あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race Italia Season1 episode6 "Grand Finale - Drag Race Italia"感想〜

史上最短、たった6epの短いシーズンなので、あっという間だった〜!というはずだったのですが、不思議となんでか「長かった〜!!」と思ってしまうドラァグレースイタリア。その最終エピソードでした。最終回は意外に短くて拍子抜けしたりして。

 

 

 

 

 

 

I'm watching Grand Finale - Drag Race Italia on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/dri1-grand-finale

 

 

 

 

 

 

最終エピソードらしく、歌と踊りのパフォーマンスは華やかだし(ちょっとバックダンサーに派手にやらせすぎなのではと思ったけれど…主役であるクイーンたちにフォーカスしてほしいな…)、脱落クイーンたちも戻ってきてくれてパフォーマンスしてくれるし、別衣装でのランウェイもしてくれたし、もちろんTOP4クイーンのファイナルランウェイもいいし、ミシェルとルーからのビデオレター?もよかったし、最後の最後にスタッフの人たちのカーテンコールみたいなのも素晴らしかったし(これ、なんなら他のシーズンに逆輸入してほしいくらい)最終エピソードはやはり大団円にふさわしい、煌びやかでよいエンディングだったと思います。


ウィナー、びっくりしちゃった〜!!皆さんどうですか、予想できてましたか??トラックレコードから見ると2勝ボトム無しのファリーダさんが圧倒的有利で、8、9割ファリーダさんが勝つだろうな〜なんて思いながら見てたのですよ。1勝してるとは言え2回ボトムになったLe Richeさんとか、勝ち星無しで2回ボトムのルキーシャちゃんはよほどのことがないと難しいだろうなぁ、エレクトラちゃんはずっとセーフでウィンもボトムもなしなので、よっぽど最終エピソードで差をつけたら可能性はあるのかな、くらいの気持ちで見ていたのですが…

最終ランウェイに向けてメイクしている時にメイクルームの中が映されている中で、目立つようにトルソーに飾られている衣装がほとんどファリーダさんのものだったのですよね、前回の血みどろウェディングドレスとか、ep1で作ったピンクのチェックの衣装とか、ep3のディヴィニティちゃんと少し被った青いドレスとか…なので、これファリーダさん勝つ布石のサブリミナル効果だったりするのかしらとすら思っていました。


エレクトラちゃん勝利自体はめでたい、おめでとう、2m超えの美しいクイーンなんて最高やん、と思っています。今回のファイナルの衣装とかep2のディタ様リスペクトの衣装とか、高級感のある素材や衣装が本当によく似合っていて素敵だし、憧れてしまうほどの圧倒的な美貌を持つクイーンなので、副賞として贈られるのがMACの年間アンバサダーとなることと名前を冠したメイク用品のプロデュース権という観点からみると、ふさわしいウィナーだなぁと思います。エレクトラちゃんがMACの広告としてポスターで掲示されてたら立ち止まっちゃうし、そりゃイタリアの若い子もメイク用品欲しくなっちゃうだろうさ。

なのですが…私はやはりこの番組を「Carisma, Uniqueness, Nerve and Talent」で競って、ネクスドラァグスーパースターを決める番組のフランチャイズ版、という目で見ているので、それでは今までのエピソードはなんだったの?という気持ちが拭えない感じです。いくつもメインチャレンジを重ねて色々な面を見せて、それで実力を示してきた人がいたのに、最終エピソードでそんなに著しい差があったとも思わないし、最終的にウィナーになるかどうかを決めたのは正直、CUNTの要素ではなくルックスだったのではないのか?と思ってしまうのは、なんとも歯切れが悪いなぁという感覚に陥ってしまい…だってそれなら別にメインチャレンジとかやんないで最初のエントランスだけで決めていいくらいだもんね…?

とはいえ、私がそう感じてしまうのは、イタリア語が分からないせい(と番組の構成が冗長に感じで肌に合わず流し見をしていたせい)なので、言葉の壁がなかったらもっとそれぞれの思いや考え方が伝わってきて、納得がいっていたのかも知れないです。タイランドみたいにメインチャレンジウィナーとランウェイウィナー別々に決めておいたら良かったんでない?


ミスコンジニアリティは超納得。ルキーシャちゃんかわいい。最後のジャッジとの面談の時に「きゃーお菓子!食べていい?」ってモリモリ食べる人初めて見た。ミスコンジニアリティのサッシュかけてもらって、でもウィナー争いに関わるかもしれないからね、ってすぐ外されて、そのあとにファイナルリップシンクに進む人の発表になって、あなたは進めませーんってすぐ言われて後ろに下げられて、なんだったんだってなりました。なんだったんだ。サッシュどこいった。


なんだか本当に、ドラマばかりが印象に残ってしまって、各コンテスタントについて深く知ることができなかったのが勿体無いシーズンだったなぁ。ただかなり独白パートとかに時間も取っていたはずなので、言葉が分かっていたらもっと皆のことを好きになれたのかもしれない。とにかく言葉の壁と、構成の独特さにやられたなぁという感じです…ランウェイはどれも美しかったので、さすが美を愛する芸術の国、ウィナーもなるほど芸術の国らしい、という感じのイタリアs1でした。来年s2があるならもう少し心の準備をしてから見たいなぁと思います(あと是非他のシーズンとは被せないでほしい…無理だろうけど…)