あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul's Drag Race UK season 3 episode4"Big Drag Energy"感想〜

みんな大好き!!ガールズグループ回だよー!!!

 

 

 

 

 

I'm watching Big Drag Energy on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdruk3-big-drag-energy

 

 

 

 

 

 

 

UKはs1でもs2でもガールズグループ回でリリースした曲が大ヒットして、特に勝利チームは新曲をリリースしたりツアーをやったり…と、うまくいけばこのシーズンが終わった後も大きな財産となるようなチャレンジなので、大いに期待していました。そして期待通りの楽しい回だった〜!

まずね、ゲストがスパイスガールズのベイビースパイスことエマの時点で勝利が約束されているんですよ。そしてランウェイテーマまでなんとスパイスガールズ!最高!!ありがとう!(誠に有難い)


前回トップになったスカーレットと、前回リップシンクで生き残ったヴァニティの二人がメンバー選択権を得て選んでいくうちに、私の最近のお気に入りちゃんが詰まったドリームチームが完成していくのを目の当たりにしました。夢か…?セクシーで迫力あるリップシンクのヴァニティ、正統派で歌チャレンジでの活躍を楽しみにしていたエラさん、コケティッシュでキュートなリヴァー、コミカルで明るいエネルギーのチョリーザ、最高か…?(スカーレットチームの4人も好きですよ!)

曲の選択権はスカーレットチームことSlice Girlsの方にあって、ガールズグループチャレンジだったら盛り上がらないミディアムテンポのバラードじゃなくて当然ポップでキャッチーなアップテンポ取るでしょ!みたいな感じで、ちょっとヴァニティ組ことPick'n' Mixが余り物グループ、余り物の曲を押し付けられた…的な演出に若干なっていて、この扱い…ただではおかんぞ…みたいにぐぬぬって思いながら見ていたのですが、パフォーマンスが終わってみたらなんとも下克上的な展開になっていて、ちょっとすっきりしてしまいました。(もちろんこれは、Slice Girlsがぎゃふんと言えばいいのに!と思っていたということじゃなくて、両方とも全力を出していいものを作った上で評価で勝ったらいいなぁ、と思っていたということですが)なんというかミディアムテンポの強みである、歌詞をじっくり聞かせられることと振り付けをじっくり見せられることと、アップテンポの弱みである、1箇所しくじるとテンポが早い分リカバーが難しいことが両方出てしまったな、当初曲を選んだ時の強み弱みが逆転して効いてきたな、という印象でした。いやーでも勝敗は明らかだったとは思うのですが両方よかったです、最初曲のアレンジを変えるって聞いた時は、s1とs2で同じ曲でやったとき勝ったチームだけDLする人が多くて、アレンジ変えたら両方DLする人が増えるだろうから儲かるやろしめしめって目論見なんじゃないか?ごうつくばりめ!って思ったりもしたんですが、聞いていても飽きが来ないし、メリハリがあって面白かったです。


ところでB.D.Eって曲名を聞いた時にみんなちょっとんん?ってなってボイ〜ン(効果音)になったので、なんでやろと思って調べたら元々はBig Dick Energyというmemeだったのですね!?巨根パワー…それを踏まえて振り付けを見ると味わい深いです。なるほど…


ランウェイテーマは1000人のスパイスガールズの夜ということで、スパイス内訳はベイビー2人、スケアリー3人、ジンジャー2人、スポーティ1人、ポッシュ0人。まあポッシュはハイブランドのドレスをサラッと着てシュッとミニマルにキメる感じなので、アイコニックルックをそのままカバーすると芸がないと言われてしまいそうな気がするのでいなくても仕方ないかな…と思います。(最近再結成の時参加してくれないしさ!)みんな可愛くて私は大満足でした。


なんか前回、ルーのお気に入らずの話を書いたんですけど、今回も本当そうだよなぁ…という感じで、チャリティの扱いがしんどいなぁと思いました。衣装がガールズグループの中で一人浮いていたという話、私はそんなにみんなが揃っていることが必須だとは思わなくて(他の3人が色味的に統一感ありすぎてしまったから一人特に目立ってしまったのはあるけれど、チャリティなりに全力でガールズグループ感を出した衣装だったと思う)特にスパイスガールズはみんなそれぞれ似合うものが違うし、それぞれが似合うものを着て集まったら無敵のパワー!みたいなグループだから、そのエッセンスを入れようみたいなチャレンジの回でそこを否定されてしまうのは悲しいな、と思ったし、逆にランウェイではルックとしてはいいけどスパイスガールズらしいかと言われるとノー、と言われてしまうと、ん〜でもそこはアートとして自分の解釈に昇華したところを評価してくれても良くない?と思ってしまって…難しい。ジャッジの言っていることも評価も理解できるのだけど(そして今回はパフォーマンス的に同グループの中でボトム2になってしまうのもまあ仕方ないと思うのだけど)なんだか評価基準が恣意的な気がしてすっきりしない私でした。


もう一人のボトム、スカーレットは自分のパートで歌詞が抜けて、その後もそこからしばらく頭が真っ白になってしまったんだろうなというのが見て取れて…ジャッジの批評が自分に回ってきた時に、言われる前からもう唇を噛み締めて堪えて、涙を流して…という姿を見て、ぐっと好きになってしまいました。今回、チームメンバーを選んだ立場として、他のメンバー以上に上手くやりたかったのかなと思うし、失敗したときの絶望も深かったのかなと思います。ランウェイのときにちょっと猫背で歩いてるところが可愛いなぁと初回から思っていたのですが、悔しさで体を縮めてしまうところも愛おしくて仕方なかった。図太く生きていいんだよ〜!!!


リップシンクの結果はダブルステイになったんですけど、正直リップシンクの熱さ的には今までで一番今回が落ち着いていたかな?と思うところもあるので、貴重なダブルステイのカードをここで切ってしまうの!?的な気持ちはなくはないのですが、でもまあ前回二人帰ってしまったので(話数的に)どこかで切らないといけなくなったこのカードをずっと持っておくよりは早めに切ってしまった方がまあジリジリしなくていいのかな…と。ちなみに今回あえて軍配を上げるとしたら皆さんはどちらを残しますか?私はリップシンク単体だったらスカーレットかなぁと思います。チャリティの床に寝そべっての表現も素敵だったのですが、スカーレットのハンカチを捨ててからの終盤の怒涛の追い込みがとても良かった!


今回あと特筆すべきはキティちゃんの可愛さですね。もう、憧れの人が目の前にいたらこうなるよね、っていう感じで、わかるわ…の連続で本当に愛おしかったです。同じ空気を吸ってる!みたいなの笑った。好きな人の目の前で、好きな人のエッセンスを大事にしたパフォーマンスをして、お話しして褒めてもらえて…本当に嬉しそうで、今回チャレンジでは勝ちチームにはなれなかったですが、人生における大勝利モーメントだったと思います。私もキティちゃんがエマ大好き!って気持ちを代弁してくれたようで幸せでした。はーすき…

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もう毎回ゲストジャッジにエマ呼んでおけばええやんか(それはメインジャッジと言うのでは?)もうエリミなんてなくていいやんか、と思うのですが、そうもいかないのが悲しいところですよね…次回はコメディ系なのかな?今までパーソナリティ勝負系のチャレンジが少なかった気がするので、より皆のおちゃめなところが見られるのを期待しています。