あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Canada's Drag Race Season1 episode7"Miss Loose Jaw"感想

I'm watching Miss Loose Jaw on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/miss-loose-jaw

 

私は怒っている〜!!むぉー!!
今回のジャッジ自体に関しては割と異論がない、というか、私もそうするな、という感じの判断だった。winnerはチャレンジも良かったし、ランウェイもいい解釈の捻りをしたな!って思ったし、ウィナーには納得。ボトム2の二人は配役で損したのが目に見えたので可哀想だなと思いつつ、出来栄え評価であればまあ仕方ないかなと。なんだけど、怒ってるのは、スカボボちゃんに対して、もしかしたら今回は勝てる?勝てそう?勝てるかも!みたいな持ち上げ方をしておいてドーンと落とすような演出が酷い〜!優勝した人が称えられる瞬間に、優勝できなかった人の夢破れた顔を映さないで欲しい!!二回連続でこんな感じだったので、やっぱり先週時点で勝たせるべきだった!って再燃してぷんぷんしてしまった。先週勝っていたら今回ここまで悲壮感のある感じにならなかったはずだし、実際にコンペティションで疲弊している中で期待させて上げたり落としたりされるの、当時の精神的な負荷を思って本当胸が痛みます…。
各シーズン、惜しいところまでは行くんだけど後一歩で勝てないクイーン、みたいな人がいるけど、例えば各週に他の人が圧倒的によかったりしてるとうーんまぁ仕方ないかな?って思ったりすることもある。でも今のスカボボちゃんはそうは思えなくて…(また今週noteでs12のジャンが真顔になる回を書いたばかりだったからなおさら…)もうこういう期待させて落とす、みたいなの本当見ててつらいのでやめて欲しいな…さらにこのまま報われないで帰るなんてことになったら泣いちゃうので、次回メイクオーバーチャレンジでBoBo'sのドラァグマザーとしての貫禄を見せて念願のwin!みたいな展開になることを祈ってます…No more 報われないままでのSashay…

はーこのあとはいいことだけ書こう、そうしよう。

私はパジェントクイーンがとても好きなので、こうしてそれをパロディー化して楽しむみたいなチャレンジが来たのがとても楽しくてニコニコしてしまった!ただもともと配役があったのが結構曲者だなと思って、やっぱり負の感情を笑いに昇華するのって結構難しいので、泣きキャラと怒りキャラがone noteすぎるってボトムになったのはもう筋書き時点での不利さが目に見えてて…あとジンボさんとかレモンとかの分かりやすくできるキャラに比べて、リタさんとスカボボちゃんのキャラはキャラ付けというか差別化が多少難しかったかなとも思うので、こういうキャラをやってくださいね〜っていう感じじゃなくて、もっと自由にやらせるとか、はたまたもう少し脚本化しちゃうか、どうにかできなかったかなぁと思う…そもそもカナダはなんだか自分でない人物を即興演技させるようなチャレンジがスナッチゲーム、CM制作、今回のパジェント…と三連続していて、もう少し個人そのもののパーソナリティやスキルが見えるようなチャレンジが欲しいんだけどな、と若干不完全燃焼気味(いいことだけ書くんじゃなかったのか!?)

チャレンジは圧倒的にジンボさんズルかった!あんなのアバズレキャラゲットした時点で優勝でしょ、振り切って下ネタをガチでやりきってるので大笑いしてしまった。子供には見せられない!レモンも実際にいそうでとても良かった〜マイムもよかったし、脚をグキッてやったときにDaddy〜!って愚図ってるの最高に良かった。ボボちゃんの謎のコンガタイムめちゃ可愛かった。前述の通りキャラの差別化だったりマイナスの感情をプラスの笑いに変える難易度で苦戦したよねぇ、とは思うけど、リタさんもプリやんもイローナもそれぞれ良かった…

ランウェイもね、私の好きなやつ〜!ってニコニコしてしまった。全員好き〜!レモンちゃんが一捻りしてチャイルドパジェントランウェイにしたの、良すぎてニコニコしてしまった!前回のデニムランウェイのときにレモンちゃんの評価が低かったの、キッズダンサーというかティーンエイジアイドル的なアプローチで、私は若くてフレッシュなレモンちゃんに似合っててよいと思ったのだけど、ジャッジが求めているランウェイがもう少し大人寄りなのかなぁと思って(アリッサ先生に対しても何回か私は好きなんだけど酷評されてるなぁって思ったことがあって、そういう感じ…)だから今回も同じようなアプローチにしたらそれはパジェントじゃなくてQuinceañeraよ!って言われちゃう恐れがあったと思うんだけど、振り切ってチャイルドパジェントにまで持って行ったの本当にクレバーだし似合ってて可愛かった〜!
逆にジンボさんはめちゃめちゃいい衣装なんだけど、それはパジェントじゃないね、って評価されないのも理解できてしまった…今回ジャッジが求めてるのはパジェントだから、体のラインが出るようなカーヴィなガウンだったんだろうなと思う(あと色味と全体的なまとめ方が前の紙で作った女王様に印象が似てたのも惜しかった)でもまあジンボさんのジンボワールドが好きなので、新たなジンボパジェントを作ってもいいと思いますよ私!
リタバガさんは腕のタトゥーを隠すのに時間かけてたので他のメイク間に合う!?大丈夫!?と思ってたけどクリーンにまとめててとても素敵だった!私は髪型も盛り髪にするよりもクリーンで良かったと思うよ!!イローナちゃんは相変わらずパステルカラーの魔術師だし、プリやんはゴールドとブルーのコントラストが美しい上に肌に映えていてボリウッド女優のようだったし、スカボボちゃんは気怠い色気のパジェントで、それぞれ自分らしさが出ててみんなよかった〜!なんかみんなガウンで面白みがない…みたいなランウェイもあるけど、今回はみんな自分なりのパジェントになってて個性豊かで本当に良かったと思う…みんな優勝…!

ところでカナダは毎回リップシンクが見応えあって本当最高ですね…直近のs12だと(ちょっと下げ発言します、すみません)前半リップシンクが70点前後くらいでep8以降90点台連発!みたいな印象だったのですが、カナダはずーっと80点台超えという印象でどれも胸を打たれます…プリやんがコメディを挟んだり音で遊んだりするのもチャーミングで大好きなんだけど、イローナが世界観に入り込んで集中して表現してるのがとても好きなんだなぁ…
イローナ、ワークルームの時とか、チャレンジとかではキャンキャン怒ってる印象が結構あるのだけど、ランウェイで批評聞いてる時、厳しいことを言われても口をきゅっと横に引いてできるだけ笑顔を保って、目をつぶって顔を上に向けたりして、気持ちを抑えてまずは聴こうとしている姿勢がとても印象的で。好きだ〜。本当もっともっと見たかった!!自分を見せたいという気持ちよりも、自分はノンバイナリー、two-spiritな先住民族の代表であり、自分は誰か自分の道標になるような人が欲しかったけどいなかったから、自分が誰かのそういうものになりたい、っていう気持ちを大事にしていて、かつその上で「自分」であることを大事にしていて、生き生きと過ごしている姿がとても好きだった。パステルカラーが永遠の憧れである私にとっては本当に夢のような可愛さで!これからも応援します…最後にアリーXが楽屋にハグしに来てくれたこと、めちゃめちゃ励みになっただろうなぁ…UKでも同じような場面で涙ぐんでしまった私ですが、今回も潤んでしまいました…

次回、メイクオーバー回!カナダは結構予告編でランウェイやらのネタバレがあるからムムム…と思いつつ、みんながんばれ〜と思っています。(ボボさんリタさんのドラァグマザー組はするっとクリアできる気がする…!がんばれ!)虫の居所の悪いジンボさんがリタさんに噛み付いたりと穏やかだったワークルームもさすがに極限状態で雰囲気が荒れてきてるのもコンペティションらしいというか(ep4時点でジンボさんが打たれ弱いことはなんとなく感じていたので…)私は多数vs個人みたいな感じにならなければわりと争いも見ていられるなぁという感じなので、みんな人間臭い!その状況でその気持ちわかるよ、よしよし、あとでちゃんとフォローしようね!という気持ちです。みんながんばれ〜!

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