風邪がようやく治ったかな?と思ったら今度は腰が抜けそうな痛みで苦しんでます…ぎっくり腰に進化する前にストレッチで散らしたい…!なんとか夏の星座にぶらさがりながら誤魔化し誤魔化し書いてます(aikoネタを引きずる)
Estoy viendo L’émission qui vous déshabille en WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/drb-104
というわけで(脈絡はない)今週のベルギーはリーディングのミニチャレンジからのスタート。なんだか穏やかな雰囲気で、ちょっとキツイことは言いつつも笑える範囲のちくりとした感じというか、辛辣な雰囲気がなかったのでよかったなぁと思います。スーザンが出来なさすぎて始まる前から一人で笑っちゃってたの可愛かった、その後3つめくらいでやっと笑いが取れて「やっとウケた!」ってキャッキャしてたのも可愛かったです。
全体的に名前をもじったり、今までの出来事を揶揄したりという感じのイジリに留めて、外見的なこととか、おそらく触れられたくないであろうデリケートなことにあんまり言及していなかったのが信頼できるよなぁと思いました(一人馬面って言われてましたが!ブヒヒンって笑い飛ばしてくれてよかった!)ワークルームでバレンシアガちゃんが「体型のことですごくコンプレックスがあるから、リーディングでみんなそこに触れないでくれてよかった」と言っていて、本当そうだよな…と。「何を言っても笑わせたもの勝ち」というチャレンジかもしれないけど、それでも言われた方は痛いし、それで周りが笑ったら余計傷つくもんなぁ。今回くらいの平和なリーディングだと安心して見てられて助かります。あと多分この人たち普通に仲良しなんだと思う。いつもワークルームの会話が穏やかでいい雰囲気だもん。いいこと!
さてメインチャレンジはアクティング。一人ずっと出演し続けるメインの判事(弁護士?)がいて、被告人である二人組が次々にやってくるというオムニバス形式でした。この場合、出ずっぱりになるメインの判事役のドラァグクエンさんがうまく出来たら優勝確定・しくじったらボトム確定みたいな位置付けになると思うのですが、見事に3シーンともソツなく演じ通し、そりゃウィナーになるよなぁという危なげない出来で勝利をさらっていきました。それぞれペアで登場するどうしようもない相談者たちの中では、私はガムをプッと吐き捨てるバレンシアガちゃんのやさぐれっぷりがお気に入りでした。っていうかみんなギャル可愛い。
正直言葉の壁のおかげでマイルドに見えるのか、私が風邪でぽわぽわしていてふんわりと見えていたのか、どの組もそんなに悪くなかったと思うんですよね、確かにケミストリー的にマドモワゼルブープ・アテナ組は息ぴったりだったし、ピーチさんは見た目だけじゃないところを見せてって言われていたのに応えていた。だからトップとかセーフはわかるんだけど、ではボトムになったモカボネさんとスーザンがそーんなに悪かったかどうかは正直分からなくて。でもモカボネちゃんは収録中に苦しんでいたのと、スーザンが結構考えすぎるタイプじゃないですか、ウィナーになったデザインチャレンジの時もどうしようどうしようってなってて、その考えすぎの虫が悪い方向に進んじゃったのかなぁみたいには感じました。ビデオ見る前からびびってるし。自信持って!スーちゃん!!
今回ランウェイが面白くてよかった〜。シュールレアリズムがテーマ、と言うことだったのですが、正式なカテゴリー名が「Ceci n'est pas un look…これはルックではない」ということで、ベルギーが誇るシュルレアリスムの画家であるルネ・マグリットが「これはリンゴではない」や「これはパイプではない」などタイトルでよく使っているもので、実質マグリットチャレンジみたいな感じだったのかな?と思いました(蝶々をモチーフにしたピーチさんだけサルバドール・ダリかな?)あのね、本当楽しかった〜!!ドラァグクエンさんが帽子の集合体で巨大な帽子を作って、そこからヌンと白い足だけ生えているの、新しい妖怪みたいで最高でした。あとは目玉の親父…じゃない、「困難な航海」シリーズをモチーフにしたマドモワゼル・ブープも好きだった〜。目玉の部分がパカっと開くのがとても良かったです。どちらかと言うと衣装の中にマグリットの要素を落とし込むアプローチをした人よりも、絵画をドラァグで表現しようとしたと感じられた人に意気込みを感じました。いやでも全員面白かったよねえ、マグリットならではのリンゴとかパイプとか、青空とか傘とか帽子とか…みんなエッセンスを入れるのが上手で本当に見応えのあるランウェイだったと思います。
リップシンクも良かった、二人とも情感たっぷりに訴えてくるようで、見入ってしまいました。たまに照明すら邪魔に感じたくらいで、最終的にウィッグを取って自分自身の姿になるという表現をするスーザン、対して隠し持っていたギミックを使って血を流す表現で訴えるモカボネさん、どちらも良かった…(血はかなりヒヤッとしたし、前回の次回予告からビクビクしてたのだけど、本人のモノローグであっさりネタバラシしてくれてホッとしました)甲乙つけ難く、ジャッジも大変な判断だろうなぁと思いました…前回のウィナーであるスーザンと二回連続でのリップシンクであるモカボネさんというトラックレコードも考慮に入ったのかな?とか、あとモカボネさんがジャッジング中に涙してしまったのでメンタル的な心配もあったのかな?(ステージまで寄り添いに行くゲストのAnne Gruwezさんの優しさよ…!)とか色々考えてしまったんですけど、いや本当に選べないくらいの良い、胸を打つリップシンクだったと思います。
モカボネさん、感受性の豊かさが伝わってくる、それこそ涙してしまったりとかするとそれがこっちにも痛みとして届いてしまうような、とても繊細で、つい感情移入してしまうような魅力のクイーンでした。最初の頃はタレントショーとかから明るいキャラクターなのかな?と思っていたのでそのギャップがたまらなく好きになってしまって。もっともっと感情の発露がハッピーな形で出てくる瞬間が見たかったなぁ、と思いつつ、最後の最後で「M・O・C・C・A…忘れないで…」と呼びかけ、皆にレスポンスでボネー!って叫んでもらいたいのにモカー!って叫ばれちゃって、「ボネー!!Noooooo!!」ってなんでやねん!!!って帰っていくのが可愛すぎて可愛すぎて。寂しくなるなぁ…
本当雰囲気が良くて見るごとに好きになっていくベルギーもおそらくこれで半分のエピソードが終わったところで、次回はついにやってくる、恐怖のスナッチゲーム。果たして一人でも私に分かるセレブはいるのだろうか…?魔物は住むのか住まないのか、そもそも魔物がいることに気づけるのか?魔物とぎっくり腰にビクビクしながら過ごそうと思います。