あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race Belgique Season1 ep3 "Festival Realness"感想

今週からアメリカ・ベルギー・スウェーデンの3本立てになりますので、できるだけさらっと書くように努めますよ!さらっとでも全部書くことのほうが私にとっては大事!!

 

 

 

Estoy viendo Festival Realness en WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/drb-103

 

 

 


というわけで今週はサッカーのゴールキーパーのミニチャレンジを挟みつつ(いつもながら、ドラァグクイーンたちのサッカーへの関心のなさが面白い…ベルギーってFIFAランキング現時点4位のサッカーが盛んな国のはずなのに…!)メインチャレンジはデザインチャレンジ。どうやら、音楽フェスをテーマにしていて、一着目は音楽アーティストを持ち込み衣装で表現、二着目はフェスのステージに立つクイーンをイメージした自作衣装を作ってください〜というチャレンジでした。ソーイングと聞いてモカボネさんがキャッキャ喜んでいたのが印象的、そしてエドナさんの笑顔が固まっていたのも印象的でした。


ところがどっこい、その二人が同時にボトムになるというのがドラァグレースの面白いところですよね。モカボネさんは何よりも衣装がタイトすぎて動きがかなり制限されてしまったのがかなり痛かった。フェスだったら体動かして盛り上がりたいもんね、フェスのクイーンというよりレッドカーペットみたいなランウェイ感が強くなってしまったのが惜しいなぁと思いました。エドナさんは紫と黄色という反対色を使ったハッピーな色使いとお花のトップスが可愛かったのですが、パンツの色の切り替えのところなどの仕立てに不安があったのでまあ仕方ないかな…という感じでした。でもシーズンによってはセーフ抜けできる出来だったんじゃないかな…

ところでもう一人ボトムに入ったバレンシアガちゃんは、2着目だけ見ると私はトップに入ってもおかしくない出来だと思っていたのでびっくりしました。テント素材と、紐とか留め金とか活かしてカジュアルで可愛かったですよね、1着目の評価がなんでか良くなかったのは伝わってきてたけど、自作衣装の2着目のほうに重点を置いてジャッジングするべきでは?と個人的に思うのですが…そしてステージ上で楽しんでないようだったって言われたってuntuckedで語っていたけど、でもプレゼンテーションよりも衣装そのものの出来で評価して欲しいなぁ…2着目がちょっとエントランスの時の衣装と胸元の開きとか、背中のグラフィティとかが印象が似てたのも良くなかったんでしょうか。でも少なくともボトム3になったとしても、リップシンクを免れることができるくらいのレベルだったとは思う、そこでまさか3人リップシンクというレアな展開になるとは。モカボネさんとバレンシアガちゃんは他の人からもソーイングといえばこの二人だよねと期待されていたので、コンテスタントたちからしてもかなり意外な展開だったのではと思ったのでした。


始まる前に不安がむくむくと広がってしまったのか、怯えた顔をしていたスーザンさんがウィナーをもぎ取ったので、嬉しかったです。フェスといえばテントでお泊まりする人もいるもんね、テントの布の部分と、骨組みの部分を上手に使って、すごく印象的ないい衣装に仕上げていたと思います。胸元の部分にちょうどタイのような柄があったのがかわいい、そしてそれを捲るとカモフラ柄のハートが出てくるのもまたかわいい。服としての完成度が高かったですね。一着目のデビッド・ボウイ山本寛斎インスパイアルックも分かりやすかったです。

もう一人のトップ、マドモワゼル・ブープも、1着目のセーラームーンちゃん的なお団子ヘアも可愛く(衣装はそんなにジャパンインスパイアっていうのは分からなかったのですが…)2着目はいつものクラッシィな感じと真逆なパンクなテイストに仕上げたことが評価されていて良かったです。セーフ抜けのピーチさん、アテナさん、ドラァグクエンさんたちは皆蛍光色で肌見せアピールしていく感じで可愛かった!全体的にレベルの高いデザインチャレンジだったと思います。ちゃんと服の体をなしている…!


前述しましたがリップシンクは3人で。場所も狭くなるし大変ですよね…なぜ3人にした…バンバン大技を決めるモカボネさんがセーフなのは分かる、エレクトロな音楽に動きが一番あっていたバレンシアガさんもセーフなのも分かる、でもまさかここでベテランのエドナさんがサシェイになるというのはびっくりでした。もっと残ると思っていたよ〜!!ドーターであるアテナさんもそうですが、特にドラァグシスターであるマドモアゼルさんが悲しみを隠せない顔をしていて、私も切なくなってしまいました。この3人みんなつよつよだから最後の方まで切磋琢磨して残っていくもんだと思ってた…


今回はワークルームのアルコールの話も印象的でした。スーザンさんがパフォーマンス前にリラックスするために仲間と一杯飲んでるんだけど、それが常態化して、ドラァグする機会が増えるほどお酒の量が増えていくのも怖いんだよね、みたいな話をした時に、マドモワゼルが自分は2年くらい毎日ドラァグする際に飲むのが当たり前になってしまって、そこから翌朝気力を得たり二日酔いを抑えるために迎え酒をするのが必要になるほどになってしまって(アルコール依存症手前ですよね)、コロナ禍でギグがなくなったのをきっかけに強いお酒を捨てて控えるようにした…という話。よくぞ抑えてくれた…!

セクシャリティだったりジェンダーだったり、ヘテロセクシャル(ということに今は一応収めることにしている)でありシス女性である私からはただひたすら傾聴するしかできないような話題もあるのですが、今回に関しては本当共通の問題として身近に感じることができたということもあり、身に沁みました…皆様もどうか適切な量と距離でお酒など嗜好品とお付き合いできますように、私はちょっと昨日飲みすぎてしまって今日めっちゃ反省してるので自戒を込めて…(お酒飲むの大好きなんですけど、おうちならなんとかコントロールできるんですけど、お外だとバランス崩しがちでアラフォーなのにまだうまく付き合えてないんですよね…お恥ずかしい…)


来週はリーディングからのアクティングかな?なんだか予告が緊迫した雰囲気だったのでちょっとドキドキしております。怪我とかそういうのがないといいんですが…!


しかし今回ワークルームに入ってきたオフドラァグのスーツ姿のリタさんがお化粧してるのすごく素敵だったな…いわゆる男性的なファッションの中でメイクアップしてるのを見るの、大好き…毎回でもいいよ…いやすっぴんつるつるのリタさんも好きすぎて捨てがたい…どうしよう…