あきづきのドラァグレースブログ

ル・ポールのドラァグレースの感想をつれづれ書いています。ネタバレあり。

Drag Race España Season2 episode4 "The Drag Calling"感想

今週はルージカル!(ルポールは居ないのですが便宜上ルージカルと書かせて下さいね!)元ネタであるホーリー・キャンプというミュージカル舞台を映画化したものがネトフリに入っているので、ぜひエピソードを見る前でも見た後でもいいので見てみてください。仕事しながら流し見したけれど、前提がある程度分かってるのと分かってないのでは理解度が大違いでした。映画で日本語字幕付きで履修すると理解できなかった展開も理解できるように!(理解できてもなかなかシュールな展開であることは変わらないのですが…)とても面白かったです。ロスハビスすごいわ…!

 

 

 

 

 

 

 

I'm watching The Drag Calling on WOW Presents Plus http://www.wowpresentsplus.com/videos/dresp-204

 

 

 

 

 

 

 

今回元ネタの監督をしていたロスハビスがルージカルも監督をしてくれたことで、一貫性のあるいい世界観が出来上がっていたと思います。役決めの時に役の取り合いになりそうな時も「こっちの役は高いところからデスドロップできる人にやって欲しいんだよね…」みたいに監督の視点から説得していて上手いなぁ。(スサナル役を取り合っていたセスラスとディアマンテ両方ともできるじゃん…?って気づいてしまったんですが丸く収まって良かった)もう一役取り合いになったミラグリトスは簡易オーディションみたいになりましたが、エストレジャがハマり役になりそうなのを見てあっさり降りるホタ、偉いな〜と思いました。威嚇してガオーするエストレジャの可愛さ、限りなし。


ルージカル、①他の人が歌ってる音源に合わせてリップシンクとダンスと演技をするパターン②音源を自分達で録音しておいてそれに合わせるパターン③生で歌いながらパフォーマンスするパターンの3つあるのですが、今回は②でしたね。個人的に③は難易度が高すぎて予想外の事故が起きたりしてヒヤヒヤするので(それでも決めてくるクイーンたちには尊敬しかありませんが)②のパターンが一番安心して見られつつ各クイーンの技能が楽しめて好きなので嬉しい!いや本当みんなレベル高かったと思います。

間違いなくお歌のうまさで導入部を引っ張っていたのがジュリジちゃんなので、これでボトムなの!?ってびっくりしちゃいました。あの歌声がなかったらこのルージカル成り立たないじゃん、もっと厚労するべき…!っていうか毎回同じようなこと言ってるけれどああいうアンサンブル系の役って、出番少ないし、目立たないといけないっていうけど集団の中で目立ちすぎてもいけないし、難しいし不利じゃない??

トップは納得、とにかく愛らしくて喜びに溢れた演技が素晴らしかったエストレジャ、可愛い上に自分のロールモデルとして敬愛しているハビエル・カルボとこうやってパフォーマンスが作れるなんて!って感動している姿も含めて、ウィナーになれて良かったな〜って思います。ランウェイもサービス精神あふれるマリリンモンローで素晴らしかったもんね。最近ちょっとエストレジャちゃんに対して母性が溢れすぎている、私が産んだ…(産んでない)

そしてシャローンの安定感よ!本当この人歌よし演技よしなのでステージに出てくるだけで安心感がすごいです。とにかくソツがなさすぎる。マリナはこういうとき主役をやるタイプだと思ってなかったのですが、可憐な歌声と丁寧な演技で本当に良かった!あとトップは逃しましたが(途中リップシンクがずれてるかな?と思うところがあったのでそこが惜しかったかしら?)ディアマンテもバッドガール役を良くやっていたと思います。マリナとのデュエットで低音パートを担当してて、ハーモニーが本当に素敵だった!


あの歌姫ジュリジがボトムになるくらいだし、ボトムの方は選ぶの大変だっただろうな、と思います。ランウェイ加点やら減点やらがあった上でのファイナルリザルトだと思いますし、納得いかない!というほどではないのですが、いやでも接戦でしたよねきっと。ヴェネディータさんとか結構ハラハラして見てたんですが(本人もリップシンク覚悟して乳首隠しのペイスティ貼ってるのuntuckedで見せてくれて笑った)吐息の面白セクシー加点で抜けたのかしら。でも味のある歌声好きよ、歌い出し立派だったわ…とにかくメインキャラクター4人以外のアンサンブルゴッデスと絵画は役柄的に評価されるの難しいよなぁ〜と思いました。オニキスの絵画は絵面的に出オチ感あったけどちゃんとパフォーマンスもやりきってて良かったよなぁ。卵がワンルックとしてカウントできるかどうかというのは判断の分かれるところですが(あれがアウトならシャローンさんのマントも微妙なラインでは?)やっぱりコズミックエイリアンは卵生なのか!?卵っていうか繭!?とまた生態の謎が深まるばかりです。


リップシンク、毎度毎度ウィッグ外さんでもええんやで!って思いつつ、ホタは前回みたいに薔薇の花びらをウィッグの中に仕込んでたみたいなのでそれを出す瞬間はクローズアップして欲しかったなカメラさん…という気持ちです。ジュリジは最後の最後にウィッグが落ちちゃった感じだからまあ仕方ないのかもしれないけど、それまでのお人形さんが踊っているような世界観が好きだったので、最後まで貫き通せてたら私はもっと惹かれてたなぁ。ポーズをとるたびに一番綺麗な角度を見せるぞ!という丁寧さが感じられてジュリジワールドだなーと思いました。

ホタの18歳とは思えない自信に溢れる感じ、ちょっと荒いけれど情熱で突き進むスタイルが伝わってきて好きでした。最初の回にも書いたけど私はホタのアイメイク、特に下瞼のメイクが大好きで!今s14のほうで手がいっぱいなのですが時間が出来たら絶対描くぞリストに入れています。ちゃんと虎ちゃん連れて帰ってくれてよかった、本当虎のような、見た目は愛らしくも見えるけど獰猛な、素敵なクイーンでした。


今回のエピソードの個人的ハイライトは、ルージカルの終盤にロスハビスが感極まってキスしていたところだなぁと思います。自分が愛情込めて作った作品をこの番組でさらにリメイクして発表して、クイーンたちがよいパフォーマンスで応えてくれて…っていうの、本当に幸せなことだろうなぁ。昨シーズン、フィナーレで優勝者が決まってめでたしめでたし!ってなるところでも高まってキスをしていたのもグッときたのですが、それと同じくらいの感動があったのだろうなと思います。コンテスタントたちだけでなくてジャッジもこの番組を通して色々受け取ってるんだろうな…アナロッキンがファッション無双する回も欲しいな…


次回スナッチゲーム!スペインのセレブわからない!でもまぁ魔物が住むやつなのでヒヤヒヤしながら見ます!コメディクイーンだからいけるやろ、って思ってたら外したり、ファッションクイーンやろって思ってる人が大勝ちするような、何が起きるか分からないやつだもんね…。

ただ一つだけ私賭けておきます。シャローンさんはきっとソツなくやってくれる。シャローンさんへの信頼感がすごい今日この頃です。