あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race España Season2 episode9 "Golden Boys Makeover"感想

毎回メイクオーバー回は学びがあるなぁと思うのですが、今回もそんな回でした。

 

 

 

 

 

I'm watching Golden Boys Makeover on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/dresp-209

 

 

 

 

 

 

 

メイクオーバーされに来てくれたのが「12月26日」というLGBTQ+の人たち向けの高齢者施設を作る財団の人たちで、高齢者のLGBTQ+にも安全な場所が必要だという事で活動している、ということで、そうだよな〜としみじみ考えさせられてしまいました。スペインは同性婚が認められている国ですが、結婚の権利があるくらい(当然認められるべきですが!)認められているということと、安全な場所があるという事はイコールではないのだな、という至極当たり前のことを再実感したのと(そりゃそうだ、結婚する自由もあれば結婚しない自由もある、セクシャリティに関わらず。そして例え結婚したとしても離別や死別も当然あるし、何より異性愛でも同性愛でも結婚イコール安全な場所ができるということが結びつくとは限らないのである…)高齢になって自分のことを全て自分ですることが難しくなった際に過ごすことになるような場所でも、入居者がLGBTQ+であることを想定しているないような場所では差別があったりするのだろうな、という気づきがあり、であれば、同性婚が認められていない日本ではなおさら、高齢のLGBTQ +の人は人生の終わりの時期を過ごす際に自分らしく過ごし続けることは難しいのかな…?とか考えると悲しくなってしまいました。調べてみたら日本でもLGBTQ+向けの高齢者施設を作ろうとしている団体もあるようなので、いい流れになりますようにと願うばかりです。自分の老後も心配だけどね、自分が当たり前のように享受しているものを受けられていない人がいるならまずそこを良くしていきたいよね…


ヴェネディタがペアを組んでいた方が、若い頃は人生辛いことはなかった、歳をとってカミングアウトした後の方が生きづらい、と言っていて…人生の残り時間が少なくなってきて、まあ肉体的には一般的にしんどいことが増えていくのは想像できるんだけど、精神的にも辛いのって悲しい!人生のフィナーレは出来るだけハッピーに生きたいじゃんさ!この番組の出演が楽しい思い出になって、そして番組を見て周りの人に学びをもたらすことが出来ているといいなぁ…私も自分にできることをもっと考えなきゃなぁと思わされたのでした。


(基本的にこのブログはあきづきの「お気持ちブログ」なので、こういう話になると本当フワッとした祈りみたいな思いしか湧き出てこなくてそのたびに情けないなぁと思います…当事者ではないので、本当見えてない部分や傲慢なところがあるだろうな…差別に反対することと、募金とかでサポートすることくらいしかできない…しょぼん)


さて。


ボールチャレンジの際に、お裁縫得意なクイーンが意外にいないことが分かっていたのですが、その時もうまくまとめていたヴェネディタandシャローンと、ボトム3になってしまったエストレジャandマリナという展開だったのを今回もなぞるかのような感じでしたね。今回はどうやら必ず服を縫わないといけないという指定ではなかったようなのですが、持って来ている服のサイズが合うかどうかなどの問題もあり、みんな大変だっただろうなぁと思います。

そんな中で果敢に型紙を使ってドレスを作ったヴェネディタ。デザインはできるけど縫い物は得意じゃないってボールの時に言っていた気がするのですが、いやはや素晴らしい出来栄えでした。コミックプリントのラップドレス、おしゃれ!私も着たい!メイクオーバー相手をモノトーンでまとめて、自分はそれのカラー版を着るというのも本当に素敵でした。赤の帽子、黄色の手袋など強い色を使っていても、衣裳の柄の中に使われてる色なのでゴチャゴチャして見えないのがとても良かったです。パートナーのお髭を自分と同じ形に整えたりとか、自身のトレードマークとも言える、乳首隠しのペイスティをペアで見せつけてくるところとか(パートナーの胸毛が可愛い!)本当にヴェネディタのブランドが伝わってくるいいメイクオーバーでした。

シャローン様も相変わらず手堅い!ペアを組んだパートナーがプロフェッショナルなデザイナーの方なので恥ずかしいもの見せられない!とびびっている場面もありましたが、すごく上品でクリーンにまとめて大人の魅力たっぷりでした。みんな「紳士は金髪がお好き」モチーフなんて好きに決まってるじゃんね、スパンコールが両面違う色になってて表面は赤、逆立てると緑になるやつだと思うのですが、すごく効果的で素敵でした。

エストレジャもマリナも頑張った!二人ともメイクの素晴らしさと、ファミリー感が伝わってきたことはかなり良かったと思う。でもやっぱり持ち込み衣装というのが厳しかったかな…。リップシンクも二人とも違ったアプローチで、人形劇風に面白く表現したエストレジャと、本領発揮のコンテンポラリーダンスで魅せたマリナ、二人とも良かったです。マリナがshantayって言われて、ああそうか、まあ分かるけどでも寂しいな、と思った後でエストレジャもshantayということが発表されて、エスパーニャ初のダブルステイ発動・初の4人フィナーレということになって、めでたいなぁ。リップシンク的には以前のいくつかの勝負のほうがダブルステイに値する互角な戦いがあったのでは?という気持ちもありますが、これが最後の脱落を賭けたリップシンクバトルだから恩情が出てもいいよね、という気持ちと、メイクオーバー回はやっぱりゲストで来てくれてる人たちのためにも平和に終わりたいよね、という気持ちとで、ハッピーなセミファイナルになったと思います。二人ともウィッグリビールするのバレバレで、曲が始まる前から一個めのウィッグの下から別のウィッグが見えてるの、愛おしかったよ…


ところでエピソード中にエストレジャ(とシャローンのパートナーになったペトロ氏)のお誕生日会をやっていたことで収録日が分かってしまいました。12月2日。年の瀬にお疲れ様でした…多分フィナーレまで撮影して、みんなおうち帰って、クリスマスはご家族など親しい方とゆっくり過ごせたのかなぁなんて思うとまたほっこりしてしまいました。


次回はリユニオン!というわけでリユニオン合わせて11エピソードになるのかな。初期離脱クイーンは本当に深く知る前に帰ってしまってるので、少しでも多く話が聞けるといいな、と思います。人間関係的には多少の言い争いくらいで平和なシーズンだったと思うので、楽しいリユニオンになりますように!チーム?誰かはもう決めてるんですが、覚悟を決めるためにもう一週間待ってください!(それは決まってないということでは?)

 


今週心に残った事

ミニチャレンジでゲットしたディルドを赤子のようにあやすヴェネディタ様

 


今週のお友達との会話

🌸「箱の中はなんでしょうミニチャレンジ、虫とか入ってなくて優しい」

私「ドラギュラだったら虫しか入ってないのにね」

 

 

 

 

 

 

ちなみに私は下記団体はマンスリーサポーターとして支援を行なっています、あとはピンポイントでご縁があったところがあれば募金する、という感じですが、どこか志ある団体をご存知でしたら教えていただけると嬉しいです…学びのきっかけにさせていただきますので…

 


特定非営利活動法人自立生活サポートセンター・もやい

https://www.npomoyai.or.jp/kifu

 


公益社団法人 Marriage For All Japan

– 結婚の自由をすべての人に

https://www.marriageforall.jp/supporter/

 


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