1月に続き、今回も行ってまいりました、日本最大級のドラァグ イベントと銘打ったOPULENCE vol.2！今回来てくれるクイーンがシルエットクイズで順次発表され、1人目はs13のダンシング・アイスクイーンことデナリちゃん、2人目はタイランドのホストそしてUK vs the World出演のパンジャイナ・ヒールズ先生、そして3人目に、s3ウィナーかつAS7のQueen of She Done Already Done Had Herses(なんじゃそりゃ)ことレジェンド・ラジャ様という超豪華メンバーだということが分かり、即ミーグリ付き先行抽選販売に申し込んだものの、見事に外れたのでした。チーン。
しかしなんと一般販売用にもミーグリチケットを残してくれたようで(これをしてくれるイベントはとてもいいイベント…空売りするイベントも少なくないので…)なんとそちらでミーグリチケットが購入でき、3人にお会いしてからイベントを見る…それって盆と正月が同時に来てない？耐えられるの？みたいな贅沢な機会を得ることが出来たのでした…ああ、なんという僥倖…(先行抽選の方のS席のチケットを買い取ってくれたお友達ちゃんは本当にありがとう！)
始まる前にはお友達と集まって緊張をほぐして、なんとか冷静さを保ちながら三人に謁見することができました。もう三人とも美の塊だった…すごく一所懸命ウンウンって話聞いてくれてありがたかったです。デナリちゃんにはずっとパフォーマンスするところを生で見たかったから日本に来てくれてありがとうって伝えて、ラジャ様には貴方が日本にいるなんて信じられない！？これは夢！？って言ったら苦笑されてのけぞらせてしまって、パンジャイナ先生には3年前誕生日にcameoをお願いして日本に来てほしいってお願いしてたのが叶ったよ！やっと！！ってお話ししました。
そして、お友達と力とお金を合わせてフラワースタンドを出したので、みんなからのあなた達へのプレゼントなんだよ！って伝えたら喜んでくれました〜本当出してよかった、協力してくれた皆ありがとう…ちょうどミーグリの時三人の正面に配置されていたので、きっと目で楽しんでくれていたと信じたいです。(お写真はお花屋さんの公式Twitterからお借りしました)
神々は実在した証拠写真(クイーン3人だとさ、誰の間に入るか立ち位置困るよね！デナリちゃんごめんよ！)
一個後悔しているのが、イベント前にお絵描きをしていたのだけど、それを見せれば良かった〜！プレゼントボックスが手前にあったので先に入れてしまった、見せた後で入れれば良かったーというのが反省です。でもそれ以外は本当に夢の瞬間だった…
さてパフォーマンス。ミーグリ付きSS席のもう一つの恩恵は、かなり前の方で見られることで…しかも優しいお友達たちが「ちっちゃいんだから前入っていいよ！」って二列目に入れてくれました、みんな本当にありがとう…！157cmはそんなにちっちゃくないと思うけど、ありがたく好意を受け止めて、今回の自分の使命はできるだけたくさん動画や写真を撮って後で共有することだなと悟って頑張ってまいりました。そう、iPhone14だしね(何？
最初はなんだか荘厳な雰囲気の中、TOKYOクイーンやダンサーたちが美しい石像のようにフリーズしていて、ライトが当たって動き出す…みたいな演出でした。vol1は全体的にポップな雰囲気だったのだけど、今回はもうちょっと重めでゴージャスな感じ。
MCはラビアナさん、本当クイーンたちの喋ることを簡潔に伝えてくれて英語ができない皆も安心、また逆に日本語のMCも英語を挟みつつで日本語もできない人も安心、という素晴らしい同時通訳っぷりでした。彼女がトークを支えてくれる安心感たるや！そしてすばらしいDJで盛り上げてくれたマキシムさん。私はお髭のクイーンに弱いのでメロメロです。かわいい。
今回初めてパフォーマンスを見ることになるKaguyaさんと0kiniちゃん、もうオープニングの時点で期待たっぷり。
そして前回もパワフルなダンスで会場を沸かせてくれたVera Strondhちゃんと、日本のビヨンセことSasha B. Savannahちゃん。盛り上げてくれることが確定してるのでドキドキが止まらない。
前回フェティッシュなステージを見せてくれたセラ・トニンさん、今回はどんなふうに圧倒してくれるのかな？とワクワクしてしまいました。このプリンセスっぷりよ！かわいい！
と、オープニングからTOKYOクイーンたちとダンサーの皆さんがボルテージを最高に上げてくれたので、もうあとは楽しむだけ！
(曲はあとからshazamで調べてるので間違えてるところあったらすみません！あとこのブログには動画は上げられないので、写真撮るために動画を撮らなかった部分もあるので抜けてる曲も多々あると思います！動画はちょこちょこTwitterにあげてるので良かったら@akzkiss_xoxoで検索してみてください！)
最初に出てきたのはパンジャイナ先生！マライアのI wish you newに合わせてしっとりとしたパフォーマンス。途中まさかの客席降りが発生して、それでも大混乱なく結構奥まで回って戻ってきて、客席のあたたかさを感じました。誰も通行を邪魔したりがっつかないの、すごい。Fantasyで締めて、なんというかマライアの慈愛感とグリッターに包まれたような気持ちになりました。
次に出てきたのはデナリちゃん。デニムの衣装にピンクのうさみみ帽子、可愛すぎてズルイ！！NewJeansのHype boy、OMG、Dittoに合わせて軽快にぴょんぴょこパフォーマンスする姿に「ギャワイイヨー！」と普段アイドル現場で出すような声を抑えきれませんでした。
帽子を脱いでももちろんかわいいぞ…
TOKYOクイーン最初のステージは0kiniさん。こんなに華奢なのに高い表現力で存在感がすごい…！ロングスカートを脱いだ、と思ったら中からバルーンが出てくるの、めっちゃ可愛いかった。
後ろのお友達がセンターのダンサーさんにメロメロで、あのこ可愛くない！？って出てくるたびに騒いでました。うん、かわいい…
そして登場、ラジャ様。ブレナ・ウィテカーのBlack & Goldに合わせて優雅なパフォーマンス…優雅っていうかもはや豪奢ですね。完全にこのパフォーマンス見るだけで金運がバカ上がりするやつだな…と思いながら美しく揺蕩うゴールドのドレスを見つめていました。もう圧巻のオーラと美しさだった。景気がいい…金の相場が未だかつてなく上がっているのを感じました。
そしてアストラッド・ジルベルト(RIP…)のイパネマの娘に合わせてピンクのブーブーでやってきたヴェラ・ストロンジュちゃん。前回はケリンチョでやってきて私たちの心を鷲掴みにしたのですが今回もズキューンとやられてしまいました。一曲目、AQUAのBarbie Girlはこの夜1番観客がシングアロングしてたんじゃないかな？私の周りだけ直撃世代だった？ファーギーのLondon Bridge、Adoちゃんの踊とバッキバキに踊りまくって、偽札をばら撒いて、最終的にやっぱりケリンチョで帰っていくその姿を見て、す、スキ…となってしまう私でした。本当動いてるところ見たらみんな好きになっちゃうでしょ。
ここでゲスト3人への質問コーナー。
まずは東京でパフォーマンスすることについてどう感じてる？という問いに、「超興奮してる！」と語ってから一所懸命覚えてくれたであろう日本語で"応援してくれてありがとうございまーす！みなさん愛してるー！"とアピールするデナリちゃん、ファンを見て"ヤバいヤバーい！"というあたり、完全にギャル。KAWAII…
ラジャ様は「ハロー東京！っていうのを心待ちにしてたよ！東京に来るのは20年以上ぶりだけど、世界の中でも大好きな街に来られて嬉しいし、何よりも、ここでのクィアのレプリゼンテーションやパフォーマンス、クリエイティビティ、ファッションを見られることを楽しんでいます。みんながこの素晴らしい瞬間のために集まってくれたことにとにかく興奮してる、"ありがとうございます！"」と言ってくれて、やっぱりこのイベントがクィアな人たちにとってのセーフプレースであるということが大きな意味を持つと思うので、それを改めて言ってくれたことが嬉しかったです。
パンジャイナ先生は「"みんな大好きです！" 東京は大好きな街の一つで、食べ物も美味しいし、3ヶ月福岡に滞在したこともあるし、家族のようなファンもいるし。本当に来られたことが嬉しくて、一生に一度かの機会みたいに感じる、だって前に日本に来た時はコロナ禍前だったんだもん！全員超愛してるよ！」と大きなお口で愛を告げてくれました。余談ですがここで家族のようなファンとしてお友達がお名前呼ばれてて嬉しかった。おめでと！
東京のファンに一言！というところでは、デナリちゃんはあれなんだっけ？と確認しつつもう一回"応援してくれてありがとう、ヤバーい！アゲ！"と日本語で叫んでおりました。やっぱりギャルじゃん…可愛い…
ラジャ様は「さっき言った気がするんだけど？まあもう一回言うけど、みんな愛してるよ〜！」と叫んでくれて、こちらもハートマークを手で作ってくれてみんなメロメロ。
パンジャイナ先生は「こっちもさっき言った気がするけど、みんな愛してるよ〜、タイに来たらハウスオブヒールズにくるのを忘れないでね〜」と宣伝を挟んで流石やり手だなぁ、と思いました。イベントを開催するのに至ったスタッフ側にも感謝の言葉を送り、「私たちはドラァグを世界中に広げたいからこうやってステージから皆の姿を見ることが出来るのは誇りだし嬉しいこと、何よりも来てくれてありがとう、お一人様に帽子あげるね！」と御簾のようにビーズのついた素敵な帽子を投げていました。結構遠くまで飛んでいってた。剛腕。
前回もあった貴方にとってオピュランスとは？という質問には、デナリちゃんは「どんな国かとかどんな言葉かとかに関わらず、集まって、美しくあること、クィアであることを祝福できること、そしてKAWAIIであること、それがオピュランス！」と言って、指ハートを使ってアピールしておりました。"愛してる"っていっていろんなバリエーションで指や手でハート作ってるの可愛かった…
ラジャ様が「オピュランス。」とまず一言呟いただけで観客が沸いたのが面白かった。だってゴールドの衣装でまさにオピュランスの体現！って感じだったもんね。「オピュランスといえば、パリ、夜は眠らないという映画から取ってるんだと思うんだけど、そこでオピュランス、私は全てを持っているっていう台詞があるんだよね。だから自分にとってのオピュランスは、そのセリフの通り、I OWN EVERYTHINGということで、自分自身をしっかりと自分のものにして、正真正銘、真実の自分で常にあり続けるということ、それがまさにオピュランスってことなんじゃないかと思う。以上！」とのことでした。かっこいいぜ…
パンジャイナ先生は「オピュランスっていうと、お金だったり物理的にリッチであることと結びつけられると思うけど、自分にとっては多くの場合、どれだけ幸せであるかどうかで豊かになれると思っていて。そして今日、私たちが今ステージの上に立っていて、私たちのアートを見せられるということ、友情や本当の家族のような繋がりを作れるということ、そして本当の自分でいられるということ、それが本物の幸せで、オピュランスなんだと思う」と語ってくれて、こちらも格好良かったです。
この質問コーナーもとても良かったし、ラビアナさんが訳している間とかに三人がそれぞれ自由にファンサービスをしてたのが可愛かったです。ハートを飛ばしまくるデナリちゃん、ギャルピースにハマるパンジャイナ先生、そして2人で片手ずつハートマークを作るラジャ様とパンジャイナ先生、極め付けはラジャ様がハートを作ろうとしてデナリちゃんはサムズアップするという片想いハートmemeを再現してくれたのが本当、今夜のハイライトと言ってもいいくらいハッピーな瞬間でした。本当に可愛いたわむれだった…
さて続いてパンジャイナ先生2回目のパフォーマンス。今度はマライアのしっとりとは打って変わって、マドンナのVougeに合わせてキレッキレのパフォーマンスを見せてくれました。見たかったwackingや足を180度横に開いたスプリットなど、バキバキ踊ってるの本当に格好良かったです。最後には扇子を指でヒュンヒュン回したり、くるりと投げてキャッチしたりしたあと客席にビューンとすごい勢いで投げ込んでいました。さっきの帽子といいパンパン大サービス＆強肩だな…
なんかカッコいい、今の戦隊モノのキャラ？王様戦隊！？みたいなハチのボディースーツが出てきたと思ったらその中から出てきたのはQueen beyことビヨンセ様を日本で1番体現する存在、サーシャ・B・サバンナ様！Get Me Bodiedに合わせた華やかなパフォーマンス、さすが日本のビヨンセ様や〜！！ってなりました。
ラジャ様2曲目のパフォーマンスもゴールドのお衣装で、これ公演の後宝くじ買っておけば当たったんじゃないかな…今度はなんとミニめのスカートでなんとも眼福でございました。そしてなんとこの曲では客席降りもあり、観客から悲鳴のような歓声が起こってました。降りる前に、ヴェラちゃんがパフォーマンスのときに撒いた偽札をクルクルっと筒にして腕から何かを吸い込むようなちょっとアレなパフォーマンスも入れてて笑いもとってくれて、なんだか近寄りがたい神かと思っていたラジャ様が下界に降りてきてくれたような、身近に感じるようなパフォーマンスでした。曲はバーバラ・タッカーのBeautiful People、きっとPeopleの中に我々も含まれているんだろうなぁ、そしてその頂点にいるのがラジャ様なのだなぁ…神…と思わせてくれました。
続いてKaguyaちゃんのステージ、ちょっとOTAKU風味というかウッーウッーウマウマ(ﾟ∀ﾟ)でお馴染みcaramelldansenで始まって、キュート路線かなぁとキャピキャピしていたところ、リビールによって一気にアダルトモードになってリアーナのS&Mのパフォーマンスで引き込むの、ギャップにやられました。格好良かった〜。
デナリちゃんの2演目めはs13のep4で一躍彼女を印象付けた、100% pure love！！さすがこっちが見たいものを分かっているなぁと舌を巻きました。この南国の鳥みたいな衣装大好き！番組で見せてくれたような時計のような腕の動きだけでなく、壁を使っての倒立、そしてかわいいお尻をアピールするようなセクシーな動きもたくさんで本当に大満足でした。この曲も客席降りがあって、前のカメラエリアをばーっと横切ってくれたので本当に私の近くまで来てくれました…笑顔は恋の落とし穴、という言葉の意味がわかった瞬間だった。
前回もアダルトなステージで沸かせてくれたセラ・トニンさんは今回もシザー・シスターズのFilthy/Gorgeousから入り、リビールしてクリスティーナ・アギレラのDirtyに流れ、チョコレートのような茶色のペーストを体に塗りたくるというなんともフェティッシュなパフォーマンスを見せてくれました。私、オピュランスでまさかスクリーンにDrag、Glamour、Filth、HorrorってDragulaの代名詞の言葉たちが映し出されるところを見るなんて思ってなかった！(Dragulaを日本からでも見られるようにしてこういうのだけのショーをやってくれてもいいのよ！！)本当に力強くてアダルトで格好良かったです。
ラジャ様の最後のパフォーマンスはSabine SoučekのI've Seen That Face Beforeに合わせて、なんだか少しアンニュイでしっとりとした素敵な演目でした。他の2人とは違い、ラジャ様だけはバックダンサーを一度も連れず、ずっと1人でパフォーマンスをしていたんですが、2人ほどガシガシ踊るわけではなく、でもオーラと表現力だけで魅せることができるんだなぁ、本当のレジェンドだなぁ…と感じました。格好良かった…
デナリちゃんの3曲目はTWICE三昧！Talk that Talk、FANCY、Feel Specialとやってくれている中で、KPOPという選択だけどその中でも日本語歌詞でやってくれている部分があって、本当にこの東京公演のために準備をしてきてくれたんだなぁと言うのが伝わってきてちょっと泣けました。ルーズソックス世代なのでこういうボリュームのある足元大好き。ギャル可愛い…
そしてトリはパンジャイナ先生！しかも選んだのは皆大好きガガ様！Judasがかかった瞬間の歓声がすごかったです。途中J.LoのLove don't cost a thingを挟んだと思ったら、スクリーンに雨が降り出してRain on meが始まって、最初パンジャイナ先生のパフォーマンスをひたすら堪能していたらアリアナちゃん役としてヴェラちゃんが出てきたのでもう完全にフィナーレの最終兵器じゃん！！！という感じでした。2人がメインで踊りまくるステージ、圧巻だった…！
最後は紫のグリッターを顔中にきらめかせたラビアナさんが出てきて、ダンサーの方やTokyoクイーン、そしてゲストの三人を改めて紹介して、綺麗に幕を閉じたのでありました。ゆっくりスプリットしてからお尻をアピールしてくれるデナリちゃん、側転から人を支えにしたY字バランスからのスプリットを見せてくれるパンジャイナ先生の迫力もさることながら、ゆるいヴォーギングをちょっとして、側転…しないよーん！Y字バランス…しないよーん！と少しおちゃらけるような感じだったラジャ様のチャーミングさがもうたまらなかったです。最後のパフォーマンスのときからウィッグしてなかったけど、髪切ったの超可愛いと思う、好き…っていうかみんな好き、本当日本に来てくれてありがとう、東京のパフォーマーの方々も素晴らしいステージを作り上げてくれてありがとう…
本当に本当に楽しくて、そして心からセーフスペースだと感じることができる空間だったなぁと思いました。パフォーマーの方々、スタッフの方々がそういう空間を作りあげてくれてることに感謝しかないです。ただ、多分会場の構造上後ろの方の人はかなり見にくかったんじゃないかなぁと思うので、本当に自分の幸運に感謝しないといけないですね…できるだけ低めの位置で携帯も構えるようにしてましたが、誰かの邪魔になってませんように、周りの人がハッピーに過ごせていましたように、後ろの方の人もちゃんと楽しめてましたように…。
次回公演も12月1日に同じZepp新宿で開催が決まっているので、平日開催はなかなか厳しいけれど(翌日の仕事中の眠かったことよ)金曜夜ならむしろ素敵な週末を迎えるいいスターターになりそうじゃない？きっと秋にはゲストクイーンたちのシルエットクイズも始まるので、誰が来てくれるのかな、今度はどんなテイストになるのかな？と楽しみでいっぱいです。
行く気満々だけど、体調をちゃんと万全にするのと、家庭との調整は頑張らねば…！あともし今回のラベンダー色みたいにまたドレスコードが発表されるならダサいクリスマスセーター勝負がいいです！優勝狙います！！！
