RuPaul’s Drag Race Season16 ep7 “The Sound of Rusic"感想

今週はちょっと調子が良くないのでさらっと書きます。ルージカル回楽しかったんですが、体力の限界、気力もなくなり…(千代の富士)

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サウンド・オブ・ミュージックをもとにしたルージカル…ということでしたがあんまり原型はなかった気がします。どうしてもこの役がやりたい！と譲らなかったプラズマさんが全編に絡んでくる主役として大変な役ながらも素晴らしい活躍を見せましたね、力の入ったダンスが素晴らしくて、納得のウィナーだと思います。他の人たちはそれぞれアンサンブル的な役割でしたが、やはり真ん中に置かれる美味しいキャラの二人、サフィーラさんとQ様がうまく調理していたなぁと思います。サフィーラさんは間の取り方と表情の付け方が流石。Q様は出オチ感ある長〜いショールが持っていった感じがあるので、美味しいところ持っていくなぁと思いました。もちろん表情の付け方もよかったけどね、やっぱりダンス不得手な人の生きる道は顔芸やしぐさで受けることだなぁと。セーフ抜けでしたがドーンちゃんやニンフィアちゃんも表情豊かで可愛かった…！プレーンさんとツナミちゃんもツンツンしたキャラをよく演じていたと思います。

メガミさん、私はメガネが可愛くて好きだったんだけどな〜、メガネかけてる時と、脱ぎ捨てた時でキャラ変をもっとはっきりさせたら良かったのかもしれない。マイアちゃんは振り付けの途中でベールが顔にかかってしまったり、カメラ位置的にサフィーラさんの影になるような位置に入ってしまったりしてた時点でちょっと嫌な予感がしてました。モルフィーンちゃんはよく動いていたしそんなに悪くなかったと思うのですが、配役運と、役の中で個性を出しきれなかったところが惜しかったんだろうなぁと思います。

というわけで予想通りメガミさんとマイアちゃんのリップシンクに…しかしリップシンク中に靴を脱いで残されるパターンとは珍しい。ルポール御大はウィッグ外したり靴を脱いだりは減点するタイプなので、結構びっくりしました。メガミさん、気持ちのこもったいいリップシンクしてたと思うんだけどな。そしてランウェイ衣装が可愛かったんだよ…今回私の着たい衣装第一位でした。お花とフリフリのコルセット、最高。

メガミさんは最初のタレントショーから、最後の言葉まで、クィアアートを守ろう！ということを伝えるためにこのプラットフォームを使っていて、自分の個性をぶつけるばかりでなく、ドラァグ界の発展のことを考えているのだろうなぁというのが好印象でした。が、もっと個性も見たかった…終盤まで残るのは難しいかな…とは思ってましたが、惜しいなぁ、もっと見たかったなぁと思わせてくれるクイーンでした。

次回、折り返し地点、スナッチゲーム！魔物が住むので、そしてその魔物にアジアンクイーンがやられがちなので、頼むぞ発動しないでくれ…と祈るばかりですが、ひとまず見守っていきたいと思います。今週のハイライトの一つがプレーンさんに抱っこされてワークルームに入ってくるニンフィアちゃんの「バナナー！」だったので…なんなの可愛い。好き。ミニオンの化身なの？もうスナッチゲームでもミニオンやっちゃえばいいんじゃない？(何？

RuPaul’s Drag Race Season16 ep6 “Welcome to the DollHouse"感想

今週はドールを作るチャレンジ…かと思いきや、もちろんドラァグレースもs16まで来ると一個だけの作品作りで許してくれるほど甘くはない。自分を表現するドールとお揃いルックを作ってね！ということで、この間ボールをやったばかりだと思うのにまたソーイングチャレンジでした。好きだから私はいいんだけど。コンテスタントたちはニコニコな人とヒヤヒヤな人に二分している…という感じでした。

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私はニンフィアちゃんのスウィートバナナリアルネスが好きだったのだけど、ダメ？ダメ？セーフだったのでもったいないなぁと思いました。ドールの周りのチュールが黄色で、本人はピンクで…という違いがダメだったのかなぁ。私はピンクのチュール大好きだよ…

でも他の3人のトップ、Q様、ドーンちゃん、プレーンさんも良かったのでまあ仕方ない。Q様はずっとトップにいるも勝利に手が届かないのが続いていて、と思ったら先週はリップシンクの洗礼を受け、今週は相当気合が入っていたと思うので、ヘッドピースから細部まで素晴らしい作品ができていたし、それが評価にもつながって良かったです。本人が嬉しかっただろうことも良かったし、何かよりも勝利を告げられた瞬間の他の人たちの喜びように、このシーズンの暖かさを感じてニコニコしちゃいました。

ドーンちゃんも惜しかった！エルフ耳がないと思ったら今度は宇宙人リアルネスで可愛かったです。プレーンさんはちゃっかりプラズマさんのところに布を分けてもらいに行って、しっかりしたものを作り上げてましたね。実は前回のボールの時にちょっとソーイングの腕は怪しいかな？と思っていたので意外にも思ったのですが(失礼)見栄えの良いドレスとドールに出来上がってたと思います。

ボトム3は…ん〜仕方ない！大体ジャッジの言うことに同意でした。ただジェニーヴァさん、マイアちゃんはとにかく、プラズマさんが真知子巻きがずり落ちてきたことで減点になるのはちょっと厳しいなぁと思いました。プラズマさん、ドールのポージングが世界観合ってて可愛かったんだよ〜！あとマイアちゃんへ、人形にもパディングした方が良かったんじゃない？と言うのも意地悪だなぁと思いました。ドールにそのまま着せればいいだけの人がいるなか、ビッグガールはドールにもパディングしろって言うのは余計な負担が大きいのでは？と。フリップするドールっていうならフリップしなよってあのフリップしにくい衣装に言うのも厳しくない…？

リップシンクは二人とも自作衣装だと動きにくそうだな、普通の衣装ならきっともっとキレキレに踊れるだろうなぁと思いつつ、邪魔な部分を結んで頑張ったマイアちゃんが、ボトム2でのリップシンク3回目のジェニーヴァさんについに引導を渡しましたね。ジェニーヴァさんのメキシコの誇りになりたい！という強い思いが伝わってくる表現、良かったので、そのうちドラァグレースメキシコのゲストとかで呼んでもらえるといいよなぁと思います。

今回の注目ポイントの一つはサフィーラさんがついに脱落免除のポーションを飲んだことですね…！本当に飲むものなんだ…というのがまずびっくりポイントでした。いったい何が入っていたのでしょうか…使うって決めた時の絶妙な顔、最高。

正直飲まなくてもギリギリセーフ抜けできる、少なくともリップシンクにはならない位置かなとは思ったのですが、でもここで使っておきたい気持ちもわかるし、使った瞬間に後悔する気持ちもわかる〜となってしまいました。サフィーラさん、マイアちゃんのお洋服のお手伝いしてたから、自分のを煮詰める時間が足りなかったのかな…でもランウェイでサフィーラさんの白目をたくさん見ると、眼力だけでもうセーフでええやん、と思ってしまう私でした。白目大好き。

来週はみんな大好きルージカル！やったー大人数のルージカル大好き！楽しみです！サフィーラさんがやばそうな編集になってたけど、なんだかんだでぜったいやばくないと思う、あの眼力だから。白目大好き(2回目)

RuPaul’s Drag Race Season16 ep5 “Girl Groups"感想

今週はみんな大好きガールグループチャレンジ！4人ずつ3グループに分かれて、それぞれルポールの曲に合わせてパフォーマンスする…という感じだったのですが、いや最近のルポールの曲良くない？と再評価してしまった私でした。

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チームの分け方は先週のウィナープラズマさん、今週のミニチャレンジウィナーのサフィーラさん、先週リップシンクからサバイブしたジェニヴァさんがそれぞれ人をピックしていくという感じでした。選ばれるのが最後になっちゃって泣いちゃうメガミさん、分かるなぁ。このジェニヴァさん、マイアちゃん、メガミさん、ニンフィアさんのチームは、ちょっと大人しめなこともあり、他のチームから下に見られてるというか、先週のボトム3のうち二人を擁しているのでどうなるのか？メガミさんは振り付けについていけるのか？おちゃらけているニンフィアちゃんの歌詞はどうなるのか？(メガミさんが書いたらしいです、笑)と不穏な感じを少し見せつつも、結果的に1番キラキラのパフォーマンスで4人仲良くウィナーになったので、嬉しかったです。(賞金は折半！5000割る4がパッとできないの可愛い)AMSR Loversいい曲ですよね…そしてそれぞれウィスパーボイスで個性を入れられたのもよかったと思いました。周りでマイア、マイア♪って言ってるの可愛かった〜

他のチームも良かったよねぇ。全グループ曲が違うことで飽きずに見ることができました。Star BabyチームはDawnちゃんが意外なくらいよくてびっくりしました。衣装が派手なこともあるのですが、表情管理と目線の使い方が素晴らしくてとても良かったです。

Courage to loveチーム、私はアマンダさんは振り乱した髪の毛の処理だけ惜しいな〜と思ったのですが、パフォーマンス自体はキレキレでとても良かったので、言われるまで気づかなかったようなお尻のパディングの件だけでボトム入りするとは思いませんでした。そ、そんなに気になった？ライティングの問題でテレビではあんまり目立たないけどジャッジからはめっちゃ見えるみたいなやつかしら。あとランウェイは確かにウィッグをもっとアピールしても良かったかもしれないけど、意味不明とまで言われるほど酷いかなぁ…と思いました。アマンダ・鳥・ミーティング…

今週は例の魔の質問「誰が帰るべき？」があったので、それに引っ張られた部分もあるのかなぁと思いました。確かにジャッジの意見とここまでのトラックレコードを加味すると今回はその二人かな、という感じになってしまうし、リップシンクがほぼ互角であればトラックレコードの良い方を残したいよなぁ、と思いました。Q様、先週までトップにはなりつつ勝利に手が届かないという歯がゆい感じだったところからのボトム2なので、絶対残るぞという発奮が伝わってくるようでしたが、アマンダさんも決して負けてはいなかったよね…。顔の下半分が青いメイクで覆われてしまって表情が伝わらなかったのがちょっと不利に働いたのでは、と思ってしまうのがもったいなかったです。

いやーでも二周連続パーソナリティ的にチャーミングで好きになってきていた人の離脱でちょっと辛いです。確かに終盤まで残れるか？と言われると、細部へのこだわりの点で難しかったかなと思うのですが、もうちょっと見ていたかった…！しかもメインチャレンジのパフォーマンス自体は良かったので、惜しまれるなぁ…と思ったのでした。

あとは人間関係問題、プレーンジェーンさんがアマンダさんやQ様と揉めたあとにサフィーラさんとツナミちゃんが指導モードに入って少し釘を刺していたのにホッとしました。ビジネスヴィランだと思うのですが、やっぱり波風を立て続けるのは見ていて穏やかでないので…来週は落ち着いているといいな…

来週はドールのドラァグアップ対決？初めての試みじゃないですか？(ミニチャレンジではあったけれど)デザインチャレンジの変形版、という感じなのでなかなか楽しみにしています。自分の衣装作るのも大変だけど、ドールのドレスも小さくて大変だぞう…

RuPaul’s Drag Race Season16 ep4 “RDR Live!"感想

今週は即興コメディチャレンジ…いやぁ、辛いエリミでしたね。自分でもこんなにこの子を好きになっていたんだ！？とびっくりするくらい衝撃を受けましたし、Twitterを見てても次々に嘆きの声が投稿されて、愛されていたのだなぁと実感しました(そして、そうやって人々の心に残ることは、コンペティション中長く残るよりも、価値のあることだよなぁとも思うのでした)

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コメディチャレンジ自体は元ネタが分からないのですが、Q様のストーンウォールで投げ込まれたレンガはシュールな味があってとても良かったですね。そしてプラズマさん演じるバーブラ・ストライザンドと仲間たちによる歌合戦もとても良かったです。お歌上手な二人に囲まれてビビっただ〜とニンフィアちゃんがアンタックドで明らかにしてたのも可愛かった。ルポール御大のありがたいパフォーマンスもあり、なんだか盛りだくさんでした。

マイヤちゃんはちょっと一本調子だったと低評価になってしまいましたが私は体張ってる感が好印象でした。どちらかというとニュースキャスターの二人の方が印象に残らなかった気が…まあでも割と妥当なトップとボトムだった気がします。元ネタの人を知らないのに真似しなきゃいけない役柄になったジェニーヴァさん不幸すぎたんだけどどうしてその役にした…

今週は役決めの時に軽く一悶着あり、そしてそれが正反対の結果になるというドラマチックな週でしたね。自分のやりたい役でなく「あんたこっちの方がいいって！あんたのためのような役だって！」と言われた役をしぶしぶ引き受けたプラズマさん(しかしバーブラに対しては饒舌、私あのオタクトークが長くなりすぎてコンフェッションで省略されるときの編集、大好き)、そして役を争った相手があっさり降りたことでやりたい役を無事に手に入れたはずのミラージュちゃん、二人が全く逆の結果に結びついていくのが印象的でした。

ランウェイは千の夜のシェール、いつか来るだろうなあと思っていたらテーマでしたが、シェール大好き・ボブマッキー大好きなルポールはさすがこだわりがあるんだなぁという感じのジャッジングでした。大胆にアレンジを入れてきたDawnちゃんは勇敢だなぁ、それ以外はみんなうまく寄せてきてるなぁ、という感じで、シェールを履修してきてない私でもドラァグレースを見てるうちにすっかりシェール感が分かるようになったなぁ、と実感。しかしやっぱり最近はテーマが被らないように事前に割り振っているのだろうなぁというのが先週に続き見て取れましたね。キモノの時のようなハプニングはもう起こらないのだろうか…

ミラージュちゃんはチャレンジ以上にスタイリングに60年代と70年代を混ぜてしまったのがルポール御大のシェール愛という逆鱗に触れてしまった感じかなぁと思います。(マイヤちゃんのシェールのモノマネが似てなさすぎて逆に受けてしまったのも運命を動かしたかも？)その上、リップシンクがシェールの曲ということでルポールも特に口パクのミスに厳しかったはず。あとからアンタックドを見てこの曲歌詞覚えてない…とすでに不安を見せていたので、ボトム2になってしまった時点で本人もかなり絶望感あったのだろうなぁと思います。でも精一杯踊って、いい動きたくさん入れたパフォーマーとしての意地を私は評価したい。そしてボトムだと分かった時点で息を飲んでいた仲間たち、帰る時に涙する姿を見て一緒に泣いた仲間たちを見て、愛されていたのだろうなぁ、とこちらまで愛おしくなってしまいました。ステージ上で堪えきれなくなって号泣する姿、もう何も言えずに立ち去ってしまう姿、切なくて仕方なかったですが、皆タレントショーで素晴らしいダンスを見せてくれたことやギャルマインドの滲み出る愛らしさに心奪われたはずなので、ここは将来のオルスタで大活躍して花開くのを期待したいと思います。しかしリップシンクアサシンになる人だと思ってたので、本当に歌詞を覚えてないのはもったいなかった…！(でも覚えてたとしても、いっぱいいっぱいで抜けてしまうようなこともありますよね、ああいう緊張する場だと…みんなすごいよ毎週…)

来週はガールグループチャレンジっぽく…！ぎゃん！ミラージュたんのパフォーマンス見たかったよう！と悔しさが増すのでした。惜しいわ本当…そしてプレーンジェーンさんとアマンダさんはいつまでもちゃもちゃ喧嘩しているのだろう、そろそろ仲良くしちゃえよう。あとQ様がトップにずっといるのに勝てない人、みたいな感じにならないように祈ってます。No more セーフ続きで真顔になるクイーン…

RuPaul’s Drag Race Season16 ep3 “The Mother of All Balls"感想

今週はみんな大好きボールチャレンジ！このシーズン全員いる状態でのボールチャレンジで、今まで歴代最多の14人による42ルック！圧巻すぎる…

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というわけで、テーマは「マザー」ということで、1ルック目はマザーグース(黒羊ちゃん、ハンプティダンプティ、トゥイドルディとトゥイドルダムくらいは分かったど！)2ルック目は「マザーと言えば？」、3ルック目は既製品のメンズの服をウィメンズの服に再構築してね、という感じでした。1つ目、2つ目は見事に誰もネタがかぶらなかったから、おそらく準備の段階で制作側から指定したか、事前に構想を聞くかして、重ならないように何らかの調整が行われたのかなぁと思いました。

いつもボールの時は表を作っているのですが、今回クイーンたちもRate-A-Queenということで自分でも順位づけをしなくちゃいけなくて四苦八苦してて楽しかった。私も私なりにやってみました。

トップ2、ボトム2は異論なし。ニンフィアちゃんの自作衣装、すごく良かったですね〜！男性服って女性服に比べると直線的で、色味が地味な感じなことが多いと思うのですが、ネクタイにおそらくワイヤーをいれてクセ付けして、曲線的に仕上げたところ、ブーツの黄色で色味を足したところがとても良かったです。Q様も大きな襟飾が印象的で素敵でした。あとQ様は1個目のお月様のヘッドピースがお金かかっとるなぁ…！と思いました。力入ってるぅ。

三人目は私だったら3つの衣装のバランスの良さと、自作衣装加点をプラスしてDawnちゃんを入れるんですが、サフィーラさんの一個目のかぼちゃ衣装が非常にwowなビッグパンプキンだったので、トップに入るのも頷けました。個人的には自作衣装は胸元に谷間が見えるようなカッティングを入れるか、はたまたノースリーブにするかで抜け感があったほうが好みかなぁ。

ボトムも自作衣装がちょっと普段着的になってしまったハーシィちゃんと、どの衣装も決め手が少なかったジェニーヴァさんはまあ妥当かな…と思いつつ、マイアちゃんが入るのは意外でした。えっ！？自作衣装可愛くなかった？真ん中くらいの順位が妥当だと思ったんだけど！と思いつつ、正直みんなそれなりにまとめてきてるなぁという感じだったので、本当に運というか、印象勝負だったのかもしれません。本人自分ではうっさいキャラだと思ってるのに、ルポールにおとなしく見えるって言われちゃってたし、他のコンテスタント的にもあんまり印象に残ってなかったりするのかしら。ミラージュちゃんとか憎めなくて順位高めにしちゃいそうだし、プレーンジェーンさんは下手にボトムにしたら根に持たれそうだし(どういう印象を持っているんじゃ)、そういう心象的なものも評価に入ってる気もします。

リップシンク、ジェニーヴァさんは先週トップ争いで戦ったばかりなのに、今週はボトムだなんて大変ね…と思いつつ、パワフルで勢いのあるいい動きをしていたと思います。ハーシィちゃんも負けず嫌い感が出てて、相手の前に出ようとする強気な姿勢も見られましたが、それ以上に教会のおかぁちゃんリアルネスということでツーステップしてるのが可愛かった。二人でお出口はあちらですけどあなた帰れば？ってやり合ってるところがお気に入りです。

ハーシィちゃんはs14のコーンブレッドちゃんの悲願を果たすべく長く残って欲しかったのだけど…！残念だわぁ。でもおうちにお子さんが二人待っているそうで、会えるのは嬉しいだろうなぁと思いつつ。

今回面白いと思ったのが、評価の発表前に脱落免除権持ってる組に、使うか使わないか聞いたところでした。自分がセーフ以上で抜けられる自信があれば温存するよね、分かる。どのタイミングでカードを切るか、なかなかゲーム性があるなぁと思いました(自分以外にも使えるらしいけど、果たしてそこまでして誰かを守ろうとすることなんてあるのだろうか…？)今後どうなるんだろう？…今回の勝者ニンフィアちゃんには賞金だけだったみたいだし、俄然最初2epの勝者であるサフィーラさんとプレーンジェーンさんが有利だなぁ、というところですがはてさて。見守っていきたいと思います。

RuPaul’s Drag Race Season16 ep2 “Queen Choice Awards”感想

ep1でエリミがないことが分かっていて迎えるep2ほど安心して見られるものはない。助かる。それはそれとして、ちょっと思うところのあるシーズンになるかもな…という暗雲も若干感じたりしていまして。

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まずは各人の印象から。

Hershii LiqCour-Jeté

お名前が可愛い！大好きなs14のコーンブレッドちゃんのところの子ということで、今度こそお体に気をつけてできるだけ長く戦って欲しいなぁという気持ち。ヘアフリップだけでなく、首コキャやダックウォークなど、去年の流行りネタを入れ込んだ曲を作ってくるあたり流石コーンブレッドちゃん、それをパフォーマンスしきるハーシィちゃんも流石、という感じです。眼鏡大好きマンなのでランウェイに伊達メガネで出てきてくれてキュンとしました、コーディネートのいいアクセントになっていて可愛かったと思います。

Plasma

50sスタイルということでしたまつ毛がない感じのメイクがさっぱりしていて新鮮。タレントショー、ジャズのスタンダードのTea for twoを歌いつつモノマネを挟む…という玄人受けしそうなセレクトでしたが、私もよく歌った曲ですがかなり上手くないですか？好き。なんだか周りに見くびられてる気がするなんてコンフェッションで話したりしていて、いろいろ考えすぎでハマっちゃわないか少し心配しています。のびのび自由にやって欲しいなぁ。

Geneva Karr

メキシコからブンブンやってきたど！エントランスの衣装も、タレントショーも、ランウェイのマリアッチ・マリオからマリアにリビールするところも、全部メキシコ生まれクイーンの出演が本家では初めてだからそれを誇りたい！見せたい！という想いが伝わってきて好印象でした。リップシンクも丁寧で良きです。

Plane Jane

シュッとしてるし、ファッションセンスもありそうなので、人気が出そうなタイプかなー？と思っていたのですがまさかの毒舌スタイルにドキドキしました。タレントショーでは他の人に辛い意見を言いつつも、本人のタレントは巨乳プルプルぶっかけ系だったのでそれでいいのか！？と心の中で突っ込んだり、リップシンクでポロリがあってブレストプレートの乳首があらわになるのはTV的にいいのか？と不安になったり、なかなか物議を醸すクイーンだなぁという印象です。このまま辛口スタイルで行くのかしら…？

Megami

折り紙じゃないよ、女神だよ。お名前はゲームの女神転生から来ているそうで、コスプレイヤーということでプロモウィークに格ゲーのヴァンパイアのモリガンの衣装を着てるのを見ただけで、あ、推しますわ、とちょっと贔屓してしまいました。グラマーなモリガン最高だったんや…タレントショーも某さんにプラカード掲げるだけでタレントっていえる？と辛口叩かれてましたが、こういう機会をステートメントのために使うクイーン、私は大好きなんだなぁ。リビールも足りないと言われてましたが、手に瞳があるという捻り、私はグッと来ました。それこそ女神転生っぽくない？(メガテンについて詳しいわけではない)

Mhi'ya Iman LePaige

歯、グリルなの？矯正してるの？えっかわいい。踊れるクイーンということでタレントショーも印象が良かったのですが(途中犬神家っぽい瞬間があった)他のクイーンからは踊れるクイーンなんてたくさん見てきてるから別に、もっと個性が見たいよね、みたいな反応だったのでびっくりしました。あの箱から落ちるのすごいやんけ！！もっと褒めてあげて！！

Nymphia Wind

アジアンクイーンはs13のカモラちゃん以来でしょうか？台湾からのクイーンということで、エントランスもランウェイも台湾バナナを打ち出していて、きっと本人のブランドとして(マニラのパイナップルドレスのように)残るんだろうなぁと思っています(露出狂を彷彿とさせるエントランスは良かったとは言い難いのですが…)タレントショーは1番好きでした！なんでみんな評価せんの！ヒラヒラかっこいいやんけ！！

なんだかep1もep2も、コンテスタントたちが選んだ結果とはいえ、トップになったクイーンたちが巨乳プルプル系リップシンクでルポールを大笑いさせて賞金と脱落免除権を持っていく…という展開で、ちょっとうーん…となってしまいました。食傷気味というか、ルポールが笑うからみんなネタにするんだろうけど、s14で初めてオープンリートランスのケリーちゃんが出演して同じシーズンのクイーンたちにもいい刺激を与えてより自分らしく生きられるような展開になったこととか、s15でケリーちゃんのマザーのサーシャ様がトランス女性として本当に素晴らしいパフォーマンスをシーズン通して見せてくれたこととかを思い出すと、s16でこれなの？後退してしまってはいないか？とちょっとモヤモヤする想いがありました。今シーズンはシス女性、トランス女性ともにいないのですが、もし居たらこういうパフォーマンスは是とはされないんじゃないかなぁ、と思ったり…(なので本当に多様性は担保するべきだと思うんですよね)

あと前述したニンフィアちゃんのエントランスの露出狂的パフォーマンス、もしもドラァグキングがやってたら、物議を醸しつつもむしろ今までのクイーンによる巨乳いじりへのカウンターとして強力に働くな、とも思ったりして、表現する人のジェンダー、評価する人のジェンダー、それぞれによって見方が変わってくるよなぁ…みたいなことも考えたりしました。表現に正解ってきっとなくて、それぞれの個性をそれぞれが受け止めて、好きになったり、どうなのかなってなったりして、奥深いなぁと改めて思ったり。

あとスライムまでかぶって体を張って頑張ってくれた、デリック・バリーちゃんにはきっちり高額のギャランティが払われてますようにと祈るばかりです。お疲れ様でした…。

まだいまいちエンジンかかってないのですが、来週からは全員集合して、しかもボールチャレンジみたいなので、全員いるところでそれぞれのファッションセンスが見られるのは楽しみだなぁと思っています。しかし14人×3着の衣装…着る方も見る方も大変だぞ…！

RuPaul’s Drag Race Season16 ep1 “Rate-A-Queen”感想

あけましておめでとうございます。と言っても松の内もすぎる頃で、かつ年明けからあまりハッピーでないニュースばかり続いており、おめでとうと言っている場合でもないのですが(地震で被災した地域の方におかれましては、とにかくご無事でありますように、早く復旧が進みますようにとお祈りしております)ドラァグレースの新しいシーズンが来るのはやはり嬉しい！のんびりペースかつさらっとになるかもしれませんが、また感想を書いていこうと思います。UKs5の感想の続き…？ちょ、ちょっと待っていておくれ…！

Estoy viendo Rate-A-Queen en WOW Presents Plus
http://www.wowpresentsplus.com/videos/rdr-1601

s16は14人ということで7人ずつ2グループに分かれてのエントランス。しかも今回のep1で最初の週はエリミなしだということが分かったので、少なくとも来週までは心穏やかに見られるなぁと安心しております。しかも今シーズンのツイストとして、s5以来の脱落免除権の復活…しかもその次の回だけに使えるのでなく、いつでも使えるという大盤振る舞い！進行に戦略性が加わってくるかもなぁ、これは面白そうだ、と期待しています。また、ルポールがジャッジしないで各コンテスタントが投票するシステムも新しいと思うのですが、いつまで続くのかしら…今後はこれでボトムが決まったりするのかしら、それとも初回だけなのかしら？どこまで使うのか気になります。

エントランス順に雑感を。

Q

エントランスでいきなり緑(ミシェルの嫌いな色)を着て来られる度胸があればどこでもやっていけると思いますね！タレントショーはほとんどの人がオリジナル曲へのリップシンクで攻める中、手を使ったパペット的なバレエダンスという異色の芸を見せてくれたのがとても好印象でした。顔芸ができるクイーンは良い。細部までこだわった衣装も自作で、強そうだなぁと思います。しかしこれからQちゃんって呼ぶことになるのかしら、なんかバケラッタ感があるというか陸上OG感があるというか…

Xunami Muse

s13のキャンちゃんことキャンディ・ミューズ嬢のドラァグドーターということで、お洋服の好みにちょっと片鱗が見られるなぁと思います。よく知られているクイーンとのことですが、キャンちゃんはチャレンジの出来の良さというよりも本人のパーソナリティとしてのCarisma Uniqueness Nerve and Talent力の高さでトップ2まで残ったのだと思うので(そして神がかったTV力の高さ…！)こちらはどう個性を出してくるかなぁというのが気になるところ。

ツナミ、という名前には少しざらっとしたものを感じてしまうのですが、私の尊敬する漫画家である海野つなみ先生もデビューからずっとその屋号を名乗ってるのに震災の後から急に不謹慎だって怒られて理不尽だと思ったりしたので、あまり気にしないようにしたほうがいいのかな…と思いつつ、やっぱりあの震災の後につけた名前だろうしなぁと気になってしまうのですが…できるだけフラットに活躍を見ていきたいと思っています。

Amanda Tori Meating

なんかムラっ気があるというか、メイクも指摘を受けてしまったり、衣装もちょっとダサカワだったり、ランウェイの最初でウィッグを飛ばしてしまったりと気になるところはあるんですが、それを補って余りあるキャンピィさの愛おしさよ。紫に顔を塗ったのに黄色い手袋に脚なのはバランス的に不思議だな、とか、どうしておっぱい三つ？など謎はありますが、攻めの姿勢はとても良いと思います。そもそもまず、ドラァグネームが良いよね。

Morphine Love Dion

ラテンガールちゃんキャワゆい！お尻がぷりぷりで最高です。メイクもトップレベルに上手いんじゃないかな、ブレンドの美しさにうっとりです。まだダンシングラティーナ！という印象ばかりなので(あと、爪が長い)ここからチャレンジで色々な姿が見られるのが楽しみです。

Sapphira Cristál

姐さん強い！ミニチャレンジもメインチャレンジもリップシンクも勝利！羽根でもりもりのエントランスルックもよく、ルポールとのフォトシュートも笑いをとりつつ上手く写り、タレントショーも6オクターブあるという歌声を(少し字幕に捻りを入れつつ)披露して、とにかく隙がないなぁと思います。ランウェイのおっぱいプルンプルンには賛否両論あると思いますが、「サイズが合ってないから"フィッシャープライス・はじめてのおっぱい"を使うのはどうなのかな」というミシェルのコメントに大笑いしてしまいました。リップシンクも素晴らしかったんですが、「はじめてのおっぱい」を見てるうちにクーパー靭帯(胸が垂れないそうに支えてる組織)は切れたら復活しないんだよ！だめ！ああ〜ボロンってなっちゃった！今クーパー切れたよ！ああ〜！って心配しながら見てました。ルポール先生は大受けしてましたが…ほんま好きやな…

Mirage

ラスベガスの子だし踊れるでしょーと思っていたらやはりダンシングクイーンでした。透明なハイヒールをカツーン！と鳴らすのが今まで見たことない技で格好いい。昨シーズンのアネトラさんと親しく、また実はミラージュ・アムロという名前で、ドラァグマザーの方の好きなアーティストである安室奈美恵からお名前をもらったらしいということでニヤリとしてしまいます。アネトラさんが黒に赤や黄色の原色の炎だったのに対して、エントランスでピンクの炎だったのがめちゃ可愛かった。ランウェイの巻き巻きリビールも好きですがおっぱいボインボインは蛇足だった気がします、かわいいバーレスクガール感で締めたほうが個人的には好みかなと。ルポールがおっぱいボインボインすると笑うからみんながこぞってやりだすの、良くない風潮…おっぱいボインボイン is no joke…クーパー靭帯を守れ…

Dawn

ドラァグ姿もオフドラァグもかわゆい！私のあきづきという屋号は漢字にすると「暁月」なので、同じ暁の名を持つこの子は応援しなくてはと勝手に思っていましたが、期待通りのキュートさと、ちょっと人と違った方向から攻めてくるところ、そしてお茶目な衣装と隙のないメイク技術！タレントショー、ひきずられて登場するの、顔痛くないか心配でした。長く残って欲しいなぁと思います。

(まだお絵描きのために時間を取るより睡眠を優先してるため、下描きですみません…！)

来週は残りの7人が登場ということで、今回と全く同じフォーマットなのかな、気になるな。楽しみにしています。