あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul’s Drag Race Season11 episode3 “Diva Worship ”感想

後半の展開が辛くて辛くて、なかなか見返せなかった回。あまりの衝撃にfusetterで感想を書き始めたのがこの回でした…。

ミニチャレンジ

あの有名グループSeduction (おなじみ、ジャッジのミシェル・ヴィサージュの所属していたガールズグループ)の楽屋に入れてもらうためにセキュリティを誘惑して!というのが今回のミニチャレンジ。みんな色々頑張ってたけど「3つ曲名をあげて」って言われて「Seduction, Seduct, Selectivity! 」って超適当に言ったヴァネッサと、ファニーなメイクで「ミシェルは私のママなの〜お願い会わせて〜!」ってアピールしたニーナが私のお気に入り。優勝はニーナとラジャだったけど、正直ラジャはあんまり印象に残らなかったな〜。

メインチャレンジ

チームそれぞれ崇拝するディーバを選んで、そのディーバを女神と崇める信仰として、視聴者を改宗させる生放送番組を作りなさい!というもの。どうやらアメリカでは深夜放送でこういう番組をやっているらしい…?正直conversionと聞くと、ゲイをヘテロセクシャルに矯正するためにダスティ(s10)が入れられたキャンプとかそういうのを連想してウムムと思ったり、untuckedでシルキーが私は敬虔なクリスチャンだからアーティストを神として崇めるのには抵抗ある、と言ってて、そりゃ信仰に対して真摯な人はそう思うだろうなぁ…と感じた。特に偶像崇拝NGなイスラム教のメルセデスとか大丈夫なのかしら?と心配してしまった…。

私は今回の崇拝先のブリトニーもマライアも通ってきてなくて、ほぼほぼ予備知識がない感じだったのだけど、ニーナ率いるブリちゃんチームの素晴らしかったこと!ニーナの作る雰囲気の素晴らしさ、ちょこちょこ小ネタや曲のタイトルを会話に忍ばせてちゃんとブリトニー信仰だと伝わる感じでとてもよかった。アイコニックな髪の毛を振り乱すやつが分かりやすくかつ画面映えもして素晴らしかった。特にヴァネッサの非信者を生で改宗させるパートは勢いがありすぎて本当笑いなしでは見られなかった!勢い余って”Thank you Miss Vanjie!” って自分に感謝しちゃってるの面白すぎた。改宗させられる役のヤンデレちゃんイーヴィとジャングルから来たメルセデスと、違った角度の非信者二人がウィッグを変えて皆で髪を振り乱して…ってやってるの分かりやすくてとても可愛い。二人が並んで立ってると骨っぽくて背の高い子とお肉が乗ってて背の低い子で差の大きさにグッとくるし、並んで座ってると脚の太さが全然違っていてキュートなんだよ~!みんな違ってみんないい!!

そしてマライア組…正直知識のない私でもやばいのがよく伝わってきた…そもそも準備段階からルーの一人のほうがチームの6人より知識がある感じで暗礁に乗り上げてるのに、ハニーがヤバくない…?変えたほうがよいのでは…って焦っているのに変えずにマライアで行こう!って決定したのは嫌な予感しかしなかった…(そしてそれが的中する…)私でもEmotionsの話になったときにラジャが歌ったのがマライアじゃなくて、ホイットニーのSo Emotionalなことが分かったよ…s9見た人はきっとみんな分かったよ…

どのパートも大事故感あったけど、まず司会2人のリズムが悪かったのと、改修のシーンでGlitterをSparkleと間違えたのが大きかったのと、お歌の二人が上手じゃなかったのが特に致命的だった。司会はカンペを持ってるのだから、肝の部分をメモっておくとかして多少見ながら進められたのにな、とか、二つ目の件は最後の歌のパートでGlitterを飲むネタにしてたからハニーとラジャはGlitterのことを知っていたはずでもし事前にちゃんとリハーサルしてたらそこは防げたんじゃないのかな、とか。アケリアは非信者だからまぁ間違えても許されるのかもしれないけど、プラスティークがあなたマライアのこと本当に知らないのね、Glitterのことでしょ!ってフォローできたら良かったよね。アリアナグランデ(ダミ声)は別に可もなく不可もなくという感じ。歌のパートは私の耳的には多分外していたのはラジャのほうんじゃないかなと…ハニーは結構マライア小ネタを入れていてむしろ印象は悪くなかったんだよなぁ…

しかしロス・マシューズが「ランウェイで決めろ」なんてきっぱりヤバさを伝えてくることなんて今まであっただろうか?最初のチームも何人か弱い子がいたけど、この時点で後のチームがかなり危機的状況なのはよく伝わってきた…

ランウェイとジャッジとリップシンク

ランウェイみんな良かった~!私のお気に入りは東南アジアの菩薩像のようなアケリアと、お花のフリンジと余裕のピースサインがヒッピー感でかわいかったブルックと、傘を使って全体でクラゲに見せるアイディアが素晴らしかったイーヴィ。ネイティブアメリカン系のお洋服はいつでもツボなのでシュガさんも良かった!このころヴァネッサはみんなにあれ、三週間連続赤着てない…?大丈夫かな…?って言われていた記憶があって、この後それどころではないランウェイを繰り出してくるので、今思うと面白い。ラジャとかシルキーは衣装ちょっと微妙かな?と思いつつ、ランウェイでのアピールが自信満々でかっこいいんだよね。

そしてジャッジ。ジャッジ自体はまぁそうなるよね…という感じ。なんだけど…

過去シーズンだと誰が帰るべき?って言われたら「メインチャレンジはとにかく、ランウェイがひどかったから…」とか「最近低迷してるから…」とか「リーダーの責任を果たさなかったから…」とか「非協力的でプロフェッショナルじゃなかったから…」とかなんらかの理由をつけて誰かの名前を言うのが当たり前で、だから全員が全員「私が悪いです」とか「誰が悪いとかじゃなくみんなの責任です…」って言うのは日和見的というか、ルーが喝を入れたくなるのは分からなくはないんだけど、みんな性格の良い協調性がある人たちでチームとして頑張ったところが視聴者目線だと見えてるので辛かった…本当、6人もいて、誰一人だれかを責めなかったのすごくない…?あとジャッジ受けてる最中ずっと同じ腕を開いた姿勢のスカーレットかわいくない…?

その結果が番組史上初の6人リップシンクに。これがかなりの残酷ショーで…今までのエリミネーションの中でも最高レベルで辛かった。ハニーの敗因はドレスが動きにくかったこと、スペースがないからとステージから降りたことでライトが当たりにくく&カメラが追いにくくなったこと、衣装が黒でさらにそれを促進させたこと、衣装のポイントであるフリンジ付き帽子を脱いだ後の見た目が微妙だったこと(ちょっと寝転がってパフォーマンスしてるときオットセイ感あったよね…)いろいろ不運が重なってると思うから、もっと適した衣装でタイマンだったら違った結果だったかもしれないなと思うほど悲しい。個人的にはボトム2はマライアチームの歌チームのラジャとハニーかな?と思ってたんだけど、一対一だったら何か違っていたのかなぁ。今となってみるとラジャのリップシンクの強さを知っていて、ハニーの衣装の動きにくさは変わらないから、もしかしたら変わらなかったかもな、と思えるのだけど、でも6人で戦って、一人が落ちる、というのの残酷さと絶望を思うと本当に胸が苦しくなる。本編見てただけでも本当に辛かったのだけど、そのあとにuntuckedを見てはけたあとにすぐ泣き崩れてしまったところを見て、もらい泣きしてしまった…とても悲しい…

その他WERK ROOMとUntuckedなど

ep1時点でランウェイで優勝したブルックにヴァネッサが「パリに一緒に連れてって~!」とヤジを入れるなどしていたけど、ラブの香りが漂ってきていることがこの回でつまびらかに…アケリアの「え、今のなに?あらやだ…」みたいな顔本当に面白かった。ニヤついててかわいい。

メルセデスがアケリアに教会に行ったことないの?なんで?ムスリムは行かないの?モスクは教会と違うの?アラーって誰?って詰められてるのびっくりしちゃった。私の中ではすごい基本知識だと思ってたんだけど、あれー?イスラム教になじみのない日本でも中・高あたりで習うよね…?アメリカではそういうこと習わないのかな、知識とか文化とか環境にもよるんだろうけど、なるほどムスリムに対する無知があるんだろうなぁ、そういう無知によっていわれもない差別をされたりするんだろうなぁ(飛行機の搭乗禁止リストに名前が載ったり)…ととても納得してしまった。そしてそれに対して宗教の話はしたくない、ってメルセデスが逃げるのはすごく理解できるし仕方のないことだと思う…

イーヴィがランウェイのために局部まで出してピンクに塗ってるの、それ自体よりそれに対するみんなの反応がおかしすぎた!ヴァネッサは「アンテナ出てるよ!ソーセージ注文した?」とか生々しく伝えてくるし、アケリアも手を使って局部がぶら下がってる感を伝えてくるのが生々しいし、ラジャがそのスポンジを使いまわすと病気になるよ!って言ってるのも生々しすぎて本当に面白かった。果たしてそこまで塗る必要あったのか?と素人考えでは思うけど、細部にこだわることはとてもいいことだよね。うん。いやでもタックして隠すんじゃないのそこ…?ぶら下げてランウェイ出てたのかな…?

untuckedで皆がどうしてシルキーはチャレンジの時にいつもみたいに自信満々じゃなかったの?って聞かれて、「自分は敬虔なクリスチャンだからブリトニーを信仰しているということに葛藤があって、ホイットニーは信仰心の強い人だから自分の中で許容範囲だったんだけど…」って言い訳しだしたの対してイーヴィが「じゃあそうやって最初から言いなよ、ホイットニーじゃないから嫌だったんだって言ってたじゃん」って噛みついて、喧嘩になってしまって…というくだりは正直またか~~~~もめるなよ~~~って思ってしまった…この時点でゲストにすぐ抱きついたりするシルキー苦手、イーヴィは前回も今回も筋を通したいのだな、わかる、というような印象になってしまっていたけど、結局すっきりしないままうやむやで終わってしまったのが残念だった(し、この後禍根として残るのであった…)外にイーヴィとブルックでタバコ吸いに行って戻ってきたとき、ニーナがヴァンジーの声真似をしてなんだか場が和んで嬉しかったけど、あれでうやむやになっちゃったのかな…

とはいえ、この時点ではSeason11めちゃめちゃ平和じゃん、あんまり人間関係の大きなドラマがなさそうだから制作側が6人リップシンクみたいな大事件をわざわざドラマ作りのためにぶち込んできてるのかな?とか思っていたのでありました。年長組が結構頑固でめんどくさかったりすることも以前のシーズンではあったけど、今シーズンはニーナさんシュガさんが大人でいい雰囲気を作ってくれてるし、年少組が生意気なこと言って反感買うなんてこともあったけど今回はプラスティークが落ち込んでる人がいると遠くからでも飛んできて抱きしめに来たりしてて、やだ平和なシーズン、みんないいこで大好き…とか思っていたのでした。この時点では…(不穏な引き…)