あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race Philippines Season1 episode2 "Sagalamazon"感想

みんな大好きデザインチャレンジ、そして私の大好きなお花たくさんのチャレンジだ〜!

 

 

 

 

I'm watching Sagalamazon on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/drp-102

 

 

 


今回のメインチャレンジはSagalaというフィリピンのお祭りが別名「Flores de Mayo…5月の花」というのにちなんで、生花をあしらったルックを作るというデザインチャレンジでした。生花だと途中でお花が悪くなっちゃわないかな?とか心配になったのですが、制作期間がおそらく相当短いですよね?通常であればミニチャレンジ+制作のday1、仕上げとメイクアップとランウェイのday2と2日間くらい取っているのだと思いますが(それでもハード)今回は日付が切り替わった描写がなかったので、もしかすると1日で全部撮ってるかも…と思うとハードさに震えます。

後ろのモニターと下の床にお花を投影しながらのランウェイで、最初は華やかすぎて落ち着かない!なんて思っていたのですが、見ていくうちにこれはフィリピンガールズコレクション…みたいな感じのテンションになって徐々にサイケ感が気持ち良くなってきました。総じて派手で楽しかったです、ピットクルーを侍らせて歩く必要はあったのだろうかと思いつつ…


11人もいると一人一人見ていくだけでも大変だ〜、ジャッジお疲れ様…と思いつつ、同じような素材だと同じような形になりそうなものの意外にも皆あんまり似た感じにならなかったので嬉しかったです。それぞれ簡単に感想を。

ミンティ…アシンメトリーなドレスのドレープが美しく、枝を編んだ籠のようなものをアクセントでつけながらもカントリー感なくクールにまとまっていたのが素敵でした。ウィッグやメイクも甘さ控えめで格好よくまとまってた。

ブリギディング…紫ベースのドレスとお花のピンクとのカラーバランスがとても良くて、ちらりと見えるショーツ部分をあえての蛍光ピンクにしているのが良かったです。

チューリング…黄色と青の組み合わせが素敵で、生花のあしらい方次第でもっと良くなったのに!と少し歯痒さがありました。プロポーショナイズしないで体をそのまま活かしたビキニ、本当にかわいいし元気出る。

プレシャス…使う色を絞って、ほぼ葉っぱの緑と山吹色だけにしていたのが潔くて素敵でした。特に左腰のあたり、山吹色の小さなお花がたくさん覗いているのが可愛かった。プレゼンテーションもコミカルで、お茶目心を入れたいパーソナリティ伝わる。

ジジ…本人も未完成と言っていたけれど、紅色の花びらをたくさん貼り付けたブラが素敵だったので、下半身とのバランスがよくなくて勿体無かった〜!せめてショーツが肌色じゃなかったら良かったのに…!

マリナ…もうちょっとお花を使って欲しいなぁと思いつつ、水着とパレオみたいな形がオンブランドで良かったです。南国の花とか魚みたいな色合いも似合ってた。

コラゾン…お花よりもお花以外の飾りがたくさんついてるのが目立ってしまって…!ワイヤーで作ったトレーンが体の動きに合わせて上下するのも少し目を引いてしまって、全体的にどこを見ればいいのか分からない散漫な感じになってしまったかなぁと思います。下に手持ちの衣装を着てたことで規定違反では?と言われてましたが、「持参したもののうちアクセサリーと下着だけ使っていい」と「持参のものをアクセサリーとベースとして使っていい」と解釈を間違えたのかなぁ…残念だけど違反は違反…

シルエット…前回に引き続き黒をベースにしていて、他の人は大体自然色ベースだったので一人目立っていて新鮮でした。黒と赤でゴスっぽい色味なのにお花と葉っぱでトロピカルな感じも出てて面白かったです。

イヴァ…若干ベースのコルセットの肌色が見えてるのが気になりつつ、黄色の花と緑の葉っぱの上半身と、下半身のピンクの布の軽やかさがお花の妖精感ありました。

レディモルガナ…ベースが赤で、その上に色々な色を使うというこってり路線でしたが、一人だけメイクを少しアバンガルドな感じにしているのが衣装とマッチしていて好きでした。

ヴィーナス…今回ウィナーになりましたが私も一番好き!作ってる最中は草、多くて花少なくない?とか、葬式で飾られてる花っぽくない?とか色々聞こえてたんですけど、こういう葉っぱとお花を提供されてルックを作るって言われてみんなが思いつくだろう衣装を理想的なアウトプットで作り出すという模範解答だったと思いました。草を惜しみなくベースで使ってボリュームを出しておいたのが成功理由かな。転んじゃったのもご愛嬌で、そのあともう一回転ぶかも?みたいなフリを自分で入れてくるあたり失敗をマイナスにさせない強さがあるなぁと感心しました。


ジャッジについてはほぼ異論なし、リップシンクは規定違反があったコラゾンちゃんは逃れられないとして、ジジとチューリングちゃんであれば私はどちらかといえばチューリングちゃんの衣装のほうが良かったと思うのだけど、前回ボトム3で今回より頑張りを見せないといけなかったということと、コラゾンちゃんと若干因縁の対決をさせたかっただろうということでまぁ仕方ないかなと。ジジは今回ワークルームで昔の身体的虐待の話を思い出して泣いちゃったりしてたので、ちょっとゆっくりさせてあげたいという親心もあり…(親ではない)

いや〜チューリングちゃんのリップシンクが素晴らしくて私は一気にファンになってしまいました。あの力強さ!エネルギー!挑発的な視線に不敵な微笑み、そしてリズムをタイトに捉えたキレのいいダンス、最高にセクシーで美しかったです。コラゾンちゃんも可愛くて好きだったんだけど最後の方カメラすらチューリングちゃんに夢中になってるのが分かって笑ってしまった。でもコラゾンちゃん居なくなるとコンフェッションが寂しくなるな…

コラゾンちゃんがめっちゃ輝いていた瞬間といえば今回のミニチャレンジの棒上り対決だったのだけど、ドラァグレースに参加して一番カッコよかった瞬間が登り棒を超速で登ってる時…ってどうなのかな、と思い、頑張ってエントランスの麗しい姿を思い出して上書きしようとしています。

棒上り対決はこれ安全度的に大丈夫なのか!?と心配になったり、いやでも小学校のときに男子が運動会でやってた気がするな?と思い出したり、平成初期の安全管理を現代に適用しちゃダメ!とまた心配になったりしました。体を張るチャレンジは嫌いじゃないんですけどね、何かあった時に心配だからね…(労災に敏感なタイプのオタク)チューリングちゃんが登ってる時に豚の丸焼きや!とか生焼きやんけ!とか言うのは良くないファットシェイミングなので、めっ!と思いました。いくない!!!


アンタックドは今週もふわっと見た。そんなに不毛な争いごとに尺を割かんでも〜…と思いますが「こっちが過敏なんじゃなくてアンタが鈍感なの!」というのはなかなか歴史に残りそうな名台詞でちょっと笑いました。あとジジを励ましてるチューリングちゃんが超カッコよかった。すっかりファンです。

 


次回ガールグループチャレンジのようなので、チューリングちゃんのダンスがまた見られるの!?と楽しみにしています。あとヴィーナスちゃんの歌が聞けるかな?エントランスの時から気になってたので、これも楽しみ。