あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race España Season 2 episode 2 "Supremme Elegant Talent Extravaganza"感想

今週も楽しい楽しいエスパーニャ…今までの番組中のタレントショー回の中でもトップクラスのレベルの高さだったのではないでしょうか。見応えありすぎ、濃い!

 

 

 

 

 

 

I'm watching Supremme Elegant Talent Extravaganza on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/dresp-202

 

 

 

 

 

 


まず、ミニチャレンジで2週目からリーディング。まだお互いのこと知らなくて材料足りなくない?と思っていたのにうまく回っていたことに感心しました。ホタとマリナが上手くいっていかなかったの以外はみんなかなりスルスルとウィットの効いたReadができていて、賢いな〜と関心しきりです。特に一番手を冷静にこなした後、シャロンさんが人から何か言われるたびにさらに力強い刃で切り返すところ、さすが〜という感じでチャンスを逃さないところに惚れ惚れしました。(ディアマンテをブラウニーに喩えたジョークの時シュプリムさんが「Eh!?」って威嚇してたのも良かった、サマンサさんが言ってたように見えたんだけどコンフェッションで「うまくいかんかった…」って言ってたのアリエルだったの、なんだったのかな私が上手く汲み取れてないのか編集が間違ってたのか…)

私はミニチャレンジ始まる前にヴェネディタさんがコンフェッションエストレジャに「彼女とならいいショーができそう…私がバーレスク担当で、彼女がグロテスク担当」って言ってたのが一番ウケましたが…みんなおもしろいな…エストレジャさんは何言われても嬉しいもっと言って!ってなってるの可愛いな…ケバブのお肉って酷いこと言われてもニコニコくるくる回ってるのも可愛い…


さてタレントショーですよ。何やろうどうしよう〜と悩む茶番を挟みつつ、みんな仕込みばっちりですよ。本当に良かった〜…一人一人のレベルが高いし、バリエーション豊富で飽きることなく夢中で見てしまいました。人によって文章量に差がありますが順番に触れていきます。

セスラスはカナリア島のパフォーマンスですごい身体能力があるのは知っていましたが、一番手に相応しい派手なステージでしたね!車が置いてあるな…と思いきやそこからトランスフォームしたwowもあり、衣装リビールもあり、身体技もあり…高さのある箱の上から飛び降りてスプリットするの、何人か過去にやってるのを見てきてその度にすごーい!怪我しないでね!!って感嘆しきりでしたが、あの超プラットフォームシューズでそれをやられると本当もう、折れない!?怪我しないでね!?ってのけぞっちゃいますね…保護者席のブルカノさんも最初は心配げな顔を見せつつ、最終的に旗を振っての応援でとても可愛かったです。

ホタさんはキャッチーなピアノ演奏(私の世代はあの曲はチャラリー鼻から牛乳の曲って言えば伝わりますね)と畳み掛けるかのような生ラップ、勢いがあって良かったです。生歌の時に右歌に「生歌です」って文字が出てるの、画期的だし今後もやって欲しい。アリエルのバックダンサーと紐を使って絡み合うパフォーマンスも良かった〜これがボトムになるって本当にレベルの高さの証明だと思います、他の人と比べると少し足りなかったのかもしれないけど、格好良かったよ…心配して見ているキラーさんの保護者感も最高に共感しました。

生歌2人目、ジュリジのオペラも良かった〜!歌の技術の高さ、聴かせる能力も素晴らしいんですけど、視覚的にも美しいジュリジワールドを表現してくれていて素敵でした。ジュリジちゃんを見るたびに「薔薇色のほっぺ…」って思います。サマンサのライブペインティングは何を描いてるか気になる→あれ、何も描いてない!?→グリッターを振りかけたらイチモツが!というところが肝だったと思うのですが、その部分がだいぶ駆け足だったので旨味が出しきれていなかったかなぁと思いました。あと衣装と一緒にスーツケースで持ってきていたのかもしれないけど、バナナちょっと熟れ過ぎじゃない?あと数日このチャレンジが来るのが遅かったら危なかったね…

ただのバーレスクでなく、フラメンコとバーレスクの融合を見せてくれたヴェネディタさんは華やかで素敵だった〜最初お顔だけ布から出してる時の困り眉がなんともキュートなことよ…コズミック出産を見せてくれたオニキス、世界観があって素敵だなぁと思ったのですが、卵から産まれたと思ったら経膣分娩だったので面白かったです(多分卵は宇宙船なんだよね)自分のブランドが出ているなあとは思ったけれど、ほかの人のパフォーマンスと比べて弱かったと言われるのはまあ仕方ないのかなぁ。マリナ、私ラテンダンス大好きなのでボールルームダンスを喜んで見ていたらチルい自分の曲まで披露してくれたので色々なことができる幅の広さが見られて嬉しかったです。エストレジャはコミカルなバーレスクならぬバーガーレスク!今回のキャンピィ大賞ですね。ちょっとおバカかつちょっとセクシーな演目で、すごくキャラクターに合っていたと思うし、最後まで楽しかったです。

3人目の生歌シャローンさん、ジャズ加点だけでも満点なんですけど、さらに女性的な声と男性的な声を出し分けてて、もうQueen of the Universeじゃん!(忙しくてep3までで視聴が止まっている…見たい…)余裕たっぷり、ムードたっぷりで素敵でした。私的には納得のウィナーです。こういう体一つで披露できる高い技術があって、生で失敗せず披露できるって本当に素晴らしい…最後を飾るディアマンテもとっても良かった!タレントショーの定番、リップシンクパフォーマンスをやる場合は他の人との差異を作るのが勝負だと思ってるんですが、チョコラーテ!って合いの手を叫ばせて観客を巻き込んだり、ジャッジのすぐそば、テーブルの高さまで上がった上でそこからディップする臨場感とか、空間全体を掌握するのが上手だなぁと感心しきりでした。アランチャがギャーギャー応援してるのも本当可愛い!アランチャはいるだけで視覚的にも聴覚的にも賑やかなので今後も是非観客席に呼んで欲しい!!


そう、s1クイーンたちもちゃんとたくさん映してくれたのが、シリーズ全員でファミリー!という意志を感じてとても嬉しかったです。ちょこっと観客席に賑やかしにくる感じかなーと思っていたらランウェイも歩かせてもらって、最後のまとめコメントもあって、本当に大事にしてもらっているなぁ。観客席の振る舞いも、ちゃんと愛情を持って盛り上げよう!という感じで、楽しんでいる姿を見てこっちも楽しめました。ショーの合間にジャッジのこわばった顔とか映るとビクビクして楽しめなくなっちゃうんですよね、本当エスパーニャはみんなで純粋に楽しもう!ってジャッジ席も一緒になって盛り上がってくれるので、安心できるなぁと思います。


ランウェイもとにかく良かった…!モンスターランウェイ、みんな真正面からがっぷり四つに組んで力を入れて取り組んだのがよくわかる、素晴らしいランウェイでした。みんな良くって困っちゃった…

一人スケールの違う、今までランウェイで見たことないようなでっかい蜘蛛を表現したオニキスが(前回の石像に続き)一番のwow大賞でしょうか。本当あれだけやればそりゃリップシンク免れるよ…(あの格好でのリップシンク見てみたいな〜と思う邪悪な自分もいる)Twitterでどうやって衣装持ち込んだの?という問いに「昔テトリスにハマってたのが役に立った」って答えてるのもまた良かった。あとは自分のブランドを保った美しく恐ろしい薔薇のモンスターになったジュリジも良かったし、爛れた顔のスーツの男性…?と思いきや振り向いたら美女が火事を知らせる新聞を読んでおり、タバコをふかす仕草で事件の真相を匂わせるというストーリーを入れてきたマリナも良かった!こういう捻りみたいなの大好きです…あと、もののけ姫みたいなセスラス、呪いの人形のシャローン、ぶくぶくの袋のディアマンテ(こういう身近にある感じの素材ってめっちゃ怖いですよね…)の今回のトップ3ももちろん3人とも良かった!でも本当〜にみんな良かった、全員素晴らしかったです。


リップシンクは好みが分かれるな、という感じですね。5人のジャッジが多数決で選んでるので、多分割れたんじゃないかな…アリエルが見せ場になりそうな間奏のところで後ろに下がっちゃったのがもったいなかった!サマンサさんみたいになりふり構わず脱いでいく芸風はそんなに好みではないのですが、肩足スリッパで片足ハイヒールのルックが好きだったので前半それを活かして踊ってるところは良かったです。このシーズンのコメディチャレンジが来ないうちにサマンサ帰しちゃうの勿体無いもんね、わかる…(でもアリエルもっと見たかったな…)


次回は演技系のチャレンジなのかな?言葉の壁をなんとかもがいて登りながら楽しもうと思います。結構えげつない下ネタ入れてくるんだよねエスパーニャのアクティング…ちょっとその辺も覚悟しておきます。