あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul's Drag Race: All Stars8 episode7 "Forensic Queens" 感想

今週は即興アクティングチャレンジ!大まかなストーリーラインとキャラクターだけ提示されて、あとは各自自由にやって!という感じの演技チャレンジだったのですが、妙に面白かったんだな、これが。普段脚本が微妙だな…なんて思うこともあるアクティングチャレンジ、もう全部こんな感じでいいんでない?と思ってしまうくらい…(いや、オルスタでみんな手だれ揃いだから、さらに後半戦だから成り立ってるだけであって、通常シーズンの初期とかにやったら大混乱なんだろうけど…)

 

 

 

Estoy viendo Forensic Queens en WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/ras-807

 

 

 

しかしキャラクター決めの時点でちょっとドラ〜マが。アレクシスがセキュリティーガード役をやりたかったものの、ララちゃんが自分はその役しか考えてないよ!と言ったもので、じゃあララがそれやるなら探偵かな…と言ったところキャンディがウチが探偵やりたいし!となり、アレクシスが説得を試みるも過剰反応で責められてるように感じるんだけどなんなん!とキャンディは頑なになってしまい、じゃあそれなら譲るわ…となり…悔し涙 ぽろり(中澤裕子)。アレクシス的に多分「なんで自分ばっかり我慢して譲らないといけないんだろう…?」って気持ちが溢れちゃって、その溢れ方が涙という形になってしまったんじゃないかと思うんですよね…私も泣きたくなくても、言葉を抑えた分勝手に涙ポロリしてしまうことがあるので、ここはめちゃめちゃ共感して愛おしくなってしまいました。ジンボさんが胸を撫でてHappy happy in your heart!って暖かく慰めてくれて、すごく癒されたな…。今日は優しいピエロモードや…(キャンディは前回ジェシカと争ってオーディションしてやりたい役できて勝てたんだから、今回は譲ってあげても良かったんじゃ…?と思いつつ、でも断固として譲らないのもキャンちゃんらしいし…今回もオーディションとかでどうにかならなかったのかな…)


前回の次回予告で、このアレクシスが涙するところと、ルポール御大が何やら場を収めにくるシーンがあったので、アレクシスが帰っちゃうとか言い出すんじゃないかとヒヤヒヤしていたのですがそうはならなくてホッとしたと思いきやすぐに、なんともう一波やってきてしまいました。ここのところボトムが続いてきた中で紙一重で残ってきたカハナちゃん、盛り返したくてもよりによって苦手なアクティングチャレンジということでだいぶ心が折れてしまって、もう限界、帰るわモードに…!貴方だったのね、カハナちゃん…ここで御大が登場してみんなを集めて、いっときの感情は感情でしかなくて、そこにある事実とはまた違う、感情に流されて、誰もが得られるわけでないこのチャンスを無駄にしないで!と叱咤激励に。御大がここまでビシッと言いに来るの本当に珍しいことですね。なんでハイディの時に来てくれなかったんや、と思いつつも、過去シーズンにも1人抜けたことはちょくちょくあったから1人なら許容範囲でも、同じシーズンで2人もメンタルブレイクダウンで離脱させるわけにはいかなかったのだろうなぁと推測しました。御大直々に喝を入れられると流石に気合いも入り直しますよね…


というわけで皆で気を取り直して始まりました即興アクティング、「なにがリル・パンケーキに起こったのか?」面白かったですね〜。みんな普通に手練の演技だな!という感じだったのですが、ララちゃんのメチャクチャな運転と、飲みさしを雑に勧めてくれる演技に大ウケしてしまいました。正直s13の演技チャレンジからするとそこまで期待してなかったので、ここまで味わい深いキャラクターを作り上げてくれたの、ワークルームで見られるララちゃんの素の面白みがよく出ていたようで本当に良かったです。真面目な顔してワカモレにこだわるジェシカも面白かったし、指クサ鑑定士ジンボさんもいつも通り良かった。キャンディも良かったけどまあキャンディのままといえばそうかな…でもかわいいね…という感じで、カハナちゃんもちょっと憎たらしいキャラをチャーミングに上手く料理していたし(Where is the body?にA'keria is the body!って言ってくれたの嬉しかった)アレクシスも真面目さの中におとぼけが隠されていたり、みんながみんな良くて出来上がった面白さだったと思うので、ボトム決めるの難しいなぁ!と思いました。しかし結果としてはまぁ妥当かな…という感じではあった。リル・パンケーキちゃんはお疲れ様でした(untuckedでララちゃんが腕をもいじゃったところで大笑いしてしまった、本編だけでなくこんな災難にあうなんて!)


しかし今回のルポール御大のランウェイ衣装、すごかったですね。ドラァグクイーンのエグいハイレグ大好き委員会ですが、まさか御大が披露してくださるとは思わなかったので思わず平伏しました。ありがてぇ…ランウェイテーマは「ミス・〇〇」、これもパジェント系で決める人が多い人が多い中、ミス・ブートレッグでカジュアルに決めてたララちゃんが可愛かったです。(fame gamesのほうではミス・Shadeでリーディング用のメガネをあしらったガウンを仕上げたネイシャと、ミス・高齢者センターかと思いきやアリアナ・グランマにリビールしてきたミセス・カーシャデイビスのおもろさが良かったです)


ララちゃんが勝って嬉しいな、やっとパフォーマンスしてるところが見られる!とウキウキしている中、リップシンクアサシンとしてきてくれたのはジョージャス!s14のジャスミン、アンジーと続いていたので何となくこの人もお声がかかってるだろうなぁと予想していたのが当たりました。でもデナリちゃんが呼ばれてs13のリップシンク名人対決になるというのも見てみたかったな〜とかよぎったりして。Lizzoの曲がララちゃんのムードとぴったりということもあったのと、とにかく笑顔で明るい雰囲気だったのがとても好印象だったので、ララちゃんの勝利に超納得でした。ジョージャスの小気味いい動きも良かったけどね(パンチングザゴースト見たかったな!)


前回なんとか切り抜けたカハナがついにエリミ…うん、今回一瞬勝負を投げて帰ろうとしていたのを辞めた時点で、今度こそボトムになったら帰る覚悟もしていたと思います。でも苦手だと思っていたアクティングで、自分を捨てて楽しめた!と思えて、ある意味すっきりして帰ることができたんじゃないかなぁと思います。あの時後味悪く帰らなくて良かった、本当に頑張ってくれて良かった、一緒に面白いチャレンジに仕上げてくれて良かったなぁという気持ちです。頑張ったね。ランウェイはずっと景気が良くてギラギラなので、きっとfame gamesのほうで気合いたっぷりなところを見せてくれるはず。

 


次回はまたソーイングチャレンジ!あんまりソーイング得意な人いないのにシーズン中二回もやるなんて鬼や!製作陣は明らかに紙袋モーメントを期待してるんじゃないか!?と穿って見てしまう私でした。き、きっと大丈夫だよなんとかなるよ!!!