あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

オルスタ6のep11のざっくりした感想〜

先週の熱いリップシンク勝ち残り戦の結果を引っ張っての今週冒頭…先週十中八九そうであろうと予想した通り、ユリーカの大復活劇でした。まぁそうでしょう、正直私は(何度か書いている気がしますが)復活エピソードには懐疑的で、どれだけ良いリップシンクで何度勝ち抜けてきたとしても、やっぱりその人が脱落した後のエピソード毎にさまざまなチャレンジで努力して、堅実に脱落を逃れるだけの結果を残してきた人たちと並ぶのはすっきりしないので同じように感じる視聴者も少なくないはず…私としては大納得の結果です。ただシルキーが6勝分、勝てるリップシンクを重ねてきたこともきちんと評価されるべきだと思うし、「リップシンクアサシン」という異名に引けを取らない「Legendary」という呼び名でルーから呼ばれたのは、本シーズンのリップシンクで「Meh」といわれてしまっていたことからしても、本当に価値があることだと思います。今シーズンのテーマはRudemptionということで、十分以上にそのテーマに恥じない大活躍でしたね、シルキー。


さて今週は一人語りをしろというテーマ。正直今までこういう1人ずつ話す系の際はコメディ(スタンダップコメディだったり、ローストだったり)が多かったので、自由テーマは初めての試みだなぁと思ったのですが、これがとてもよかった!見る前は正直、ちょっと地味目な回かな?なんて若干舐めてかかっていたんですが、いや、じっくり聞き込んでしまったし、全員聞き応えありました(英語力的に今後ネットフリックスで日本語訳がついた状態で見返すのが本当に楽しみです)

一番手トリニティは成りすまし詐欺にあった話、ということで笑いにもって行くのかな?と思いきや、番組でトリニティがHIVポジティブだということを明らかにしたことが同じ状況の自分の光になってくれたというファンの人との交流の話。ハートウォーミングなエピソードの中で抜け目なくルーを持ち上げたり(点数稼ぎではなく、本心から言っているのだと思います)最後ちゃんと笑いで落としたりと、あの喋るのが苦手だと言っていた、ASも初っ端のチャレンジでしゃべりで失敗したトリニティが、こんなに綿密な構成で淀みなく話せるなんて!と成長に感動したりしました。

初めてドラァグした時の経験を話したカイリーも、少し気怠げに座って話し始めて、ステージに立つ瞬間を語り始めた部分で立ち上がったところが臨場感があって、その瞬間の興奮が伝わってくるようでとても良かったです。

ジンジャーのお母様の靴の話も素敵だった!オズの魔法使いの靴になぞらえることで、ルーの心証的にもプラスポイントだと思いますが、視聴者側も物語に入り込みやすくなっていたと思います。ジンジャーはとにかく引き込む話し方をするのが上手!表情も良いし、ディテールを伝えることで聞いてる側がすごく情景を想像できるのですよね。最後、自分の今履いている靴でうまく落とすのも、本当にとても良かったです。

ラジャは個人的に一番笑いました。タッキングの失敗をウサギの尻尾に例えるなんて…!そのあとバニーガール姿でユリーカが出てきたのがまた合わせ技でたまらなかったです(それは偶然)一瞬詰まったことをマイナスポイントにされましたけど、あれくらい許容範囲でしょ、面白かったもん!今までなかったCharisma, Uniqueness, Nerve & Talentの使い方で最高でした。私も今後使っていきます。

ユリーカはリハの時点から下ネタでいく宣言をしていて、どっちに転ぶかな?と思っていたのですが、まぁep1のチチをもげ!(違う)で大喜びしていたジャッジ達なのでコロコロコミック系は刺さりますよね。個人的にはバニーガール姿が本当に最高で、もしかすると今シーズンのユリーカのルックで一番好きかもしれません。バニーに弱いんだ私は…かわいい…最高…

 

(めずらしく途中に絵を挟むことにした。なぜならバニーが最高だったから)

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もう本当に全員よかった、ランウェイもみんなちょっとずつ抜けた失敗をしていて可愛かった(次回きっと盛り盛りキメキメのファイナルランウェイだから今週との差が楽しめるだろうことがまた良い!)だから勝敗をつけるのは本当に難しかったと思うのですが、バニーガール加点1億点でユリーカの勝利でしたね。多分勝因はそこじゃないけど。勝者に異論はないのですが、そしてここにきて復活したユリーカがやっとずっと欲しかった勝利を上げられるのは本当に嬉しいことなのですが、でもこの局面、トップにならないと全員ボトムなのですよね〜!!!辛い!みんなよかった!!!

そしてもうこのシーズンは一貫して、トラックレコードで判断してきているので、チャレンジの前から「勝てなきゃ終わり」と言っていたトリニティが、完全に運命を悟っているように見えて心苦しかったです。

いや〜でも本当に、今回のオルスタのテーマであるRudemptionを一番体現していたのがトリニティだと思うのですよ!ep1でボトムになってからここまで残って、昨シーズンしくじったことも全て挽回して、人間的にも成長したところをたくさん見せてくれて…本当大勝利ですよ。TOP5まで残ったことだけでもすごい、でもTOP4に残れなくて、どれだけの人が悲しんでるか、それの方がよりすごいことだと思います。私の最初に見たシーズン、s6の時から大好きなクイーンでしたが、より好きになる機会をたくさんくれて、出てくれて本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


そう、あとアサシンの話ね!!シーズン始まる前から、「アサシンこの人はくると思う」リストのトップに入れていたのに、ずーっと来てくれなくて、私の目はやっぱり節穴だったな…なんて思っていたのですが最後の最後に来てくれました!!s12の女王ジェイダ〜!!!!シンプルに嬉しいです、予想が当たったということじゃなくて、この場に来てくれてパフォーマンスが見られることが。いや〜美しかった…ユリーカも効果的なリビールもあったし、ゴロゴロしてるの可愛いし、いいリップシンクだしで選べないな〜と思っていたので、ダブルウィンで嬉しかったです。通常ダブルウィンあんまり好きじゃないんですけど(白黒つけたい派)オルスタの対アサシンリップシンクに関してはお祭りだからダブルウィンは悪くないな、と思ったのが今シーズンの収穫でした。今回の曲リップシンクするの割と大変なのではと思ったのですが2人ともよかった。


さて〜TOP4が出揃いました。皮肉なことにトリニティが残っていたらきっとチームトリニティ!と迷いながらも宣言していたような気がするんですけど、今回TOP4全員良くて選べない!!困った!本当、誰が勝ってもおかしくない、いいTOP4だと思います。

一度脱落したもののきちんと実力で戻ってきて、そして今回見事な復活劇を見せてくれたユリーカ。ユリーカはトップこそなかったけれど、はじめてのボトムでの脱落、という感じで本当にずっと安定して良い成績だったのですよね。そして2回のウィン、その結果のリップシンクで堂々両方勝利しているジンジャー。本当に安心感があった!毎回のチャレンジの良さもそうなんですけど、今までのシーズンで一番心から打ち解けられた、と言ってみんなとリラックスしてるのが良かったんですよね…(s7はギスギス気味だったし、AS2は強キャラだらけだったので…)やはり2勝を上げているラジャ 、正直このシーズンで前のシーズンからもっとも人気を上げたのはだれ?って聞かれたらラジャだと思う、そのくらい魅力をたくさん見せてくれました。私の推しのアケリアさんはきっとラジャに一番勝って欲しいと思ってるだろうなぁ。そしてカイリー。勝ち数は1つかもしれないけど、ランウェイの素晴らしさはピカイチだったと思いますし、何よりも10年以上前に出場していたs2からまったく衰えない、衰えるどころか魅力を増して帰ってきてくれたところが本当すごい。いや〜誰が勝っても祝福できるし、誰が勝っても納得できる…


というわけでチームを決めきれてないんですが!ファイナル放映までに決められるかな〜どうかな〜…とにかくいいファイナルになりますように、と願っています。あとは全メンバーがファイナルランウェイのために戻ってきてくれますように!!お願い!!!