あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Canada's Drag Race Season1 episode9"The Snow Ball"感想

I'm watching The Snow Ball on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/the-snow-ball

 

 

エリミの現実を受け入れるまでにちょっと根性が必要でした。いや、メインチャレンジの結果、リップシンクの結果としてはそれなりに納得しているのですが…

結構早い段階で、ジンボさんはかなりのところまで残るだろうなぁ、というかTOP3に残るだろうなぁと予想していたのですよ。ep6の感想時点で初めて書き残しているのですが実際はep4くらいかな?からジンボ・リタ・プリヤンカ・ボボちゃんのTOP4で、プリヤンカorボボちゃんの勝負になるのでは…と思っていて。なので今回出だしは想定どおり〜と思いながら見始めて、ボボちゃんが裁縫したことない!って騒いでプリやんもコルセットにペタペタしててちょっと暗雲立ち込める中、前二つのデザインチャレンジで調子の良かった、ドラァグマザーとしてたくさんのクイーンを見てきたリタさんと衣装制作に慣れたジンボさんはスルッとクリアするのかなぁなんて途中までは思っていたのですよ。まさか後者2人のリップシンクになるとは…

ジンボさんが若干underratedなのではないか?ということは前回すでに書いたのですが、今思うと、番組側の欲しいNext drag superstarの姿からは少し外れていたのかなぁ、と思います。ジンボさんのレベルの高さは誰もが認めるところだと思うのですが、「ドラァグレースにおける王道」かと言われるとそこからは結構ずれているような気がして。ドラァグはなんでもあり、多様性を認めるもの、みんな違ってみんないい、という精神で常にあって欲しいと思うのですが、「カナダの」「初めての」王者を決めるという歴史的な場面で、これからの王者の基準ともなるとすると、やはりあまりにも異色だったのかもしれない…まだジンボさんを王者にするには場が成熟していないのかなぁと思う。少し基準が違っていたら私はスナッチゲーム回の1winだけなんかじゃなくて、もっとジンボ無双だったのではないかと思うし、そう感じるほどのインパクトとクォリティだったからこそのジンボ人気だったのではないかと思います。あとはもともと完成度が高かったからレース内での成長度合いが少なかったことと、最初からジンボ色があまりにも強すぎて、こだわりに対して頑固だったから、それを伸び代の無さと取られてしまったのかなぁ…

正直な事を言うとジンボさんのファンが熱狂的なのは伝わってきているので、リタさんが叩かれませんように〜!!!と言う思いでいっぱいなのですが(先週も心配したしその前からとても心配している)それこそTOP3まで残ってジンボさんが優勝しない世界線だったらもっともっと荒れるよなぁとも思う…ジンボさん面白いよなぁ。今後カナダが続いていってS3あたりが終わったところでASに出て欲しいかと言われるとそうでもないんだけど、アメリカのASに突然カナダからの刺客!!って出てきてジンボ無双して人間関係の利害関係がないからバッサバッサとすごい選び方でエリミ選んで欲しい、みたいな荒技を望んでしまう自分がいる。もしくは、ジンボのドラァグレースのホストとしてすごく気紛れなジャッジでみんなを翻弄して欲しい。そんなどこか規格外なところのあるジンボさんがいたからカナダが面白かったところは絶対あると思うし、ジンボさんの与えたインパクトを忘れられる人なんていないんじゃないかな…去り際まで最高のジンボ節だったし、本当に大好きです。

今回は前回2回ほど私がずっとモヤモヤしてた、そこまで持ち上げといてスカボボちゃんをどうして評価しないの!?と言うのがやっと報われた回で…いやー本当に報われない真顔のままで帰ることになったらどうしようかと思ってた!!!本当によかったです。個人的にはBallの3ルックともボボちゃんがトップだった(つららをBukkakeって言うのやめろ!!)と思いました。ソーイングができないって言うのを前回の最後の予告で見た時は本当にいろいろなことを覚悟したのですが、ケープの構造すら理解できてなかったところから素晴らしい衣装を作り上げて、髪型メイク服装トータルパッケージでエレガンザを見せてくれて、本当に美しくて感動でした。よかったよ〜!!期待した分失望する、と言うのをずっとこのシーズン繰り返してきてたから、おめでとうって言われるまではあまり期待しすぎないようにしているのかな?と言う抑えた表情から、自分が勝者だって告げられて感極まるスカボボちゃんの顔を見てこっちも泣きそうになったし、その隣でプリやんが派手に喜んでくれたのも嬉しかった!
個人的にはエレガンザはジンボさんよりプリやんのほうがイマイチだったかな?コルセットとパンティだし…周りにつけたクリノリンみたいなやつが紙じゃなくてもっとしっかりした素材でちゃんと円形ないし半円に広がってたら印象が違ったのかもしれない。でも3つのルック総合的にプリやんのほうが評価が高かったのかなぁと思う。リタさんは全体的に不発だったかなと言う印象だけど、最後のドレスのヘッドピースから目元が隠れてて…って言う表現は最高に好きだった!あのままリップシンクやるの大丈夫かな?と思ったけどしっかりやりきっててすごかった…服をハサミで切ったり、残りたいから全力出すぞ、なりふり構わずなんでもやるぞ!と言う意思がリップシンクで見えたことが勝利の決め手だったのではと思う。

そして今回書かないわけにいかないのはやっぱりミシェル・ヴィサージュ女史のことですよ。私はこういう基準で今までやってきていると明確に打ち出せる人がホストとして座るだけでなんと安心感のあることか!やはり長年の経験があるから言うことに筋が通っているように感じるし(こっちが飼い慣らされていてミシェルならこう言いそうってことが予想できてるだけなのかもしれないけど)、ジャッジのコメントに対して補足をしたり、本当にいいホストだった!正直今までのホストって名ばかりで、一応口上を言ったりとかそういう進行的なことは仕切るけど、やらされてる感ばかりあって、コメントはジャッジ目線というよりはファン目線、視聴者目線に近かった気がして。やっぱりホストが「お客様」という立場でなくて、ジャッジ側のトーンを決めるということでどれだけ安定するかということを思い知りました。シーズン2があるならばジャッジ席がどうなるかと言うのは本当に今気にしていることなのですが、私は今の3人体制自体は好きなので、その中で明確に誰がトーンを決めるかとか、飴と鞭の使い分けをどうするかとか、2人で同調して1人を置いてけぼりにしないとか、そう言うところを改善して、今回のいい流れを材料にして、いい感じのジャッジ体制にしてほしいなぁと思います。

次回遂にファイナル!!TOP3が3win2bottomのリタさん、2win2bottomのプリやん、1winでボトムなしのスカボボちゃんと言う感じで、誰が勝ってもおかしくないし、とにかく楽しみだなぁと言う気持ちです。TeamRitaだけど誰が勝っても祝福できる!!そしてみんなも帰ってくるし、そろってお祝いできそうなのが本当に嬉しいです。楽しみ〜ほんとあっという間だったなー!!

 

今日ep9のFPRを見たのですが本編と真逆に近い評価になっていてちょっと笑っちゃった。
リタさんの衣装は写真映えするな〜!!白、アイスブルー、モーヴの繊細なスモーキートーンが写真だと本当に美しく見えた…あの衣装の課題は本編で言われていた通り、横からスポンジが見えてしまうことと後ろ姿がさっぱりしすぎてることだと思うんだけど(+プロポーショナイジング?)前からお写真撮ったときの美しさや。逆にボボちゃんのは動いてフード外してるところとかとても素敵だったんだけど、受けが良くなかったようで残念〜。

最後にジンボさんすきすきアピールをしてるのも可愛かったのでまだ未聴の方はぜひぜひ…いやみんなジンボさんすきすきになるよ…そりゃジンボすきすきするよ…
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