あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

【UK】RuPaul’s Drag Race UK Season2 ep8"Stoned on the Runway"感想

今回はスタンドアップコメディ!個人的には、英語のジョークを理解し切れないことと、失敗してド派手に駄々滑りして観客がシラけてるのを見るのがいたたまれなくて、色々なチャレンジの中でも見てて楽しみきれないこともある分野なので少し身構えていたのですが、平和に終わって逆に拍子抜けしました。全体的に皆良かったのではないでしょうか?今回、ボトムになった人でもマイナスポイントが進行に若干難があったとかそういう理由で、ネタ自体は普通に面白くて笑いをとれていたし、通常の時のセーフの人以上の水準だったのではと思います。レベル高い!みんなえらい!頑張った!!

コロナのせいで観客が入れられない分、盛り上がりにくくてやりづらかった部分と、逆に多数の前であがらなくて済んでやりやすかった部分と両方あったかと思いますが、個人的には観客がいない分ジャッジができるだけ暖かく笑ってあげよう、見守ってあげようみたいな空気が感じられて、雰囲気が良かったなぁと思います。いつものルーのしらけた真顔怖いねん…

いつもの通りネタバレしてますので、動画を見てから読んでくださいね。

 

I'm watching Stoned on the Runway on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/stoned-on-the-runway

 

 

 

 

 

 


一番手のアホラはピー音がいっぱい入ってたのが超印象的でしたねw ミニチャレンジによって二番手というやりやすい位置をキープしたエリー、別人格になりきってメリハリつけてるの、良かったと思います。ビミニは、私のこのシーズン当初コメディが得意だなんてまったく予想してなかったんですけど、コンテスタントの中でコメディ強者と言えばビミニでしょみたいにみなされてて、事実ep4のミニチャレンジのお菓子紹介でも政治ギャグで受けてメインチャレンジのモーニングショーでもユーモアたっぷり、ep6のスナッチゲームでも圧倒、そしてこのep8のスタンダップコメディでも外さず…!すごい。コメディクイーンです、それが売りです!みたいなタイプではないと思うんだけど、でもいつも面白いの本当素晴らしい。ビミニの後は嫌だ…と消極的だったローレンスは人情噺感のある語り口でさすが玄人という感じ。一番難しいアンカーであるテイスも面白かったと思います。


僅差でエリーとアホラでリップシンクかな…?んーエリーとテイスもあるかな?なんて思っていたので、エリーがセーフ抜けした瞬間にびっくりして声を出してしまった…!なんとなくこの2人はないかななんて思い込んでいた…あるとしても、もう一エピソードあとに来るかなと思っていた…シーズン全体の進行的に、初期になんかアホラとテイスがいい雰囲気出してたり、コロナ明けからはルームメイトとしていい関係になっていたり、まあリップシンクさせたいのかな、なんて感じたりしていなくもなかったのですが…リップシンクも二人とも良かったので、ここはトラックレコードも加味してバッジの数が一つ多いアホラが残るかな、と思ったのですが、テイスが残ると分かって、ここでもまた声をあげてしまいました…いやテイスのリップシンクもよかったし、アサシンの称号に相応しいくらいの安定感なんですが…

ep1終わった時点でなんとなーく今後の順位予想をして、自分の節穴さを楽しむという遊びをやっているのですが(来週オープンにしますね)実はTOP3を予想した時に、アホラ、テイスは確実に入るだろう、と二人とも入れていたのですね。なのでこのリップシンクはファイナルで見たかった…!二人ともそれだけの実力があると思っていたし、アホラは先週も勝って上り調子だと思っていたし、ファイナルまで見続けたかったので、とっても残念です。こう言う時にこそダブルステイを使ってほしかった…!(でもルーやミシェルの滞在期間とか決まっててエピソード数変えられないだろうから難しいんだろうな…)


アホラのTwitter情報によると、今回ジャッジ評価の時にいつもの意地悪質問「誰が帰るべきだと思う?」って全員が聞かれるやつが炸裂したみたいですね。untuckedで不機嫌だなぁと思ったのはそういうことか…今回エリーが発表順を戦略的に決めたことをアホラやローレンスから責められていましたが、でも私はもうそれは仕方ないやろ〜と思います。仲良しレースじゃないんだし戦略的になるのもありだと思うし、しかもエリーは一人だけバッジ持ってないんだし、そもそも皆一番手とかラストとか上手い人のあとはやりたくないんだから誰かがやらないといけないんだし、仕方ないよもう。untuckedから戻ってきた時のエリーちゃん泣いた後の顔で辛かった〜…でもきっとローレンスは同じスコットランド勢で、色々サポートしあってきて信頼関係があると感じていたエリーが選んだからこそ気分を害したんだろうなぁ、他の人だったらここまで怒らなかっただろうなぁと思います。


ところで!今回のランウェイ、ストーン(宝石)がテーマだったわけですが、そこでニキビを美しい宝石の仲間として表現するビミニ、天才すぎじゃありませんか…?着想もすごいし、アウトプットも美しいし、なによりもエンパワメント性がすごい。最近大人ニキビ(吹き出物って言った方がいいのかしら…)と戦っている私、毎晩鏡の前でしょんぼりしていましたが、明日からはビミニちゃんのおかげで胸を張って歩けるような気すらしてきました。以前AS5のep4、プロムテーマのランウェイのときに、ミズクラッカーがニキビメイクで登場して、その時も青春のシンボル!いい発想!って高評価していたのですが、でも実際にニキビで悩んでる人の希望になるようにしょんぼり顔だけでなく笑顔もちょっと見たかったな、って感想を書いていたのです私。その想いを消化してもらえたような気がして、嬉しかったです(勿論ミズクラちゃんのあの表現も悩める青少年のリアル感があって間違ってないとも思います)ランウェイでファッションの観点から素晴らしいことをすることだけでも一大事なのに、さらにそれ以上の感情を与えてくれるなんて…!いつもありがとうビミニちゃん…冗談ではなく事実としてビミニちゃんかわいい…ビミニちゃんを見てると家父長制を解体したくなってきちゃう…

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来週はアクティングチャレンジ…いつもであれば他人をドラァグアップするメイクオーバーチャレンジが来るところだと思うのですが、やはりコロナ禍では人を呼ぶのもなかなか難しいですよね。好きなチャレンジなのでちょっと残念です。

ここまでこのシーズンを見てきた人は、プロモ写真と今までのエリミネーションに相関関係があるのではないか…?とちらりと感じていたかと思うんですが、私、それによって今回のエリミは別の人になると思っててw (それもあって今回のリップシンクにびっくりしたのですが)その宇宙の法則が崩れたので次回どうなるか、結構ワクワクしてます。


ところで今回2個トラウマ的になってる出来事があることに気付きました。一つ目はいいリップシンクの後で帰ることになった人がはけていくときでも、ギリギリに「ちょっと待って!」って止めてステイにしてもらえるんじゃないかって思ってしまうこと。二つ目はリップシンクの始まりのところで後ろに向かって歩いていく人がいると「このまま帰ってしまうんじゃないか!?」って思ってしまうこと。しばらく後引きそうで困りますね…!