あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

RuPaul’s Drag Race Season13 ep4"RuPaulmark Channel"感想

*このブログは多大にネタバレを含んでいます。ネタバレしたくない方はここで引き返すか、以下WOW Presents Plusのリンクから本編を見てから読んでください*

 


I'm watching RuPaulmark Channel on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/rupaulmark-channel

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに2チームが合流して13人での撮影がスタート、今週から恐怖のエリミネーションも始まり一人ずつ減っていくのが寂しくて仕方ありません…3週間もじっくり見られる猶予をもらったので既に全員に愛着湧きまくり。

合流時、先発チームが後発チームを挑発的に迎える…という昨シーズンでも見られた光景でしたが、みんなでツーンとしてる中一人ゴットミクさんだけちょっとニコっとしちゃってるのが可愛くて仕方ありませんでした(そのあとアップで映るときにキリッとしてるのも可愛かった)あと一人、ついたての向こうに隠れて話聞いてるエリオットも愛おしかった。他の子はチワワだけど私はピットブルだよ!って威嚇するタミーシャさんも最高だった。なんだかんだで友好的にやっていこう〜となりつつも、多少はチーム分けで深まった仲が今後に影響するのかしら。


今回はミニチャレンジなしでいきなりメインチャレンジで、指定の記念日をテーマにしたミニドラマをコッテコテに演じろ!というもの。Hallmark channelというアメリカのケーブルテレビチャンネルで毎年クリスマス前にカウントダウンドラマオムニバスをやっているそうで、それを仰々しくパロディーしてね、ということみたいだけど、正直脚本はどれも今ひとつだった…なので、完全に演者の力量が面白さに寄与していたと思います。みんな頑張った!面白かった部分はみんなのおかげ、面白くなかった部分はぜーんぶ台本のせい!!


デナリ、オリヴィア、エリオット、カモラによるバレンタインデーチームは、主役級のデナリが少し苦戦、出落ち感ある木役のカモラが大苦戦。何度も文章のどこにアクセントをつけるべきなのか直されてるところ、s8の大統領選キャンペーン課題で"What a fat ass"って何百回も言い直させられてるキムチーのこと思い出しちゃった。狂言回し役のエリオットも可愛さは満点だけどちょっと弱かったので、チームごとに勝敗が決まってたならこのチームが危なかったかもな、と思います。オリヴィアがこの中で一番演技できてたのちょっと意外だった。NYクイーンたち全員今回の課題で良かったので、やっぱりNYレベル高いな〜と思いました。唐突に出てきたジェフリー・ボウヤー=チャップマンめっちゃ笑った。彼が出てくる度にルーの公私混同だと思っている。


シモーン、ロゼ、ユーティカ、ララによるフラッグデー。アメリカだと6月14日で、星条旗の国旗制定を記念する日なのだけど、レインボーフラッグの話にするのドラァグレースらしくて最高だった!正直シモーンがここまでアクティングで輝くと思ってなかったので嬉しい驚きだった!ロゼもめちゃめちゃ良かった。ユーティカはセリフで苦戦してるところも見られたけど自分のキャラクターと貰ったキャラクターがマッチしてたのが活きてたと思う。ララちゃんは…がんばってた!生え際めっちゃ気になったけど…


ゴットミク、ティナ、タミーシャ、ジョーイ、キャンディによるエイプリルフールデー、私このチームが一番好きでした!ゴットミクちゃんのI'm not joking bitch!何回でも見られるし、タミーシャさんのシェールは練習含め何回も見たけどもっと見たい。ワークルームでルーに貴方のシェールいけてないって言われつつも本番では言われたことに何回も全力で対応したのが報われたよなぁと思います。キャンディは狂言回し役が本当に合ってた!ティナさんは期待通り、ジョーイはちょっと印象薄という感じ。


ランウェイは「トレーン」という、ガウンやウェディグドレスで見られる「引き裾」がテーマ。誰かトレーンとトレインを掛けて電車っぽい衣装着てくれないかな?と思ったので、ティナさんが出てきた時にやったー!という気持ちでいっぱいでした。さすがキャンピィクイーン、私の駄洒落を愛する気持ち分かってるぅ。

今回はシモーンのドゥーラグトレーンにしてやられたり!という感じでしたね。古くはアメリカの女性労働者が着用していた伝統の頭に巻く布、近年ではアフリカ系アメリカンのファッションとしてラッパーの方などが取り入れたりしてますが(髪型が崩れたり帽子がずれたりしなくていいらしい)こんなに現代的かつエレガントなファッションに取り入れられるなんて!と感心しました。

ゴットミクさんの、トランスフラッグの色を使ったドレスをラインストーンでデコったドライヤーから出る風でたなびかせて歩く表現も、ゴットミクさんだからこそできる表現でとても良かった。あとはアジアのルーツを全面に出してゴージャスかつ上品にまとめたカモラさんもとっても良かったです。ドラゴンプリンセス!カーキから山吹色へのグラデーションのアイメイクが素敵だったな〜。


評価で名前が呼ばれる時にまず「エリオット、オリヴィア、ユーティカ、ジョウイィジェイ(独特)、ゴットミク、ティナ、タミーシャ」って呼ばれて、特に後者三人が良かったと思って見てたから、あれトップなの?あれセーフ?ってちょっとバグってしまった。今回トップ3だったのはシモーン、ロゼ、キャンディで、多分ランウェイ評価が決め手になってシモーンが勝ったという感じなんだろうけど、セーフ抜けしたタミーシャさんの演技とかゴットミクちゃんの演技+ランウェイとかも、セーフでなにも言われないまま抜けるのでなく、ジャッジにいっぱい褒められて欲しかったな!

ボトム3はカモラ、デナリ、ララ。私は正直デナリちゃんがボトムになったのが意外で!演技も、メインキャラクターなのに弾けてなかったっていうのはまあその通りなんだけどそこまでひどくなかったと思うし、ランウェイも素敵だったし加点されてセーフでもよかったのではと…個人的にカモラ、ララがボトム2、もう一人はジョーイかエリオットかでボトム3と思っていたのです。(とはいえキャンディみたいにエリオット本人にあなたがボトムかと思ってたって言えるほどの確信を持ってそう思っていたというほどではないのですが…)これは邪推ですが、シカゴクイーン同士の対決にしたかったのかもな、というのと、ララちゃんとタミーシャさんのドラァグ親子の間でひとドラマ作ってやろうとか演出側が思って温存してたりして、とか考えたりして。邪推ですが。


カモラは、ランウェイがとても素晴らしくても、カバーしきれないくらいチャレンジがだいぶ奮わなかったので、仕方なかったのかな…でもグリーンバックで顔しか映らなくなるのにちゃんと体も綺麗に仕上げて(乳首が気になる)撮影に臨む完璧主義なところとか、本当に好きでした。衣装も明らかにリップシンク向きでなかったけど、あの衣装だからこその、ファンタジー世界で高貴な竜の王女様が威厳を持って歌ってるかのような、ちゃんと魅せるリップシンクになっていたと思います…今までのアジアンルーツのクイーンでここまでエレガントビューティ路線の人はいなかったので、もっと見たかったな、残念。

でもデナリちゃんのリップシンクがとてもよかったので…!100%ピュアラブ!100%…SOかもね!前回も書きましたが、歌詞をしっかりと意味をとった上で、一曲全体の中でどう見せようかってのを意識した、プログラムのような緩急のあるいいリップシンクですね…すでにデナリちゃんのリップシンクは今シーズンの功績として語り継がれるものの一つになってると思います。あと後ろでキャーキャーはしゃいでる他メンバーもよかった。リップシンクもよかったし、untuckedでデナリちゃんに発破をかけるロゼもとってもよかったです。前回TOP2で共にリップシンクして及ばなかったロゼだからこそ分かるデナリちゃんの強さを讃えながら励ましに行くの、少年漫画のようで熱かったです。ep2でウィナーだったシモーンは今回もウィナーで早くも2勝め、ep3でウィナーだったデナリちゃんはボトム2でリップシンク…とあからさまに明暗を分けられたような結果でしたが、デナリちゃんの負けず嫌い根性に火がついてこのままでは終わらないはず、と思っています。

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次回はボールチャレンジ!12人で3ルックすなわち36ルック見ることになるのでかなり見応えありそうです。なんと次回予告でep2と今回ep4で既に2勝しているシモーンがまさかのソーイングできない発言で、どうなることか気になります。確かララちゃんもMtQでソーイングできないって言っていた気が…奇しくもUKのほうも次回ソーイングチャレンジなので頭がバグりそうですが、UKのほうで書いたことそのままコピペすると、やっぱり各人のセンスが如実に出るチャレンジで、すごいWowが出たりすごいMehが出たりするので、どんな風に転ぶのかな〜と楽しみにしています!