フィリピンは今回がファイナルチャレンジ!MV撮影です!!
I'm watching Charot of Fire on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/drp-109
というわけで1時間半は長いヨォ〜!!と泣きながら見ました。1時間がちょうどいい、アメリカ初期シーズンの45分くらいもコンパクトで好き、1時間15分くらいでも頑張れる、でも四捨五入して2時間に乗っちゃうと正直見るのが辛いんだ!でもフィリピンは無駄があんまりないのもわかってる、今回もそれぞれへのインタビュー、MV、ジャッジとの対話…みたいな要素、全部必要なことも分かっている…濃い…untuckedまで別立てである…
でもねぇ、今回だいぶジャッジングにおいてMVの比重が多かったと思うんですけど、センターはってキメキメに踊ってるマリナちゃんがウィナーになるのは分かる、パーソナリティの伝わってくる表情や動きの良さでプレシャスちゃんがセーフ抜けするのも分かる、残念ながらダンスがどこも遅れ気味だったシルエットさんがボトムになってしまうのも分かる。残りの二人の勝負かな、どうなるかな…と思ったものの、最終的にミンティちゃんがボトムになったのは、ここまでのトラックレコードなども考えて正直ちょっとびっくりしました。
えっ、ていうかMVで全員踊ってるパート、逆光キツすぎて後列で歌ってる人大体後光と一体化して見えなかったんですが!?それで評価されるのミンティちゃん不利すぎでは???
正直ちょっとフィリピンのジャッジングは共感度加点が強めだなぁと思っていて、プレシャスちゃんとかビーニャスちゃんとかニコニコで茶目っ気のあるタイプに対してはジャッジが若干ほだされてる感あるなぁと感じていたのですが、その逆として、ミンティちゃんみたいにちょっと心の壁があるというか、全部をさらけ出してくれないように見えるタイプに対して辛めかな、という印象です。今回なんか声を詰まらせてスピーチする姿に私はグッと来たりしたんですけれど…vulnerabilityを出せ!とルポールが圧力をかけてくるのは見ててあまり好ましくないのですが、言ってくれるだけ優しいのかも…ミンティちゃんはuntuckedで映ってる姿にたくさん人間味を感じる場面がたくさん多かった反面、ジャッジに見せるメインチャレンジとランウェイとその際の受け答えだけだと、ちょっと物足りなかったのかなぁ…私はステージの上ではクールビューティな振る舞いで、それ以外のところでは闘志に燃えていたり、ガッツリおつまみに齧り付いていたり、喫煙禁止の場所でタバコを吸っていたりするマイペースぶりのギャップが最高に好きだったのですが…!勿体無いなぁ…シルエットさんとの母娘対決は愛情とリスペクトに溢れていたエモーショナルなもので、とても素晴らしかったです。
さてファイナリスト4人が出揃いました。イヴァさんが残ってくれて嬉しいよぉ〜!残っていた人たちの中では一人だけ勝ち星がなくちょっとトラックレコードが弱かったので心配していたのですが、ジャッジとの面談で「別に気にならない、仲間がうまくやって評価されることは心から嬉しいし、それによって自分の素晴らしさが損なわれるわけではないし」という確固たる自信が根底にあるということを見せられたのがとても良かったと思います。今まで一つ一つのチャレンジに誠実に取り組んでいたことに好印象を持っていましたが、対話の中でその誠実さが滲み出てるのが素晴らしいのですよね。自分がウィナーになったらドラァグパフォーマーをプロとして生活できるような職業にしたい、みたいに語っているのがとても良くて、自分だけでなくてコミュニティの発展を願っているのが伝わってくるので、結果に繋がってくれるといいなぁと思います。
シルエットさんもパフォーマーではなく、少し一歩引いたクリエイティブディレクター側のような立場でありながらここまで残ったということは本当にすごいなぁと思います。今までこういうタイプの人があまりドラァグレースでいなかった気がするのですが、もし王冠を手にしたらさらに事業を大きくできるわけで、そうしたらまた新たな素晴らしいドラァグアーティストを産み出す土壌ができて…って絶対面白くなると思うんですよね。初めの頃はなかなか厳しいジャッジングを受けながら幕を開けましたが、序盤のランウェイで世界に伝えたい・残したいメッセージを見せる機会に使っていたということが、フィリピンドラァグの歴史に敬意を払いたいという主張として、ファイナリストとして立つ際の背骨のようなものになっていて格好いいなぁと思います。
イヴァさんもシルエットさんのどちらかが勝っても面白いけど、でもやっぱりマリナちゃんかプレシャスちゃんが優勝の本命ラインかな〜?初代フィリピンのネクストドラァグスーパースターになって、他の各国の王者たちと肩を並べることを考えると、トラックレコードも大事ですが、それ以上に今後ツアーとかで世界にアピールする機会ができた時にパフォーマンスが強い人が冠を持っていたほうがやはり番組的に美味しいのかな、と思うので…開始当初はドラマの中心に来るのかな?と思いきや周りとうまく距離を保って淡々と自分のパフォーマンスに徹してきたマリナちゃん、番組出場に際して金銭的に準備がキツかった旨赤裸々に語りつつ、いつも笑顔で時に涙もろく人間味のあるキャラクターが魅力のプレシャスちゃん、どちらが勝ってもおかしくないよなぁ〜と思います。
次回が最終回のようですが、チャレンジは今回で最後だよ、と言っていたので、次回はアメリカ版s4〜6でやっていたようなリユニオンとウィナー発表を兼ねるような座談会メインの回になるのかしら?予告編だと全員集合してくれそうなことと、ママパオのパフォーマンスによる余興タイムがありそうなことくらいしか分からなかった…でもとにかく、ドラァグレースの歴史の中に新たにアジアからの王者が誕生することをとても楽しみにしています!