あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul's Drag Race UK season4 episode9 "Comedy Queens"感想

今週のUKはローストチャレンジ…成功すると最高に楽しい、失敗すると共感性羞恥で辛い…という乗るか反るか、視聴者からしても見ていて心地よいか良くないか、という博打感あるチャレンジなので、なんでこういうのをセミファイナルに持ってくるんだようと思っていたのですが、そうだったUKは昨シーズンもそうで、ゲストにサシェイしたクイーンたちを招いてくれていたんだった…!昨シーズンのエラの見事なローストを思い出して先日見返したばかりなのに、今シーズンもみんなが戻ってきてくれるという発想が頭から抜けていた私からするととても嬉しい再会になりました。不在だったベイビーちゃんはお家でぬくぬく過ごしてくれてたらいいな。

 

 

 

 

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前回ダブルステイになった2人には頑張ったご褒美としてかローストの順番決めの権利が与えられたのだけど、なんと「前半がいい」としっかり主張していたチェダーさんをトリに持っていくという大暴挙に。ここのところペア決めだったり順番決めだったりは戦略的に進めたり嫌がらせをしたりするというよりは、それぞれの希望を聞いて友好的に決めていることが多かったのでちょっとビックリしましたし、あの温厚なチェダーさんも流石にこれには不機嫌になるのね…!と変に感心してしまいました。不機嫌なチェダーさんも可愛い、完全にシャーって言ってる時の猫のお顔だった…(まあこの時点で4つバッジを持ってるチェダーさんは明らかなトップランナーなので、少しハンデ背負わされても仕方ないポジションですよね…)


さてロースト。一番手のダニーさんは流石ですね…!場の空気を決める大事な役目であるトップバッターを見事につとめていたと思います。いきなりのリバプールに図書館があったなんてショック…みたいなつかみから面白かったのですが、ちょこちょこ外見的なShadeが入っていて(結構歯並びっていじられやすいけどそれはセーフなのかな…?っていつもドキドキするのです)でもまあローストなら許されるレベルだったのかな…?と思いました(「ピクシーをどうやってローストしよう?ローストといえば豚か…」みたいなやつは結構スレスレではと思ったのですが、その後ピクシーから「ダニーがローストに参加してくれて嬉しい、みんな豚の丸焼き大好きだもんね」ってまるっとお返しされてたので合意の上でのビーフ合戦だと理解しました。ビーフ?ポーク?)

二番手ジョンバーズさんも良くて、ちょっと意外な喜びでした。酔っ払いキャラをうまく演じ通したのが良かった。酔ってるから台本読んじゃうよーん、みたいなのとか、ちょっと雑な感じでも酔ってるからしゃあないよねー!みたいな感じで、勢いで笑わせる感じが上手いなぁと思いました。思い切りの良さが道を開く好例でしたね。


残り3人はそれぞれ大変そうでした。ペッパさんは元々こういう面白い系のチャレンジはあんまり…と浮かない顔をしていたし、リハーサルでは「まずは大きな声を出してみよう!」みたいなところからのスタートだったので苦戦は少し予想はしていたのですが、考えすぎてる感じがだいぶ出ていました。一周回って「いいから笑ってや」「めっちゃ滑ってるね、いいよ笑っても」って観客に下手に出るところが可愛くてフフッてなってしまいました。はぁ愛おしい。

ピクシーさんはこういうコメディ系チャレンジでこそ輝くことを期待されていただろう人なので、政治的な感じにするためか固くなってしまってうまく回らなかったのはもったいなかった〜!なんていうか、言ってることは面白い要素たくさんあったと思うんですけど、話すので精一杯になってしまってうまくローストされる対象の人とコネクトしてない感じというか…でもストーンヘンジのギャグはミシェルはわからなかったとか言ってたけど、いや分かるやろ、とか思っちゃった。あそこでニコッとして歯を指さしたりして分かりやすくしてたら良かったのかなぁ。

チェダーさんは本人の「あたしゃドライで面白くないニンゲンだよ…」の言葉通り、ちょっとローストに聞こえずに説法的にに聞こえるんですよね。落語的な面白みは非常にあるのではと思ったんですが、ルポールはコロコロコミックを好むタイプなので…(そういえば意外と今回みんな下ネタなかったですね!)


さてランウェイは全員素晴らしかったし、3人からどうボトムを選ぶかなと思っていたのですが、今までのトラックレコードと、なんだかんだで笑いはちょこちょこ取れてたのでチェダーさんが抜けましたとさ。ピクシーさんは得意分野だと思われていたところで外したのがやっぱり辛めに判断されたのだろうなぁと思います。実はペッパさんは前回ダブルステイで残った以上もうほぼファイナル行くよな、みたいな邪推をしてたのですが、というのも、ファイナルチャレンジが歌と踊りのチャレンジになるのが見えてるので、そこまでダンス上手が残っているわけではない中、ペッパさんはそこでの華を期待されているのでは?みたいに思っていたので、もう一回リップシンクになったのはなかなかの洗礼だなと思いました。結果的には4回目のリップシンクで勝利を収めると言う偉業を達成することになったわけですが…4回勝利組はオランダのアビーちゃん、UKs2のテイスに続いて3人目ですが(s14は特殊例なのでカウント外)この2人はセミファイナルでダブルステイになってのファイナル進出だったので、勝って最後の切符を手に入れた4回勝利者は初めてなわけです。最近割と軽く使われがちなリップシンクアサシンという言葉ですが、ペッパさんはもう認定でいいんじゃないでしょうか?


今回のリップシンク曲が好きでねぇ…いいよねぇ、クイーン…一度オランダs2で使われていたのですが、UKで使われるのはまた格別で。ピクシーはお膝を痛めていないか心配です、頑張ったよピクシー。シーズンの最初からずっと、どこか何かを考えているような感じの表情で、心から緩んで楽しんでいる!みたいに感じられる瞬間があまりないような感じがして、もう一歩前に踏み出してみて!気楽に過ごして!とずっと思っていました。本人はやり切れたのかなぁ、楽しめたかなぁ、でも本当にここまで、セミファイナルまで毎回着実に良くやったと思います。私は実はep1の時にボディスーツのお股がピラピラしてた時点でめっちゃ心配してたので…!素晴らしい成績だよ、立派よ、立派!!!


さてトップ4が決まりました。バッジ1つリップシンク4回のペッパさん、バッジなしリップシンク2回のジョンバーズさん、バッジ4つボトムなしのダニーさんとチェダーさん…!!!お、面白い、ここまで戦績が割れてるのも今までになかった展開ではないか…?正直2択なのではないか?と思いつつ、でもファイナルパフォーマンスがあるし分かんないよねーうんうんわかんないわかんない、みたいな顔をしておきます。

UKといえばあきづきさんが応援しているクイーンが優勝しないことでお馴染みなのでチーム誰かは書かないでおこうと思いますが、当日…は朝なのでちょっと無理だけど(明け方更新だからみんなネタバレに気をつけながら視聴するんだよ!見る前にTwitterとかインスタとか見るの危ないからね!)前夜にでも願掛けでワインとチーズで一杯やっておこうかなぁ?と思っています。

今までのシーズンの慣例だときっと今週に引き続きこのシーズンを彩ってくれたクイーンたちも戻ってきてくれるし、なんと今までのウィナーたちも来てくれることが予告されている!今年のベストシーズンの最有力候補なので、このまま楽しく締められるかどうか、すごく楽しみです。

できれば今年は祝杯をあげたいなぁ…ワインと、チーズでさぁ…(しつこい)

Drag Race Italia Season2 episode4 "Daughters of the Stars"感想

イタリアはやっぱり難しいな〜!昨シーズンよりは分かるようになった気がするけど、でもやっぱりよく分からない。お友達が「ドラァグレースには3種類のシリーズがある。たのしいシリーズ、ノットフォーミーなシリーズ、そしてイタリアだ…」って言っていて笑っちゃった。別枠扱い。

 

 

 

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やってることは面白いと思うんですけどね。今週はまずミニチャレンジでぐるぐる星占い。体をルーレットに括り付けられて回されて、当たったところにある占星術に関する問題に回答して正解するとポイントがもらえる、というもの…わざわざ括り付けて体ごと回す必要はあったのだろうか、ただクイーンをいたぶって困ってるところを見て楽しんでるだけでは、と思わず突っ込んでしまいますが、キアラさんがニッコニコノリノリで楽しそうに仕切っていたので、ご満足いただけたようで良かったです。最近イタリアはキアラさんの笑顔を見るために見ているようなところがある。私もクイーンたち交えてくだらない(ごめん)ゲームやってキャッキャウフフしたい気持ち分かるもんな…


メインチャレンジは、占い師に変装してやってきたお客さんを面白く占ってあげる、という即興コメディチャレンジだったわけなのですが、これがなかなか難しかった。なんていうのかな、通常シーズンだったらミニチャレンジ相当レベルだったんじゃないかと思うんですよ。せっかく占われるゲストとして前シーズンのクイーンたちを招いていたし、絶対に面白く活かせる素地はあったと思うのに、上手くいってない組が多く見えたのは、ひとえに製作側がクイーンたちに頼りっきりで番組として面白いものを作り上げようと一枚岩のサポートをしなかったせいなのでは、と思っています。

普段アメリカだとコメディチャレンジの際、収録ものの時はミシェルやロスやカーソン(たまに御大)が監督に入ってもっとこうしたほうがいいよってアドバイスしながら進めていたり、即興の場合は司会として入ることで上手く場を回してをサポートしているのを見ているので、今回もプリシラさんとトマッソさんはタイムキーパーだけして隣でほぼボケーっと見てるだけでなく、もっと面白くするために方向性のアドバイスをしたりツッコミを入れたりするべきだったんじゃないかしら、というのが一つ目のアイディア。

もう一つのアイディアが、ミニチャレンジで勝ってクイーン同士の組み合わせを決めたオーラちゃん以外はだれが占われる役として来るのか分からない状態からのスタートだったので、そこを明かして先に顔合わせしてどういう方向性で面白くするかどうかの軽い打ち合わせをしておくだけでも違ったんじゃないかなというものです。だってシーズン1クイーンがきっと面白くしようという意図で変なことやってるのに、それに占い師側が戸惑っちゃってうまく転がせないみたいなことたくさんありましたもんね、あれ別に意地悪でやってるわけじゃなくてネタ振りだと思うんですよ、いきなりやられるんじゃなくてどうやって進めようって事前にコンセンサス取っておくだけでもスムーズに進められたのではと思います。

あと第三のアイディアは「恋愛運を占う」「健康運を占うが占い道具が壊れている」「占いの館に間違って入ってきてしまった人を占う」「入ってきたクイーンに死相がでている」とか、最初にカード引かせるか何かでスタート地点の設定を決めてから開始する、とかですね。スタート、もしくはめざすオチが見えてるだけでも絶対に違ったはず…


即興でどれだけ面白く出来るかどうか見てみようというチャレンジなのはわかる、でも番組として、しかも1時間越えの長い時間で、ある程度の面白さのクオリティを保つならば、やはりクイーンたちに任せっきりにして放置するというのはちょっと制作側として番組を面白くしようとする意思を放棄してたのでは、と思ってしまいました。それで最終的にジャッジで「がっかりした」って言うのはないわ。みんなお笑いのスペシャリストじゃないんだから、それは要求値が高すぎるわ。面白くして欲しいんだったら番組製作側がもうちょっとお膳立てするべきだったのではと思いました。以上「私の思う、イタリアメインチャレンジどうやったらもっと面白くなっただろうか考察」の時間でした、ご清聴ありがとうございました。


結果的にウィナーになったのはやりとりが安定していた、昨シーズンのオールマイティクイーンであるファリダさんと、今シーズンのオールマイティクイーンであるダイアモンドさんの組み合わせで、他の人たちはオーラちゃんのペア組み自体はとても友好的に進められそうなペアを選んでいていい感じだったはずなのにうまく回ってないなぁという感じで、とってもとっても勿体無い回でした。私は両シーズンのクイーンがいいところたくさん見せて楽しんで交流して帰ってくれるところが見たかったんじゃ!!!せっかくs1クイーン来てくれたのにあんまり魅力を膨らませられなくて残念だったな。ルキーシャルバンバちゃんの可愛さが世界にさらに振り撒かれただけじゃん…


しかしランウェイは最高なのであった。今回は占いというテーマがエピソード通して設定されていて、ランウェイテーマは自分の星座をアピールすると言うもの…これs11でやっていて最高に好きだったので、リバイバル本当に嬉しかったです。大体の人が力入ってて素敵でしたが、ダイアモンドさんとジョフレさんの2人がペガサス幻想(ファンタジー)感が一番出てて好きでした。星座ランウェイならやっぱり欲しいよね、聖闘士星矢感…


ジョフレさんとパンテーラさんのリップシンク、この2人は元々仲が良いとのことで、なんと今回のパンテーラさんのサソリの衣装もジョフレさん作らしいんですね、そんな2人が争わないといけないのも皮肉だったし、正直リップシンクのパフォーマンス自体もパンテーラさんのほうが若干良かったと思うんです。それでも「もう三回もリップシンクしたもんね、そろそろ潮時だよね…」って帰らせるならさ、最初からリップシンクやらせる意味なくない!?良くても帰らされちゃうなら三回目ボトムになった瞬間に返せば良くない?「リップシンクで勝った方が残る」っていう明確なシステムがあるんだからこそ、皆本気出してパフォーマンス頑張るんじゃん、頑張ったんじゃん、そこはジャッジもルール守っていこうよ!と憤ってしまいました。このことは過去にオランダs2のep4のブログでもブチ切れているので興味ある方は探してみてください。私はジョフレさん応援してるから残ってくれて嬉しいけどさ、でもなおさら言外に「(勝負自体はパンテーラよかったけど)三回目だから…」みたいな匂わせで波風立てないで普通に勝ち負けコールだけにしてほしかったです…

 


イタリア、やはり分からん!次回ルージカルはみんな大好きなチャレンジだし、歌や踊りで出来不出来が分かりやすいので、次回こそ理解できることを祈っています。もはや楽しい楽しくないじゃない、理解できるかどうかの勝負になってきているぞ、イタリア…(去年もそうだった気が…)

RuPaul's Drag Race UK season4 episode8 "The Squirrel Games"感想

今週はアクティングチャレンジ!大抵現地のドラマとかが元ネタになっているので、分からんなぁ〜と思いながら見ているのですが、今回はまさかの「イカゲーム」でした。まぁどのみち未聴なので分からんのですが!ガハハ!(一般教育的エンタメに疎いことを露呈していくスタイル)

 

 

 

 

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エピソード冒頭は前回のエピソードで誰かが帰った後にみんながワークルームに戻ってくるところから始まるのですが、いつもは少ししんみりしつつも冗談混じりにお疲れ様!みたいに労う雰囲気になることが多いのですが、今回はびっくりするくらいしんみりしていて、ダコタちゃんがどれだけコンテスタントたちの中で妹のように可愛がられていたかどうかが伝わってきました。じゃあ誰が帰るべきだと思ってたわけ、こっち?ってジョンバーズさんはちょっと御機嫌斜めでしたが、こういう時でもジョンバーズさんは自分が見くびられていることに対しては不満を口に出しても、その際に他の人を下げたりしないのが立派ですよね…バッジがなくても心は錦!がんばれJB。


さてアクティングチャレンジ。昨今どんどん脚本が長くなっており、少人数で尺が長いっていうことは覚えないといけないセリフもたくさんあるわけで、みんな本当に大変だなぁと思うのですが(アメリカ初期シーズンのアクティングを見せてあげたい!一瞬で終わるから!)ミシェルの厳しい指導の際には全体的になかなか苦戦していたものの、完成した編集版を見たらとてもよく仕上がっていたので感心しました。っていうか普通に脚本面白くなかったですか?めずらしく…(Shade!)最終的にみんな死んでしまう、特に最後の1人の死に方とかB級感があって最高に好きでした。わんこ可愛い。


私はチェダーさんのインスタ映え重視キャラが最高に好きだったなぁ、こっちの司会者みたいなキャラはやったことあるからやったことないタイプやるわ、と選んだキャラクターで、三週連続ウィナーになったのは素直にすごいなぁと思います。序盤からずっと安定した実力を見せていましたが、それを終盤まで持続させてどんなチャレンジでも適応していける人ってなかなか稀なので、本当に強い。来週あと一チャレンジ、ローストが待っているようですが、なんとなくこれもチェダーさんが外すわけがないような気がするのでファイナリスト入りは既にかなり手中にある気がします。ランウェイでパンジープロジェクトのことを教えてくれたのも良かった、本当こういうアクティビズムをファッションに昇華させるのが上手で舌を巻いてしまいます。

ダニーさんはチャレンジ中もどこかとぼけたキャラが際立って存在感があり(股間からヨガのDVDが出てくるところと、死ぬ時に靴まで飛ばす熱演が良かった)ランウェイもとてもエレガントだったのでこちらも安心して見ていられました。ピクシーさんはセリフを覚えるのに苦しんでいたのでどう転ぶかなと思っていましたが、編集版では面白いおばちゃんキャラとして味が出ていたので救われて良かった。それぞれのキャラクターに元ネタがあったようで、ちょっとその人に寄せる方に力入れすぎ、という指摘はあったものの、常にキャラクターを崩さない様は素晴らしかったと思います。今回ランウェイのメイク、落ち着いたブルーのカットクリースで、黒目部分の上に薄紅色を効かせているのが最高に綺麗で好きでした。今残ってる5人の中でメイクのテクは一番だよなぁ〜…(前回のメイクオーバーはなんだったんだろう…?)


というわけで演技時点で「そんなに叫ばないで」と言われ続けてたけど方向性を変えられなかったペッパさんと、犬の名前がファグリーだかパグリーだか分からなくなっちゃったジョンバーズさん(本番も一部パグリーのままになってて笑っちゃった)が怪しいかな…とは思っていたのですが、でもこの2人、ランウェイがとっても良かったのですよね…!特にジョンバーズさんは冒頭に「自分のスタイルがないって言うけど、ファッション性を見てよ!」と言っていた通り、素晴らしいセンスを見せてくれた会心のドレスだったと思います。ただこの段階まで来るともうみんなランウェイも素晴らしいのでなかなかランウェイ加点があってもボトムを覆すのは難しいのですよね…


リップシンク、2人とも良かったぁ〜!やっぱりこういう時はリップシンクの口元がはっきり見えた方がいいと思うのでペッパちゃんがフェイスキニのままなのはちょっと厳しいかなと思いつつ、でもやっぱりパフォーマンス力はそれを気にさせないくらい多彩な動きと柔軟性があってとにかく強いなぁとか、ジョンバーズさんの一言一言に言霊をこめるかのような唇の動きが素晴らしいし大技はそこまで持っていない分一番いいタイミングを見計らって入れてくるなぁとか、2人とも力を出し切った渾身の勝負だったのでこれは難しい…と思っていたら、ダブルステイだったので良かった良かった。個人的にルージカルの時のベイビーちゃんとダコタちゃんのところがダブルステイのカードが切られてもおかしくない場面だったと思っていたので、そこで切らなかったということは一枚どこかで切ってくるかもなと思っていたのです。ここで来たことは嬉しい反面、ここで使ったということは次回は1人必ず落とさないといけないということで…(さすがにアメリカだってs14までは5人フィナーレなんてやってないですからね!?イギリスはスタジオ収録だし、最大4人以外は考えられないでしょ?)

いやでも本当ジョンバーズさんと話してる時のルーはニッコニコで楽しそうですね。前回ミシェルの采配で落としてたらご機嫌がどうだったか分からんぞ…正直お気に入り感は伝わってくるんだけど、毎回奮闘してるのが伝わってくるので個人的には全く不快感はありません。まだバッジ持ってないし。がんばれJB!あと一回チャンスあるぞ!


ところで今回ワークルームでみんなでご家族の話をしていて、ペッパちゃんが以前故郷を振り切ってきた話も聞いていたので、ちょっとドキッとしましたが、「家族は自分で選べる」というこの番組から定期的に送られるメッセージに則って今作り上げたクィアファミリーを紹介してくれて嬉しかったです。自分という存在がその人たちによって確立できて、そして支えてくれるのであればそれはもう家族で、さらにこのドラァグレースでもそんな仲間が増えたのも素晴らしいことですよね。あとuntuckedで全員が親しい人からメッセージをもらっている中(この終盤でみんな平等に励ましの言葉を受け取れるのは本当にここまで勝ち残ったご褒美みたいで、オアシスの水のように尊いなあと思います)ペッパちゃんにメッセージをくれたのがメイクアップスターs2出場でお馴染み、ジェームズさんでキャーキャー言ってしまいました。ファンです。ペッパちゃんのエントランスの印象的な仮面も作ってくれたんだもんね…才能のある人同士が惹かれ合い、親しくなって相乗効果でより高め合っていく、みたいなのに対する畏敬の念が深い私です。

 


次回セミファイナル!ロースト回!ここまで揉めないシーズンは珍しいぞ、というくらい穏やかなシーズンなので(誰かが誰かに不満をぶつけることはあれど、口論や喧嘩には一度も発展しなかったですよね)ここで最後にどんな毒が出てくるのか、それとも出てこないのかとても楽しみにしています。本来であればあんまり好きなチャレンジではないのですが、去年のUK版のローストでは歴史に残る素晴らしいものがあって(偉・バデイ!)何度も見返したりしているので、今年もいい展開にならないかな〜と期待しています。

ここまで来て、後1人、本当に削れるのか?コンテスタントたちも大変だけどルポール先生も大変だなぁ〜と思っています。

Drag Race Italia Season2 episode3 "Snatch Game - Italia Season 2"感想

今週は本当にさらっと行きますよ!さらっと!

 

 

 

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スナッチゲーム、相変わらずセレブは分からないのだけど燦然と輝くペンギンがいました。いつのまにか男性セレブでも面白ければ許されるようになり、誰も正解がわからない歴史上の人物やらロボットやら色々幅も広がってきましたが、まさかの動物の登場です。ありなのか!?出オチ枠になりかねないか!?と思っていたらキアラさんが完全に着ぐるみショーによくいるオタクのようにキャッキャと喜んでいたので、よかったです。キアラさんいつもしっかり盛り上げてくれていいジャッジですよね…あんまり誰がいいとか悪いとか分からなかったんですけど、ネヘレニアちゃんは良かったけどちょっとやかましすぎだったので減点になったのかもしれませんが、ランウェイも力が入っていたので今回勝てなかったのは惜しかったですね。パンテーラちゃんは選んだセレブが不機嫌な雰囲気なのが笑いにつなげ難かったのが勿体無いなぁと思いました。パンテーラさんはスナッチゲームで笑わされるよりむしろ、ランウェイ最後のしょっぱいtwerkの方が何かを思い出させて笑っちゃったじょ…


今回はびっくりさせるのが目的のランウェイだったと思うのですけど、リビールが印象的だった人はやっぱり大加点だったと思います。プチノワールさんの火山から煙が出て、そこからマグマ人間が出現するのは良かったなぁ、若干ケネディダヴェンポート先輩の灰から生まれ変わるフェニックスを思い出しましたが。スナッチゲームがよく分かってなかったのでまさかこの素晴らしいランウェイなのにボトム3みたいな立ち位置になっているのが完全に理解できなかった。なに、今回はダイアモンドさんだけトップであと4人ボトムみたいな感じな残され方だったわけ?分からない…

そんな今シーズンの技巧派大賞ダイアモンドさんのリビール、白いドレスに化学反応で煙を起こして、下から蛍光色のドレスとウィッグが出てくる演出が素敵でした。あとは残念ながら個人的にはランウェイはオーラちゃんの貞子がかなり要求値を満たしていなかったと思う(怖いという意味での驚きはあったと思うけど、お水を吐くのはリビールには足りないし、タブレットだかテレビだかは作りが簡単すぎた)のですが、ジョフレさんが血を吐いたのはリビール加点判定してるので贔屓があるかもしれません。いやでもあの手の込んだブーツと金のボディは評価しないわけにはいかないでしょ…?


先ほども書きましたがオーラちゃんはランウェイが弱く、スナッチゲームもそんなに奮ってるように見えなかったので間違いなくリップシンクかなと思っていたのですがセーフに。純粋にランウェイだけ見たらオバマさんは今回が今までで一番いいくらいだったので、確かにずっとスタイルの良さに頼ってるのは否定できないけど、ボトム入りはちょっと酷だったかなぁと思います。イタリアは昨シーズンも懲罰的なリップシンクを入れてきていたので(ドラマの有無じゃなくて純粋にドラァグの出来ばえで評価するべきだと思うのだがなぁ…)今回リップシンクになったオバマさんとパンテーラさんはワークルームでも揉めていたので、そういう部分もあったのかなぁと思います…「訴訟」でも「しょそー」でもどっちでもいいがな、あととーちゃんの話どこから来たさ、昨シーズンに続きワークルームでの無尽蔵なお酒の量がそうさせてるような気がするので、本当ちょっとアルコール制限かけた方がいいんでないの?と思います。ステージに戻る前に検知器にハーッとさせて、基準値超えたら次の回で飲んでいい量減らすとかさ。ボトルで置いておくのがダメなんじゃ、ボトルが…


リップシンク、私はあんまりジャッジ席まで行っちゃうの好きじゃないなぁ〜!規定された範囲の中での最大限の表現が欲しいので、今回みたいにそれをはみ出してしまうのはあんまり好ましくないです。リップシンクなんだから体の動き以上に口の動き大切にしていこう〜!唇見せつけていこう〜!と体育会系のように呼びかけてしまいました。

あんまり誰かがワークルームで揉めて、その人が帰ったからホッとする、みたいなのは見たくないんですよね、本当に…本人の身から出ている部分もあるかと思いますが、でももうちょっと優しく編集してくれてもいいんじゃないかと思いました。オバマさんはコンフェッションも結構キツいこと言ってる部分が多く使われていたのですが、一生残る映像なんだからあんまり炎上キャラみたいな編集にせず、もっとマイルドにできたのではと思います…ヘイトとか飛んできた時にどうせ制作側は何もしてくれないんだからさ、そもそもを優しい作りにしようよ…


次回なんか分かんないけど星座の書いてある回転ボードに括り付けられてぐるぐる回ってました!なに?占い?今週の蠍座は三半規管が最悪!エリミに注意!とかそういうやつ???やっぱり読めないイタリアです。

RuPaul's Drag Race UK season4 episode7 "Makeover Challenge"感想

みんな大好き、メイクオーバーチャレンジ。外部から(ご家族や恋人やお友達など)呼ぶ際は隔離期間とか考えないといけないので、コロナ禍に入ってからはなかなかレアなチャレンジになってしまっていましたが、今回は内部スタッフをメイクオーバー相手に選ぶことでそこをクリアし、かついつもは見ることができない舞台裏の暖かさも垣間見ることができるような素晴らしい回になったのでした。

 

 

 

 

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今回のメイクオーバー相手はThe queen team…存じ上げなかったのですが普段ドラァグレースの収録の裏でクイーン達の細々としたケアをしているスタッフの方々ということで、発表された瞬間のコンテスタント達の熱狂ぶりに、どれだけ感謝され愛されているのか、どれだけ信頼関係が築けているのかということが伝わってきた気がしました。Twitterでもブルーちゃんが「彼女達の腕の中で泣いたものよ…」と呟き、スターレットも「私がエリミになって舞台裏で泣き崩れてしまった時にワークルームまで連れて行ってくれたのも彼女達だよ…」(そう、ep2のエリミ、そっけなく帰ってしまったように編集されてましたが、後日情報によると実は裏で号泣してて泣き声が響き渡っていたらしいのです…)と呟き、このシーズンだけでなくずっと収録の際にコンテスタントたちを支えていてくれた人たちがいることを知ることができて、その人たちがメインチャレンジで輝くことができる上にコンテスタント達のチャレンジの助けになれるなんて、本当に素敵なことだなぁと思いました。


どのチームも楽しそうに取り組んで、そしてどのチームも素晴らしい出来でしたね!ピクシーさんのチームだけは、これはボトムになってしまうかな…とちょっと悟ってしまったのですが(ごめんよ、パートナーのメイクのハイライトの白がちょっと強過ぎたのと、スパッツかなにか下着の黒が目立ってしまっていたので、お尻のパディングの補正も含めて肌色のタイツでもう少しカバーできたかな?と思いました。そもそもご本人に「ドラァグしてるほうが年上に見える」って言わせちゃった時点で赤信号ですよね…)ところでこのピクシーのパートナーのウェンディさんが一番の古株さんという事で今までの珍体験をレイヴンに問われて片玉収納補助業務と答えられていて大笑いしてしまいました。誰だかは考えないようにしよう…と思っていたらお友達情報によりスミンティがTwitterでそれは私です…と手を上げているのに気づいてまた大笑いした。めっちゃ最近じゃん!ep1のランプの衣装の時爪が長すぎて自分でできなくてウェンディとルーシーが一つずつ収容なさったとのこと…す、スミンティ・ドロップってそういう…ポロリって…コト…?スーパー玉出での勤労お疲れ様でございます!!(玉は出ていない)(国営放送です)


ピクシーさんのとこは一旦置いておくとして(ごめんよ!)本当みんな素晴らしくて、誰がもう1人のリップシンク組になるか全然予想できませんでした。でもウィナーはチェダーさんかダニーさんかどっちかかなぁーとは思った。

チェダーさん、安定感があるというか、危なげない出来で素晴らしかった…ウィナーになったのは、一番相手をチェダー色に染められたというか、普段のジェマさんからブリー・ゴージャスというペルソナへのトランスフォーメーションが一番見事で、かつジェマさんらしい部分も浮き上がっていたからなのかなぁと思いました。チェダーさんを一番チェダーさんたらしめてるものって、妖しいオーラというか醸し出される知性が伝わるカリスマ性だと思うのですが、それが完全に出てたもんね?メイク、衣装の変化だけでなく、ドラァグっていうのはある種の憑依なのだなぁというのが伝わってきました。


ダニーさんも良かった〜!実はとっても心配していたのです、どうしてもシグネチャースタイルのお髭をつけたいダニーさん、でもペアのミスティークさんはそれが心配で…普段からフェミニンな装いをしないタイプからこそ、そんな自分がドラァグして、髭をつけたらどうなってしまうの?という不安があったように見えて、そこにダニーさんが無理強いしてしまったらやだなぁと思っていたのですが、完全に出来の素晴らしさで納得させましたね…黄緑と薄紫の組み合わせは私大好物なのですが(プロモのダコタちゃんとかね)ペールトーンのオレンジのマーブル柄の60年代っぽい衣装はお揃いで、ウィッグや小物の色を色違いにしていて本当に素敵でした。ダニーさんがこのシーズンに出ることになった際に無理矢理お髭を剃らされたらどうしよう、と思っていたのですが、お髭を活かした素敵なスタイルをたくさん見せてくれて本当に嬉しい。ジェンダーと色使い、いろいろ混ぜて遊ぼ!みたいなアプローチの素晴らしいメイクオーバーだったと思います。


あとの3人の判断が本当に難しかった…みんな良かったし難しかったねぇ…ペッパちゃんについては、肌の色が違う人をメイクオーバーする際どういう手法を取るかって悩みどころだと思うのですが、今回は白い仮面を2人ともつけているかのような表現にしていて賢いな!!と唸りました。図らずとも普段のダニーさんの白塗りとお髭みたいな方向性になっていたのでからかわれていたのもちょっと面白かったです。そういえばep1もこの2人のミスターブロビー対決だったねって思い出して笑いましたし、ep1のペッパちゃんのエントランスも仮面使いが印象的だったもんねぇ…と回想してしまった。ウィッグの三つ編みがくっつくアイディアも素晴らしかったです。ジャッジは首から下がシンプルすぎと申していたが私は気にならなかったぞ(王様と私ルックの時のルフィルちゃんみたいに筋肉の部分にラインストーンをつけてみる…みたいなアプローチなんか面白かったかもしれない、どうかしら?)このペッパちゃんとフラーさんとのペアはワークルームでの交流もとても胸を打たれるもので、組んでいるうちに生まれた絆もいいケミストリーにつながったんじゃないかしら。


ジョンバーズさんは正直ファミリー感が足りない部分を補うためにパントマイムを入れてきているなぁというのが伝わってきて、でもそれもご愛嬌。衣装自体は私今までのジョンバーズさんのやつで一番好きかもしれない、ああいうモノトーンで素材とパターンが綺麗な服、素敵ですね〜!パンツスタイルだけどトレーンがゴージャスでとってもフェミニンに感じられて、私がレッドカーペットを歩く際に是非貸して欲しいです(いつ?)でもやはり指摘されていた通り、ジョンバーズさんならではのブランドの打ち出しという観点に置いて少し弱かったと思うし、オリビアさんのヘアやメイクをもう一歩踏み込んで欲しかったかな、と思いました。

 

ダコタちゃんはピーチ色の美しいガウンに白黒チェッカーの小物を足して崩すスタイルでこれも素敵…ダコタちゃんの使うパステルトーン、いつもほんのひと匙だけ彩度が低いというか、くすんではいないんだけど明るすぎなくて、子供っぽさがないのが好きです。ルーシーさんの肩元が結構覆われてしまっていたので髪型をもう少し首元、鎖骨、肩あたりが見えるようにしたほうが抜け感があったんじゃ…とは思ったんですけど、私だったら自分らしさのブランディングが明確かつ、ファミリー感がより出ていたダコタちゃんについてはセーフ相当だったと思います。ミシェルの言う通り、いつも同じ印象!みたいな部分はなくはないんですけど、今回のチャレンジに関しては自分の世界観に相手を引っ張り込むのが目的だからそれはプラスにこそなれ、マイナス点として作用してほしくはなかったなぁという気持ちです。


ここからちょっとあきづき・邪悪モードの邪推ですが、今回ルポール御大が審査のタイミングで不在で、ホワイト・ソルトさん仕切りだったじゃないですか(体調不良とか急用とか色々あるだろうしそれ自体は全然いいし、むしろ無理して毎回出るより休むほうがベターだと思ってます)で、今ルポール御大にとって一番の「ふーん、おもしれークイーン」枠ってジョンバーズさんなんじゃないかと思うんですね。実力とは別の部分で、話して反応を見て楽しそうに交流できているように見える相手というか。なのでルポールが不在の時にジョンバーズさんを帰してしまうとちょっと御大のご機嫌的にまずいかな…?みたいな力が少し働いていたりしないかな…?と感じました。

もう一つ、これはさらに邪悪ですが、御大は少しトランス女性に対して(「差別的」とまでは言いたくないですが)一つ壁があるような感じがあると思っていて。御大を見ているとドラァグの価値として「男性的な要素を人為的に女性的にトランスフォームさせるイリュージョン」に重きを置いているように感じることがあるのですが、そういう部分が透けて見える人が僅差でダコタちゃんを落とした瞬間、今回の判定トランスフォビックじゃね!?って炎上する可能性が多々あるわけで、そのナタを振る役をミシェルに任せたかったりしたんじゃないの〜?みたいなとても無礼な邪推をしたりもしました。この辺り完全に私の想像なので、責めるなら私の考えの下衆さだけにしてくださいね…


リップシンクも良かったと思うんだよなぁ。初めてのボトム2であるピクシーさんに対して、ダコタちゃんは三回目な分だいぶ手の内が明かされてしまっていると言う不利さはあったと思うのですが、丁寧なよいリップシンクだったと思います。とにかくフォトジェニックすぎて、映画かMVか何かを見てるような気になっちゃうんですよね…私だったらダコタちゃんはそもそもセーフ抜けだし、リップシンクもダコタちゃん勝ちだったと思うな〜…贔屓なのか、ホワイトソルトさんと気が合わないのかはわかりませんが…

ダコタちゃん、初回リップシンクからよくぞここまで残った!と褒め称えたい気持ちと、この美しい物語を最後の最後まで見たかった悔しい!という両方の気持ちです。本当に美しくて、チャーミングで、内なる闘志を正しい形で燃やしてチャレンジで出し切ってくれる素晴らしいクイーンでした。クイックドラァグで他のクイーンがワタワタ準備してる中、ヒュヒュッとグロス塗っただけじゃない?みたいな軽やかさで出てくるその小気味よさが最高にたまらなかった。二次元から出てきたかのような愛らしさで、本当、ドラァグ時からオフドラァグまで可愛くない瞬間が一個もなかったのすごくないですか?見るたびに「水蜜桃の頬」ってこういうことなのかな〜って思っていました。本当に瑞々しくフレッシュで美しい瞬間をたくさん残してくれてありがとう。


実はこのシーズンを追いかけながら本当にありがたいギフトをもらっていて。最近Twitterでお友達になってくださった方がダコタちゃんに「今週の私的マストウォッチはどこか教えて?」って毎週cameoで頼んでいらっしゃって、それをシェアして下さっていたのです(公開設定になってるとのことなので、cameo側から辿れば確認できるはず)チャレンジのことだけでなく、他のコンテスタントのここが良かったよねみたいな話だったり、ワークルームでの雑談が印象的だったみたいなことだったり、あるルックが一番好きだという話だったり、本当に率直に素直な語り口でたくさん裏話をシェアしてくれていて、ダコタちゃんのそのサービス精神に感謝、そしてそれを私にシェアしてくれたお友達に大感謝の日々でした。エクストラボーナスにさせていただいていたので今週で最後になっちゃうの寂しい…!本当にありがとうございました。長くブログやっているといいことありますね、続けてて良かった…

 


さて来週はアクティングチャレンジ!UKはシーズンの後半に何故かアクティングを持ってきたがりますね。人数が少ない分セリフは多いし大変だと思うのですが…演技を通じてどんな個性がさらに出てくるのか、期待しています。

 


ところで今回のメイクオーバーの報酬として、メイクオーバーされたThe queen team全員にもバッジが振舞われたわけですが、そんな中1人だけまだバッジを持ってないジョンバーズさん、ちょっと逆に美味しすぎない…?好きすぎる…

Drag Race Italia Season2 episode2 "Colorful Drag, Lucky Drag"感想

今週のイタリアはアクティングチャレンジ!イタリアはテレノベラの国…なのかな?どの国もコテコテ感のある昼ドラはあるのだなぁと実感いたしました。

 

 

 

 

I'm watching Colorful Drag, Lucky Drag on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/dri-202

 

 

 

 

まず今週のミニチャレンジ、超好き〜!!!割と体を使う(ただし怪我をしないレベル)のミニチャレンジは私の大好物なのですが、大きなボールプールの中から目的の色のボールをピックアップするの、めちゃめちゃ楽しそうじゃないですか?先週の身体を張ったフォトチャレンジに引き続きネヘレニアちゃんが圧倒的な強さで勝利をおさめていたので、小気味よさに笑ってしまいました。自分の分ゲットするだけでなく人の分まで見つけて提供する(オーラちゃんにあげようとしたのにパンテーラちゃんに掻っ攫われちゃうんだけど)余裕まであって、なにか野生の嗅覚のようなものがあるのか?と面白かったです。私も童心に帰って混ざりたーい。


アクティングチャレンジは台本がよく分からなかったんだけど、一つ目のお話はなんか結婚で揉めて最終的にみんな死ぬ…いや、死んでない?…みたいな感じでしたね。今週のウィナーとなるオーラちゃん、アイドルというか小動物的というか、キャルン!とした可愛さのあるクイーンなので意地悪なお母さん役はどうなるかな?と思っていたのですが、迫力のある演技と巧みな表情で予想外の活躍を見せてくれてとても良かったです。この組はそれこそネヘレニアちゃんとかがコメディ得意そうだし情感たっぷりにやってくれるかな?と思っていたのですが、意外とソフトな感じの喋り方のふわっとした演技で、期待とは違いましたが愛らしかったです。プチノワールちゃんとスカンダラブちゃんもそれぞれ良かったですね。


二つ目のお話はなんか味わい深い顔の人たちがたくさん出てきていた。奥様と花嫁候補の汚れ役の方々、みたいな感じなのかな?私なんかはもうリハーサル時点でパンテーラちゃん優勝でええやん!なんて思っていたのですが。いやーいい顔してましたね…ジョフレさんはいつものマスクではなく扇子でギリギリまで顔を隠し、最後にお髭の顔をご開帳する(ルキーシャルバンバちゃんのお名前が出て笑った)という印象的な役で良かったと思います。タニッサさんは出番が後半で、そこまでインパクトを残せず、オバマさんもちょっと推しが弱かったのでボトムについては納得です。ダイアモンドさんはとにかくそつなくこなすわぁ、昨シーズンのファリーダさんのことを思い出すわ…(そしてそれはあまり成績が最終ジャッジと結びつかない印象のあるイタリアでは、あんまりいい兆しではないかもしれないんですが…私は好きよ、着実に頑張るクイーン…)


お花モチーフ大好きなのでランウェイも楽しかったです。やっぱりジョフレさんの金のオーキッドの品の良さが好みだったなぁ〜。あとはプチノワールさんがきっちりとタンポポと綿毛というお花そのものの感じが伝わってくるよいリビールだったので、トップになったからにはプチノワさんに勝利を…!と願ってしまったりしていましたが…(でもランウェイはそんなに私の好みではなかったとは言え、チャレンジでしっかりと意外性を見せて活躍したオーラちゃんが勝ったのにも文句なしですが)あと私はパンテーラさんのフェティッシュ感ある薔薇の衣装も分かりやすいお花感で好きでした。演技、っていうか顔芸もよかったしトップでも良かったんじゃないかな〜。最近あのガンダムみたいな眉毛が非常にツボに入ってます。ネヘレニアちゃんの温室のお花みたいなドレスも素敵だったな、あれはs1のファリーダさんの作品みたいで、こうやってシーズン終わった後も才能を見せてくれるのが嬉しいなぁと思います。


リップシンクオバマさんとタニッサさん、2人とも演技もそうですが、他の人に比べると衣装も少し物足りないかなと思っていたので(ジョフレさんがボトム3なのは私のファンタジー的には認められないんだけど!セーフでええやろ!)タニッサさん、まだちょっとどんな人だか分からないんだよなぁ〜と思っていたらそのまま帰ってしまった…さみしい。ベージュのパンティと破れたタイツがジャッジに苦笑されていたのだけは伝わってきて切なかった。こういう性格的に奥ゆかしい感じというか、ガツガツ前に行かないクイーンの良さをどうやったら受け取れるのかなぁ、みたいなことはいつも思っています。ごめんよ、掴みきれなくて。1.25倍速で見てるから悪いのかな…(それはそう)

 

次回は8人!8人といえばスナッチゲーム!(違う時もある)イタリアのセレブなんてどうせ分からないし〜と予告をヘラヘラ見ていたら、なんだかペンギンがいたので何事!?となりました。じ、ジョフレさんですかね…?果たして吉と出るか凶と出るか、楽しみにしています。ちなみにペンギン、この世で二番目に好きな生き物です。いいよねペンギン、かわいいよね…

 

RuPaul's Drag Race UK season4 episode6 "Snatch Game - UK Season 4"感想

今週は〜スナッチゲーム!!!知ってた!魔物がいるやつ!わかってましたよ私にとってハッピーな展開になるスナッチゲームは稀なことを!!!

 

 

 

 

I'm watching Snatch Game - UK Season 4 on WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdruk-406

 

 

 

 

いつもの前置きですが、楽しめない理由の一つとして、まずセレブが分からないんですよね。アメリカのセレブ、分からない。イギリスのセレブ、もっと分からない。日本のセレブ、叶姉妹しか知らない。でも近藤麻理恵akaこんまりは知ってる〜!!触ってみてときめかなかったらありがとうって言って全部捨てる人でしょ、私もそうやって前のオトコ何人か捨てた〜!という捨て身のジョークは置いておいて。そんなこんなで私自身ももしスナッチゲームをやることになったらこんまりは第一候補だな、と思っていたので、アジアの星・ルフィルちゃんがやってくれて嬉しかったです。優勝!まあ残念ながら結果としては帰ることになってしまったんですけどね…(早くもこのブログの核心部に到達してしまった…)

こんまりさん、やりようによっては面白いと思うんですよね、ジャッジの言う通り、外はtidy中身はmessyみたいな二面性を出してみたりとか…s1の時にブルーちゃんがブリティッシュベイクオフのMary Berryさんをやってたじゃないですか、シェフとして素晴らしい経歴を持つ人をえっげつないドギツい下ネタでいじっていたことをよく覚えていたのですが、そのくらい意外性とパンチのある方向性じゃないと難しかったのかもしれませんね…でも世界のドラァグレースの場でこんまりさんが披露されるというそれだけで一つの大事件だったような気がします。面白かったかはさておきルフィルちゃんよありがとう…もしかしたらポッシュスパイスやってたら、メルBというゲストジャッジ加点でもう少しいい方向に回っていたかもしれないけど、でも日本人的には超感謝です。こんまりさんは喜んでるかどうかは知らないけど…まあそこは私が断捨離頑張るので許していただきたい…(だれか助けに来て、片付けられない女なの、ウッ(泣))


あとはまぁ大体知らない方々だなぁ〜という感じなんですけど、エリザベス1世は面識はないですけど世界史の授業的には知ってはいますね!ああいう歴史上の人物って乗るか反るかが激しいと言うか、きっちり受け答えで知性とウイットを出していかないといけないので、そんな中で文句なしの面白さだったのはチェダーさんの賢さがキャラクターの裏付けになっていたからだなぁと思います。メイクも衣装も世界観バッチリだったし素晴らしかった!エリザベス1世は献上された砂糖菓子の食べ過ぎで虫歯だらけで歯痛に苦しみつつ歯を抜く勇気が出なかったみたいな逸話があるんですよね、真っ黒な歯に笑ってしまいました。


あと特筆すべきはジョンバーズさん、エンヤをやろうかな…とルポールに相談したところ、聖パトリックスの概念の女性化パティちゃんをやってみたら面白くない?と提案を受け、快諾してうまく演じていたのが本当に良かったです。こうやってルポールからこっちのほうがよくない?って提案を受けること自体がかなり気に入られている証拠で(前回の鳥女の成功でだいぶ見る目が変わったんじゃないでしょうか?)提案をを固辞せず受け入れてうまくこなすことでかなりルポール加点が入るのですよね…よく柔軟に対応して、しかも面白く回していたと思います。あと顔が可愛い、笑顔で手を振られた瞬間に心臓がトキュンってなりました。


ダニーさん、そしてペッパさんは開始前からだいぶ色々考えすぎてて頭の中にハマってしまっている感じはしてたので心配してたのですが、ここはコメディクイーンとしての基礎胆力のようなものでダニーさんは爆発まではいかなくてもうまくこなし(まずビジュアルで一笑い取れて素晴らしい)、ペッパさんはやはり苦手意識に囚われてしまっていたなぁという感じですね。意外だったのはピクシーさん、こちらもコメディアン的に期待していたのですが、ちょっとコミニュケーションが取れていなかったかなと…逆にコメディクイーンだと思ってなかったダコタちゃんが確実に面白く返していたので感心しました。でも今回わりとルポールがクールだったというか、あまり回答を膨らませてくれてなかったかな?という印象だったので、その中でみんなよく頑張っていたと思います。


ランウェイは、その前の「ピンク・トライアングル」…ホロコーストでゲイの人を識別するためにつけられた印についての話から始まっての、チェダーさんのランウェイが素晴らしかったですね…私はこういうアクティビズムにランウェイを使うことについては大賛成で、こうやって主張を美しい芸術に昇華させて歩いているのを見るたびに胸を打たれてしまうのですが(当事者ではないので、だからこそ、こういう主張をしないといけない側の人たちのことを学んで勉強しないといけないよなぁと毎回考えさせられます)、ピンクというテーマの中でただのピンクの美しいドレスを着るに留まらず、これを着たいと考えて、この国営放送のプラットフォームで表現してくれることに感謝しかありません。

ピクシーさんがドラァグコミュニティにいる50代の人に「同年代の人とはつるまないの?」と聞いた時に「みんな死んじゃった」って答えられた話とか、自分たちだってあと数年前の世代だったら死んでた側だったかもしれないよね、みたいな話とか、でもダコタちゃんとしては自分の世代は過去として捉えられてるから恵まれてるなって思うとか、チェダーさんみたいな80年代生まれはまだHIVへの恐れと同性愛嫌悪のさなかで、性交渉を持つことは感染と死と結びついていて、その考え方はいまだに染み込んでいる、みたいな話とか…

研究が進んで病気に対する状況は良くなっているにもかかわらず、でもまだ人からの差別や偏見などのスティグマは変わらずにある、というのは本当に考えものだなぁと思いました。幸いこの番組のおかげでU=U(血液中のHIV量が検出感度未満の場合、他者に感染させることはないということ)とか、PrEP(曝露前予防内服によって感染のリスクを減らす予防方法。ちなみに緊急的予防方法ではありますが、曝露後予防内服のPEPというものもあります)とか知らない知識を学ぶことができて、本当にありがたいことだなぁと思います。あまりこういう話を日常的に他人とするわけではないのですが、子どもが育ってきて性教育の話をすることになる機会が数年後にやってくるので、その時にきちんと説明できるようにさらに知識を増やしておこう…


実はカラー縛りテーマのランウェイは他のものよりも遊びの幅が少ない気がして、ちょっと面白みに欠けるなあなどと思うこともあるのだけど、みんなそれぞれクリーンに決めていて素敵でした。ダコタちゃんのフューシャピンクのガウンに、目元だけばっちりピンクメイクしてあとはヌーディーに決めてるのは上級者のまとめ方だなぁと思ったし、私はピンクのウィッグに弱いので薄ピンク〜ビビッドピンクのグラデーションになってるジョンバーズさんのウィッグの可愛さにメロメロになってしまいました。ああいうプロムで着そうな感じのミニドレス大好き!唇も…可愛いよ…(薄くても…可愛かったと思うけど…可愛いよ…ジョンバーズさんのこういうアドバイスをすぐに反映させるところ、本当素晴らしいし、愛されるの分かりますよねぇ…)


ここのところずっとルフィルちゃんはボトム3で、でもランウェイで救われて…みたいな感じだったので、ついに来てしまったなぁという思いです。やっぱさぁ、スナッチゲームって同じ文化を見て育ってる人だから伝わる面白い部分ってあるだろうから(細かすぎて伝わらないモノマネみたいに)移民だったり、他の文化が強い家庭だったり、そもそもジャッジだってイギリスの人じゃなくてアメリカの人だし文化を知らなかったり笑いのツボが違ったりなんかすると難易度が上がったりするんじゃないかしら、と思ったりして…アジア系のクイーンが苦戦してることが多いのはそういう理由もあったりするのかなぁと思ったりします。


リップシンクは2人とも悪くなかった、うーん、でも個人的な意見を言うと、ルフィルちゃんはちょっとやりすぎてしまったのかなぁって。つかみのYou just walk in♪で股間にご案内するところとか最高だったんですけど、本当に最後の方にブーツを脱いで、ひらひらを出して…ってやってるあたりで、ちょっとToo muchになってしまったのかなぁという気がしました(ちなみにこれはスパイスガールズの2枚目のアルバムの2曲目が今回使われてたStop、3曲目がToo muchというハイコンテクストなジョークです)

いやルフィルちゃんは本当によくやったよ。メインチャレンジではこりゃルポールに刺さってないな、残念だけど…とかなり早い段階で悟って、でもできるだけ長く残ってくれと常に祈っていたのですが、ランウェイとそのプレゼンテーションが素晴らしくて、そこで御大の顔に笑顔をもたらしてこの後半戦まで残ったのは本当に素晴らしいことだと思います。やっぱり残念ながらスナッチゲームには魔物が住むからさ、そこから逃れられなかったのは残念だけど、それでも充分立派な成績を残したと思いますし、ワークルームでの話にも印象的なものがたくさんあって(フェミニンな姿であるとゲイの人からは魅力的だと思ってもらえなくて、ストレートの人が興味本位的な付き合いを求めてくる…的な話だとか、中国人家庭において求められる男性性と髪型の話とか…)本当こういういい爪痕の残し方をしてくれるアジアのクイーンがUK版でもやっと出てくれたなぁと感謝しきりです。(s3は個人個人への掘り下げが結構薄かったんだよね…)


いつもスナッチゲームで推しが帰っちゃうんだよね!今回も!つらい!とお嘆きのあなた。私のTLで5人くらい見ましたので、あなた1人のせいじゃないし、あなたたちみんなのせいでもないし、ただ皆の大好きなクイーンが帰ってしまったという悲しみだけ受け止めましょ。魔物は住むかもしれないけど、呪いなんかじゃないさ!

 

 

さてついに人数もスタート時の半分の6人になり、次回はメイクオーバーチャレンジ!ファイナルはさらに半分まで絞られて3人で争うのかな…?なんとなくチェダーさんは残ってくれると信じている(残らなかったらガチで泣いてしまう)、ダニーさんは次回メイクオーバーがキモだと思う、ピクシーさんはあんまり考えすぎないこと、ペッパさんはとにかくこれ以上ボトムに入らないこと、ダコタちゃんは実は当初の予想(初回リップシンク)を考えるとすごいいいポジションにいると思うけどやはりボトムに入らないこと、そしてジョンバーズさん…この人超ダークホースだと思うんですよね、本当見てて楽しい、確かにバッジには手は届いてないけど本人上り調子でニコニコだし、一番意外性のある動きをしてると思うのでこのまま虎視眈々と楽しんで残って欲しいです。総じて展開が読めないけどめっちゃ楽しい!!!みんな好き!