あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul's Drag Race Down Under Season 1 episode 3"Queens Down Under"感想

*このブログは多大にネタバレを含んでいます。ネタバレしたくない方はここで引き返すか、以下WOW Presents Plusのリンクから本編を見てから読んでください*

 

 

 

 

 

I'm watching Queens Down Under on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdrdu-queens-down-under

 

 

 

 

 

 

 

今回はみんな大好きガールズグループ回!やっぱりいいですね、歌って踊るチャレンジはとにかく華やかで…。どちらのグループもとても素敵で、両方優勝〜!ってなりました。こういう2チームに分ける系のチャレンジで片方のチームが勝ってもう片方が負けるみたいな展開になる場合、露骨に勝ち負けがわかりやすいような過剰な演出が入りがちなので、個別評価で少しホッとしました…できるだけフラットに味わいたいもんね…


スカーレット、エトセトラ、ココ、アニータの4人組は、まずそれぞれの衣装がイメージカラーかのように単色でまとめているのがガールズグループ感あって可愛かったです。ミニチャレンジで勝ってリーダーになったスカーレットだけでなくエトセトラも結構振り付けに口出ししてたので、揉めたりしないかなって不安になったりもしたのですが、最終的にうまくまとまってましたね。スカーレットはダンサーだと初回から言ってたので注目してましたが、エトセトラもこんなにできるんだ!って感心しました。このグループで一番おっ!となったのスカーレットが高く持ち上げられて開脚してる下からアニータさんが出てくるところだったので、スカーレットがウィナーになったのは納得です。ダンス的には少しアニータさんがスキル的に不利だったのかなと思ったのですが、歌詞のクレバーさ、ちょっと品のない感じの面白さがさすがでした。ウィッグと衣装のチョイスが舞台映えして最高。ココちゃんは前回リップシンクがパワフルで良かったのでパフォーマンスは問題ないかなと思っていたのですが、まさかの味のある歌…!!かわいくてかわいくてたまらなかったです。


エレクトラ、カレン、キタ、マキシの4人はなんだかカラフルな柄物のキャンピィなルックで、がらりと違った雰囲気でこれまたよかったです。このチーム(一瞬喧嘩をしてるフリの茶番を挟んでましたが)エレクトラがダンス講師をやっていたバックグラウンドを活かして、根気よく振り付け指導してまとめていたのも良かったし、その結果当初から少し下に見られていたエレクトラと他のメンバーとの距離が縮まったのもよかったですね…!一人メインパートを取ってる人がいる時の、後ろの三人のアンサンブル的な動きが本当に可愛いんですよ…!キタとカレンはダンス技術はさておき、ステージ慣れしてるのがよく伝わってくるパフォーマンスでした。場の掌握力がすごい。私はマキシさんの床に寝そべってアピールしてるところも個性が出ててとても好きでした。

そしてエレクトラ…!ねぇ良くなかったですか?たしかに残りの三人に対して一人だけ目立っちゃってた感はあるかもしれない、でもそれはダンスの実力があるからレベルの高いことをしようという意図で、決して自分だけよく見せようという気持ちばかりだったわけじゃないと思うんですよね。例えば他のメンバーに合わせて難易度を下げていたとしたらそれはそれで怒られたんじゃないかと思うし、ちょっとすっきりしないです。決してダンスが得意ではなさそうな年長組三人とチームを組んでいる中で、ダンス難易度を下げることなくまとめあげたリーダーとしての手腕を評価して欲しかったな〜。

そんなわけでちょっとエレクトラがボトムなのが気に入らない私でした。好きな二人ではあるけど今回はココとマキシがリップシンクかな〜と思っていたので…たしかに今回冒頭でep1でボトムになったエレクトラとep2でボトムになったココの二人がボトムになるかもよ〜!みたいな会話をしててフラグは立ってたけど、そんな丁寧に回収しなくても!


今回わりとランウェイはみんな普通でしたね…にぎやかだった!ボーガンプロムってなんだろう?みんななんか酔いどれ感ありましたが…有識者の方教えてください。(翌日追記:オーストラリアでは田舎部に住んでいるいつもお酒を飲んでて、歯の治療にお金をかけず、服装もだらしない…みたいな人たちのことをある種ステロタイプ化してボーガンと呼んでいるみたいです。スカーレットさんの衣装の着想はgoon bagは大容量のお酒が入ってるアルミバッグみたいな感じなのですね、なるほどテーマに合ってて褒められるわけですね)私はプロムのために上品に着飾ってるのに口を開いたら歯抜けちゃんなアニータさんが好きでした。あとマキシさんはなんで何着てても幸せオーラに満ちてるんだろうね〜?可愛い!


リップシンク、本当によかった!!!もしかしたら私今年度暫定で一番好きなリップシンクかもしれません。リップシンクバトルというより、セッションかのような、バチバチだけど相手の邪魔をせず、お互いにその場を楽しむ様なパフォーマンスで、本当にハッピーでした。曲調的にはファンキー&グルービーでココちゃんに有利かな、と思ったし、すごく楽曲の精神を表現できていて、ココちゃんが勝ってもおかしくない、いやココちゃん勝ちやろ?ディスコスピリットの具現化やんね?s13のディスコチャレンジの世界線にいこ、優勝させたるよ?くらいの感じで見ていましたが、やっぱり見栄えのする大技をバンバン入れられるエレクトラは強いですね…!これは個人的な意見ですが、リップシンク的にはほぼ互角で、ドラマ的に台風の目的なポジションにいるエレクトラのほうを残したのかな、なんて思いました。


ココちゃん、とにかく笑顔がピカピカでキュートでジューシーなボディで、ちょっと意地悪なところもあるけど言い方に茶目っ気があるから憎めなくて、もっともっと見たかったです〜好きだった…あのキレのいいタングポップがもう聞けないなんて!次回がガラクソーイングチャレンジ系っぽいので、正直初っ端のヌードランウェイから手縫い感満載で愛おしかったココちゃんこそここで見たかったので残念です。しかし最後までエレクトラの名前覚えてなくて「アレクシス」って言っちゃってるのももう本当酷くて!でも憎めない!覚えてあげて〜!!!


ところでココちゃんに残されていた「Watch out」という謎の書き置きについては今後何か明らかになるのでしょうか。ドラマいらないよ〜でも気になる〜!!という感じでどこかでなにか分かるといいなぁと思っています。(今までのフランチャイズ版の感じだとおそらくリユニオンなしなので…)

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