あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race España Season 1 episode 7"Final Four"感想

*このブログは多大にネタバレを含んでいます。ネタバレしたくない方はここで引き返すか、以下WOW Presents Plusのリンクから本編を見てから読んでください*

 

 

 

 

 

 

I'm watching Final Four on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/dresp-final-four

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


いよいよTOP4になり、今回はファイナルに駒を進める3人を決める重要回…!メイクオーバーというチャレンジは、自分に適用していたドラァグを他人にも適用させるという、メイクアップ、ボディメイク、衣装合わせ、ヒール靴やタックした状態での自然な振る舞いを相手に教える、相手との息のあったプレゼンテーション、その全てをもたらすプロデュース力…とかなり複合的な難しいことを求められているチャレンジなので、この終盤にぴったりだと思います。


メイクオーバーされに来てくれたのはマドリッド・ティタネスというスペイン初のLGBTQ+インクルーシブなラグビーチーム。最近ダウンアンダーでも同じようにラグビーチームが来てくれていたのだけど、ラグビーって特にマスキュリンな印象のスポーツなので(うちの旦那が元ラグビー部なのですが、スポーツ自体は好きでも体育会系&男らしさの強制&男社会感が相いれず続けられなかった、と言っていたのでそういう印象になってしまっています…)セクシャリティが故に阻害されてしまったり差別があったりする、なんてことも少なからずあるのだろうなぁと想像できてしまったのですが、理解し合える人たちでチームを組めるのはとてもいいことですね…こうやってTV番組に出てくれるのも若いスポーツ愛好者にドラァグの理解が進むし、ドラァグ愛好者にもラグビーの好感度が上がるし、異業種交歓としてとてもいいんじゃないかしら。


ラガーマンということでしっかりした体格の人が多い中、ミニチャレンジ勝者のカルメンが一番小柄でボディメイクしやすそうなカルロスをキープ。1日で2着美しい衣装を縫えるカルメンなので(今回のホームズ&ワトソンモチーフ素敵だった…チェックのケープかわいい!着たい!売れる!!)どの人でも上手く行ったのでは、とも思うのですが、本当に危なげない良い出来でした。

キラーさんのパートナーになったのはコンテスタント全員から「超ホット…」と熱い視線を浴びていたフェルナンドさん。(いくらホットだからって許可なくタッキングしてるパーティションを覗きに行っちゃダメですよプピさん!!ゴールゴールゴールじゃありません!!めっ!!)スカートのスリットからパッドが見えてる、とジャッジのエンヴィから指摘が入るまで、これも完璧じゃん!と思っていました。フェルナンドさんはとにかくステージでニッコニコで楽しんでいるのが伝わってきたのがよかったです。水鉄砲を持ってくる遊び心とキラーさんの包容力のなせる技かしら。

意外だったのがサヒタリアの苦戦。ep1の衣装制作チャレンジでは問題なく素敵な衣装を作っていたので、まさか縫い物ができないだなんて思ってもいませんでした。自分のボディメイクに苦労しなさそうなタイプの人は(ただその分普段の食生活や運動での節制に絶え間ない努力があるのだろうと思いますが)人のボディメイクをするのは不慣れで大変かもな、とも思ったのですが、なんとかまとめていましたね。ただ、トマスさんのお胸が見えてしまっていたのは意図的でなく、衣装作りの際の不具合だったのかなあという印象でした。でも頑張った。サヒタリア自身はTMRevolutionみたいなことになっていた。HOTなLIMITがだいぶホットホット!だった。

プピは…どこまでもプピだった…!!!正直メイクオーバーという課題で一番心配だったのがプピで、メイクアップ顔でなにかmemeが生まれてしまったりしないだろうか…と不安だったのですが、ホセさんがメイクされたお顔を見たら、あら綺麗、あら素敵。ただ、とにかくファッションセンスがどこまでもプピだったのでした…あのちょいダサでちょっと野暮ったくてでもチャーミングな感じがプピをプピたらしめる不思議な愛嬌を生んでいるとは思うのですが、ランウェイを歩くにはちょっと普段着寄りでしたよね…でもそれがプピなのだ…!


まあTOPは順当にカルメン、続いてキラーさんが抜けるかなと思っていたら、なんと3人リップシンクのご指名でびっくりしました。このリップシンクがなんだか本当、お祭りみたいな弾けっぷりで楽しかったです。クールな部分は崩さずに、でも熱も込めるサヒタリア、ここで出し切るぞ!というかのように大技をぎこちなくも繰り出しまくるキラーさん、ユーモアたっぷりででもみんなに負けじと体を張るプピ…エスパーニャのリップシンクはとにかくジャッジが楽しそうでいいんですよね、上から見て判定してやる!っていう目線じゃなくて、一緒に盛り上げてステージをより熱くしよう!という感じで…誰か一人が落ちる場なのに、そんな悲壮感なく、とても楽しい最後のリップシンクバトルでした。


プピさん、TOP4での敗退、残念だな〜という気持ちと、ここまで楽しく一緒に過ごさせてくれてありがとうという気持ちと両方感じてます。間違いなくエスパーニャのコンフェッション大賞があるならプピさんだと思う。ときにはブラックに、ときには自虐的に、ときにはすっとぼけて、とにかくユーモアでずっと番組を盛り上げてきてくれたプピさん。すでに立派なキャリアと知名度を持っているなかでドラァグレースに出場してくれて、色々なことにチャレンジする姿で楽しませてくれて感謝です。小柄な体から誰よりもエネルギーが出てて可愛かったなぁ!

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というわけで、カルメン、キラーさん、サヒタリアの三人がTOP3ですよ…!私は始まる前からもうメロメロノックアウトでチームカルメンだったのでそのまま迷わずに初志貫徹で行きますが、いやでも努力家で幅広いドラァグスタイルを見せてくれるだけでなく誰よりも優しさに溢れているキラーさん、若く美しく美的センスが高く、苦手なことから逃げず真面目に取り組むサヒタリア、どちらも本当に素晴らしいので、3人の中で誰が勝っても祝福できるなぁという気持ちです。でもやっぱり、完璧主義者で、プロ意識が高くて、デザイン力とそれを具現化するソーイング技術があって、情にあつくて涙脆いカルメンさんに勝って欲しいなぁ…いやでもキラーさんもいいよね…いやでもサヒタリアも…でもやっぱり…


次回でウィナーが決まる、すなわち最終回…と思っていたら、次回リユニオンで再来週がフィナーレという嬉しい喜び!やったー!一回お別れが延びたのも嬉しいですが、何よりも全員揃っているところが見られそうなのが嬉しいです。オンライン集合かな?それとも集まってくれるのかな?いずれにせよ皆の話が聞けそうなのが楽しみ!


さてここでいつもの(最近やってたりやってなかったりなんですが)始まる前にプロモとインタビューだけ見て順位予想してたやつをあげておきますね。今回も、節穴かい!って部分と私いい線いってるじゃ〜んって部分と両方あるのですが…

....ここから放映前に残したメモ....


10 インティ

9 ドヴィマ

8 マカレナ

7 カルメン

6 アランチャ

5 ヴルカノ

4 ウガセオ

top3 サジタリア、プピ、キラークイーン


カルメンさんはスナッチゲームを超えられるかが山?スナッチゲームはプピさん強そう。衣装作りやメイクオーバーはサジタリアさんに期待。キラークイーンさんはリップシンクで最後のひと枠に残りそうかなと。


....ここまで....


どうです?最終局面結構いい線いってません??このときカルメンをすでに好きになっていたので早めに落ちた時に心を守るためにファイナリストとして残してないあたりが性格出るな〜と思います…(ep4でスナッチゲームで、その山を越えられないかなどうかなと思っていました) さてさてウィナーはどうなるのか、そして次回リユニオンでミスコンジニアリティの選出はあるのか、気になりつつ楽しみに過ごしたいと思います。