あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Canada's Drag Race Season3 episode6 "Cosmetic Queens"感想

皆様いかがお過ごしでしょうか、こちら第七波のビッグウェーブに抗えず見事にコロナに罹りました。幸いすぐにかかりつけの病院にかかれてお薬を貰えたこともあり、持病の喘息もさほど悪させずに軽症で済み、寝込むような症状自体は3日ほどで済んだのですがあとしばらくは隔離期間なので体調最優先でごろごろ過ごしております。皆様もどうかご無事で。リハビリがてらまた文章をのんびりペースで書いていきますのでよろしくお願いいたします。(英語以外のシーズンはどうしても視聴にかかる負担が大きいので後回しになってしまってますが…フランスのフィナーレの感想やフィリピンの感想待たれてる方いらっしゃったらすみません!)

 

 

 

 

 

 

I'm watching Cosmetic Queens on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/cdr-306

 

 

 

 

 

 

 

 


さて、先週一押しのレディブンブンちゃんが落ちてどうしよう〜と思っていたのですが、番組があまり感傷的になることなくさらっと始まったのでこちらも平常心で見ることが出来ました。今回の「自分のブランドに合ったアイシャドウをプロデュースしてCMを作る」というチャレンジ、それぞれの個性が良く出てて面白かったです。結果的に二週連続で勝ち残って欲しいと思っていた子が落ちたんですけど〜!!過酷な展開!!!


狙い通りに行く人、狙い通りに行かない人、そもそも狙いがちょっとずれてる人…色々いましたね。肝はやはり「面白くすることも大事だけど、あくまでもブランディングが主眼のチャレンジだから、自分の個性を出すことは手段で、目的は商品を魅力的に見せて売るためということを忘れない」ということだったと思うので、自分の出すべき個性はこれ!っていうのがわかっている人、商品をポジティブに見せられている人、もしくはターゲットが明確な人(Cat momはCat momを呼ぶので…)が良かった気がします。一個制作側に注文なんですけど、アイシャドウとパレットを止めとくための両面テープくらい用意してあげてください!!!アスクルで注文できるので!


コンテスタントの「誰が勝つと思う?」という話の中でするっと名前が出てこなかったのが意外なくらい、私は一番フィアスちゃんのCMが良かったと思うのでウィナー嬉しかったです。「自分はSNSクイーンだしCMやったことあるし、その経験を活かして売りたくなるような商品を打ち出すべ〜!」と語っていた通り、私もフィアスになりたい〜!って思わせてアイシャドウが欲しくなるような良いCMになっていたと思います。メイクもばっちりだった。

正直なところ推しであるブンブンちゃんが先週帰った時に「実力者が帰ってしまった…果たして残った人たちは彼女より残る価値があるのだろうか?ドラマ要素で残ってる感ある人もいるけど、順位がつけられた際に私の推しがその人より下、みたいになるのってちょっとすっきりしなくね?」と心の片隅で感じてしまった邪悪な自分がいたのですが(普段、順位なんて関係ないよ、どれだけ自分が満足いくように力を出し切れるかだよ!とか言ってるのに、推しが落ちると簡単に闇落ちする…!)じゃあ果たして私はフィアスちゃんに先に帰って欲しかったのかというとそうではなくて、自分でもどういう気持ちなのか悶々としていたのですが、今回フィアスちゃんがやってくれたように「自分の推しが落ちた後でも残り続けるのに値する実力があることを示して欲しかった」んだなぁ…としみじみと納得しました。すごく欲しかったタイミングですごくすっきりする勝利でした。おめでとう、フィアスちゃんかっこよかったよ!!


そしてランウェイが本当〜に良かった、アート表現のランウェイは他のフランチャイズでもやっててその度にいい表現が出てきてるのですが、今回も素晴らしい解釈、素晴らしいアウトプットがいくつも出てきて唸ってしまいました。アルマの塗り絵ルック、フィアスちゃんのジャン・オノレ・フラゴナールの絵画「ぶらんこ」ルック、ボンベイちゃんのホーリールックが私の3大お気に入りです。ボンベイちゃんはヒンドゥー教文化をこのランウェイの上で伝えてくれて本当にありがとう…!美しいAラインのドレスの上に鮮やかな色がたくさん使われて、でも色が混ざってすこし濁って綺麗すぎなくて、サングラスで守った目の部分だけ色がついてないファニーさもあって、最高だったよ!あとヴィヴィアンの前髪ありウィッグの可愛さ限りなしであきづき特別賞受賞です。最近ヴィヴィアンのフローレスなお肌ピカピカメイクがたまらん、清潔感と好感度の塊…アイシャドウよりも洗剤かマウスウォッシュのコマーシャルに起用したいです。


前回に続き応援してる子二人のリップシンクで二人とも帰って欲しくないよー!と心で叫びながら見ていましたが、残念ながらお尻を出した子一等賞の逆転現象、乳首が出た子サシェイの法則が発動してしまいました…(なんだそれ)いやー多分胸が出たこと自体が問題なんじゃなくて、出てしまった胸を隠すために衣装を戻そうとしてるところにリップシンクより目が行ってしまったのが問題だったんだろうと思います、気にせず堂々と踊り続けてたらもしかしたら結果が違ったかもしれない…でもアルマも歌詞に合わせたいい動きしてたから分からないけれど…

ボンベイちゃん、ドラァグレースによくいる「考えすぎの魔物」にハマってしまったような気がします。もう少しあっけらかんと挑んでいけたら良かったのかな、今回のチャレンジも自分のルーツをきちんと伝えるようにしてたし、ストーリーライン的にはとても面白かったと思うので、商品への希求力をもう少し増すことができていたら良かったのかな、と思います。でも考えすぎちゃうところも良さの一つだとも思っていて、毎回細部まで考えられたランウェイで、知性と発想力を楽しませてもらっていました。いやー2連続でランウェイ強いクイーンが帰ってしまったんだけどこれからどうなるんだ…まあなんとかなるな…みんなできる子だから…

初めてドラァグレースに参加するインド出身クイーンとしてインドやヒンドゥー教の文化をランウェイで紹介してくれたボンベイちゃんには感謝いっぱいです。もっと評価に結びついてくれれば良かったんだけど…!何度でも言うけどep1のリメイク服ランウェイは絶対トップ相当だったからね!

 


次回、やっと、ようやく、お金のかかりそうなチャレンジであるルージカルがやってきます!やったー!低予算シーズンというこちらの勝手な予想を覆してくれ!!6人ルージカル、ちょっと人数的に寂しいなぁと思いつつ大好きなチャレンジなので楽しみ。ジゼルが「歌うの…?」とちょっと渋い顔なのと、あと振り付けで踊るの大丈夫かな?ってちょっと不安になるクイーンもいるけれど、まあみんなできる子たちなので何とかなるでしょう!