あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul's Drag Race UK season4 episode9 "Comedy Queens"感想

今週のUKはローストチャレンジ…成功すると最高に楽しい、失敗すると共感性羞恥で辛い…という乗るか反るか、視聴者からしても見ていて心地よいか良くないか、という博打感あるチャレンジなので、なんでこういうのをセミファイナルに持ってくるんだようと思っていたのですが、そうだったUKは昨シーズンもそうで、ゲストにサシェイしたクイーンたちを招いてくれていたんだった…!昨シーズンのエラの見事なローストを思い出して先日見返したばかりなのに、今シーズンもみんなが戻ってきてくれるという発想が頭から抜けていた私からするととても嬉しい再会になりました。不在だったベイビーちゃんはお家でぬくぬく過ごしてくれてたらいいな。

 

 

 

 

I'm watching Comedy Queens on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdruk409

 

 

 

 


前回ダブルステイになった2人には頑張ったご褒美としてかローストの順番決めの権利が与えられたのだけど、なんと「前半がいい」としっかり主張していたチェダーさんをトリに持っていくという大暴挙に。ここのところペア決めだったり順番決めだったりは戦略的に進めたり嫌がらせをしたりするというよりは、それぞれの希望を聞いて友好的に決めていることが多かったのでちょっとビックリしましたし、あの温厚なチェダーさんも流石にこれには不機嫌になるのね…!と変に感心してしまいました。不機嫌なチェダーさんも可愛い、完全にシャーって言ってる時の猫のお顔だった…(まあこの時点で4つバッジを持ってるチェダーさんは明らかなトップランナーなので、少しハンデ背負わされても仕方ないポジションですよね…)


さてロースト。一番手のダニーさんは流石ですね…!場の空気を決める大事な役目であるトップバッターを見事につとめていたと思います。いきなりのリバプールに図書館があったなんてショック…みたいなつかみから面白かったのですが、ちょこちょこ外見的なShadeが入っていて(結構歯並びっていじられやすいけどそれはセーフなのかな…?っていつもドキドキするのです)でもまあローストなら許されるレベルだったのかな…?と思いました(「ピクシーをどうやってローストしよう?ローストといえば豚か…」みたいなやつは結構スレスレではと思ったのですが、その後ピクシーから「ダニーがローストに参加してくれて嬉しい、みんな豚の丸焼き大好きだもんね」ってまるっとお返しされてたので合意の上でのビーフ合戦だと理解しました。ビーフ?ポーク?)

二番手ジョンバーズさんも良くて、ちょっと意外な喜びでした。酔っ払いキャラをうまく演じ通したのが良かった。酔ってるから台本読んじゃうよーん、みたいなのとか、ちょっと雑な感じでも酔ってるからしゃあないよねー!みたいな感じで、勢いで笑わせる感じが上手いなぁと思いました。思い切りの良さが道を開く好例でしたね。


残り3人はそれぞれ大変そうでした。ペッパさんは元々こういう面白い系のチャレンジはあんまり…と浮かない顔をしていたし、リハーサルでは「まずは大きな声を出してみよう!」みたいなところからのスタートだったので苦戦は少し予想はしていたのですが、考えすぎてる感じがだいぶ出ていました。一周回って「いいから笑ってや」「めっちゃ滑ってるね、いいよ笑っても」って観客に下手に出るところが可愛くてフフッてなってしまいました。はぁ愛おしい。

ピクシーさんはこういうコメディ系チャレンジでこそ輝くことを期待されていただろう人なので、政治的な感じにするためか固くなってしまってうまく回らなかったのはもったいなかった〜!なんていうか、言ってることは面白い要素たくさんあったと思うんですけど、話すので精一杯になってしまってうまくローストされる対象の人とコネクトしてない感じというか…でもストーンヘンジのギャグはミシェルはわからなかったとか言ってたけど、いや分かるやろ、とか思っちゃった。あそこでニコッとして歯を指さしたりして分かりやすくしてたら良かったのかなぁ。

チェダーさんは本人の「あたしゃドライで面白くないニンゲンだよ…」の言葉通り、ちょっとローストに聞こえずに説法的にに聞こえるんですよね。落語的な面白みは非常にあるのではと思ったんですが、ルポールはコロコロコミックを好むタイプなので…(そういえば意外と今回みんな下ネタなかったですね!)


さてランウェイは全員素晴らしかったし、3人からどうボトムを選ぶかなと思っていたのですが、今までのトラックレコードと、なんだかんだで笑いはちょこちょこ取れてたのでチェダーさんが抜けましたとさ。ピクシーさんは得意分野だと思われていたところで外したのがやっぱり辛めに判断されたのだろうなぁと思います。実はペッパさんは前回ダブルステイで残った以上もうほぼファイナル行くよな、みたいな邪推をしてたのですが、というのも、ファイナルチャレンジが歌と踊りのチャレンジになるのが見えてるので、そこまでダンス上手が残っているわけではない中、ペッパさんはそこでの華を期待されているのでは?みたいに思っていたので、もう一回リップシンクになったのはなかなかの洗礼だなと思いました。結果的には4回目のリップシンクで勝利を収めると言う偉業を達成することになったわけですが…4回勝利組はオランダのアビーちゃん、UKs2のテイスに続いて3人目ですが(s14は特殊例なのでカウント外)この2人はセミファイナルでダブルステイになってのファイナル進出だったので、勝って最後の切符を手に入れた4回勝利者は初めてなわけです。最近割と軽く使われがちなリップシンクアサシンという言葉ですが、ペッパさんはもう認定でいいんじゃないでしょうか?


今回のリップシンク曲が好きでねぇ…いいよねぇ、クイーン…一度オランダs2で使われていたのですが、UKで使われるのはまた格別で。ピクシーはお膝を痛めていないか心配です、頑張ったよピクシー。シーズンの最初からずっと、どこか何かを考えているような感じの表情で、心から緩んで楽しんでいる!みたいに感じられる瞬間があまりないような感じがして、もう一歩前に踏み出してみて!気楽に過ごして!とずっと思っていました。本人はやり切れたのかなぁ、楽しめたかなぁ、でも本当にここまで、セミファイナルまで毎回着実に良くやったと思います。私は実はep1の時にボディスーツのお股がピラピラしてた時点でめっちゃ心配してたので…!素晴らしい成績だよ、立派よ、立派!!!


さてトップ4が決まりました。バッジ1つリップシンク4回のペッパさん、バッジなしリップシンク2回のジョンバーズさん、バッジ4つボトムなしのダニーさんとチェダーさん…!!!お、面白い、ここまで戦績が割れてるのも今までになかった展開ではないか…?正直2択なのではないか?と思いつつ、でもファイナルパフォーマンスがあるし分かんないよねーうんうんわかんないわかんない、みたいな顔をしておきます。

UKといえばあきづきさんが応援しているクイーンが優勝しないことでお馴染みなのでチーム誰かは書かないでおこうと思いますが、当日…は朝なのでちょっと無理だけど(明け方更新だからみんなネタバレに気をつけながら視聴するんだよ!見る前にTwitterとかインスタとか見るの危ないからね!)前夜にでも願掛けでワインとチーズで一杯やっておこうかなぁ?と思っています。

今までのシーズンの慣例だときっと今週に引き続きこのシーズンを彩ってくれたクイーンたちも戻ってきてくれるし、なんと今までのウィナーたちも来てくれることが予告されている!今年のベストシーズンの最有力候補なので、このまま楽しく締められるかどうか、すごく楽しみです。

できれば今年は祝杯をあげたいなぁ…ワインと、チーズでさぁ…(しつこい)