あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race Sverige Season 1 episode 4 "Snatch Game - Sverige Season 1"感想

スウェーデンはなぜか次回予告がないので、その週が来るまで何をやるのかが分からない。じらしてくれるじゃん…!(untuckedもアメリカ版の帰る人にフォーカスした時間を取る感じとは一線を画した、ひたすらみんなのおしゃべりタイムみたいな感じで独自路線で楽しいので、それはそれで良い)

というわけで今週はリーディングからのスナッチゲームでした。そっか、もう折り返し地点だし、そろそろやってくるわな、あんまりそそられないチャレンジなので忘れてたわ、ハッハッハ。

 

 

 

Estoy viendo Snatch Game - Sverige Season 1 en WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/drs-104

 

 

 

 

リーディング、みんな楽しみながら酷い言葉をぶつけ合っていて(フォンタナちゃんが体をめいいっぱい使ってて可愛かった!なんだかヴァニティさんが一番チクチク言われていた気がする、がんばれヴァニティさん…)ニヤニヤハラハラ見守っていたところで、なんとここで嬉しいサプライズが!今までエリミした3人が戻って来て、リーディングが一番上手だった人一人だけ戻しまーす!という救済措置が発生しました。エンディゴちゃんが一人目で、笑いも取れていたのでちょっと期待しちゃったけど、戻ってくるのは全員満遍なくこき下ろしたアントニーナさんに決定。でもアントニーナさんが帰っちゃった時にコメディチャレンジで活躍を見てみたかったなぁと思っていたので、これはこれで嬉しかったです。いいの、もうフィナーレまで見られない(フィナーレで見られるよね!?信じてるよ!?)と思ってたエンディゴちゃんがこんなすぐにまた見られただけで幸せ。


ところがリーディングでウケていてもスナッチゲームでウケるかというと別問題で…難しいね、魔物が住むね。今回スウェーデンのセレブなんて誰もわからないもーん…って最初から匙を投げ気味で、ふんわりと見ておりましたが、滑ってる時はしょんぼりした音楽が流れるような仕様になっていて、やばい人はすぐにわかりました。あっ、セレブ誰もわからないかと思ってたけどブリちゃんは分かった!そしてブリちゃんは危険だぞDIVA系はよく滑りがちだぞフォンタナちゃん!と心配になっていたのですが、セーフ抜けしてくれて良かったです。

ここまでセーフ続きでuntuckedの主になりつつあったアドマイラさんがやっと一勝あげてくれて私は嬉しい!ずっと安定している人がきちんと強さを見せて評価される瞬間、ドラァグレースですっきりする瞬間の一つです。


ランウェイテーマはゴールデンガールズ、ということで、おばあちゃまたちが主役の有名ドラマシリーズにインスパイアされて、年配になったドラァグ姿を披露するというのが基本路線でした。みんな老けメイクも上手だなぁ!サンタナさんとかヴァニティさんとか、特殊メイクは難しいのに挑戦的だなぁと感心しました。3000年になった時自分はロボットおばあちゃんになってる!というCYBORGじいちゃんGリアルネスのフォンタナちゃんや、ガラクタ収集家(magpie、カササギのことでなんでも集めたがる鳥なんだって。だからヘッドピースも羽感あったのかなぁ)なのにゴールデンでファビュラスなアイマさんのおばあちゃん表現とかも面白かったです。エレクトラさんがシュッとしたマダムからリビールしてリラックススタイル・垂乳根の母になっていたのも、馬鹿にする感じではなくて実のおばあちゃんリスペクト!という愛ある感じでホッとしました。年寄り笑うな行く道だ、という言葉もありますし、あんまりおばあちゃんだからってヨボヨボしてるのだと、見ててしょんぼりしちゃうことがあるんです。いつでもドラァグはエンパワメントしてくれるものであってほしいのね…


リップシンクはせっかく戻って来たばかりのアントニーナさん(ワークルームでの辛い事件の告白は衝撃的でした、ドラァグしていること、クィアであることだけで犯罪のターゲットになってしまうなんて、絶対におかしい、本当に許されないことだし、犯人はきちんと罰されて欲しいです…)そしてやはりランウェイで挽回が難しいくらいスナッチゲームでしくじってしまったアイマさんの二人になりました。ヴァニティさんも危ない位置にいたのですが、もしep2でリップシンクして自分が帰らせたアントニーナとリップシンクすることになって負けるなんてことになったら嫌だ、向こうはデザインチャレンジだってやってないのに!そんなことになったら自分を一生許せない、とコンフェッションで表情を固くしていたのが印象的でしたね、再戦にならなくてちょっとホッとしました。(逆にアントニーナさんは一回負けたヴァニティを負かせたら気分いいだろうね!やりたい!とウキウキ顔だったのですが)


アイマさん、ep1でのウィナーでしたし、前回もトップ2でしたし、優勝候補の一角だと思っていたのですが、ヘッドピースのせいで顔の表情が伝わりづらかったのと、相当重くて動きにくかったのか、アントニーナさんに比べるとあまりステージを使えていなかったので、パフォーマンスに苦しんでいるというのは見てとれたのですが、それでも残る側としてアントニーナさんが呼ばれてびっくりしてしまいました(後ろでびっくりした顔のフォンタナちゃんと、微動だにしないアドマイラさんが映っていたのも印象的!)今まで、エリミからカムバックした人って、戻って来ても割とすぐ帰ってしまうことが多いので、今回ボトム2になった時点で危ないかな?と思ったのと、アイマさんのここまでの成績を考えると落とすのは勿体無いと思ったので…でもリップシンクの出来が全てを決めるんだ、というドラァグレースの基本思想をきちんと大事にしてるんだなぁとも思いました。アイマさん、応援してる中の一人だったので悲しいけれど…ああ、もうあの素晴らしいランウェイが見られないかと思うと本当に勿体無い…ステージから降りる時に後ろからアイマ!アイマ!とコールが起こっていたのが、コンテスタントたちからも愛されていた証拠だなあと思いました。これでますますTOP3に誰が残るか、誰が優勝するのか分からなくなってきて、さらに見応えが出て来そうです。