あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul's Drag Race UK season 3 episode 1 "The Return of Royalty"感想〜

いつものネタバレ過多のブログです。みんなwow presents plusに加入して一緒に見よう!!日本語字幕も(ひどいけど)あるよ!

 

 

 

 

 

I'm watching The Return of Royalty on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdruk3-return-of-royalty

 

 

 

 

 


始まりましたUK season3!!コロナ禍のせいで前season2の放送が去年の秋予定から伸びて今年の新春になっていたため、一年に2シーズン!?という感じですが、season2もその前のseason1も本当に良シーズンだったので、新シーズンも期待たっぷりです。(ただ、クラウニングから半年ちょっとで次の王者にバトンを渡さないといけないseason2優勝者にはかなり同情しています…まだ副賞の冠番組も未発表ですもんね。優勝者も、それ以外のs2クイーンも、報われる機会がたくさんありますように…)


冒頭からこんなことを書くのもうんざりするのですが、今シーズンもキャスト発表があった直後から、何人かの過去の問題発言が話題になっています。私の知っている限り、レイシズム発言で二人(一人は謝罪)トランス差別的な単語を使ったことで一人、かしら。基本的にこのブログに関しては「坊主憎くても袈裟は憎くない」という方針で見ていこうと思っています。番組の外での坊主のパーソナリティに問題がある部分があっても、番組内での袈裟が素晴らしかったら褒めたいし、読経などのパフォーマンスが良かったら、あくまで袈裟と読経を褒めたい。過去の言動に問題があったことは良くないこと、それは大前提としてあるけれど、私だって自分の過去を全て人に誇れるわけじゃないから責める権利があるのか疑問だし、その後どれだけ学んで反省したかどうかはこちらには測れないので、できるだけ番組の中で見たことだけをブログでは率直に評価したいなぁ(でも個人的にお金や時間をかけて一人の人間として応援したりはしないかなぁ、その愛は他のクイーンに配分したいなぁ)という考えです。私のスタンス的にそうします、というだけで、やっぱり全面的に許せないな、という人がいて当たり前だと思うし、そこは尊重するべきだと思いますので(まあ多分私もそこまで手放しでキャーキャーしないとは思うのですが…何かあったと聞くと一歩引いてはしまうので…)どうぞ私のブログが負担になるときは読むのを中断してくださいね。そして改めて、制作側には是非キャスティング決定前にちゃんとバックグラウンドチェックをして欲しいなぁと思います…余計な心労なしにシーズンを楽しみたいよ…

 


さてシーズン初回の感想は各コンテスタントの雑感を書く、という感じが定番ですが、今回もそれに倣いたいと思います。

 


ヴェロニカ・グリーン

おかえり〜!!!コロナ禍で撮影中断、からのコロナ罹患で撮影に戻れず、と昨シーズン不運のリタイアとなったヴェロニカですが、元気そうな姿で戻ってきてくれて嬉しいです。顔色緑だけど(ヴェロニカ・グリーン…ってそういうコト!?)コンフェッションのコナンくんスタイルも少し派手になりつつ健在で嬉しいです(こんな純朴nerdっぽく見せて乳首にピアス付けてるんだよね…なんて脳裏をよぎってしまう低俗な私…)ランウェイ衣装、s2のときの同じようなテーマの時は割とクリーンにまとめてるな、という印象でしたが、今回はコミカルな感じも見られて、シーズン跨ってるからこそ見られる幅やギャップというのもありがたいものだなぁと思いました。一つ目のぽふぽふのお団子かわいい。あとミニチャレンジで全然出来てなくて愛おしかった。ミニチャレンジ、国営放送で!?って思う品のない言葉がたくさんだったけど、みんな一生懸命で可愛かったので結構好きです。


キティ・スコット=クラウス

カムバッククイーンがいるときはサプライズ登場でない限りは一番手エントランスになるので今回はヴェロニカだろうな、とは思っていたのですが、もしヴェロニカがいなかったらこの人が一番手だろうな?と思っていたキティちゃん、予想通りヴェロニカに続いての入場でした。キュートでコミカルで場を明るくすることができるクイーンが任されるのですよね、ポジティブなエネルギーで溢れていて好きなタイプです。ミニチャレンジでBootyが伝わらず必死でお尻アピールするの可愛かった。S1のシェリルと女性アーティストのものまねショーをするグループに参加しているとのことなので、スナッチゲームで弾けてくれるのを期待してます。


リバー・ミッドウェイ

アジア系コンテスタントが来るとついつい肩入れしてしまう私ですが、いやそれがなくてもみんな好きになるでしょ?かわいい!!メインチャレンジの 1つ目の衣装でルーの引くほどの大爆笑をもらっていたので、2つ目の衣装が物足りないと言われて、これでリップシンクになったらマジで呪うからな…あれだけ笑っておいて…って怨念を飛ばしたら免れたのでホッとしました。全然似てないのだけど、眉毛の角度と上まつげもりもりで眼球感がないところでちょっとだけゴットミクを思い出します、あの眉毛バランス取りづらいと思うのだけど可愛いなあ、すごいなぁ。お母様をドラァグレースの合格の連絡の二週間前にコロナで亡くした話、辛かった…イギリス、コロナの初期でかなり苦しい時期がありましたもんね、その後わりと早い段階で海外からクイーンを招いたりもできるレベルでイベントが復活していますが、やはり残した爪痕は大きく、しんどいよなぁと思います。


スカーレット・ハーレット

眉毛の薄い感じがちょっと新鮮。ランウェイ一つ目は眉なしでおでこにつけていた真珠がとても印象的で素敵でした。二つ目のルック、音楽を表現してるって伝わるわぁヘッドセットとケーブルくるくるしてるの最高!二つのルックの幅があっていいね!とジャッジから賛辞を受けていましたが、ワークルームではちょっとシンプルすぎじゃない…?と評価が分かれていたので、今後何かの火種にならないといいなぁ。スカーレット本人に直接言ったチャリティは割と率直に口に出してしまうのかな、悪意はないのかな、という印象ですが…


ヴァニティ・ミラン

period!で首掻っ切るの最高!しっかりした眉毛大好きの民なので、シーズンに一人いてくれると嬉しい。ドラァグ歴1年と聞いていましたが、パートナーの方に作ってもらったという衣装とその着こなしがすごく良くて、まったく歴の短さを感じませんでした。ランウェイの二つ目の衣装、パートナーの方の出身のエストニアの国旗の色かつ国の鳥である燕を表現してると言うことで、とても素敵だったので「何を表現してるのか言われないと伝わらない」とかジャッジに低評価されたらどうしようと思ったけどセーフ抜けでよかったです。黒白青の色のコントラストが美しかった!


エラ・ヴァデイ

一部で森三中の黒沢さんを思い出すお顔、と話題ですが、私は天海祐希さんと友近さんの香りがするなぁと思いました。正統派でクリーンな雰囲気がとても印象良いですが、ギャップだったりコミカルな面が多々求められるドラァグレースなのでこれからいっぱい幅広い面を見たいなぁと期待しています。ミュージカル経験豊富ということで絶対に歌チャレンジまで残って欲しい!


チョリーザ・メイ

ドラァグクイーンとしての活動の他にイラストレーターとして活躍、ということでインスタをチェックしたところ、あー私見たことあるこの絵!as4の時にすげー素敵な絵だなって思った!!という素敵な再会をしました。DRエスパーニャを見てスペインのクイーンに対して愛が深まっている中でこの出会い、俄然応援しちゃう。自分のイラストを衣装に仕上げた二つ目のドレス、素敵だった!エントランスのウィッグも闘牛テイストになっててとっても好き。言動がコミカルでチャーミングなのも、パートナーの方と離れて過ごさないといけなくて人間に飢えていた中でここで久しぶりに人と交流できて嬉しい、って語って泣いちゃうvurnelabiltyも愛おしいです。


ヴィクトリア・スコーン

番組初めてのシス女性コンテスタントということで、ワークルームがスタンディングオベーションで迎えてくれて嬉しい。もちろんとても重要で意義のある第一歩ですが、これが当たり前のことになりますように、と願うばかりです。ファーストペンギンとして場に立つことに敬意を表して強く応援したいと思っていますが、いやはや期待以上のプレゼンテーションでワクワクしてしまいました。水仙ルックも、アフタヌーンティールックも(名は体を表すスコーンじゃなくサンドイッチでしたが)素敵だった!両方ともでっかくて視聴者みんなどうやって荷物に入れたのか心配してるの分かる。リップシンクもやる気に満ち溢れててパワフルでよかったです。本当いっぱい格好良さを世界中に見せつけて欲しい。彼女に続きたい!と思う人がたくさん出てくることになるだろうなぁと期待しています。


エレクトラ・フェンス

周りに比べて一人小柄なクイーンがいるとつい「157cmのギャルがいる…」と概念化してしまい、いやいや現実には170cmくらいあって会うとデカいから…!とバグってしまう私ですが、リアルに157cmのクイーンですよ。夢を叶えてくれてありがとう…(?)ランウェイ一つ目の衣装が地味、と酷評されていましたが、ダイアモンドを掘り出すとかそういう少しwowがあっただけで変わったんじゃないかなぁ、そんなには悪くないぞうと思いました。しかし特筆すべきはリップシンクですね…!三連続ジャンプのところ足の側面で踏ん張って飛んでません?地面にペタッとついたところからの脅威的なスピードで飛び上がるところ、バネの入ったような素晴らしい躍動感でした。名前は思い出せないけど「体が小さいから、踊りは人一倍大きく踊る」って言っていたアイドルの子がいたなぁ…


アヌビス

ドラァグレースの楽しみのうちの一つが、今までレースの中であまり取り上げられていなかった別の文化をドラァグとして紹介してくれるところが見られることだと思っていて、初めてエジプトにルーツのあるクイーンが出るということでとても楽しみにしていたのです。結果的には初回サシェイになってしまったのですが、エジプトの国旗を再構築したというエントランス衣装も、ランウェイのちびうさちゃんみたいなお団子のウィッグが可愛いブライトンを紹介する一つ目の衣装も、亡くなったお父様との最後の思い出の場所の水族館から着想したというイカ(蛸か?)モチーフの二つ目の衣装も、本人らしさが伝わってきました。ティーザームービーのメイクのまつげを白くしてる色彩感とか好きだったので、もっと見たかったなぁ。シーズン前にWikipediaに個人ページがあったのも昨シーズン出たヴェロニカを除くとアヌビスだけで、どうやら歌を出しているらしい、歌チャレンジまて見たいな、と思っていたので、初回脱落が残念です。でもまだ19歳だもんね、絶対未来は明るいはず。

2シーズン連続でブライトンのクイーンが初回サシェイなのでちょっとやだなーと思ってます(結構ジンクスとか気にするタイプ)


クリスタル・ヴェルサーチ

顔が私の膝小僧くらいしかない!ウエストが私の太ももよりも細い!ファッションクイーンかなとは思っていたのですが、ランウェイの二つ目の猫ルックがとても良かったです。猫インスパイアでのルックって今までの感じだと割とキャンプよりというか、仮装にちょっと近いアプローチが多かったと思うのですが、ファッション性が高くてラグジュアリー感があるルックにまとまっていて、素敵でした。初回エピソードを勝利で飾って末恐ろしい19歳だな!と思います。今回トップになったことで次回予告で他のメンバーの格付けをしろって指令が出るっぽい感じなのですが、それが原因でドラマが生まれないといいなぁ…


チャリティ・ケース

なんだか一人だけ違う基準で戦いに来てる!?みたいな感じで、ロック魂感じます。メイク技術高い!ご当地ランウェイでランカシャーの薔薇を表現していたんですけど、s2でヴェロニカが既にやっていたエレガントな薔薇の表現と全然違っていて、同じ題材でも完全に印象の違ったテイクにできるのが素晴らしいなぁと思いました。そして2つ目のルック、タッキングなし、太ももの毛も処理せずっていうところに私はスタンディングオベーションです。両方ルポールの好み的にはアウト判定だと思うんだけど(そしてそのせいでセーフ止まりだったのでは?私はトップでもいいと思うんだけど?)是非このまま曲げずに我が道を進んで欲しい。今後チャリティの表現を見るのも楽しみだし、番組がチャリティをどう評価するかがかなり気になるところだなぁと思います。ぜひ懐深く受け止めて欲しい。ところで日本語字幕よ、チャリティ加瀬っていう訳はどうなんだ?2019年に東京に来てくれていたんですよね、そのあたりちゃんとしてよーもう。

 


みんなそれぞれ違った魅力を持ったコンテスタントが集まっていて、これから色々なチャレンジでそれぞれの特技や持ち味が見られるのがとても楽しみです。ep1の楽しさそのままに、楽しいシーズンになりますように!

 

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