あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul's Drag Race UK season4 episode8 "The Squirrel Games"感想

今週はアクティングチャレンジ!大抵現地のドラマとかが元ネタになっているので、分からんなぁ〜と思いながら見ているのですが、今回はまさかの「イカゲーム」でした。まぁどのみち未聴なので分からんのですが!ガハハ!(一般教育的エンタメに疎いことを露呈していくスタイル)

 

 

 

 

I'm watching The Squirrel Games on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdruk-408

 

 

 


エピソード冒頭は前回のエピソードで誰かが帰った後にみんながワークルームに戻ってくるところから始まるのですが、いつもは少ししんみりしつつも冗談混じりにお疲れ様!みたいに労う雰囲気になることが多いのですが、今回はびっくりするくらいしんみりしていて、ダコタちゃんがどれだけコンテスタントたちの中で妹のように可愛がられていたかどうかが伝わってきました。じゃあ誰が帰るべきだと思ってたわけ、こっち?ってジョンバーズさんはちょっと御機嫌斜めでしたが、こういう時でもジョンバーズさんは自分が見くびられていることに対しては不満を口に出しても、その際に他の人を下げたりしないのが立派ですよね…バッジがなくても心は錦!がんばれJB。


さてアクティングチャレンジ。昨今どんどん脚本が長くなっており、少人数で尺が長いっていうことは覚えないといけないセリフもたくさんあるわけで、みんな本当に大変だなぁと思うのですが(アメリカ初期シーズンのアクティングを見せてあげたい!一瞬で終わるから!)ミシェルの厳しい指導の際には全体的になかなか苦戦していたものの、完成した編集版を見たらとてもよく仕上がっていたので感心しました。っていうか普通に脚本面白くなかったですか?めずらしく…(Shade!)最終的にみんな死んでしまう、特に最後の1人の死に方とかB級感があって最高に好きでした。わんこ可愛い。


私はチェダーさんのインスタ映え重視キャラが最高に好きだったなぁ、こっちの司会者みたいなキャラはやったことあるからやったことないタイプやるわ、と選んだキャラクターで、三週連続ウィナーになったのは素直にすごいなぁと思います。序盤からずっと安定した実力を見せていましたが、それを終盤まで持続させてどんなチャレンジでも適応していける人ってなかなか稀なので、本当に強い。来週あと一チャレンジ、ローストが待っているようですが、なんとなくこれもチェダーさんが外すわけがないような気がするのでファイナリスト入りは既にかなり手中にある気がします。ランウェイでパンジープロジェクトのことを教えてくれたのも良かった、本当こういうアクティビズムをファッションに昇華させるのが上手で舌を巻いてしまいます。

ダニーさんはチャレンジ中もどこかとぼけたキャラが際立って存在感があり(股間からヨガのDVDが出てくるところと、死ぬ時に靴まで飛ばす熱演が良かった)ランウェイもとてもエレガントだったのでこちらも安心して見ていられました。ピクシーさんはセリフを覚えるのに苦しんでいたのでどう転ぶかなと思っていましたが、編集版では面白いおばちゃんキャラとして味が出ていたので救われて良かった。それぞれのキャラクターに元ネタがあったようで、ちょっとその人に寄せる方に力入れすぎ、という指摘はあったものの、常にキャラクターを崩さない様は素晴らしかったと思います。今回ランウェイのメイク、落ち着いたブルーのカットクリースで、黒目部分の上に薄紅色を効かせているのが最高に綺麗で好きでした。今残ってる5人の中でメイクのテクは一番だよなぁ〜…(前回のメイクオーバーはなんだったんだろう…?)


というわけで演技時点で「そんなに叫ばないで」と言われ続けてたけど方向性を変えられなかったペッパさんと、犬の名前がファグリーだかパグリーだか分からなくなっちゃったジョンバーズさん(本番も一部パグリーのままになってて笑っちゃった)が怪しいかな…とは思っていたのですが、でもこの2人、ランウェイがとっても良かったのですよね…!特にジョンバーズさんは冒頭に「自分のスタイルがないって言うけど、ファッション性を見てよ!」と言っていた通り、素晴らしいセンスを見せてくれた会心のドレスだったと思います。ただこの段階まで来るともうみんなランウェイも素晴らしいのでなかなかランウェイ加点があってもボトムを覆すのは難しいのですよね…


リップシンク、2人とも良かったぁ〜!やっぱりこういう時はリップシンクの口元がはっきり見えた方がいいと思うのでペッパちゃんがフェイスキニのままなのはちょっと厳しいかなと思いつつ、でもやっぱりパフォーマンス力はそれを気にさせないくらい多彩な動きと柔軟性があってとにかく強いなぁとか、ジョンバーズさんの一言一言に言霊をこめるかのような唇の動きが素晴らしいし大技はそこまで持っていない分一番いいタイミングを見計らって入れてくるなぁとか、2人とも力を出し切った渾身の勝負だったのでこれは難しい…と思っていたら、ダブルステイだったので良かった良かった。個人的にルージカルの時のベイビーちゃんとダコタちゃんのところがダブルステイのカードが切られてもおかしくない場面だったと思っていたので、そこで切らなかったということは一枚どこかで切ってくるかもなと思っていたのです。ここで来たことは嬉しい反面、ここで使ったということは次回は1人必ず落とさないといけないということで…(さすがにアメリカだってs14までは5人フィナーレなんてやってないですからね!?イギリスはスタジオ収録だし、最大4人以外は考えられないでしょ?)

いやでも本当ジョンバーズさんと話してる時のルーはニッコニコで楽しそうですね。前回ミシェルの采配で落としてたらご機嫌がどうだったか分からんぞ…正直お気に入り感は伝わってくるんだけど、毎回奮闘してるのが伝わってくるので個人的には全く不快感はありません。まだバッジ持ってないし。がんばれJB!あと一回チャンスあるぞ!


ところで今回ワークルームでみんなでご家族の話をしていて、ペッパちゃんが以前故郷を振り切ってきた話も聞いていたので、ちょっとドキッとしましたが、「家族は自分で選べる」というこの番組から定期的に送られるメッセージに則って今作り上げたクィアファミリーを紹介してくれて嬉しかったです。自分という存在がその人たちによって確立できて、そして支えてくれるのであればそれはもう家族で、さらにこのドラァグレースでもそんな仲間が増えたのも素晴らしいことですよね。あとuntuckedで全員が親しい人からメッセージをもらっている中(この終盤でみんな平等に励ましの言葉を受け取れるのは本当にここまで勝ち残ったご褒美みたいで、オアシスの水のように尊いなあと思います)ペッパちゃんにメッセージをくれたのがメイクアップスターs2出場でお馴染み、ジェームズさんでキャーキャー言ってしまいました。ファンです。ペッパちゃんのエントランスの印象的な仮面も作ってくれたんだもんね…才能のある人同士が惹かれ合い、親しくなって相乗効果でより高め合っていく、みたいなのに対する畏敬の念が深い私です。

 


次回セミファイナル!ロースト回!ここまで揉めないシーズンは珍しいぞ、というくらい穏やかなシーズンなので(誰かが誰かに不満をぶつけることはあれど、口論や喧嘩には一度も発展しなかったですよね)ここで最後にどんな毒が出てくるのか、それとも出てこないのかとても楽しみにしています。本来であればあんまり好きなチャレンジではないのですが、去年のUK版のローストでは歴史に残る素晴らしいものがあって(偉・バデイ!)何度も見返したりしているので、今年もいい展開にならないかな〜と期待しています。

ここまで来て、後1人、本当に削れるのか?コンテスタントたちも大変だけどルポール先生も大変だなぁ〜と思っています。