あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul's Drag Race Down Under Season 1 episode 2"Snatch game"感想

*このブログは多大にネタバレを含んでいます。ネタバレしたくない方はここで引き返すか、以下WOW Presents Plusのリンクから本編を見てから読んでください*

 

 

 

 

 

I'm watching Snatch Game on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdrdu-snatch-game

 

 

 

 

 

ep2にして早々とスナッチゲーム回!!!毎シーズンかなり注目度の高いエピソードだと言われていますが、今回それだけでなくかなり衝撃の展開でしたね…魔物が住む、と言われている(私が言ってるだけかも)大番狂わせが起きやすいチャレンジの一つだと思いますが、かなりショッキングな展開でした…


もともと海外セレブにはそんなに明るくないので各シーズン「細かすぎて伝わらないモノマネ」を見ているつもりで、ひたすら受け答えの巧みさだけを見ているのですが…今回は似てる似てないは私に判断できないにせよ、ジャッジとの会話のキャッチボールが面白くできていた人自体が少なかった気がします。ウィナーになったアニータさんはイギリスの現女王であるエリザベス2世のモノマネでしたが、オーストラリアやニュージーランドの著名人でなく、誰でも知ってる、ルーやミシェルでも分かる人を題材に選んだことが本当にクレバーだなと思いました。コンフェッションによるとご両親の離婚でイギリスにお父様を残してお母様とニュージーランドに来た、というようなことを言っていた気がするので、アクセントも馴染みがあって真似しやすかったのかもしれませんが、何よりも王室ネタでの毒気のある返しが素晴らしかった!DRUKだったらできないレベルかもしれません。BBCだし。

他は割とみんなどっこいどっこいというか、あんまりそれぞれのキャラクターも受け答えの巧みさも伝わって来ず…まだあんまりコンテスタントそれぞれのパーソナリティが見えてない段階でのスナッチゲームなので正直味わいきれていない気がします、個人的に。もったいなくて申し訳ない…エレクトラさんは叫びキャラを確立しつつあって良かったなあと思います。あっ、あとリゾっていうかセーラームーンルックのココちゃんは可愛くてファッション追加点100点です。

一点、エトセトラエトセトラさんが選んだリンディ・チェンバレンという方のチョイスは、ワークルームでも少し懐疑的な声が上がっていましたが、これから炎上に繋がるんじゃないかと思ってちょっと今から肝を冷やしてます…私もスナッチゲーム見ながら調べたのですが、赤ちゃんをディンゴという野犬に攫われ亡くしたのに、自分が殺したのではないかという冤罪で有罪になった(のちに無罪)方なのですね。映画やオペラ、連続テレビドラマ化されている有名な事件とのことなのですが、報道被害としての観点としても大きかった事件のようなので、ブラックジョークとして笑いのネタにするにはセンシティブな題材なのではと思いました。私が制作側なら止めるけどなぁ、世論的にはどうでしょう…

検索で出てきた下記の論文、興味深く読みました。掘り下げたい方は是非。

 


https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/hermes/ir/re/8671/hogaku0040301350.pdf

 


そんな感じで割と爆発力が低かったと感じたスナッチゲームでしたが、ランウェイの準備をしているワークルームの一部では「みんなよくやったよね!」みたいな空気に。あれ…?


ランウェイは海がテーマということで、好きなキャラやアイドルのイメージカラーがだいたい青で、水モチーフを愛する女こと私大歓喜だったのですが、わりと形というか印象が似てしまっていたのがとっても残念でした。ep1でエントランスやランウェイでガウンの人がほとんどいないな!って思ってたのにここでガウン被りかよ〜!髪型も片側にまとめてる人も多いな!ってちょっともったいなく感じました。そんな中で潜水士ファッションでパンツルックだったエトセトラさんと、キャンピィ路線でユーモアのあるサメルックを見せてくれたカレンさんは前回に続きランウェイが強いなぁと思いました。他は耳、手、歯など細部のディテールにこだわって完成度の高さが一歩抜きん出てるアートさんと、オーストラリアと言えばのグレートバリアリーフを上手く盛り込んだスカーレットさんが良かったと思います。あとココさんのランウェイで「caramari again?」って言われていたところはちゃんと日本語訳つけるなら「二週連続のイカイカがなものかな?」でイカがでしょうか。


というわけで、スナッチゲームの出来がわりとどっこいどっこいに見えたので(ウィナーは納得、セーフはその二人?あらそう、という感じ)今回のエリミクイーンはランウェイ加点でボトム2までは行かないと思っていたのですよね…あれー??ランウェイ影響せず???ランウェイで挽回できないほど酷かった??

アート・シモーンさん、正直私、超優勝候補だと思ってました。オランダのウィナーとちょっとプロモ時点での印象が近くて、このシーズンぶっちぎって勝っちゃったりするんじゃないの〜みたいに思ってました。wowで番組も持ってるし、ランウェイも人一倍こだわりと手間と気合(とお金)が感じられるし…今回のスナッチゲームもすごく頑張って面白いこと言おう、たくさんしゃべろうっていう気合いが伝わってきてたのですよね、ただそれが噛み合わなかったというか…プロモから見ている私なんかでも強敵感が伝わってきていたので、普段からアートさんのこと知っている人たちからするともっとだったと思うし、そういう期待感からのプレッシャーはものすごかったんだろうなぁ…ここまで去り際に意気消沈しているクイーンを久々に見たので、とても心が痛みました。カレンさんとエトセトラさんもuntuckedでは「ココとアートがリップシンクじゃない?」みたいな話をしてたけど実際その二人になってみると驚いた顔をしていたり、エリミにも全クイーンかなりのショックを受けた表情だったり、どれだけ実力のあるクイーンだと見なされていたかが伝わってきましたね…出るだけじゃだめ、勝たなきゃ意味がないと、脱落が決まった後も自分にプレッシャーをかけ続ける姿、辛かったです…。

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正直今回ボトム3が今の所の私のお気に入りtop3(ほぼ)という感じだったので精神的にきつかった!ココちゃんはリップシンクよく頑張りました…あなたがそのビッチだよ…

正直一番の優勝候補と目していたアートが抜けてしまったので、ここからの展開がマジで読めません(そういえばいつもシーズン前にやってた展開予想を今回はやっていない…そんな余裕がなかった…)次は4人ずつに分かれてのガールズグループチャレンジなのかな?アンセムを作るって言ってたので…色々読めません…