に言っていた(ロスかな?)ことに深く頷いていたので、衣装自体の面白みはむしろ未完成の緑チームのほうがよっぽどあるのにな…と遠くを見てしまいました。まあでも頑張ったよね、服の形に仕上げたの偉いよね、普通に素敵なお洋服だよね、ウキウキしないけど…ごめんよ…


黒の衣装のダコタ&ベイビー組

二人はプリキュアじゃん!!!(違う)ダコタちゃんはパフスリーブ、ベイビーはバルーンスカート…と膨らんだ形を別な場所に使って、ダコタちゃんは脚、ベイビーは腕…とスカーフ柄を上手に効かせて、本当にうまく纏めていたと思います。黒一色で纏めずにスカーフで色味を足せていたのも華やかで素敵だった。ウィッグも色違いで、私ああいうハーフアップの髪型に弱いのでめちゃめちゃツボでした。優勝を選ぶ際、青チームと黒チームどちらも甲乙つけ難いな…という状況だったと思いますが、縫い物など技巧的な部分を多めに加味すると青チームの勝ち、二つのルックを並べた時のバランス、デザイン性、ハイファッション度を多めに加味すると黒チームの勝ちかなぁと思いました。勝利嬉しい〜、前回頑張ったのに悔しい思いをしたベイビーちゃんがバッジ貰えて嬉しいし、まさか初回リップシンクしたダコタちゃんが早々に二つ目のバッジを手にしてトップランナーに躍り出るとは誰が予想しただろうか?ファッションクイーンがファッションで活躍してくれるとなんか嬉しい私でした。


ゴールドの衣装のチェダー&コッパー組

もう〜見ていて歯痒かった。大体同じような感じのことしてるのに、片方はベタ褒め、もう片方はなんか違う…みたいに刺さってないの見るの本当に辛い。ジャッジのお気に入りと、そうでもない人がいるのは毎シーズン伝わってくるのだけど、二人の衣装のほんの少しずつの違い全てに対してチクチク来るのでそんなに違う?そんなに差が出る?って悲しくなっちゃいました。ましてや今回、そりゃ二人で並べたら良いほう・良くないほうになるだろうけど、全体で見たらコッパーさんの衣装、決して悪くなかったと思うんですよね…お顔につけた金箔も私は素敵だと思ったし、白のブーツも善悪対比なの理解できるし、なによりもケープにちゃんと裏地まで付けてたのにさ…!ベタ褒めしていたチェダーさんの衣装もミシン部分はコッパーさんの頑張りによって支えられているわけで、この扱いは本当に残酷だなぁと思いました。しょんぼり。「どうして水着の切れ込みのカットを二人同じようにしなかったの?」って聞かれてチェダーさんが「私の方が好色で、いつも通りにしただけなんだけど…」って言ってるの笑いました。


そんなわけでこれでリップシンクになるのは本当酷だよな…と思いつつ、そしてペッパさんのリップシンクがやべぇだろうことは初回「リップシンク見ると疲れるよ、こっちじゃなくて見てる側がさ」と語っていたことから予想できてたし、前回のダンスチャレンジでもバキバキだったので、本当にコッパーさん不運過ぎる、相手が悪過ぎる…とくちびるを噛んで見守っていたのですが、素晴らしい勝負でした。ペッパーさんは予想通り素晴らしかったんですよ!スカートを脱ぐところまでパフォーマンスとして見せて、音に完全に合った大技、ステージを大きく使ったキレのいいダンス、眼光鋭い表情…さすがだなぁと思う強いリップシンクだったのですが、私はコッパーさんの繊細で、丁寧で、でも心のこもったリップシンクにとても感動しました。言葉を丁寧に拾って、語りかけるように表現して、自分のできること全部差し出して、たとえ勝てなかったとしても、リップシンクの神様がいるのならばこれを捧げられたならば幸せだろうなぁ…と思いました。初回はボトムになったと言えど私はステートメントのある表現が好きだったし、ep2はボトムになったことを振り払うような力強いパンクなパフォーマンスで違った一面を見せてくれたし、今回も制作とリップシンク共に誠実な仕事ぶりを見せてくれて好感を持っていたので、もっともっと見たかったなぁ…サシェイが本当に残念です。


次回は即興コメディチャレンジっぽくて、パーソナリティの爆発を求められるチャレンジなので、ここまでちょっと目立たないでいるピクシーさんとかダニーさんの活躍が見たいなぁ!と期待しています(そのために今回セーフ抜けさせたんじゃないかと邪推すらしている) 多分その次のエピソードではスナッチゲームが来るので、このシーズン豊作のファッションクイーンたちが無事にコメディ続きのターンを抜けられるかどうかも気になるなぁ。みんながんばれ!