あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race Sverige Season 1 episode 2"MARATHON Talent Hunt"感想

風邪も腰痛もだましだましなんとか良くなってきました!よし!…と体調不良をなんとか乗り切ったところで、今日から二週間ほど旦那氏が海外出張で不在なもので、育児家事の負担が全て私の肩にかかってくるのですでに泣きそうです。ちょっと月末までは色々誤字とか脱字とか親父ギャグとかブログの質とか色々大目に見てくださいね…(いつも質より量みたいなブログやないかい!)

 

 

 

 

Estoy viendo MARATHON Talent Hunt en WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/drs-102

 

 

 


ということで今週もエンディゴさんを全力応援するスウェーデンのエピソード2。暗闇でクイックドラァグするミニチャレンジを挟みつつ、メインチャレンジはタレントショー!タレントショー大好きなんですけど、一個だけ不満があるとするとできれば最初のエピソードでやっていただけないですかね…最初に帰っちゃったアルマイティちゃんの若さ弾けるパフォーマンスも見たかったぞ…!


毎回思うのですが、各国なんだかラインアップに個性があって面白いですよね!アメリカなんかだと、自分のオリジナルソングがあって、それに合わせてリップシンクしながらバシバシスプリットやディップを決めるダンスナンバーで挑んでくる人がそれなりにいたりするのですが、そう言うタイプがまったくおらず、代わりにお歌で語りかけてくるタイプの人が多くて味わい深くて良かったです。その中でも一番世界観から作り上げることができていたのが、エレクトラさんの優勝の理由だったのでしょうか。自分を甘やかせ!ウナ〜♪その通り、どんどん甘やかしていきましょう…


私はポールダンスのサンタナさんと、サンバのフォンタナちゃんが分かりやすく華やかで好きでした。私だったらフォンタナちゃんをセーフじゃなくてトップに持っていくところだけど(ブラジルはLGBTQ+への弾圧がひどくて、踊りたかったけど男子はサッカー!ダンスは女子だけ!みたいな感じだったからここで初めて踊れて嬉しい〜!という喜びからくる溌剌さが素晴らしかったですね)評価の仕方もお国柄が出るのかなぁ?とも思ったりして。でもアイマクイーンさんはランウェイが素晴らしいので褒め称えたい、とても好きだ、あのストッキングをたくさん使って作り出された美しいシルエット。あとウィナーに味噌をつけたくはないですが、エレクトラさんはストッキング付きの義足をいっぱいぶら下げたキャンピィルックだったのだけど、髪型やアクセサリーがちょっとエレガントよりだったので、もっと全体的にキャンプでも良かったよなぁ〜と思ったりもしたので、サンタナさんとか二連続であと一歩でウィナー!って感じだったので、もどかしかったりもしました。私だったらサンタナさん勝利に一票かなぁ〜。


それよりもエンディゴちゃんボトムに納得できない日本のモンスターペアレント登場ですよ。ギターソロカッコよかったやんけ〜!!超絶余裕の表情でティロティロ指動きまくるやんけ〜!!歌も甘い声で素敵だったやんけ〜!!ジャッジに納得いかない反面、untuckedのだれが勝つかな予想タイムでフォンタナちゃんとアドマイラさんが「エンディゴに3000点!」って上げてくれたことが本当に嬉しかったです。ジャッジが分かってくれなくても、同じ仲間のコンテスタントがすげえ!優勝!って思ってくれたってめちゃめちゃ尊くないですか?

今回はルックもトランスジェンダーカラーをモチーフにしてメッセージ性が伝わってきて非常によかったです。昨日東京ではトランスマーチだったんだけど、こっちにいて参加できなかったからリモート参加したの…って愛おしすぎる。あの形のブーツを見るとドラギュラだとエクスターミネーションされるぞ気をつけろ!って思ってしまう自分もいるんですが、ここがドラァグレースでよかった…クラブキッド風のルックの中にKawaii要素もあって、とても好きでした。

エンディゴちゃんは今回コンフェッションでノンバイナリーとカミングアウトしたエピソードを話してくれたり、日本の仲間たちとのお写真を紹介してくれたり、untuckedで日本はスウェーデンに比べて全然クィアに対して理解が薄くて遅れてるんだけど、毎日声を上げて戦ってる仲間がいて…ってお話ししてくれたり、あとはアントーニナさんにスカートを貸してあげるハートウォーミングな瞬間があったり、たくさんいいところが見られて私はとても嬉しかったです(けっこうスクリーンタイムがあったので帰っちゃったりするのかとハラハラしたりもしたんですが…(番組の進行に慣らされすぎている…)


ボトムの二人、アントーニナさんはスポークンワーズにもうちょっと動きがあったらよかったね、とか、ランウェイの長靴下感が薄いよねとか、まあ仕方なしかなと。そしてヴァニティさんもタレントって何?リップシンクや歌すら必要なくて、ドラァグそのものこそがタレントでしょ?という反骨精神溢れる主張は理解はできるけれど、ドラァグを大前提とした上でカリスマ・ユニークネス・ナーヴ&タレントを求めてる番組でそれをやってしまうと、ちょっともう少し付加価値が欲しいよなぁと思われてしまうのも仕方ないのかなぁと。

でもリップシンクは明るく陽気で楽しかったです。ヴァニティさんが勝ちましたが、私はコメディに振り切ったアントーニナさんの表現も好きでした。チャーミングな人間性が伝わってきていたので、これから来るであろうスナッチゲームとかアクティングチャレンジとかコメディ系までぜひ残って欲しかったなぁというのが残念なところです。


その他今回好きだったポイント:

まゆげを眉中から描き始めるという今までに見たことのないメイク手順でみんなに「ナイキのマークやん!」とからかわれるアドマイラ様と、綺麗だよ、素敵だよとフォローするフォンタナちゃん。この二人アンタックドでもほんわか仲良しで、なんか二人のスタイルにギャップがあるのも相まってなんだか癒されてしまうのでありました…